タナボタさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

タナボタ

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花とアリス(2004年製作の映画)

3.8

なんというか現実を忘れさせてくれる、これは現実世界じゃなく映画なんだからファンタジックでノスタルジックでいいよねって思わせられるシーンのある映画でした
あと小ネタ的なシーンも入れつつみたいな

THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ(2017年製作の映画)

3.3

時は流れていくのではなく過去も現在も未来もすべて今ここにあるみたいな台詞を序盤にイマジナリーピエロが言ってたけどまるでそれを映像で表現したみたいな作品だった、確かな事・曖昧で不確かな事がごちゃまぜにな>>続きを読む

太陽(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ノクス側の食物生産(第一次産業)キュリオ側の電力供給(第二次産業)どうなってんのとかボロ車のガソリンどうすんのとか、気にすべき事ではないのかもしれないけど細部の設定が粗いというか描かれていないが、わり>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.0

どこかシュールでなにか不穏な喜劇
演出とかアングルとか松田優作とか普通を踏まえたうえでの逸脱し過ぎない風変わりさが面白くて観てて飽きないし、そこに意図があるなしに関わらず無意識に意識してしまっているフ
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PicNic(1996年製作の映画)

3.0

小一時間ほどと短く狭い世界の中で、総合的に単調に感じ、意外性も特に無く、且つその撮られた映像美や世界観にそこまでハマらず眠たくなった
至った結末はそれまでを皮肉った隠喩なのか

悪人(2010年製作の映画)

4.1

祐一が光代という存在を得たことによって罪悪感に苛まれるというのがよかった
2回目の鑑賞だからか、はたしていったい誰が本当の悪人なんでしょうか?という脚本のもって行き方や各々キャラクターの描き方やお婆ち
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の・ようなもの のようなもの(2015年製作の映画)

3.3

全体を通して下町感とか昭和感とか往年の邦画に対する誠実さがあり、ほのぼのしててほっこりする、そこが良い作品
天ぷら蕎麦が食べたくなった
これと対比すると『の・ようなもの』にはなにかエキセントリックさが
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自殺サークル(2002年製作の映画)

3.4

一番撮りたかったのは自殺サークルのタイトルが出るまでのプラットホームでのシークエンスなんだろうなと
良いシークエンスでした
全体的には商業映画に園子温的インディーズ感を混ぜ込んだみたいな感じ
ほったら
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.7

おもしろかった
とりあえず自転車はこの先いくら文明が発展しても無くならないであって欲しい

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.3

2021年現在の規制のきつい世の中ではなかなか再現できないような世界観
監督の頭の中にあるであろう構想の組み立てとその実現度とエンタメ性の精巧さ
意外と出てくるグロ描写もよかった

90年代半ば監督が
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.5

映画としての表現が感覚的に好き
あるかないかわからないけど何処かでありそうなバブル前80年代の空気感の日常の延長線上のような物語
深夜から明け方にかけて街中を歩いてみたくなった

LOFT ロフト(2005年製作の映画)

3.0

ロケーションとか撮影とか演出で雰囲気はホラーでありサスペンスですけど、脚本やストーリー展開がなんか全体的に○○と思いきや××みたいなそんなんなの連続で、奇妙・不可思議通り越してもはや笑えてくる
オチも
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無限ファンデーション(2018年製作の映画)

3.5

西山小雨さん、演技も歌も良かった
即興劇であり別に彼女がいなくても成立はする筋書きだと思うけど、この筋書きにプラス彼女の役どころと存在を加えたことによって、深みというかなんというかわからないが、いわゆ
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やるせない
フィクションと分かっていてもやるせない、それだけよく出来た作品だと思う
現代社会において子を育てるにあたって、お金も大事だけどそれ以上に最も必要なのは親の真の愛情そして教育(物事や社会の道
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よこがお(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

筒井真理子という女優を堪能するために撮った作品みたいな感じでした
市子に対してどこまでも救いの手が無いのとかマスコミ報道陣の人数が多すぎるのに悪意を感じた
ラストのアクセルを踏み込まない、からのロング
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.0

志乃ちゃんの夢は普通の高校生活をおくりたい
加代ちゃんの夢は音楽で生きていきたい
みたいな感じだったと思う
二人の思いの違い、目指すところに徐々にギャップが生まれてきたんだと思う
加代ちゃんは学祭で音
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.8

「振らなきゃ何もはじまらない」
むかし監督が振り子は振り幅が大きい程、人はそれに目がいく、だから映画造りも振り幅を広げないといけないみたいな比喩的な話をしていてなるほどなと思ったことがあったけど正にそ
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サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS(2000年製作の映画)

