riverislandさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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真実(2019年製作の映画)

3.5

カトリーヌ・ドヌーヴの近影をあまり見たことが無かったので、こんな感じで歳を重ねたんだなあとしみじみしながら鑑賞していたのだけど、娘に本音を語るシーンの彼女の横顔は60年代頃そのままで鳥肌が立った………>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.5

これは際どい作品だろうなあと覚悟を決めて鑑賞したけれど、反射的に笑ってしまうようなシーンが心地よいペースでぶち込まれるので思ったよりは肩の力を抜いて鑑賞できた。
……………というのは前半まで。後半も笑
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.6

カナダで愛されている画家モード・ルイスの半生を下敷きにした作品。
ポスターから暖かくほっこりするストーリーを予想していたけれど良い意味で裏切られた!
ただただ暖かいだけでなく、はっきり白黒つけられない
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

基本的にダウナー映画は大好きでいつもそういった類のものを観終わったあとは余韻にどっぷり浸るんだけど、本作を鑑賞した後はそうして楽しむ余裕がなく、もはや蛻の殻のようになってしまった…………………。

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フッテージ(2012年製作の映画)

3.1

ホラーに分類されるような映画は普段はほとんど観ない(観られない)のですが、ここ最近イーサン・ホーク作品を片っ端から観ているのでこちらも鑑賞!

前半のダウナーミステリー(?)ぽい空気感はなかなか好みで
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

2.8

観終わってからの余韻というのがあまりぱっとしないのでスコアは低めですが、人の成長というのを「成長物語」というようなさらっとした言葉では流せないくらいに重たい感触で描き出した作品で、独特の魅力を感じまし>>続きを読む

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.3

先日観た『ブルーに生まれついて』がかなり刺さったので、そちらと同じ監督とイーサン・ホークのタッグとのことで鑑賞。

一般的にもよく知られている「ストックホルム症候群」という精神用語の元となった事件を映
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.0

「女の子はとっても優しい素敵な子」
数多の名セリフを含んだ作品だけど、このシンプルなセリフが一番好きかもしれない。

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.8

戦地に送り出した息子を失った過去を持つトラー牧師が、環境問題にのめり込み鬱を抱えたマイケルとの出会いをきっかけに精神的な歪みを増幅させていく様をミニマルな演出で描いた作品。

トラー牧師は悩み苦しむ人
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

5.0

これは刺さった…!
残り15分というところまで来ても物語の展開が淡々としており(それでも十分面白い)、これは残りの少ない時間でどう片付くんだ?と疑問に思っていたら、もうどんでん返しとかいうレベルではな
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

5.0

アマゾンプライムでの見放題が今日で終了すると知り、駆け込みで鑑賞。
ずっと気になっていた作品ではあったのですが、いい意味で期待を裏切られた!
エンドロールを眺めながら「これは名作だ」という興奮が沸々と
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.3

3年ぶりぐらいに!

ダニエルと結ばれたブリジットがたまらなく幸せそうな顔で街を歩くシーンのbgmが"Stop, look, listen"だということに気がついてたまらないな〜という気分になりました
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.1

ずーっと観たかった『記憶にございません!』、やっと観られました!!

私は重くて深読みし放題な話が好きで、いうなれば三谷幸喜作品はその対極にあるともいえると思うんだけど、それでもたまらなく大好きです。
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名前(2018年製作の映画)

3.8

誰にもバレずにいくつもの名前を使い分け実体のない空気のように生きている男と、何故か彼が偽名を使っていることを知っている女の子が主人公のお話。

たくさんの名前を持ち、本当の自分を蔑ろにして生きている中
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.9

公開当初から気になっていたもののタイミングを逃し続け、半沢をきっかけに堺・香川のゴールデンタッグロスに陥りやっと鑑賞。
想像以上に良い作品だった!!!

桜井は自殺を考えるほどに追い詰められた人生を送
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.0

空気感は非常に良かったのですが、魅力的な人物が多いからこそ、人がポンポンと死んでいくような展開のされ方に追いつけず………。(アイドル映画というジャンルのものをあまり観たことがないので私の期待しているも>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

脚本家としての仕事に満足できずに小説家への転身を目指す主人公・ギルが、真夜中の散歩の途中にずっと夢に見てきた1920年代のパリに迷い込むお話。

あらすじ等を全く知らずに鑑賞したため、フィッツジェラル
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ストロベリーナイト(2013年製作の映画)

3.3

公開当初以来の鑑賞。
当時は菊田ファンの友人たちと彼を目当てに観に行ったので、菊田―姫川―牧田の関係について「やっぱりこういうドラマとかって一筋縄じゃ行かないような結末にするよね〜〜〜」という軽い感想
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大空港2013(2013年製作の映画)

3.2

グランドホテル形式、そして全編ワンカットと、三谷監督らしさが溢れ出た楽しいドタバタ群像劇でした!

