せおすださんの映画レビュー・感想・評価

せおすだ

せおすだ

安曇野→京都→中野。26歳。
貧乏してるのであまり映画館に行けてませんー。
面白いと思った映画をボロカスに酷評するレビューを読むのも、駄作と思った映画を高評価する人のレビューを読むのも楽しい!

映画(2007)
ドラマ(29)

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.4

評価があまりに賛否両論なので、新宿ピカデリーの無料券を行使して、期待値を下げて鑑賞。そのためか、色々と許容して楽しめた。
でも細田守監督作品だから、何か凄いものが観れるだろうと、どうしても期待を完全に
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.8

この題材はプーさんだから良いけど、受け取り方を一歩間違えれば、堕落したプー太郎が量産されてしまう話である。
しかし良い受け取り方をすると、これは二つの観点から、プーさん版の『ローマの休日』だと思った。
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思春期の我慢による鬱憤、規律による束縛、「ただいま」「おかえり」、閉塞感からの解放を、学校の中をかき回して、まさに台風で見せてくれた。

中学生の喫煙や下着姿を披露した演出は、もう今とこの先の時代にで
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.8

ボーク重子さんが好きそうなパッション映画。

努力できる天才。
そんな完璧な主人公の挫折と葛藤は、何に焦点を当てて描かれるのだろうかと予想しながら観ていた。
どこまでも前向きな彼女が、諦めてロスへ帰る
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.7

本当にくだらないのだけど、この凸凹コンビ好きだなあ。
息の合わなかった凸と凹が、双子のようにハモって噛み合わさるクライマックス手前の瞬間が最高に気持ち良い。
エンドロール入る前の予告楽しい。

冒頭は
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理由(1995年製作の映画)

3.6

人種差別による冤罪ものの社会派ドラマの要素が濃かった第1幕。
探偵もののミステリー要素が濃かった第2幕。
サイコホラーの要素が濃かった第3幕。
ひとつひとつは面白い素材であるのに、そのアイデアが先行し
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うる星やつら オンリー・ユー(1983年製作の映画)

3.6

諸星あたるの肉食的クズ加減と、ラムちゃんの可愛さと一途さ。
この関係性は今の時代、いや男性漫画家からは絶対生まれない。

電気あんまやってるの久しぶりに観た。

レディ・ガイ(2016年製作の映画)

1.3

ロドリゲスの男装のクオリティが酷い。
髭もじゃにすれば良いってもんじゃない。
胸板が厚ければ良いってもんじゃない。
だみ声にすれば良いってもんじゃない。
ちんこつければ良いってもんじゃない。
フェロモ
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めいとこねこバス(2002年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ジブリ美術館「土星座」上映作品。

"あの傘"が見えた時の、込み上げてくる安心感に鳥肌が立って、泣いた。

この短編の良いところは、台詞に頼らず、絵の力と観客の想像力で見てもらうことで、小さい子や日本
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.8

疾走感を取り入れるのが特徴的な石田監督。
短編2本は観たことがあった。でも、それらの作品はいまひとつ肌に合わず、特にキャラクターへの愛着が湧かなかった。
今作では、ペンギンの群衆でその疾走感をやってい
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アパートメント(1996年製作の映画)

4.0

「そっちかー!」って2回なった。

おっぱいに揺れる。

アナザー プラネット(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

評価の平均が低いから中途半端なSFかと思ったら、哲学的で重厚なドラマだった。

自分を客観視することは、意識してみても難しく、しばしば忘れてしまう。
しかし、もうひとつの地球がすぐそこに現れることで、
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昭和残侠伝 唐獅子牡丹(1966年製作の映画)

4.0

話は繋がっていないこのシリーズの一作目では、健さん登場までけっこうかかったけど、シリーズ二作目の今作ではいきなりs#1から登場する。
さらに前作では、常に正当な行動をとっていたのに、今作では先ず最初に
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昭和残侠伝(1965年製作の映画)

3.9

健さんが耐えることで、観客のフラストレーションも溜まっていく。
それを極限まで持っていき起爆させる楽しい構成。

冒頭の、仁義を切るシーンだけ、だいぶ前に観たことあった。実際にあんな風に構えて長々とや
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.7

デコボコがうまく噛み合っているバディものコメディ。

高校時代にイケてた方はイケてない負け組グループに、高校時代にイケてなかった方はイケてる勝ち組グループに入り、二度目の高校生は逆転した環境を経験する
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

3.4

全員おばさんのガールズトークサバイバル楽しい。
舞台っぽい演技はあえての演出か、そうなってしまったのか。
滝の撮り方はイマイチで、ちゃっちく感じたのが残念。
今年の秋は紅葉狩りツアーでも行こうかしら。

三月のライオン(1992年製作の映画)

