ホークさんの映画レビュー・感想・評価

ホーク

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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

2.9

時代設定が全く活用できていない、前作にかなり劣る映画。

まず、アメコミ映画なのにも関わらずアクションが少ない。オープニングにアクションはあるものの、緊迫感もあまりなくこの時点でかなり平凡。特にせっか
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.0

意味がわからないのに、面白くて楽しめる不思議な映画。

何が起きてるのか、理解が追いつかずそのままの勢いに飲み込まれるものの、その勢いが笑える。
ジャンルとしては、アクション要素もあるが全体に共通とし
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.7

1秒たりとも見逃せない映画。

何故この映画は複雑と言われるか?
それは、時間をテーマにした映画、と言えばよく聞くがこの映画は時間の捉え方が異なるからだろう。
未来過去現在という、単純な時間の捉え方に
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独裁者(1940年製作の映画)

3.4

プロパガンダではなく、風刺エンタメ作品。

ユダヤ人迫害というテーマに笑いを持ち込むのは後の「ライフ・イズ・ビューティフル」「ジョジョ・ラビット」でも見られるが、この作品は迫害が正に行われている時に作
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

2.5

特徴があるようでない映画。

映画を構成する要素がイマイチ。
まず、主人公がそんなに強くない。格闘ベースのアクションというのもあり、ダメージを食らう機会はかなり多い。
そして、その格闘もバリエーション
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

2.9

雰囲気だけが怖い映画。

ジャンプスケアーのように驚かせて怖がらせるというホラーでは無い。常に何が起きそうだという雰囲気だけを持って進行していく。その為、驚かされたいというお化け屋敷的な楽しみ方を期待
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.3

雰囲気"は"いい映画。

ストップモーションアニメでありながらも、動きに違和感はなく、絵は綺麗。
特にダークな雰囲気は最高。何より、主人公の望む明るく美しい世界の持つ暗さが、素晴らしい。楽しい世界に潜
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オペラの怪人(1943年製作の映画)

3.3

環境が作ったモンスター。

ミュージカル版や原作も知らないので、この作品のみを評価する。
この作品のファントムは近年の映画である、「ジョーカー」に近い所がある。自身を取り巻く社会が1人の男を異常者へと
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狼男(1941年製作の映画)

3.1

苦悩するモンスター。

この映画のモンスター、狼男は他のモンスター達とは違う所がある。狼男である事を悩んでいるのだ。
ドラキュラの様な余裕も、透明人間の様な人を脅かす考えなどない。
自身の中に潜む「自
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.2

キモくて暗いスターウォーズ。

監督の作風故か原作のままなのかは不明だが、明るい映画ではないのは確かだ。
SWの様に興味を惹かせるデザインでもないどころか、女性器の様な口のエイリアンや血塗れの胎児など
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

アル・パチーノがカッコいい。

長くて暗い映画なので、見ていて疲れる印象を持たれそうだが、そんな事はない。
主人公が大物になっていく様が、非常に面白い。

何より主人公の性格が良い。
相手がどんな大物
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インセプション(2010年製作の映画)

4.8

設定だけの映画ではない。

夢の中で犯罪を犯すという、聞き慣れない設定の映画。この段階で「全く新しい映画」と言えるだろう。しかし、設定だけでは映画は成り立たない。この映像は、映画に必要な要素を満たしな
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.2

現代にも通じるメッセージ性と笑いが見られる映画。

名作と呼ばれる映画はいつの時代でも楽しめる映画だと私は考える。つまり、それらの映画は先見性を持った人間により制作され、その人間に倣って新たな映画が作
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.0

「ボニーとクライド」であって、「クライドとボニー」ではない。

この2人は実在する有名な強盗カップルであり、2人で1つの存在として多く知られている。
しかし、この映画はそうという訳ではない。女性のボニ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.5

久々の本格的で軽快なミステリー。

最近は話が暗すぎたり、オチがイマイチ分からずモヤモヤしたりする映画がいくつかあった。しかし、この作品はその様な映画と異なり、雰囲気が明るくて見やすい。
しかも、劇中
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.2

プロレスファンは特に楽しい映画。

実在する1人の女子レスラーをベースに作られた映画ではあるが、自分は主人公のストーリーよりも、プロレスの作られ方が印象に残っている。
プロレスはショーである。それを時
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

シンプルな設定からのしっかりしたストーリー性のある映画。

透明人間になったら何をするか?
盗み?覗き?誰かを襲う?
このような問いを誰もが考えた事があるのではないだろうか?
そう、透明人間は誰もが知
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アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!(2010年製作の映画)

4.2

アクション映画を皮肉るコメディ。

この映画を楽しめるかは、どれだけアクション映画を見てきたかで大きく異なる。なぜなら、この作品では「アクション映画あるある」をネタに笑いを作るからである。その中でも、
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.3

