TAKUMAROさんの映画レビュー・感想・評価

TAKUMARO

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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

4.1

新たなる愛は構築出来るのか-

結婚して10年、SF作家として成功するラファエルとピアニストを夢みていたオリヴィア。
冷めてしまった夫婦関係-
朝、目覚めたラファエルは立場が逆転する世界に迷い込むがオ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.1

本物の王にならねば-

圧倒的な会話劇、時間軸さえ見失いそうな構成に仕事明けの脳にはハードパンチを繰り出される。

ロンドンのマリファナ王、ミッキーがビジネスを売却して引退する事で群がる一筋縄ではいか
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.4

人誅-

目新しさというインパクトは大分薄れてしまったけれど大友監督と谷垣アクション監督による、るろ剣アクションは健在。

志々雄との一番の見せ場のピークを越えてしまってドラマ寄りな原作ラストエピソー
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

繰り返す毎日は天国か地獄か-

最近のタイムループを題材にした作品に食傷気味ながらドタバタなラブコメ感とテンポ良い展開が好感。

愛する人と同じ時間を共有出来れば、無限ループな’’今日’’から抜けられ
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ブックセラーズ(2019年製作の映画)

3.7

人の最も近くにいる友が本-

コレクター気質ではないが、好きな物に囲まれる生活は心踊る。
本作は本を愛し生業にしているブックセラーの人々に迫ったドキュメンタリーであるが、本好きはもとより希少本等に興味
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.7

殺人鬼ブッチャー ⇔ 女子高生ミリー

ホラーの韻を踏む様な出だしのスラッシャー映画感にワクワクするも、マンガ的なルールを作ってしまったがためにゴールまで丸見えなレールが敷かれてしまってオチまで寄り道
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マ・レイニーのブラックボトムが映画になるまで(2020年製作の映画)

-

-才能を利用して敬意を払わせる-

マ・レイニーに迫る「マ・レイニーのブラックボトム」メイキング
本編では多くを語られないマ・レイニーについて関係者が語る構成で知識の補足に最適。
デンゼル・ワシントン
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.7

1927年シカゴ-
ブルース界の大御所、マ・レイニーのレコーディング。
マ・レイニーとプロデューサーの対立、バックバンドのトランペッター、レヴィーとの揉め事。
やがて感情の矛先が思わぬ事態を引き起こす
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

4.0

「君は得たはずだ。13年での父の教えは他者が得る一生分より濃い」

’’デカ過ぎたヤマ’’を踏んだ退役軍人のマイケルとレイ。
銃撃戦の末に警官を殺した二人は、警官殺しの大義名分の下、ニューヨークの警官
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.0

幸せの価値観と境界線-

1800年代、化石発掘としては名の通ったメアリーは、男性優位な社会の壁で母親と二人で化石を発掘して売る商売で生計を立てていた。
やがて化石収集家の妻シャーロットと出会い、色を
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.1

夢を諦めるな-

落馬事故からの復帰を目指すカウボーイ。
ロデオライダーが全てであった人間が皮肉にもそれが原因で生きる意味を見出だそうとする。

本人達のストーリーを本人達が演じる。
とても演技未経験
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KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(2016年製作の映画)

4.0

-全ては未来の王のために-

【4Kで巡る王都インソムニア】
王都陥落の混乱の中、レギス国王から
指輪を主のもとに届ける事を託されたテネブラエの王女、ルナフレーナ・ノックス・フルーレ。
主=ノクティス
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

「ノマド」=放浪者など、定住する場所を持たない人々を指す言葉。

帰る’’家’’の定義は人其々-
車上生活に自由があるのか-
身軽になれば自分の居所は見つかるのか-

フランシス・マクドーマンドとデヴ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.3

愛すべき作品の爆誕。
リモコンのスロー再生をしたくなる映像郡。
キャラ造形・セット・カメラアングル、全編に魅力が尽きない。
7年の製作期間の労力を100分観ているだけでは申し訳ないが膨大な熱量に浪漫と
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.3

あるはずのない貴族階級。
’’貴族’’という籠の中でしか生きられない華⼦。
田舎から東京の名門大学に進みながら家庭の事情で中退をする美紀。
都会の現実の中であるはずのない階級という境界線を隔てて違う階
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.7

’’ミナリ’’
韓国語で香味野菜のセリを意味する。
たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいと言われていることから子ども世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている。(
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アウトポスト(2020年製作の映画)

4.0

舞台となるアフガニスタン、キーティング前哨基地。
四方を山に囲まれた谷底に位置する米軍の補給路の重要拠点。
軍の利権絡みの事情であるのか戦争の狂気染みた判断を具現化した様な素人目にも明らかな重大欠点の
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

ありがとう、全てのエヴァンゲリオン。

長い長い旅路の終着点。
その光景は神々しささえあった。

ネタバレ厳禁ながらラストカットまでエヴァらしさ炸裂。
大団円に相応しい最終章ながら咀嚼にはまだ時間がか
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.0

