天涯孤独の身になり生まれ育った山から降りたおりんは13歳。今なら中学生。子どもにも女にも属さず、ただひとつの個として生き、そして死ねると信じて疑わなかった全能感と孤独と怒りを思い出す。
母を惨殺した敵への復讐に燃える息子。
目には目をどころはない、倍返し倍々返しの暴力連鎖。心底インド人とは喧嘩したくない。脚本がかなり都合の良い一本調子で、悪役の警察やフィクサーの描写に既視感。虐げられ>>続きを読む
面白い脚本、上手い役者×東映京都撮影所による時代劇の様式美×少人数体制の自主制作
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先の見えない令和の日本映画にあって稀少種
ロンドンのムスリム家庭でスタントウーマンに憧れる高校生リアが、画の才能に自身を持てずに結婚を選択した姉に対し、己れの才能で身を立てるよう迫るお話し。
リアは自他境界が形成されておらず、自身の正義と妄想>>続きを読む
240分の9割9分までテンポよく飽きずにラストまで辿り着いたら、ミシェルの自分語りでプツッと終わる編集にワイ爺のお茶目な意地悪さを感じて笑った。