展開は児童書だが、デザインはかなりホラー。

最近の流行なのか、「IT」「ストレンジャーシングス」の様にティーンエイジャーが活躍するホラー映画。上記2つとは違い、ベースが児童書の為、展開は子供向けっぽ
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

1.5

こちら、「最近のアメコミ映画で見た演出セット」となります。

自分はゲームは知っているが、遊んだことはないのでゲームとの比較は出来ない。
そんな自分にとっては、この映画は最近のマーベルやDCで見た映像
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.4

善を見直す映画。

実話ベースの作品。「ナイトクローラー」でもあった、メディアの事件への向き合い方を問う内容で、主人公が追い詰められる様子を見ると、メディア・FBIに不快感を覚える事になる。
しかも、
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.7

フェミ映画ではない、ちゃんとしたヒーロー映画。

まず、昨今のフェミ映画は、元々が男なのを女にしたりする事を指すものだと思う。しかし、ワンダーウーマンは原作から女性だし、原作だって古いのだから今の「強
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.2

やりたい事が多すぎて、焦ってしまった作品。

同時期のMCUに負けたくなかったのだろう、バットマンは単体で作らなかった癖にこれでもかとヒーローやヴィランの伏線を突っ込んでくる。
MCUは地道に少しずつ
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ダークタワー(2017年製作の映画)

1.5

見所のない映画。

キング作品が集結するような文句があったが、あまり集結した感じはしない。キング作品の映画が色んな会社で行われたからだろうか、チラッと言葉が出る程度に留まっている。
強いて言うなら、「
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

サイエンス・フィクションの最高傑作。

この映画には、アクションはない。そして、何やら難しい言葉で3時間近い上映時間の映画だ。しかし、飽きずに観客を引き込む力を大いに持っている。

ストーリーと世界観
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

笑える様になったDC映画。

ダークさを抜けたどころか、しっかりと笑えるコメディタイプのDCヒーロー映画。デッドプールの様な下品な笑いもなく、ヒーローあるあるをネタにした様なジョークもあり、ヒーロー映
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ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.0

複数のホラー要素を含む、命がテーマの映画。

ホラーとしては、ゾンビ物やチャッキー的要素を含んだものとなっており、驚かせてくる怖さではなく、雰囲気やストーリーとしての怖さを持っている。
メインとなる死
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.5

下品で不謹慎な会話が心地いい映画。

ミステリー的謎解きというより、キャラクター同士の掛け合いが楽しい。人種差別といった不謹慎な話題もあり、程よい緊張感もあり、ずっと見ていられる。

一方でミステリー
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

正統派ゾンビ映画。

最近のゾンビ映画は差別化を図り、アクションに力を入れたり、コメディを含めたりしているが、これは韓国映画である事を除けば正統派のゾンビ映画となっている。
しかも、「ワールドウォーZ
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

2.8

死霊館シリーズのスピンオフ作品。ホラー的制約が足を引っ張ってしまった。

実際に存在する怪談をベースに作られたホラー映画かつ、死霊館のスピンオフ作品。怪談がベースの為、恐怖の法則性が存在し、怖がらせる
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.7

ホラーとしては優秀だが、死霊館との差別化部分が少し惜しい映画。

ほぼ死霊館シリーズと同じ。スタッフも同じ事から、恐怖の根源・怖がらせ方はほぼ同じに作られているため、死霊館同様にかなり怖いし、ホラー映
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ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

2.0

「絵」という素材を活かしきれなかった、惜しいホラー。

「絵」というテーマながらも、ホラー的演出が全て残念に表現されてしまっている。この映画でのホラー的演出は、霊的現象にも関わらずかなりアグレッシブだ
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

1.0

正直、スコアで表せる映画じゃない。

短時間で全く前後関係も何も分からない会話のみが続く映画。例えに対して例えで返してるのか、それとも例えでなく、通常の文章なのかも分からない。
会話に追いつけない上に
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ダーククリスタル(1982年製作の映画)

4.5

想像力と創造力が素晴らしい映画。

ファンタジー映画かつ人形劇となると、一見子供向きの映画の様に感じてしまうかもしれない。しかし、この時代に現代にも通用する世界観と技術力を備えており、いくつかの点で同
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.4

ヒーロー映画好き向けホラー。

ヒーロー映画を見ていれば楽しめる映画。特にスーパーマンに関するネタは多いので、スーパーマンの知識が有れば、より楽しめる。それ以外にも、主人公の名前の法則といったアメコミ
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

2.3

ジャンルの配合が悪い映画。

この映画は戦争とホラーという2つのジャンルの組み合わせが上手く出来ていない。戦争物にありがちな、人間性をテーマにしているせいで、ホラーとしての話のテンポを邪魔してくる。逆
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