4.3

どのショットも良き写真。
まるで、エドワード・ヤンとペドロ・コスタの映画を足して2で割ったような画作りで、カメラのセンスが抜群。
箱のように窮屈な1:1.33というアスペクト比のフレームの中に、奥行き
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食人族(1981年製作の映画)

3.4

ただエグいグロい胸糞悪いだけなのかと思ったら、わりと真面目な作品だった。流石イタリー。問題作であるのは変わりないけど。

邦画で言うと、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督や白石晃士監督のモキュメン
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.8

一番の山場のシーンが、事実とは異なるそうだけど、スローの銃弾など、あえて劇的にしているせいか、リアリティを壊してしまっている。
そこ以外はとても素晴らしい。
クリント・イーストウッドの反戦意識が随所に
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ミッション・クレオパトラ(2002年製作の映画)

2.5

フランス映画史に残る黒歴史を観てしまったかも。

古代エジプトが舞台のめちゃくちゃ適当なコメディ。かなり金のかかった遊び。ある意味プロデューサーがすごい。
なんでちょいちょい絵画のオマージュが多発する
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.8

画的な面白さや工夫は今ひとつ物足りないけど、実話にドラマ的な抑揚をつけて、良いストーリーにはなっている。

ジョン・グッドマンにはいつもおいしい役が回ってくる。それとも、自身の演技力でおいしい役にでき
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.5

多用されるフィックスの長回しのショット。
そのワンショット内での遅すぎる展開、ちょっとした事件や悲劇には、焦りを覚えるほど退屈にも感じる。しかし、それは画面の中で起こっているからで、実際に目の前で体験
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A2(2001年製作の映画)

3.6

松本智津夫元代表の死刑執行後の今、『A3』を製作したら是非観てみたい。

このドキュメンタリーの被写体である彼ら信者の残党たちは、もしも麻原の命令が下されていたら、サリン事件に関与し、今頃は死刑囚とな
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から、エラのような首の傷、茹で卵に卵型タイマー、サリー・ホーキンスの素敵な裸体、濡れた窓ガラス、それらが印象的に映り、これは絶対ラストでヒロインが魚人になるぞと確信して観ていた。

初めて魚人と性
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ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

3.3

情緒が増した『あたしンち』みたい。

新聞の四コマ漫画感がそのままアニメーションとなっている。

日常の何気ないやりとりの中で悟る、「適当に生きること」や「諦めること」の大切さ。
一見マイナスな印象を
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

平成最高のコメディ。
マトリョーシカみたいな映画。
開けるとまた開けられて、次から次に伏線回収の楽しみが出てくる。
ひとりひとりの苦悩やアイデンティティもしっかり描きつつ、よく計算された撮影をしている
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.8

ディズニー(特に『ダンボ』)、宮崎駿、シルヴァン・ショメなどの作品からの影響も随所に感じるが、自分の絵として消化できている。
この作品においては特に、人物の影を必要以上に描かないことで、日陰と日向を強
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

白人が黒人に対して偏見や差別をしないように意識し過ぎるあまり、不自然に気を遣い、逆にそれが人種差別になっているという現代の居心地の悪さを皮肉っている部分が面白い。

ミステリーとしても、見せ方の構成が
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.8

中学生設定への変更や拾ったあの小道具の設定など、原作にないアレンジ部分が因果も何も無くて、どうも御都合主義であり残念。

あと、線路沿いを走る人間が電車にすぐ追いついたり、徒歩の人間が自転車より早く先
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.5

誇張された抽象表現と色彩イメージ。
その二つが特に印象深かった、アングラ系仕立てのアニメーション。

「偶然、たまたま」という縁も全て、本同士が繋がっているように、風邪で人が繋がっているように、巡り巡
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.1

"愛"にとても造詣が深いジョン・キャメロン・ミッチェル監督が"解放"を描く。

体制、規則、伝統、固定観念、そういった型にはめられたものからはみ出て、外国人も異星人も異性同士も異種間も親も子も、自由な
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甘い麦茶(2012年製作の映画)

2.6

「お盆だから」という台詞で全てを悟らせてくれて良かった。

全員棒読みはあえてなのか、それとも棒読みの役者に釣られて周りの役者も棒読みになってしまうのか。



最近、大学生の作った短編を何本か観てい
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.9

ガイ・リッチーにはもっとこういう群像劇を撮りまくって欲しい。

バンクシー・ダズ・ニューヨーク(2014年製作の映画)

4.0

タイムリーな取材をこれだけやれたスタッフの行動力は評価するが、YouTubeやSNSの動画を多用するのは、映画としてはちょっとお下劣。

バンクシーの作品自体はどれも高尚で、鳥肌が立った。
荒廃した路
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