近藤真弥さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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アビス(1989年製作の映画)

2.3

オープニングのブルーだけが大好きで再観しちゃう映画。

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

1.2

こちらの映画評をブログにアップしました。批判的感想が多いけど話題作です。役者の素晴らしい演技は作品の質を保証しないとあらためて実感。https://note.com/masayakondo/n/n8a>>続きを読む

エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

3.7

こちらの作品評をブログにアップしました。『ジャッキー』も良かったパブロ・ララインはおもしろい映画監督だと思います。ぜひとも。https://note.com/masayakondo/n/n57b3d3>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.2

ブログに映画『82年生まれ、キム・ジヨン』評をアップしました。“美しい風景に生きる抑圧された女性”という見せ方は意図的では?と感じました。この見せ方は現在を見事に表象している。ぜひとも。https:/>>続きを読む

スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.0

テンポの悪い編集など引っかかるところは多いけど、役者陣の演技やTWICEで踊るマ・ドンソクなど魅力もある作品。日本ではコメディー色強めな宣伝ですが、韓国の世情が滲むシリアスなところもあったりと、笑わせ>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

3.9

ブログに映画『#生きている』評をアップしました。今年6月に韓国で公開されヒットしたゾンビもの。『127時間』など様々なワンシチュエーション映画を想起させる作品で、とても良く出来ていると思います。ロマン>>続きを読む

ブルー・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

wezzyに『ブルー・ストーリー』評を寄稿しました。ナイフ犯罪、ギャング、貧困などイギリスの社会問題を反映した映画で、社会構造への批判的眼差しが光ります。監督は『預言者』のリメイクを手がけることが決ま>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

『キネマ旬報』2020年8月上旬号に映画『mid90s ミッドナインティーズ』評を寄稿しました。ジョナ・ヒルの初監督作品です。“有害な男らしさ”のグロテスクさとそれに絡めとられてしまう様を描く誠実さが>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.7

wezzyに映画『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』評を寄稿しました。人は変われると示すアリス・ウー監督の凛々しさが光る作品です。ぜひとも。https://wezz-y.com/archiv>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

1.0

これまでのドラン作品が好きだった人こそ本作を批判すべき。

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.0

ブログで作品評を書きました。蹂躙的な暴力がもたらす悲哀とやりきれなさを描いた作品だと思います。おもしろい映画というより、観るべき映画。ぜひとも。https://note.com/masayakondo>>続きを読む

ロストガールズ(2020年製作の映画)

3.3

未解決のロングアイランド連続殺人事件がモチーフなので、すっきりとしたエンディングではない。とはいえ、被害者であるセックスワークの女性に差別的な警察やメディアなど、社会問題と共振する側面を持つ物語は必見>>続きを読む

ハリエット(2019年製作の映画)

3.1

奴隷解放運動家や女性解放運動家として知られるハリエット・タブマンが題材の映画。アメリカの歴史を変えた女性に対する敬意で溢れる内容からは、制作陣の誠実な姿勢がうかがえる。良くも悪くもタブマンの半生を見せ>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

2.5

可もなく不可もなくな映画です。大人も子供も観れる作品ではなく、けっこうがっつり子供向けに作っている。人目を避けてきたドリトルの背景が物語に溶け込んでなかったりと、精巧な映画を観たい人は微妙に感じるかも>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.8

おもしろいですよ。リズミカルな体技が物語のグルーヴを加速させる快作。ローラーブレードのシーンもグッときた。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.2

こちらの映画評をブログで書きました。コンスタンス・ウーとジェニフアー・ロペスがダブル主演を務めた作品。人間ドラマと社会構造を上手く描いています。“やりがい”や“誇り”といった甘言ではなく、お金が必要な>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

こちらの映画評をブログで書きました。明確な政治的主張やメッセージがあるわけじゃないので、社会派的側面を期待してる人は生ぬるいと感じるかも。でも僕は好きです。貧困層の描き方にはパーソナルな想いが滲んでる>>続きを読む

ティーンスピリット(2018年製作の映画)

1.2

こちらの映画評をブログで書きました。エル・ファニングを見たい人はいいんじゃないでしょうか。でも、映画を観たい人にとっては...。 https://note.com/masayakondo/n/nd24>>続きを読む

