せおすださんの映画レビュー・感想・評価

せおすだ

せおすだ

安曇野→京都→中野。26歳。
貧乏してるのであまり映画館に行けてませんー。
面白いと思った映画をボロカスに酷評するレビューを読むのも、駄作と思った映画を高評価する人のレビューを読むのも楽しい!

映画(2034)
ドラマ(31)

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.8

ラブコメ要素強めかと思って観たら友情濃いめだった。無職の壮年男といじめられっ子が、なかなか良い組み合わせ。

心の声をモノローグに頼って台詞で表現してしまうのは、小説ならまだしも映画ではあまり有効では
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

4.3

いちいち面白かった。
最後は笑いをこらえた。
けどその直後に涙をこらえた。

キャストの顔ぶれとか、音の入れ方とか、カメラの構図とかオーヴァーラップとか、色々な面で一番『ツイン・ピークス』に近いリンチ
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ローザス・ダンス・ローザス(1997年製作の映画)

4.0

ベルギーのヌーヴェル・ダンスを映画にしたもの。

女性らしい仕草。その、ひとつひとつの断片的仕草は"無造作"であるのに、それが完璧に"シンクロ"しているということは、タイミング、位置、角度、全てが計算
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恋におちて(1984年製作の映画)

3.3

豪華なキャストが嬉しい、爽やかなダブル不倫物語。

誠実な愛のある不倫はタチが悪いですな。
でも、アメリカ産の映画には珍しく肉体関係はなかったから不倫とは言わないのか。未遂。

The Voice Thief―盗まれた声(2013年製作の映画)

3.5

赤いドレス、赤い幕、赤バックへのフェードアウト、真っ赤なアイテムを散りばめておいて、血は真っ白というアバンギャルドな色表現。シンメトリーの幻想的な映像美。戯曲のような映画。美しい声は他人にうつると魅力>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.5

この映画では触れられなかったけど、"Teo Torriatte"を中1の頃は特によく聴いてたなあ。今は亡きMDで。なんで"r"が2つなんだろうって思ってたなあ。

曲が良いから上映中は勿論気持ちが高ぶ
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.5

なるほど、ホドロフスキーかリンチにやって欲しくなるスピリチュアルな世界だ。
原作を読んでみたい。

それにしても、動く胎児の特殊造形がやたらグロテスクだった。
もし『スター・ウォーズ』をリンチがやって
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ただの不倫調査の依頼のはずがとんでもない事件に深入りしていく探偵の話。

ただでさえ入り組んだ事件の描き方が巧いのだけど、真犯人の逮捕でハッピーエンドというわけではなく、ヒロインが無惨な姿で死ぬという
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.1

主人公ニュートの前髪が気になって仕方がない。自分の眉間がむず痒くなってくる。
『レミーのおいしいレストラン』の実写化ならこのスネ夫ヘアーで彼にやってもらいたいが。
あと、虚空に目線をやるクセが、ニコチ
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フランケンシュタイン(1910年製作の映画)

4.0

大学の頃、映画評論家の教授がこう言っていた。
「やっぱり映画はフィックスだよ!」

まあそこまでは言わなくても、余計なカメラワーク、説明台詞、無駄なシナリオを極限まで省いたミニマムな映画は、いつの時代
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リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

'80〜'90年代アメリカの、派手なドンパチもののアクション映画が量産されはびこっていた中、同系統の映画ではあるものの決して中身は薄っぺらくなく、緻密に練って描かれているシナリオだった。

メル・ギブ
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.9

食べ物以外の物で溢れている荒廃した世界のセットや装飾、音とテンポの使い方、人物のアップの構図、ユニークな立ち回り、ジャン=ピエール・ジュネ監督のセンスはいつもツボにはまる。

選ぶ女優のタイプも良い。
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.9

海外TVドラマ『ツイン・ピークス』にハマり中で、ようやく前日譚の映画を鑑賞。
ドラマ『ツイン・ピークス』のローラ・パーマーは、『桐島、部活やめるってよ』における桐島であり、不在の人物に振り回される(振
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太陽は、ぼくの瞳(1999年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

感性と感覚が非常に鋭く、始終、台詞に頼らない見せ方が本当に巧い。

盲目の少年がとても愛らしい。
走ったり、飛び跳ねたり、落ちているひなを巣に戻すため木登りをするという、健常者にだって簡単ではないこと
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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

3.6

前半は意図してか、再現VTRのような大根演技と安っぽい撮り方だったけど、山岳ベース事件から迫真に変わった。

森と永田は気にくわないことに妬み難癖をつけては、総括、総括、自己批判、自己批判。
若松監督
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山椒大夫(1954年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

主役ではなく、敵役の名前をメインタイトルに持ってくるセンスよ。
主人公である弟の、世知辛い世を乗り越える姿や成長、勇敢な行いに焦点を当てているのなら、タイトルに『陸奥若』とでも付けただろう。
でもそう
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

良質な"芝居"を観た、という感覚を味わった。

決して真っ当な家族ではなく、良し悪しのタガが外れていて、万引きによって人も物もツギハギだらけの家族だけど、"こうありたい家族のあたたかさ"をみんなが欲し
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8 1/2(1963年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

フェリーニ自身が赤裸々に自己投影している作品。映画監督の頭の中にある苦悩や妄想や過去や夢を交えて描いた作品というと、北野武監督が自身のキャリアを壊し見つめ直すために作ったという『TAKESHIS'』と>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

