物事は片方が忘れて終わるのではなく、両方が忘れて終わる。
ミニマルでスキに囲まれた暮らしも良い。しゃれてなくてもごたごたしていても、快適な空間は生まれる。吉本由美さんの言葉を思い出す。
メンヘラはいつの時代も怖い。しかし、壊れそうで儚い美しも合わせ持つ‥。
狂気と不気味さと妖艶さと可愛さ。全てが表現されている。
あとミア・ゴスかわいい。だけど、エンドロールのビッグスマイル、数分に渡り>>続きを読む
思いがけず、良かった。タモさん唯一の主演映画。
役名が森田となっており、演じているというか、もう本人そのまま。「子供好きなんだろうなー、いいひとなんだろうなー」と同時に、妙な気味悪さと人懐っこさが同居>>続きを読む
落語を見たことなかったので、入りとして良かった。芝浜、とても感動しました。初めての芝浜が、これで良かったかも知れない。知らない状態で観れるのは、一回だけだからね。
かなり好きな部類の映画。基本は会話劇で、自身の経験ならではの演出や構成も厭らしくなくストーリーを飽きさせないし、
ウィットかつ捻くれた言葉遊びは、無駄な知性を感じさせ、なんか洒落てる笑。
ダイアンキー>>続きを読む
くるりがくるりになるための曲を作る過程が、何の演出もなく淡々と描かれていた。まさにくるりのえいが。これ以外のタイトルはないと思う。
くるりは、熱心にフォローしたり、数年聴かなかったりを繰り返して、結果>>続きを読む
スマホ、SNS、人狼、薬、承認欲求、殺人！命よりもSNSやメールやチャットのテキスト、ポッドキャストの方が優先度高そうなのがウケる。最後のオチも良かった。
登場人物多過ぎて、キャラ説明の挿話が多い。キャラごとの通り名が出る演出も相まって、ずっとゲームのオープニングのキャラエピソードを見てるみたい。
ブレードランナーっぽい世界観も少し安っぽいような気がする>>続きを読む
2022年12月29日、ヴィヴィアンが亡くなった。その1週間後くらいに、街で「I'm not chic」と書かれたトートバッグを見かけた。
シドとナンシーの概要は知っていたから、何となくストーリーは分>>続きを読む
光の差し込む映像がとても美しい映画だった。音のない世界で生活し、戦うことの意味って何だったんだろう。なんだかとても心が苦しかったけど、素朴な言葉で日常を語り、自分に腹を立てる様子を見て、複雑な感情が揺>>続きを読む
地雷を踏んでしまい、仲間からの助けを待つ間までのアレコレを描いた作品だと思っていたけれど、物理的に獣や毒虫、自然の過酷さとの戦いではなく、心理描写が多め。
主人公の子供時代のトラウマから、戦場に赴くま>>続きを読む
とても綺麗な映像の中に、とても愛くるしいアダちゃんが登場する違和感。かなりダークなファンタジーだと思う。ホラーなのかな？
夫婦の関係や弟との間で起こったことなど、限りなく最低限の情報しか提示されていな>>続きを読む
キャスト全員がアドリブだと知って驚いた。だからこそ、日常に突然現れた異物を認識するまで、リアルだとこんな感じなのかなーと思った。
同じ高校に通う学生たちの視点を切り替えながら、徐々に物語が進行していく>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ホラーではないと思う。怪物は出てくるけど、そこまでグロい描写もないし、どちらかと言うと虐待&虐めの胸糞要素の方が強い。全員死ねば良いのになーと思ってたら、本当にその通りになって良かった。
結局、同調圧>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
保険金詐欺と、それに対応する保険会社社員たちと言う、パッと聞いた感じコメディ？と思えるような設定から、常軌を逸したサイコな人間が自己の利益のために子供殺すわ旦那の腕落とすわ、段々と狂気じみてくる展開が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
独特な質感の和製ホラーだった。ホラーって言うか、サイコな感じ。
再婚相手をオーディションで探しちゃおうって言う発想もヤバいけど、そこで出会う女性にのめり込んでいくオジサンもやばいなーと思いきや、一番ヤ>>続きを読む
SAWっぽい何かではあるんだけど、全然べつもの。少なくとも、ジグソウの名前は使うべきではなかった気がする。
主張強めかつ嫌なヤツばかりの登場人物、警官同士のイザコザ、一番まともなのは犯人じゃね？とも思>>続きを読む
“テクノ”と呼ばれるAIロボの故障をきっかけに、AIが留めておきたいと考えたメモリ≒記憶を探し、家族の風景や幸せについてを最高させるような映画だった。
純粋に良い物語なんだけど、随所に考察できるような>>続きを読む
とても美しい。映画と言うより、作品と言った方が相応しいかも。
映像もきれいだけど音響がとても良く、動物たちの目線と言うか、暮らしへの没入感がすごい。最初はうるさかった豚の鳴き声や虫の音もだんだんと慣れ>>続きを読む