信じる心。

王道な主題にゲーム的なギミックの冒険活劇感。
キャラクターもビジュアルから弱さを感じていたけれどスクリーンで動く姿は想像以上に魅力的。
ミュージカル演出も無いのでストレートさが目立つけれ
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あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

4.0

ラーヤと龍の王国と同時上映の短編。

活力を無くしソファから動かない老人と出掛ける事を促す妻。

老いと若き日とのギャップ。
不思議な雨とダンスと音楽。

老夫婦に感情移入する側に近付いている事に愕然
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

4.1

ウィリアム・H・ピッツェンバーガー。
空軍のパラレスキューに所属し、ベトナム戦争の戦火の中、負傷兵を守るために命を落とした実在の人物。

戦後30年以上も名誉勲章を請願されながら授与出来ない事を訴える
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

刑務所から出所した三上は過去に身をおいた反社のレッテルを拭いきれず生きていく事にもがく。

前半はバックボーンや我を通し、プライドに邪魔をされ、素をさらす人物像に感情移入し辛いが、人間臭く、人助けも暴
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.9

殺し合いゲームを生配信する「スキズム」
ネットに挑発的な書き込みをしたマイルズは配信を運営する闇組織に襲撃を受け、両手に拳銃をボルトで固定されてしまい「スキズム」の最強の殺し屋ニックスとの殺し合いゲー
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.8

-君に出会って、色のなかった私の世界がヴィヴィッドに色づきだす-

もっと悲劇的な側面であったり、彼氏のヤバさにフォーカスさせて感情を揺さぶってくるところを敢えてスルーしている潔さ。
それ故に退屈にさ
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.8

AMAZON ORIGINAL

-奇跡が積み重なって人生になるの-

冒頭、予知をしている様な言動をするマーク。
しかし彼はすでに毎日を繰り返していたが同じく毎日を繰り返すマーガレットと出逢う。
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この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

3.8

-君も私も心の闇と対峙する旅になるな-

1870年、テキサス州。
南北戦争後の不穏な時代
退役軍人のジェファーソン・カイル・キッドは新聞を読み聞かせる事を生業としていた。
少女’’ジョハンナ’’と出
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.9

刑務所を出所したビリーは両親につまらない嘘をついた事で行き掛かり上、その場にいたレイラを拉致する。
不均衡な二人の立場がやがて奇妙な関係に変わっていく、、、

初めて劇場で鑑賞した際にはヴィンセント・
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.8

デンマークの農村でクリスと叔父さんは酪農を営んでいる。
体が不自由な叔父さんを世話しながら毎日の変わらないルーティンが映し出されていく。
次第にクリスの抱いている夢や恋など手を伸ばせば実現出来る環境が
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パーマー(2021年製作の映画)

4.1

Apple Original Films

刑期を終え出所したエディーは祖母の家に身を寄せる。
隣のトレーラーに住むサムはお人形やお洒落が大好きな男の子。
サムの母親が問題を抱え姿を消し、祖母が世話を
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.9

不器用な生き方しか出来ない男が任侠に生き、生き抜こうとするが時代がそれを許さなかった。
’’家族’’を失い’’家族’’を得た男が’’本当の家族’’を得る事は出来るのか。

一人の男の成り上がりを3つの
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ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

3.7

居住区が壊滅する被害を一人生き残ったダニエル。
’’学園’’ではないある施設で他の四人の若者と隔離される。
怪現象や仲間との対立、やがて施設はエセックス・コーポレーションと関わりがある事がわかり若者達
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

花束みたいな恋をした、かった、、、

家で鑑賞していたら床を転げ回って悶絶必至。

冒頭のきっかけの神といい、序盤の二人の会話の内容といい、突いてくるコアな共感領域が納得し過ぎてシンクロ。
そのお陰で
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エマの秘密に恋したら(2019年製作の映画)

3.2

ド直球なロマンティック・コメディ。
変化球が無い潔さは、ささくれだった昨今に鑑賞するには一種のオアシス。
御都合主義的な内容ながらアレクサンドラ・ダダリオを観るという不純な目的だった自分は満足。

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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.8

エリア・スレイマン監督自身が演じる’’映画監督’’が新作の売り込みのため、故郷ナザレ~パリ~ニューヨークを行脚しながら映る光景を古き良き喜劇映画のワンシーンを切り取っているかの様な描写で綴る。

パリ
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ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

4.2

嵐の中、謎のヒッチハイカーを乗せてしまったジム・ハルジー。
ヒッチハイカー=ジョン・ライダーから’’呪縛から解放せし者’’としてロックオンされ執拗に付きまとわれる恐怖。
その理由が明かされないだけに妄
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私というパズル(2020年製作の映画)

3.6

【静かにおうち映画】
冒頭、長尺の出産シーン。
その出来事を境に世界の色が失われ、立ち止まるマーサ。前へ進もうとする周囲の人間と亀裂が生じ孤立していく。

やがてマーサが我が子の記憶がおぼろ気な事に気
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