ハーヴェイ・カイテルとマイケル・マドセン、丁度『レザボア・ドッグス』の撮影時期の裏でこんな傑作にも出演していたのか!
共演というほど出演シーンは被っていないけど、二人ともアジのある格好良さ。

ハーヴ
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ポリスアカデミー3/全員再訓練!(1986年製作の映画)

3.0

三番煎じ。

間延びしているシーンが多くて、邪道な行為だけど途中1.5倍速にして観たら、1秒18コマのチャップリンのコメディみたいになって、そっちの方が楽しかった。

でもゼッド役のボブキャットが出る
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.0

悪党を罰するということは、正義でありながら罪でもある。
つまり、悪党は"許されざる者"だが、それに罰を与えたり復讐したりする主人公自身もまた、"許されざる者"であるということだ。
悪党の行いを許せず罰
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.1

ある娘のクソ親と、あるクソ親の娘、その二人の関係性の描き方がとても巧い。加えて、「モ・クシュラ」と名付けた瞬間から、フランキーは"同じ血"の通う娘のようにマギーを思っていたのだろう。

大切に築き上げ
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.8

悲しくないわけがない、両親が突然の事故で同時に亡くなる設定。
さらに、か弱い人物がずっと笑顔でそれに耐えて悲しみを隠していること。
見えなくなっていく幽霊との関わり。
資金力・権力持ち家系の脇役の子と
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角砂糖(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

馬の演技うまー!

感動の再会の場面のはずが、背景にでかでかと「Family Mart」の文字があって、そこだけ浮いていた。再撮して欲しい。

でも一番の感動をそこに持ってくるかと思ったら、他にいくつ
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ポリスアカデミー2/全員出動!(1985年製作の映画)

3.0

商業用の二番煎じ。
でも好きだよ。
それでもいいよもうこのシリーズは。
毎回同じことやっててくれ。

ユージーンとキャサリンの馴れ初め良かったなあ。
もっと活躍して欲しかったけど。
撃ちたがり屋は撃て
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ポリスアカデミー(1984年製作の映画)

4.0

幼少の頃、深夜のテレビかなにかで、校長の例のシーンだけ観たことがあったのを思い出した。


みんな個性があって好き。
みんなちゃんと最後に成長している。


深作欣二監督が暴力を描くことで暴力に反発し
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テンダー・マーシー(1982年製作の映画)

4.8

探しても見つからない理由。
思っている以上に、人生に起こることには理由が無いことばかりなのかも知れない。
理由は無いけどそれは偶然ではなくて、必然なのだけど理由は無いのだ。

あの時"鳩の歌"を歌って
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愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像(1998年製作の映画)

4.3

歪んだ空間、歪んだ関係、歪んだ快楽、歪んだ精神、歪んだ人間の描く歪んだ肖像。
フランシス・ベーコンの絵画には、デカダンスの美を感じる。

そして、その奇才画家の半生を見事に表現しきったデレク・ジャコビ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.4

評価があまりに賛否両論なので、新宿ピカデリーの無料券を行使して、期待値を下げて鑑賞。そのためか、色々と許容して楽しめた。
でも細田守監督作品だから、何か凄いものが観れるだろうと、どうしても期待を完全に
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.8

この題材はプーさんだから良いけど、受け取り方を一歩間違えれば、堕落したプー太郎が量産されてしまう話である。
しかし良い受け取り方をすると、これは二つの観点から、プーさん版の『ローマの休日』だと思った。
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思春期の我慢による鬱憤、規律による束縛、「ただいま」「おかえり」、閉塞感からの解放を、学校の中をかき回して、まさに台風で見せてくれた。

中学生の喫煙や下着姿を披露した演出は、もう今とこの先の時代にで
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.8

ボーク重子さんが好きそうなパッション映画。

努力できる天才。
そんな完璧な主人公の挫折と葛藤は、何に焦点を当てて描かれるのだろうかと予想しながら観ていた。
どこまでも前向きな彼女が、諦めてロスへ帰る
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.7

本当にくだらないのだけど、この凸凹コンビ好きだなあ。
息の合わなかった凸と凹が、双子のようにハモって噛み合わさるクライマックス手前の瞬間が最高に気持ち良い。
エンドロール入る前の予告楽しい。

冒頭は
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理由(1995年製作の映画)

3.6

人種差別による冤罪ものの社会派ドラマの要素が濃かった第1幕。
探偵もののミステリー要素が濃かった第2幕。
サイコホラーの要素が濃かった第3幕。
ひとつひとつは面白い素材であるのに、そのアイデアが先行し
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うる星やつら オンリー・ユー(1983年製作の映画)

3.6

諸星あたるの肉食的クズ加減と、ラムちゃんの可愛さと一途さ。
この関係性は今の時代、いや男性漫画家からは絶対生まれない。

電気あんまやってるの久しぶりに観た。

「影ふみのワルツ」は名曲!

レディ・ガイ(2016年製作の映画)

1.3

ロドリゲスの男装のクオリティが酷い。
髭もじゃにすれば良いってもんじゃない。
胸板が厚ければ良いってもんじゃない。
だみ声にすれば良いってもんじゃない。
ちんこつければ良いってもんじゃない。
フェロモ
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