T4Kさんの映画レビュー・感想・評価

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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

4.1

パラノーマルアクティビティのように臨場感を感じるPOVホラー。
本当に配信者のライブ配信を観ながら、配信中に起こった恐怖を体験している気分で観ることができた。
※汚い描写とグロテスクな描写があるので鑑
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.1

序盤から自爆テロが発生するといった衝撃的な冒頭で始まり、前作よりも銃撃戦が多く、展開が予想できなかった。

「このルール無き、戦いに終わりはあるのか」とあるが、カルテルとの闘いが続く限り、戦いは終わる
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.2

「その善悪に境界(ボーダー)はあるのか」
このフレーズの通り、主人公が参加する任務や主人公の周りにいる人間が全て正しい道を導き出すとは限らない。
作戦に対する人間の善悪と秩序が問われる作品だった。
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.9

戦争と飢えと差別という絶望と悲しみに暮れる中、シュピルマンが奏でるピアノの旋律が当時のユダヤ人の人々に希望を与えるものとなった。
当時の戦争の悲惨さを伝える作品であり、今もなお世界で続いている戦争の悲
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.2

「絶対に殺してはいけない」というルールの中で繰り出される"6秒で敵を倒す"戦闘アクションが前作より進化した。

冒頭のカースタント、団地の狭い箇所や工事用の足場での近接戦闘など、疾走感のあるアクション
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.0

「絶対に殺してはいけない」という斬新な設定で繰り広げられる殺し屋系アクションコメディ映画。
岡田准一版イコライザーと言える。

できればアクションシーンをもう少し多めにして欲しかったが、ファブルが繰り
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.1

フォードの社名と社運と製品とプライドと情熱をかけて、絶対王者のフェラーリに挑む男達の熱き闘いを描いた作品。

レースの中で繰り出された手に汗握る熱く華麗なドライビングテクニックもスピードも最高だった。
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希望の灯り(2018年製作の映画)

4.2

スーパーマーケットの灯りと夜の店外の雰囲気も、店内で流れるクラシック音楽も、疲れた心に染み渡り、和んでいく。

スーパーマーケットで働く人に限らず、全ての働く人達に向けた、平凡で些細な日常の中にもほん
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

4.0

最後まで犯人の目的や自然の真相が分かり辛いようにできており、予測不能な展開に驚かされた作品だった。

「その発想は無かった」「ここまでやるか」「そこらの強盗系映画と違う手口だ」と思わせられる程の犯人側
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.1

ユダヤ人達に対する酷い扱いを目の当たりにしたシンドラーが賄賂や人脈や巧みな交渉術を駆使して、命の危険を顧みずに多くのユダヤ人を救った物語。
シンドラーのユダヤ人一人一人への命の思いやりと責任感が響いた
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シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―(2021年製作の映画)

3.9

人は自由を与えると暴走する。

自由の使い方や夢の持ち方を間違えると、大切な物を失い(リックは家族を、ロスは恋人)、取り返しのつかないことになる。

実話なのも恐ろしい。シルクロードの他にもダークウェ
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.9

美しいビーチはまさに楽園。だが実際は楽園という皮を被った狂気の島だった。

人から聞いたり、広告などで見たりして、期待を込めて現地で過ごしてみたら思ってたのと違ったというパターン。

現地の情勢や危険
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.3

酸素も水も食料も殆ど無い火星の基地という絶望的直人環境下にも関わらず、希望を捨てず、知識を振り絞って生き残るサバイバル精神と前向きさに勇気をもらった。

エイリアンシリーズのリドリー・スコット監督が作
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.6

サンフランシスコの海に浮かぶ脱獄不可能な監獄島、アルカトラズ。通称「ザ・ロック」

アルカトラズから脱獄した経験を持つメイソンと、FBIのグッドスピードのお互いに正反対な性格でのやりとりがハマった。
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.0

今作では少女が強盗から逃げる為に音も息も立てずに家の中で逃げていく。
前作程の緊張感は感じられなかったが、ラストで老人が真実を打ち明ける瞬間は老人にとっても少女にとっても辛いだろうと感じた。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

「息をするな」「音を立てるな」の要素を加えた斬新なスリラーで、最後まで気の抜けない、緊張感溢れる作品だった。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.4

最後まで賢くて早くて最強なマッコール。

シチリアの美しい街で束の間の平和を過ごしてる最中でも、困ってる人を放っておけない正義感と悪党に対する容赦無い攻撃を見せた。
読書のシーンが無いのは少し残念だっ
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.4

今作もマッコールのハードボイルドと用心深さや鋭い観察眼による知的で容赦の無い戦闘がカッコよかった。
※ドライビングテクニックを活かした車内での近接戦闘も嵐の中での最終決戦もカッコよかった。