やはりワンカットの映像は臨場感が強くて好きだ〜。特にこの映画は、神経をピリピリと刺激するような張り詰
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深夜食堂(2015年製作の映画)

3.2

深夜0時から営業を開始する「めしや」に集まる人々の群像劇。
「めしや」、最高のサードプレイスだなあ。こういう緩やかかつ深い繋がりが広がっていくコミュニティって本当に魅力的だなあと思いました。
こういう
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.7

まるでミュージカル映画の全盛期を思わせるような豪華絢爛なオープニングからyouの歌唱シーンを経てのエンディングまで、ずっと楽しさに包まれ幸せな時間でした。

本作はグランドホテル形式で展開されていくわ
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

劇場で鑑賞。
本当は「千と千尋の神隠し」のみ観る予定だったのだけど、友人と「やっぱり観ないわけに行かないよな」という話になりそのままはしごして鑑賞。
もののけ姫、最初から最後までしっかりと観たのはこれ
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センセイの鞄(2003年製作の映画)

3.2

原作未読で鑑賞。

月子さんは"生活"というものに愛しさを感じていたんだろうなあと思う。37才OLで独り身。酒・タバコが好きで、友人もアウトコース(このような表現は適切ではないと思うけれど)を歩んでい
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.5


ある楽曲に、人生を「近寄れば悲しく、離れれば楽しく見えてくるでしょう」というフレーズで表した一節があるのですが、この映画は人生のそんな側面をとてもポジティブに捉えて描き出している作品かなあと。

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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.7


公開当時(高校一年生?)以来の鑑賞!

平和こそがローマの繁栄の鍵だとしたハドリアヌス帝に対し、闘いなくしてはローマは衰弱するばかりだとした元老院は"ケイオニウス"を擁して反乱を画策する。ルシウスも
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トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

3.6


今でもファンが多いTRICKシリーズの完結作。

安定の面白さでたっぷり楽しめました。今作は教祖がいいキャラですごく印象に残りました。え?そんなキャラなの?そんな展開になるん?という感じで。

けど
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

3.0


ユングが愛人・ザビーナとの関係の中でフロイトと決別していくまでを描いた伝記映画。

ユングとフロイトの師弟関係がどうやって結ばれていくかの描き方があまりパッとしなかったり、これはキーパーソンか?と思
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8


こじらせ女子のラブコメだと思って観たのだけど蓋を開けてみたらもっともっと深くて重いお話でした。(かといってコメディ要素が弱いわけでもないのが凄いところ!)(あと松岡さん可愛すぎる!!!!)

ここ数
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ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜(1998年製作の映画)

3.9


これは最高のとっつぁん回!!
やっぱりルパン作品はとっつぁんがかなり前に出てくる作品の方がルパンファミリー総出感があって好き。

ギャグ要素を多く盛り込みつつも、物語の本筋は決して軽いものではなく、
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ルパン三世 ワルサーP38(1997年製作の映画)

3.9


ルパンのテレスペ作品は多分17、8作見てるんだけど、その中でもかなり好きな作品。

ルパンの愛銃・ワルサーP38が鍵となる物語。現在のルパンが愛用しているものと、駆け出しの頃のルパンが愛用していたシ
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.3


本っっっっっ当に楽しい100分でした。

中学生の頃、とても良くしてくれていた先生のお気に入りの映画。何度か歌唱シーンだけは見せてもらったことがあるのだけど、本編はこれが初めて。

先生が中学生にす
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友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

2.0

観る前から胸糞映画だと聞いていたけど、予想を上回る胸糞映画だった…(笑)

女の子と友人の父親との背徳的な不倫劇(その背徳性が胸糞)なのかなーと思ってたらなんかもうそういうレベルではなかった!登場人物
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.6


泣いたしほっこりしたし良いラブコメでした!

見る前は笑えてちょっと切ないストーリーなのかなあと思っていたのだけど、序盤がかなり重た目でびっくりしてしまった。せっちゃん(老)が抱える悩みというか虚し
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