坂月有子さんの映画レビュー・感想・評価

坂月有子

坂月有子

いとこ同志(1959年製作の映画)

3.8

<概説>

司法試験を目前にしたいとこ同士のシャルルとポール。彼等は特段仲が悪いわけでもなかったのだけれど、一人の女友達との恋愛をめぐって次第に仲違いをするようになりーー物語はあまりに唐突で悲惨な結末
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影武者(1980年製作の映画)

3.5

<概説>

戦国乱世の名将武田信玄の突然の死。その事実を死後三年は秘匿するよう、信玄自身は厳に言い遺していた。かつて彼に命を救われた影武者は、武田家存亡に関わる遺言を見事果たすことができるのか。あのジ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.8

<概説>

リュミエール兄弟の『工場の出口』から一世紀。
驚異的な映像技術の発展の裏側で、映画文化を支えてきた音響技術。普段スポットライトの当てられないその裏側を、一流映画作家達が愛情込めて開陳してい
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.5

<概説>

歌唱者と音楽教室。同名のふたりのベロニカ。
彼女達の物語は大きく絡み合うことはないのだけれど、二人の運命的存在はそれぞれの生活にゆるやかな影響を与えていく。この数奇な女性達の物語の着地点は
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.6

<概説>

夢現の区別がつかなくなった老爺ドン・キホーテ。
その物語を映画化するにおいてドン・キホーテをかつて演じた老人は、いつしか本当に夢現の区別のつかぬ狂人となっていた。若き映画監督は彼に従者とし
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名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)(2009年製作の映画)

3.6

<概説>

工藤新一が生きていると知られてはならないーー
その絶対の禁を、黒の組織の何者かが見破ってしまった。広域で展開される連続殺人にチラつく組織の人間の影。その人物が高校生探偵を即座に始末しようと
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名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

3.5

<概説>

世界各国の潜入捜査官のリストが黒の組織の手に落ちた。彼等によって次々と殺害されていく警察協力者。そしてその凶手はついにバーボンとキールにまで及びーー公安の狙う正体不明の女は、彼等を救う一縷
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名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.2

<概説>

突如遠山和葉の前に現れた恋敵・大岡紅葉。
彼女は西の高校生探偵服部平次のお嫁さんの座を賭けて、和葉に百人一首を挑んでくる。しかしこの二人の対決に用いられた絵札は、彼女達二人を予想もしない大
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名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)(2004年製作の映画)

3.3

<概説>

上空1万フィートで展開される壮大な密室殺人!
墜落寸前の豪華航空機内に潜む殺人鬼は誰なのか。そして同機内に潜伏する稀代の犯罪者、怪盗キッドは誰に化けているのか。二重三重に思惑巡らせる国民的
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エレファント(2003年製作の映画)

4.3

<概説>

1999年4月20日。いたって普通の朝だった。
飲酒運転で通学する親子。写真部活動に精を出す少年部員。図書館で整頓をしていた少女。かしましく談笑していた友人グループ。その多くが凶弾に斃れる
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壁あつき部屋(1956年製作の映画)

3.7

<概説>

実際の戦犯の手記を基にして小林正樹×安部公房のコンビが仕掛ける戦争映画。戦犯解放の気運が高まる時代の中で、当の戦争関係者達は様々な理由から内部衝突を繰り返していく。

<感想>

あれこれ
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アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

3.4

<概説>

愛する人妻に裏切られた男。
順風満帆の生活を送る女性モデル。
そして老いてなお現役の暗殺者。
彼等の運命はひとつの交差点で一瞬交わり、そしてそこからそれぞれの破滅に向かっていく。メキシコの
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男性・女性(1965年製作の映画)

3.4

<概説>

美しい彼女のいる青年は社会主義に傾倒中。一方彼女は社会主義にとんと興味もなく、同志である社会主義者は焼身自殺をしたりとままならない毎日。彼の視点を通じて当時のパリの青少年達を赤裸々に描いた
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キューブ■RED(2007年製作の映画)

2.9

<概説>

一箇所に集められた四人の秀才と一人の男。難問を解決しないと圧死することになるこの部屋から、彼等のうちの何人が脱出することができるのか。

<感想>

一問目「なんか聞いたことあるな…」
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

<概説>

12人の男女は訳もわからないまま人間狩りの標的となる。彼等を拉致した真犯人とは何者なのか。そして彼等を一見無作為に標的として選出した真意は。2020年ハリウッド最大の問題作と言われたアクシ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.8

<概説>

世界が荒廃したことで仮想空間の需要が高まった世界。そこで全世界シェアナンバーワンのゲーム運営権を賭けて、人々は個人・組織問わずに火花を散らし合う。天才プログラマーが仕掛けた宝探しを最後に制
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制服の処女(1931年製作の映画)

3.9

<概説>

古風な全寮制女学校の中で展開される、生徒と女教師の愛の物語。ひどく保守的な教師陣の迫害に屈することなく、彼女達は互いを尊重し続けることができるのか。

<感想>

「「「百合〜〜〜!!!」
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幻の湖(1982年製作の映画)

2.9

<概説>

お市を称する風俗嬢は愛犬の仇を討つためにひたすら走り続ける。彼女は見事男とのマラソンを征し、その身体に出刃包丁を突き立てることができるのか。日本映画史にキテレツな脚本によって名を残した、名
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シベリア超特急(1996年製作の映画)