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.4

こちらの映画評をブログで書きました。男性優位な性役割にとらわれないロマコメとしては及第点です。ぜひとも。https://note.com/masayakondo/n/n88d70deb2a37

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.3

すでに言及している人もいるけど、男から男へ権力を移譲する意味では家父長制的な“父殺し”の幻想に挑む物語ですね。だからこそ、ルークはあと一歩のところで行き詰まったし、その想いを受け継いだレイが女性なのは>>続きを読む

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

1.5

いろんな意味で原液のマイケル・ベイです。ステレオタイプ、安っぽい愛国心、パターナリズムなどなど。大仰な映像だけが必要であとはどうでもいいと心の底から思える人におすすめ。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.5

オープニングからカーチェイスまで、『ターミネーター』『ターミネーター2』へのオマージュがたくさん。ジョン・コナーをああいう風に扱うことで、ダニエラという現代的な女性を核に据えたのは大英断。そのせいで往>>続きを読む

ザ・レセプショニスト(2017年製作の映画)

3.9

ブログで作品評を書きました。ぜひとも。 https://note.mu/masayakondo/n/nc22f84551e63

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

1.0

本作の村田に『冷たい熱帯魚』の村田が...という展開からもわかるように、監督の過去作を知っていれば楽しめるであろう小ネタがいっぱい。役者陣の演技に見どころはあるけれど、映画としてはびっくりすらできない>>続きを読む

Make Us Dream(2018年製作の映画)

4.1

ドキュメンタリーとして良く出来ている。サポーターの熱狂とジェラードの重圧を対比させるような作り。冒頭でリヴァプールの街についても語られるけど、やはりイギリスにとってフットボールはスポーツに留まらないも>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

タクシー・ドライバーの引用に思わず微笑。社会の闇が産んだ存在としてジョーカーを描いた狂作。

追記 : ブログで『ジョーカー』評を書きました。評価できる点もあるけど、アーサーと似た境遇を経験しているか
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アス(2019年製作の映画)

4.9

『ゲット・アウト』における人種問題にくわえ、アンダークラスといった階級の問題を盛りこんだ傑作。試写でも多くの人が「うわあー」と言っていたけど、劇場で観たときも少なくない観客が「うわあー」と言ってました>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

2.0

タランティーノは数多くの映画を観てきて、それらに対する愛情もあるんだなとわかる。でも、随所でうかがえる旧態依然とした姿勢がどうしても気になる。特に引っかかったのは、ブラッド・ピットが大立ち回りを演じる>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

3.4

深田さんの作品だから技術的な面で優れているのは言うまでもない。登場人物のみならず、それを取り巻く世界も丁寧に描かれている。複雑なことをそのまま見せる姿勢も誠実。でもそうした姿勢は、自由や平等といった価>>続きを読む

紅海リゾート -奇跡の救出計画-(2019年製作の映画)

1.8

多くの登場人物がいるにもかかわらず、キャラクターの平坦化が目立つ作りはどうなのか。その平坦化ゆえに、“白人の救世主”的な側面が浮き彫りになっているのも気になる。クリス・エヴァンスの多面的な演技は良いけ>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

ゼインが抱える怒りや哀しみの矛先は、私たちである。

追記 : ブログで『存在のない子供たち』評を書きました。ぜひとも。https://note.mu/masayakondo/n/nb257ee140
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スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

4.2

再見。こういうクセのある映像は大好物。男性的とされる振る舞いに弱々しさや哀愁を込められるキアヌさんの演技も◎。

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

2.2

邦題はかなりレッドフォードのイメージに寄せている。テンポの悪い会話シーンなど、随所で演出の軽さやカット割りの拙さが目立つ。これがレッドフォードにとって俳優生活最後の作品となってしまうのは、ちょっと残念>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

シリーズ最高傑作。殺り方で笑わせるアクション映画という孤高の地位を見事に確立している。大人が想像するだけで済ませそうな殺り方を真剣にやるからすごいんでしょうね。馬の蹴り、執拗なナイフ投げ、誰得の本推し>>続きを読む

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.9

飛び抜けたところはないけれど、登場人物の立ち位置を表すカメラワークや構図は秀逸。ラストの家族写真で真ん中に息子を置く意味がわかったときは、思わずホロリ。何気に家族の在り方を挑戦的に問いかけてるのも見逃>>続きを読む