Taigaさんの映画レビュー・感想・評価

Taiga

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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

3.8

モーター・タウンがモータウンなのか、なるほど。レーベル一つで世界はこんなにも良い方向に進む。
シュープリームスもマーヴィン・ゲイもスティーヴィー・ワンダーもマイケル・ジャクソンもここから巣立ったんだな
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

ペンは剣よりも強し。
ラーメンはオーロラよりも強し。
最初は一人ひとりに揃えられていた小皿とか食器が、徐々に大皿に替わっていきコップに箸を立てるぐらい大雑把になる感じのの演出が細かい。
料理が粗野にな
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

若い頃の原体験をじわりと思い出させる良作。90sの音楽が主張しすぎず、ザラついた映像も作品に溶け込んでいる。
teenagerとスケボーの組み合わせは永遠です。刺さる人にはぶっ刺さる。こういう作品の日
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オキシジェン(2021年製作の映画)

2.5

酸素が足りない
捻りが足りない
驚きが足りない

やっぱり酸素が足りない。
そんな映画

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

日本人の大好きなヤクザ任侠物。
話は大体同じような感じなので、プロットで楽しむというよりは役者の演技と過激さでどこまで真に迫っているかが見どころ。
昔のこういう作品は暗くて湿っぽいのが多く、最近のは軽
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.6

「冷戦下に存在した影のヒーロー」
ってだけ聞くとB級映画っぽいけど、実話を基にしたノンフィクション作品。
最初は成り行きで、仕方なくスパイ活動に加担していたが、中盤からは責任感を感じはじめ、やがて自ら
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.9

ザ・ハチャメチャ映画。やりたい放題やってますが、マイケル・ベイ作品なので全面的に許せます。
アクションシーンでかなり隅々の細かいところまで撮れているのは、監督の豊富な経験からきているものでしょう。カー
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野球少女(2019年製作の映画)

3.1

少女の野球を通したサクセスストーリー。実話らしいけど、そこまでノレなかった。同じ境遇の人が見たらまた違うのかな?
イ・ジュヨンは独特な顔してますね。

デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

燻り続けている黒人の怒りが見事に表現されている気がします。普遍性も感じることができ、蓄積されてきたアメリカの黒歴史の一端に触れることができる。
主題は1967年にデトロイトで発生した一つの事件。そこで
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

"スター・ウォーズ/最後のジェダイ"の件があるから期待値低めだったけど、普通に面白かった。何ならダニエル・クレイグの小銭稼ぎか〜、ぐらいに最初は思ってたけど、想像以上にヒットしたっぽいから、新たな刑事>>続きを読む

ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

4.0

水牛が引き金の群像劇。レッド・ブル飲むよりエネルギーを貰える一本!
要は人間の愚かさを描いた作品ですが、演技とは思えない迫力と熱量が感じられます。馬鹿馬鹿しさと狂気さが入り乱れカオスな空間になっていき
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.0

メラニー・ロランが監督してて、エル・ファニングが主演だから観た。引き込まれるシーンとかワクワクする展開はほとんどないです。新鮮味もゼロ。
ガルヴェストンっていう場所がテキサス州にあることが知れただけの
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.7

ゾッキというタイトルだけあって、色々な要素が織り込まれた作品になっています。4つぐらいのストーリーがパラレルに進み、それぞれが絡みそうで絶妙な距離感を保っている。各ストーリにメッセージがありそうだけど>>続きを読む

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.5

音楽、映像、ナレーションが荘厳で迫力も素晴らしいけど、映画としてはあまりにも。。。 原作は多少気になった。
ヨハン・ヨハンソンに興味がある人は一見の価値ありだが、別に面白い作品ではないです。ただ観てる
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.8

「軍団、野放し!」っていうキャッチコピー通り、たけし軍団暴走って感じ。倫理観もかなり崩壊してます。
ギャグシーンをやると結構冷めてしまうことが多い邦画作品のなかで、劇場でしっかり笑い声が聞こえるぐらい
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.1

なんかディズニーの色んな要素が混ざっていて、大味の健康食品食べてる感覚。
ソ連が敵に使われてる映画はそろそろしんどくなってきた。
プロクシマはスペイン語で“次”って意味らしいよ。以上。

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年製作の映画)

3.4

細田守によるワンピース。彼なりの世界観が感じ取れるので若干ホラーっぽいところも有り。ただ、どの層に向けた映画なのかがよく分からない。
この監督はキャラクターの驚いた表情を描くのが上手い、気がする。
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音楽(2019年製作の映画)

