三角窓さんの映画レビュー・感想・評価

三角窓

三角窓

午前2時に似ている大きなテレビの中の湖。
映画は全く好きじゃないです。

映画(202)
ドラマ(24)

A Night to Dismember(原題)(1989年製作の映画)

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嘘……だろ……? ってくらい編集がめちゃくちゃで何処の何のシーンで何が起こってるのか何ひとつわかんなくて凄まじい。今の何? ってずっとなる。時系列も時間軸もわかんない。鬼気迫ってるっていうか頭がイカレ>>続きを読む

コンジアム(2018年製作の映画)

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怖いって言うからめちゃくちゃ期待して体調まで整えて観たのに眠くて眠くて死ぬかと思った。他人の「怖い」ほど当てにならないものはない。

好みの問題もあるけど文章に於ける怪談は引き算で成立するものだと思っ
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絞殺魔(1968年製作の映画)

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息苦しさが持続し薄い精神を緊張感が支配し続ける凄まじいサスペンス。完璧。演技が上手すぎてトニー・カーティスの怖さは異常。ずっと素晴らしい。分割画面はグラフィカルで異様にカッコいいけど観るのには忙しい。>>続きを読む

ピース・オブ・マインド(2010年製作の映画)

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これは私です。



(映画の作りとしてはだいぶ粗雑な部類だけど)

ホーンテッドテンプル 顔のない男の記録(2017年製作の映画)

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ノリが悪くテンションの低い白石晃士って感じで、栃木が舞台なのに撮り方が完全アメリカンなので凄く変。要らないシーン盛りだくさん。めちゃくちゃ古そうな外装の本の中身が新し過ぎて笑った。たぶんアメリカに於け>>続きを読む

京城学校 消えた少女たち(2015年製作の映画)

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映画に関心や期待が薄く思い入れみたいなのが皆無で雰囲気や映像だけ良ければいいじゃないかという私のような人間に推奨する悲哀に満ちて頭のオカシイ大変いい作品。
『サスペリア』とか『エコール』とか若しくはカ
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フレンジー(1972年製作の映画)

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異様に面白かった。流石はアンソニー・シェーファー脚本、硬質でドス黒く乾いた哄笑が咲き乱れ大変に気が狂ってる。犯人は完全サイコパスだし主人公はソシオパスなのでとにかく異常。あれほど暴力的で気持ちの悪い「>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

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ホラー映画だと思って観たらB級アート系コント戦争映画でした。要素盛り沢山で微笑ましいですね。“美しさ”と“陽気さ”、そして破壊。たぶん、何も伝わらないと思うけど、GL好き女子が好きなGLではなくBL好>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

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どこを切ってもウェス・アンダーソン印のウェス・アンダーソン飴なので取り立てて書く程の事もないのだけど色彩と音楽が本当に最高。冒頭のビル・マーレイの可愛さだけでも100億点。

接吻(2006年製作の映画)

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何、これ、凄い。震える。めちゃくちゃ怖い。馬鹿みたいな感想だけど超良かった。言い方は悪いけど基本的には退屈な会話劇で進行してく物語なのだけれど、どんより曇天の緊張がずっと画面全体を覆っていた。中心はあ>>続きを読む

炎628(1985年製作の映画)

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唖然。愕然。茫然自失。本物の戦争、本当に戦争。恐怖しかない。壮絶。凄惨。絶望。

召使(1963年製作の映画)

5.0

冒頭の部屋に入って来てからの階段、影、扉のショットが凄まじくて、それだけでこれからの物語を全て予感させる構図と構成の美しさに打たれる。階段を利用しての影の立ち位置により主従が反転し、ガラス玉を見透かす>>続きを読む

The Witch Who Came from the Sea(原題)(1976年製作の映画)

5.0

強引に思い出補正された思い出が静かに破綻してゆっくり確実に人間を人間の果てへと拉致し去る悲哀に満ちた鬱映画。

良さを言語化できないくらい出来としてはそれほどとは思わないんだけど、こんなん泣くわ。
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オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー(2011年製作の映画)

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仮面ライダーほぼ見たことないので登場するたびに誰? ってなるレベルの人間の戯言ですけど、敵も味方もというか正義も悪もみんな卑怯な印象しか残らないんですけど? 悪の組織が一致団結する為に「(身内で)争っ>>続きを読む

君も出世ができる(1964年製作の映画)

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普段あまりミュージカル観ないので景気の良いミュージカルはそれだけで人を幸せにする力に満ちてるんだなぁと感心。運動量と物量のエネルギー。編集もカメラワークも衣装もとても好み。知恵熱が知恵を奪った世界みた>>続きを読む

カニバ/パリ人肉事件 38 年目の真実(2017年製作の映画)

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題材選びだけで満足してる作品。

対象の顔面にズームして寄るって事が被写体に寄り添うって事じゃないんだよ?



