入れ替わりものって、やり尽くされていても、ギャップさえ感じられたら飽きない。
悪党でも英雄でもなんでも、その道のプロって格好良い。
ガイ・リッチーは群像劇の方が楽しめるんだよなあ。
一作目よりももっともっと長く感じた。
カットのつなぎにモンタージュ的工夫を凝らしているものの、無駄が多い。
そして、怖がらせ方が滑っている。
恐怖を感じさせてから食べる設定もどこかへ消えてしまった>>続きを読む
テレビアニメ版を鑑賞済みの人が思い出すための総集編テイストなので、人間関係や心理描写などけっこう端折られている。復習には丁度良い。
原作のいいところ削りすぎ。
これが樋口カッターってやつか。
ツッコミどころは沢山あるけど、一番気になったのは、王妃のような格好を着飾った女ゾンビは、ゾンビ化してからあの格好をし出したのか、ゾンビ化する前からあの格好だったのか、というところ。
どちらにせよ、特別>>続きを読む
好みの問題だけど、あまり好きなタイプの可愛さじゃなかった。
ぶりっ子しすぎというか、自分のことが可愛いと分かってる小型犬のような仕草というか、そういう狙い過ぎな可愛さよりも、本能で生きるがゆえの動物的>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前半は着ぐるみマスコット主任に不思議な存在感と安心感があったが、後半は全く不要なキャラになったのが残念。
時間も空間もない"どこでもない場所"で、全裸で少年が少女を救うという形而上的シチュエーション>>続きを読む
ジュブナイルものっぽい雰囲気に、最初はとてもワクワクした。
カメラワークにパンが多用され動きも多く、画の情報が次々に切り替わっていくため、テンポが良い。
台詞が、聞き流しても問題ないような、世界観>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ネタバレ厳禁すぎ。
著作権と金の暴力も、ここまでくるとスゴイ。そんな大人の事情の影響を免れられない脚本はかなり頑張ったんだなあ。
とにかく『スパイダーマン』過去作品は全部観ておいてよかった。
アニ>>続きを読む
真に迫った演技、型にはまった演技、素人の危なっかしい演技が散見し、どれも目立つ。指揮者(監督)が演奏者(役者)それぞれのできることを引き出している感じで、その危うさには観ごたえがある。
若者のニキビ>>続きを読む
近所のおっさんのヨダレまみれになった補聴器は、年頃の女の子には辛かろうて。
苦しみにも耐えて善人であり続けていた優等生が、最後の最後で一番やってはいけない過ちを犯す。
多少強引な御涙頂戴展開という感じもしたが、グッときたと気もした。
良い意味でもやもやを残してくれた。
こ>>続きを読む
こんなに露出シーンや濡れ場がないのに性的な映画も珍しい。
直接的な表現はほとんど無く、血のように見える、ケチャップの着いたシャツや、真っ白いクロスにかかるドス黒い赤ワイン等、ところどころにメタファーと>>続きを読む
時間って本当に不思議。
成長と老いと死と、様々な経験を、物語の中でも現実の中でもしてきたのは、なにも共演者同士だけでなく、多くの観客もまた、この作品を通して一緒に成長したような感覚を持っている。>>続きを読む
オシャレでスタイリッシュなホラー。
たまに急に笑かしにくる。
エドガー・ライト監督ならもうひとひねりあると勝手に期待しすぎてしまった。
最初は星1〜2にしようかと思ったけど、愛を感じたから評価上がった。
フィリップ・ラショーがトム・クルーズに見えた。
ギャグセンスは相変わらず、引く時も多いけどクセになる笑いもあり、テンポが良い。>>続きを読む
トーキング・ヘッズのライブ記録映画。
極めてシンプル。
派手なセットや装置なんて必要なくて、最高の音楽と意味がわからない動き、これだけで凄く魅せられるバンド。
感覚的だからといって適当というわけでは>>続きを読む
この社会の光と影、その中で猫をかぶり続け、うまく生きなければならないということに、違和感を抱かずにはいられない。
役所広司はもう国宝です。
どっち側に感情移入すればいいのかと観客を迷わせる第二弾。
おじいちゃんがもうヒーロー化してた。
平和主義で平凡だった男の理性が、あることがキッカケで崩壊し、惨虐な行動をとるというような、いわば現代版『わらの犬』かなと最初は思っていたら、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のように、主人公の本当の素>>続きを読む
映画製作を舐めすぎ。
一応障害にぶつかってはいるが、その乗り越え方が簡単にうまくいってしまう。現実はこんなに甘くない。
現実の現場は、睡眠不足だったりスケジュールがおしたりで苛立っていたり、ひねくれ>>続きを読む
そうそう新劇では消えたヴァイオリン。
『宇宙人東京に現わる』のリスペクト怪獣キャラに笑った。
言及したいことが山ほどで支離滅裂になっている。そこが楽しみポイントでもある。
色々悩んで、色々欲して、色々想像して、色々悟って、人間って「気持ち悪い」んだよね。
きっとこの映像の中では触れられなかった部分に、もっと大人の闇や汚れた部分があったはず、というほど人間の綺麗なところしか見せていない。
責任を負いたくない大人や危ない幼児好きが集まりそうで、この共同保育>>続きを読む
「適当」「どうでもいい」をあえて詰めているけど、作品自体が本当に粗雑なものになってはいけないと学びました。
ヒロインとその夫、父、弟。
それぞれの欲求の対立が面白かったです。
そう考えると、仲睦まじく休日を過ごしている家族の画で始まっておいて、物語上ではこの3人の男全員がヒロインにとっての敵対者だったのです>>続きを読む
女子トイレの長回しのシーンを見て思ったのですけど、女性も手を洗ったらパッパと払うだけで、ハンカチ持ってない人結構多いんですね。
変わり者の役がよく似合うヘイリー・ベネット、歳を重ねて良い貫禄が出て>>続きを読む
ドワーフの王トーリンがなぜ正気に戻れたのかが腑に落ちない。
そしてやっぱり、大鷲が確定演出。
世界観は良かったので、とりあえずニュージーランド行ってみたくなりました。
『ロード・オブ・ザ・リング』3部作より指輪が活躍している気がする。
このシリーズ、行き詰まったらガンダルフの大鷲に頼るところ、どうにかならんかったかな。
大鷲を呼ぶにもリスクがあるとかデメリットが無いと、最初から鷲を使って行けばいいじゃんって思ってしまう。