Taulさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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ブリンクス(1978年製作の映画)

2.0

コロンボが泥棒という変な感覚。どんな手段かと思ったがテレビで見てユルい内容だった記憶。

エクソシスト(1973年製作の映画)

5.0

伝説的な作品だが、そうなる理由はあって、恐怖を最大限に活かす演出術やカメラワークのお化けだ。キャスティングも神懸かっている。エンタメとしてのまとまり具合がいい劇場公開版が好み。

インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.0

銀行強盗ものだが頭脳戦と雰囲気を楽しむ巧みなスリラー。ラスト含めもう少しエンタメとして盛り上げられたのではと思った記憶がある。

ダイ・ハード3(1995年製作の映画)

3.0

ユーモラスなバディ感と、ニューヨークで遊ぶアイデアが個性的で、そのチャレンジが好感。

ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

3.0

エポックな面白さの1からいくと見劣りするが、予算拡大した見せ場や、1作目のお約束を守って頑張っていて好感の持てる2作目。

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

吹替版で鑑賞。あまり馴染みがないシリーズだけど『バンブルビー』が好きだったので見た。変形やアクションに驚きはないし人間パートもイマイチだけど、見やすくて好感。クライマックスのチーム戦はそれなりにアガる>>続きを読む

群衆(1928年製作の映画)

4.0

『群衆』(1928)初鑑賞。途中サイレントであることさえ忘れる程生々しく感じた「普通の人」の人生についての映画。期待の子どもがNYで平凡な仕事に就き恋に落ちる。雄大なナイアガラの滝での求愛から、小さな>>続きを読む

山猫(1963年製作の映画)

3.0

もはや動く名画のようでもある貴族の館での舞踏会、187分。尿瓶の部屋がすぐそこにあるという、醜悪さとの隣りあわせでもある滅びの美学だ。

ベニスに死す(1971年製作の映画)

5.0

トーマス・マンの原作にも触れたしDVDで鑑賞済みだったが、劇場で改めて見て、その退廃的な美学と醜悪のさまが素晴らしかった。完璧な映画の佇まい。ビョルン・アンドレセンの美しさで説得力が段違いだ。>>続きを読む

カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

2.0

『カールじいさんのデート』カールじいさんの元気ぶりが懐かしいし嬉しい。空飛ぶ家を先日のテレビ放映あたりで見返しておけばよかったと思った。アニメーションのカールじいさんに比べて飯塚昭三さんの声の元気の無>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

『マイ・エレメント』ドルビーシネマで予告があったので上映がないのがほんと残念で、実際映像表現は鮮やかで活き活きとしていて素晴らしく、音楽も楽しかった。吹替えはメインが声優でなかったが悪くなく、日本オリ>>続きを読む

合衆国最後の日(1977年製作の映画)

4.0

『合衆国最後の日』
ロバート・アルドリッチによる男くさくダイナミックなSFポリティカルスリラー。自国への批判をきっちり入れ込みながら、見せ場の多いエンターテインメントになっていて、核のボタンを巡る終盤
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インディアン狩り(1967年製作の映画)

4.0

『インディアン狩り』
10代の頃テレビで見て、とにかく面白かった記憶がある。当時は意識してなかったが、振り返ると、ユーモラスな西部劇というだけでなく、白人と黒人コンビで、ニューシネマ感覚もあり、シドニ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

2.0

前作が好きで、同じノリでの大暴れを期待したのが悪かった。あのパールの境遇はこれでいこう、といったワンアイデアをシネフィルの趣向で捻りのないままやったような頭でっかちさが気になった。そういう趣向が好きな>>続きを読む

マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

4.0

1950年代アメリカを象徴する4人による会話劇。特殊相対性理論を生き生きと説明するマリリンが魅力的でよく覚えてる。こういうメタファーとイメージに満ちた作品を見る目を養ったように思う。

猫と、とうさん(2022年製作の映画)

2.0

『猫と、とうさん』犬と猫の動画はもうずっと見てたいくらい好きだが、汚いオジサンは見たくないと思っていたら、オジサンたちのほうが可愛いくらいでその話しぶりに引き込まれた。捻りのないドキュメンタリーだが、>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

『CLOSE/クロース』満員の館内、両隣のオジサンは欠伸をしてる中、こちらは中盤以降、再生に向かいたい登場人物たちに感情移入しっぱなしで嗚咽を堪えるのに必死だった。あの少年たちの訴えるような瞳にどう応>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

『イノセンツ』少女が似てたように感じたし、男の子との残酷な遊びのせいか、怖い&悲しいのトラウマ映画ルネ・クレマンの『禁じられた遊び』も蘇ってもう辛い。北欧らしく、ホラー、アート、ファンタジー、シスター>>続きを読む

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

5.0

ルネ・クレマンによる名作で、トラウマ級に怖いのと悲しくて泣きまくった記憶がある。小さい頃の生死の意味が分からぬ頃の残酷な遊びも蘇った。
中学の頃、この作品で有名な名曲「愛のロマンス」をクラシックギタ
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汚れなき悪戯(1955年製作の映画)