3.2

八千草薫はこの手のおばあちゃん役されると右に出る者はいないと思う
内容はベタだがもらい泣きしてしまった

(ハル)(1996年製作の映画)

4.5

パッケージの深津絵里に惹かれて観たが映画としてめっちゃよかった観てよかった
時代的に古臭さは感じるけど作品全体の静けさやその中で鳴る音・抑えられたセリフ、メール文やネオンの天気予報、随所に差し込まれる
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.7

おもしろかった
木梨憲武よかった
塩分が弱点って設定原作にあったっけ?ってくらいうる覚えの原作漫画既読の身からすると原作の再現性は高かったと思う

地獄少女(2019年製作の映画)

2.9

森七菜のゲロシーンをしっかりと撮るところに監督の意気込みを感じた

教祖誕生(1993年製作の映画)

3.4

原作がビートたけしの小説だけあってすごくたけし節が効いていた、ラストのオチなんてまさにビートたけしって感じ
新興宗教団体の内部を客観的にブラックユーモアを交えて描いていて、もしもビートたけしが新興宗教
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楽園(2019年製作の映画)

3.5

楽園なんてものは皮肉であり妄想でしかないって思ったり、自分の人生の時間を他者に干渉されたり忖度したりすることなく自分の意思で自分の力で自分の思う通りに生きることこそ楽園への近道なのかもしれないと思った>>続きを読む

ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

3.4

ゆる~くてくだらなくて中身のない会話ややりとりの応酬
こんな感じは好きだけどそのセンスが微妙に自分にはあわなかった
井浦新演じる洞口と窪塚洋介演じる大川、この二人と市川実日子演じる大学時代の旧友京子と
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少女(2016年製作の映画)

3.3

テーマとか世界観が陰と陽で言うと陰に当てるスポットの割合が多くて重たい
伏線回収してるけどフタを開けると狭い世界の割に回りくどく創作感が否めずミステリーとして捉えると良いけど、そっちに重きを置いたから
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.5

ベースには主演の藤谷文子さんの自伝的短編小説があるらしいけど、それと庵野秀明監督の自分語りというか自己投影の融合的な作品
監督の色がアングルとか撮影場所とか舞台セットとか間とかセリフに随所に色濃く出て
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.4

最初の方はやっちまったな〜とか思ってたけど最終的にめっちゃおもしろかった!
演出やキャラクターやセリフや展開がいろいろとぶっ飛び突き抜けててどんどんハマっていったし7人の女学生のやりとりも楽しかった
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全員死刑(2017年製作の映画)

3.2

実話を元にしたフィクションだそうで妙なリアルさがあったと思う
ほんとに感想としてはバカじゃないって感じ
加害者側のヤクザ一家の次男が主役で間宮祥太朗が演じているとあってやっぱり華があるし家族想いなその
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スイートプールサイド(2014年製作の映画)

4.1

ひと夏の青春思春期映画
この原作は読んでないけど主演の二人含め雰囲気とか間とか押見修造先生の世界観の再現性が素晴らしかった

魁!!男塾(2007年製作の映画)

2.5

冒頭の山中で事故るのと女子高生とのエピソードはなくてもよかった、他に入れるべきエピソードがあったと思う
なぜにつじあやの?男塾と対極すぎて笑った
キャスティングが意外とよかったし皆さん熱演でした

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

東京に住む他人の人生の一部分の恋愛をのぞき見してるみたいで実際にこんなカップルいそうなリアリティがあった

地方出身の麦は、親から仕送りもらって所謂サブカルな世界に浸っていた訳で、仕送りを止められお金
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ココディ・ココダ(2019年製作の映画)

2.5

間が悪い眠くなる
あの曲は耳に残る
ファンタジーやメタファーとはいえ腑に落ちない事柄が多かった

星の子(2020年製作の映画)

3.8

宗教が悪いんじゃない、宗教を悪用する奴が悪い

両親、姉、憧れの数学教師、保健の先生、幼なじみの友だち、その彼氏、宗教繋がりの友だち、親戚、無宗教の赤の他人などいろんな関係性の人物からの宗教に対する目
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

当時の実際のアメリカは知らないがこんな感じだったんだろうなと思わせるリアリティーが感じられた
退廃的でノーフューチャーで不良だけど若い頃ってそういうのがカッコよくて刺激的で憧れるってのはある
その中で
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ゾンビ津波(2019年製作の映画)

3.4

タイトル一発勝負かと思ったが思ってたよりも全然まともでちゃんとしてるB級ゾンビ映画でした
それなりにおもしろかったしそれなりにたのしい作品でした

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

4.4

自分の想像より十二分におもしろかった
原作は知らないけど脚本・構成・展開が秀逸でオチも良かった
韓国の役者さんについて詳しくないが皆さん上手くてキャラクターも立ちハマってたと思う