3.7

「衝動」をテーマにした作品。人間が初めてなにかに打ち込むときの、純粋で混じり気のない感情を音楽で最大限に表現している。
誰しもにあったであろう高校生活の淡白な感じと空虚感が良い隠し味になっています。
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

タランティーノのこの時点ので集大成であり、転換点。彼の思い描くフィクションの力で、負の歴史に対抗しようとするスタイルが確立された作品。
タランティーノ作品にしては以外と話が複雑で、歴史的背景と人物関係
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.1

不条理な現代社会に対する北野武なりの答え。
フライデー襲撃事件からも分かるように、まかり通っている社会の仕組みや目をつぶられいる不祥事に対しては、我妻のような暴力的で法律や枠を超えた行為(凶暴さ)にし
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.8

その時代における最高の映像技術を、気味悪さ気持ち悪さに全振りした作品。色々見せ過ぎ。笑 出産シーンが大分キツイので妊婦さんは控えましょう。
CGじゃないから、今見ても違和感が殆ど無いのが驚き。そりゃメ
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クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.9

クローネンバーグの問題作。常識とかモラルとかプロットみたいなものは考えるだけ無駄であり、いうならこの監督なりの破壊的なフェティシズムの映像表現です。
極端に過激なわけでもバイオレンスなわけでも無いけど
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.7

安藤サクラの変貌が最大の見どころ。日本アカデミー賞とるのも納得。ボクシングシーンにも現実味があり、小さな問題にもがくに人間の哀しさを格闘技に昇華させせている。
所々でグローブとかテーピングをぎゅっとす
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バーニー/BURN-E(2008年製作の映画)

3.9

ウォーリーの裏で行われてたスピンオフ的エピソード。こういう細部にまでこだわっているところがディズニーらしい。
サラリーマンのように懸命に働くバーニーに人間臭い哀愁が漂う。その表現方法が本当にお見事!
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アンチグラビティ(2019年製作の映画)

3.5

インセプションとマトリックスを足して2で割ったものにロシアのエッセンスが少し添えられた映画。逆に言うともはや手垢が付きまくったテーマの作品。けど丁寧に作られているので意外と悪くないです。
いかにも胡散
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

18世紀が舞台のフランス映画。全てのシーンが絵画になりそうなぐらいキレイな構図で撮られていて、衣装のディテールや色合いも緻密に計算されています。
いわゆるレズビアン的なロマンス映画だけど社会派なメッセ
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バイス(2018年製作の映画)

3.6

アメリカの現代史を知れる良作。逆に知識ゼロで見るとちょっと厳しい。
メタ的な演出と遊びが多いので結構ストーリーは混乱するけど、なんとなく言わんとしてることは分かるし、いま現在でも尾を引いてる問題を扱っ
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スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

4.0

韓国のSFブロックバスター作品。意外と斬新な設定でありながらも世界観がちゃんとしている。韓国映画らしい社会風刺もありつつ、しっかり楽しめる展開になっていて、ハリウッドのSF映画とも遜色ない完成度。迫力>>続きを読む

ウォーリー(2008年製作の映画)

4.3

SF映画好きであればあるほど楽しめる作品。色々なところにディズニーらしい小ネタと演出が散りばめられているので、気づいたら画面にずっと夢中になってる自分がいる。
「2001年」では人類の進化を表現してい
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ANIMA(2019年製作の映画)

3.4

レディオヘッドのテクノ感と浮遊感の映像化。すごい監督によるすごいアーティストのPV。以上。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

独特な引力を持つフランス・チェコスロバキアのカルト作品。内容が変というより、作画と音楽がダイレクトに脳に不気味さを伝える感じ。
意外とストーリー自体は破綻しておらず、SFらしい設定や美術、アイデアが随
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

2.7

俗に言うエモーい映画。つまんないわけではないけど映画としては大したことないです。
まず主人公がダウン症の子に寄り添う理由がなさ過ぎる。この程度の出演のさせ方じゃ感動ポルノと何ら変わらない。プロレスにフ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.1

ピラミッドの頂点に立とうとする人の狂気と苦悩を描いてる作品であり、若干「セッション」とも似ている。
ただ本作は「白鳥の湖」をモチーフとして用いたことがとにかく秀逸。
「白鳥と黒鳥」を演じる「清純派バレ
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