2.0

<概説>

閉鎖空間であるはずのシベリア鉄道から次々と人間が失踪していく。第二次世界大戦の最中に起きた怪事件、その真相は如何なものか。今も一部映画ファンからカルト的人気を誇る、水野晴郎の初監督映画。
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ざくろの色(1971年製作の映画)

4.0

<概説>

アルメニアの詩人サヤト・ノヴァの詩集を基に構築された世界を、ロシアの世界的巨匠セルゲイ・パラジャーノフが圧倒的色彩で描く驚愕の73分間。

<感想>

意 味 わ か ん な い

いえい
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.7

<概説>

二大勢力が鎬を削る街に一人の流れ者がやってくる。この風来坊がもたらす波乱は、一体誰に名声を与えるのか。後のマカロニの巨匠の名声を一躍轟かせた、黒澤明『用心棒』のリメイク的作品。

<感想>
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.4

<概説>

遺伝子操作によって超巨大化した猛獣達が都市部で大暴れ!
自分よりも大きな体躯を誇る怪物相手に演ドウェイン・ジョンソンはどう立ち向かうのか。そしてそもそもこの事件に収拾はつけられるのか。勢い
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.2

<概説>

この世の者ならざる美貌を誇る青年カルリートス。彼は世俗の倫理観にとらわれることなく犯行を重ねながら、一方で友人への愛に悶え苦しむ日々を送ることに。実際に世を震撼させた犯罪者を基として描かれ
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魍魎の匣(2007年製作の映画)

2.4

<概説>

引退した大女優の娘に這いよる不審人物。巷で大流行するカルト宗教。断崖の上に佇立する奇怪な研究所。そしてーー匣に詰められた少女。
すべての物語が一本繋がった時、世にも悍ましき惨劇が開陳される
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.9

<概説>

老若男女も貧富も問わず、人々は不老不死の法を求めずにはおかれない。秘法を求めて九人の仲間と踏破した聖なる山で、男は何を得ることができるのか。

<感想>

ホドロフスキー映画で現状多分一番
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エル・トポ(1970年製作の映画)

3.5

<概説>

親であることを捨て、女との愛に生きることを決めた凄腕ガンマン。しかし彼を待っていたのはめくるめく愛欲の日々ではなく、数多の血に塗れた凄惨なる運命だった。

<感想>

初ホドロフスキーがこ
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天使のたまご(1985年製作の映画)

3.4

<概説>

人間の気配がひどく希薄になった世界で、少女と少年はあてどなく彷徨する。少女の抱えるたまごは旅路の果てに希望となるのか。それとも無為に割れ落ちるのか。あの押井守が世に放った短編カルトアニメ。
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.4

<概説>

人間離れした能力を有する税関職員はある女性と邂逅したことで、己の常人と異なる運命を知ることになる。彼女は果たしていかなる存在としての生を歩むのか。第71回カンヌ国際映画祭である視点部門賞を
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クリントン・ロード 最も呪われた場所(2019年製作の映画)

1.9

<概説>

行方不明の知人を探して森の奥地へ向かったら、なんだか不審な男と出会ってさあ大変。それとは別に怪奇現象まで発生するし、彼等の何人がこの森から生還することができるのか。

<感想>

スリラー
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少女ムシェット(1967年製作の映画)

3.7

<概説>

街中で迫害されているムシェットだが、彼女はそれで屈服するような少女ではなかった。彼女は瞳に強い憎悪を激らせて、ついには自身の人生における大きな決断をすることに。

<感想>

主演のナディ
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

3.3

<概説>

ロバのバルタザールの周囲には人間の不幸が満ちている。彼を愛してくれた少女のみならず、その家族や知人までもが絶望の果てに死んでいく,そんな彼等の悲劇を見守るバルタザールが、最後にたどり着いた
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.6

<概説>

イラク戦争の最前線で爆弾処理をする男達は、常に命の危険に晒されている。わずかな油断さえも命取りなその現場に現れた無頼漢は、果たして英雄なのか、それとも単なる蛮勇か。第82回アカデミー賞6部
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.4

<概説>

突如宇宙よりの侵略者がやってくる。圧倒的な兵力で地上を蹂躙する彼等に対して、人類の勝ちの目はあるのか。ある親子の視点から異星人を対立的に描いた、スティーブン・スピルバーグによるSFスリラー
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ビバ!マリア(1965年製作の映画)

3.5

<概説>

破壊工作員であるマリーが旅芸人の一座に加わったことで、彼等の旅路は革命の女神の誕生へと向かっていく。名監督ルイ・マルがブリジット・バルドーとジャンヌ・モローを擁して世に放った、衝撃的なロー
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白い恐怖(1945年製作の映画)

3.2

<概説>

愛した男は記憶喪失であるばかりでなく、死人なりすまし、さらには殺人を犯したという。白線に怯えるその男に秘められた事の真相とは。ヒッチコックがサルバドール・ダリとコンビを組んだ心理サスペンス
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醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

3.5

<概説>

偶然出会った女優との歓談を熱愛現場としてすっぱ抜かれた有名画家。彼はこれを名誉毀損として訴えるのだが、その矢先に原告弁護士が被告出版社に買収されてーー

<感想>

これが公開されて70年
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