マイルズ
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.4

19秒で悪を完全に、かつハードボイルドに抹消する元CIAのマッコール。

朝の身支度や家事、習慣である読書、知的な戦闘能力まで、何もかもがハードボイルドだった。
何者だと聞かれても名を名乗ることなくト
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.7

エイリアン系SF映画では珍しい「戦闘はせず、言語による対話のみ」にフォーカスした作品。

映像美も音響も雰囲気も良く、お互いに言葉が聞き取れなくても、工夫を凝らして理解し合おうとすれば伝わるということ
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ジャーヘッド(2005年製作の映画)

3.3

戦争映画なのに激しい戦闘シーンはほとんど無いという斬新なスタイルの作品。

折角戦場に来たのに、彼らに訪れたのは長い待機と訓練という退屈な日々。
その中で青春を失ったり、戦争の無意味さを突きつけられた
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.7

敵は前作よりも屈強でタフで防弾性能が高まって強くなったにも関わらず、ウィックは敵を容赦なく始末していく。
どんなに敵が強くなろうが、ウィックは「最強」の一言に尽きる。
ラストの決闘シーンも熱かった。
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.6

満身創痍になっても、持ち前の戦闘能力とタフさで敵を倒していくウィックも、華麗な動きと戦闘能力で敵を倒していくソフィアもカッコいい。

馬やバイクに乗って戦ったり、コンチネンタルホテルで裁定人が送りこん
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.5

ダークナイトシリーズよりもダークでシリアスな雰囲気を放つ今作。

今作のバットマンは目元を黒く塗っていて、暗く、威圧感を放ち、復讐に染まった雰囲気が良き。
※ライフル弾を防ぐ程の防弾性能を兼ね備えたス
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.8

この作品は「明るい狂気」の一言に尽きる。無音のシーンも恐怖を助長させる。

ホラー映画といえば暗いのがデフォルトだが、この作品ほど"美しくて明るいのに恐ろしい"ホラー映画は無いと思った。

※グロテス
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13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

4.1

最後まで極限の戦場の緊張感を味えた作品だった。事実に基づいて作られた作品なだけあって、銃撃戦もやり取りもリアリティが感じられた。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.3

少し物足りない感じがしたラストだったが、ジュールスの放つ台詞とインパクトがぶっ飛んでいたし、場面の切り替え(黒い背景と白文字のタイトル)のテンポも良かった。

ミアとヴィンセントのダイナーでのやり取り
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ヒート(1995年製作の映画)

4.4

路上での強盗団と警察のリアリティあふれる銃撃戦シーンの迫力が今の映画の銃撃戦に劣らないくらい凄まじかった。
戦術や動きのリアリズムが突出しており、プロの訓練現場でも手本として使われるほど、非常に高く評
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.7

黒人差別が続く1960年代、肌の色も人種も性格も違う2人がツアーという名の旅を通して友情を築く物語。

ケンタッキーのフライドチキンとピザ(二つ折りにして食べる)を食べたくなる作品でもあった。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

広大で美しいが、時には牙を向く冬景色、グリズリーとの死闘、そしてグラスが発揮した執念深さと復讐心とサバイバル能力。
圧倒的なスケールとディカプリオの迫真の演技によって、どれもこれも迫力を感じた作品だっ
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.6

これはまさに21世紀版「ニュー・シネマ・パラダイス」だ。

子供ならではの好奇心や視点で映画作りに没頭するところ(光を捕まえようと、光を学ぼうとするなど)も微笑ましいし、サマイが映写機から出た光に手を
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ネイバー・イン・ザ・ウインドウ(2020年製作の映画)

3.7

(庭で集まってパーティーをするなど)近所付き合いがあるのは楽しく恵まれてると思えるが、必ずしもいい事ばかりではないということを教えてくれる作品。
嘘や嫌がらせなどによって近所の人が信じられなくなったり
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.8

AIが広く活用されている時代である今だからこそ全人類が絶対に観て欲しい、AIとの恋愛を描いた切なくも心温まる作品。
2014年の作品ではあるが、今のAIとの対話技術と比べても、この作品の中の技術に追い
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グッドボタン 暴走する若者たち(2020年製作の映画)

2.9

承認欲求を満たす為(「いいね!」を増やす為に)に、気に入らない相手を蹴落とす為にルールやモラルを捨て、平気で友達を裏切ってSNSを利用してしまうと、色々な意味で悲惨な結末を招くという教訓を痛感する作品>>続きを読む

バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

3.5

貧しい国を救うはずの国連が汚職をするだなんて、と考えさせられる作品。
実話を基にした作品なだけあって、実際の映像(当時のイラクの情勢)が使われてたのもリアルを感じた。

嘘や真実が展開を変えてしまうの
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.5

序盤からも、後半も恐怖演出が恐ろしい。
前作よりもカルトの要素が感じられたが(ある集団が攫った子供から生気を吸う)、前作にも劣らない恐怖演出が良かった。

前作に出てきた恐怖演出も幾つか出てきたのも良
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