会費がいるタイプの会員制食事会で主催者が食材の肉の値段ばかり自慢してきて料理もしなけれ
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都会の牙(1949年製作の映画)

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破茶滅茶に面白い。
警察を訪ねた男が「殺されたのは俺だ」と語り出す回想から始まるフィルムノワール。
序盤、マリッジブルーから婚約者を置いて羽を伸ばす旅行に行く男の妙にテンションの高いラブコメ調に「え?
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

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「音を立てたら、即死」ではないし、編集で音消すのズルくない? とは思うけど、基本的に体感型アトラクションなので大勢で映画館で観ないと意味を成さないから仕方ないのかな。

ジャンプスケアのこと嫌いとか虚
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はなればなれに(2012年製作の映画)

5.0

えー、何だよー、めっちゃ良かった。正直なところ何が面白いとかふわふわして捉えどころがないけど、午前中の光が眩しくて綺麗だったから瞼を閉じてもそれが残ってて嬉しいみたいな感覚でずっと良かった。その良さを>>続きを読む

ブレインデッド(1992年製作の映画)

5.0

夢いっぱい胸いっぱい目一杯ハッピーハッピーな映画。どいつも内臓飛び出せ!

想い出を売る店(1985年製作の映画)

5.0

たぶん、サンリオ産ファンタジー・サイコ・ホラー。空に舞う黄色い風船にサンリオのロゴ! まさかのメタ構造。メンヘラメルヘンメーカー。脳内お花畑感。「庭に芥子の花をいっぱい植えて」って言ってるのある意味ド>>続きを読む

スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

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ピエール・エ・ジルの写真みたいな人工的な美しさ。Didotっぽいフォント。キーカラーに彩度は低く明度は高いピンクとラベンダーを配色してるセンスとかスチールに代表されるような一枚絵としての完成された絵面>>続きを読む

エヴォリューション(2015年製作の映画)

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ジョルジョ・デ・キリコ的な色彩と空間。全体的にソドミーを臭わせる接触をしてるから閉塞感で気持ち悪い。捕食する補色。オドラデクみたいな不安の象徴性。君が溺れて死ぬことができる深い海など何処にもない。

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

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カニバリズムとネクロフィリアの死体の温度を保って展開する共喰う季節。様式より形式を優先するのでメタファー未満の暗喩が横行。見方によって趣を変えるトロンプ・ルイユのように美/醜が交錯する。けれど、三人の>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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強制縦スクロール型シューティングゲームみたいに根刮ぎラディカルに進むので殆どホラーの領域。難易度マックスの異様で綺麗なサイコパス診断。カラフルなのに恐ろしく白々しい。ちょっとどうかしてる。

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

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思い出が蘇るんじゃなくて思い出を再構成することで思い出が思い出として活き活きと生き続けることに驚く。薄汚れた大人に成り下がった私にもまだきらきらと輝くロマンティックな心情がアフター・ザ・ゴールドラッシ>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

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自己完結型遅効性ヤンデレ破壊大明神+ショタ。詩的でしょ? とでも言いたげな邦題のセンス。私は神棚に心を預けて生きてるので動かせるだけの心はなかったです。人は人と向き合えないからメタファーが大好きって話>>続きを読む

影の車(1970年製作の映画)

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野村芳太郎+橋本忍の凶悪さに川又昂の撮影が冴えに冴える。繰り返される移動シーケンスと不必要な空撮、多層分解を用いた回想シーンやOPクレジットのノイジーでアシッドな映像の不吉な格好良さに痺れる。不倫劇に>>続きを読む

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

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過剰なくらい全てがサスペンスに奉仕しててひたすら楽しい! 合成だとわかっても花火は綺麗だし、その花火を引き継がない雪景色にも驚くし、笑いの種だった悲鳴が反転するラストはめちゃくちゃ切なくて泣く。

グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

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少年はライ麦畑かトウモロコシ畑にいるべきだと考えているので完璧。絵的に派手な目立った外傷はないけど物語に致死的な内出血を孕んでるからそれがずっと緊張感を持続する美しさを保ち続けてて良いですね。とても好>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

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ぬるいエンドレスエイト的な逆バタフライエフェクト。すべては君のせいでおかしくなっていて、すべては夏のせいで片付けるため少年を無力と虚無の波に攫ってしまう。
シャフトにしては視線の快楽成分抑えめ処方箋。
>>続きを読む

ムーミン谷とウィンターワンダーランド(2017年製作の映画)

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この世の小説の中で一番好きのがムーミン・シリーズだし、そのムーミン登場キャラクターの中でも最も愛して止まないのがモランなので、モランが登場したというだけでもう100億点。ただ、そのモランが何故か洋菓子>>続きを読む

プラネタリウム(2016年製作の映画)

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僕らに見えてる星だってもうこの世に無い星の幽霊を見てるに過ぎないのかも知れないのだし、美しさに本当も嘘も自然も人工も関係ない。生きてくってのも概ねそんな感じよね、でも、まあ、そんなこと関係なく、白眼を>>続きを読む

さくらん(2007年製作の映画)

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ピンクから赤、赤からピンクのグラデーションの中に全ての色を従わせてしまうこと。

OPに於ける、特別協賛 PEACH JOHNのスペシャルさ加減。

人工の夜景(1979年製作の映画)

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影の不気味で滑らかな動き。ピンスポットの当たらない世界の外部は存在しないというような暗くて怖い孤独。祝祭性を欠いた友引町みたい。

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