3.0

有名なマルセリーノのメロディが耳に残る。宗教映画と分かっていても、きついし、見ると魂が抜き取られるような感じになったのを覚えてる。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』IMAXレーザーGT。先行上映で鑑賞。最高オブ最高。クライマックスは面白過ぎて死ぬかと思った。こんなド直球で素晴らしいアクション大作を>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

『ヴァチカンのエクソシスト』ラッセル・クロウがハマり役。根は真面目だがジョークを忘れないチーフ・エクソシスト。あのガタイでスクーターに乗って悪魔祓いに駆け付ける。意外と真面目で謎解きもあるが
、悪魔と
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

『君たちはどう生きるか』老境の作家の最後の作品として素晴らしくて、彼岸の境の幻想性と、集大成的な感覚が味わえた。ほんとうにお疲れさまでした。

*

『君たちはどう生きるか』同じ日本の名匠の晩年の作品
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大いなる別れ(1947年製作の映画)

2.0

『大いなる別れ』(1947)初鑑賞。ハンフリー・ボガートが女と謎を追う定番ノワール。もろにチャンドラー風味で、主人公の名がフィリップ・マーロウでなくリップ・マードックで、ヒロインはチャンドラー(笑) >>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

『ニモーナ』鑑賞。超面白い。ツカミが成功、凸凹コンビが楽しいし、ニモーナがとにかく魅力でぶち上がるシーンも多かった。社会の抑圧や排他性についての教材的な内容で、悪役の薄っぺらさは大人には物足りないが、>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

2.0

『リトル・マーメイド』(2023) 字幕版。対象外の私でも飽きずに見られたが、話運びにメリハリがなく、暗いし、ミュージカル演出に見応えがない。後で原作アニメの名シーンを見ると余計感じる。ディズニー実写>>続きを読む

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

5.0

『私、あなた、彼、彼女』(1974)初鑑賞。あまりに赤裸々な恐るべき傑作だった。24歳のアケルマンが自身をさらけ出したセルフポートレイトのような小品だが、センスがとても良くて、個、女と男、女と女の関係>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.0

『SOMEWHERE』初鑑賞。ハリウッドスターの日常の空っぽぶりを淡々と描く面白さ。グルグル回って消費され、本能まかせの下半身だけの男だが、娘との関係で変化が。ソフィア・コッポラの実体験っぽい作品での>>続きを読む

コンドル(1975年製作の映画)

4.0

『コンドル』(1975)初鑑賞。諜報組織のメンバーの巻き込まれ型で、古典的なポリティカル・サスペンス。ディテール描写の丁寧さと思いきった省略。2時間で描ける複雑さと明快なエンタメ性。スター二人と渋い俳>>続きを読む

結婚のすべて(1958年製作の映画)

3.0

『結婚のすべて』(1958)初鑑賞。岡本喜八の初監督作品で豪華キャストによる結婚コメディ。デビューからどのショットも面白くしようという意志がみなぎっていて、シーン繋ぎを台詞やアクションで呼応する演出が>>続きを読む

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.0

『マルセル 靴をはいた小さな貝』見る視点によってまったく違って感じるかも知れない。メタ的な監督の心情やメディアなどへの批評性より、先ずはマルセルが可愛くて、あの世界を信じられて魅入ってしまった。ワンア>>続きを読む

小説家の映画(2022年製作の映画)

3.0

『小説家の映画』キム・ミニはホン・サンス作品でしか見られなくて「もったいない」と思ってたら、見事釘をさされた。自身の境遇や心境をそのまま映画にする、わが道を行くホン・サンス。それも肩の力を抜いたように>>続きを読む

凪の憂鬱(2019年製作の映画)

3.0

『凪の憂鬱』@塚口サンサン劇場。契約社員の女性、凪のとっても地味でとっても面白い一週間。凪の話しと直接関係ない、いやいや参加したような怪談のイベントや、ゲートボールの試合がなぜか魅力。自分の人生は自分>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.0

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』スピルバーグの活劇がいかに面白かったかを再認識しながら、あまりの鈍重さを温かな気持ちで見守っていたが、クライマックスになって驚きと感動が。さすがマンゴールド、老>>続きを読む

スピルバーグ!(2017年製作の映画)

4.0

『スピルバーグ!』初鑑賞。U-NEXT。スピルバーグの半生とキャリアを振り返る本格ドキュメンタリー。傑作群の見せ場や、当人始めハリウッドの大物たちのインタビューも多くて見応えあり。両親や妹も登場し『フ>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

『トムボーイ』初鑑賞。女の子が男の子になりすます夏の冒険から、男女二分しかない世界がいかに残酷で、それが迫ってくることが恐ろしいかへ。主人公に共感して、どんな書物やドキュメンタリーよりその感覚を実感で>>続きを読む