kojikojiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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市子(2023年製作の映画)

4.2

No.1633 監督: 戸田彬弘
今まさに旬の杉咲花が輝いている。
さすがに話題作、予想した通りの映画だった。

 たかだか2時間の映画なのに、時間が凝縮していて、市子の人生をしっかり見せられた気持ち
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.2

No.1632年 監督:ガス・ヴァン・サント
脚本:ベン・アフレック、マット・デイモン

 ロビン・ウィリアムズとマットデイモンの「目」が美しい。
二人の目がなんと色んな表情を見せてくれることだろう。
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.5

No.1631 監督:木村ひさし

ゾンビに追い詰められた館で起きた密室殺人事件。
その謎解きに美少女探偵剣崎比留子(浜辺美波)とミステリー小説オタクの大学生・葉村譲(神木隆之介)のコンビが挑む。
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

3.8

No.1630
2015年 韓国映画 監督:ペク・ウナク

 悪のクロニクルとは「悪の年代記」と言う意味。
 韓国クライムサスペンスは、味が濃い。
時に無性に観たくなるが、一度観たら、しばらくは食症気
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パレード(2024年製作の映画)

3.7

No.1629 監督は藤井直人。「新聞記者」の監督さん。

 觀方によっては、この映画、鎮魂歌なのかもしれないと観終わって、ふとそんな気がした。

 誰に教わったのか知らないが、この世に未練を残して
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苦い涙(2022年製作の映画)

2.9

No.1628 フランソワ・オゾン監督

 今は、貴方のような人が来るところではない、いつか必要な時もあるだろう。
そんな風に言われているようで。
そうそう、私には縁のない世界。関わることも絶対にない
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

No.1627 監督:白石和彌 「虎狼の血」の監督さん。 
原作は櫛木理宇による長編サスペンス小説

小説を読んでいるように感じる映画だった。
なかなか面白いと思って観ていたが、ラストで滑ってしまった
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

No.1626
映画館で予告編を観ていたので、どんな映画か知ってました。
映画館に観にいく予定が、スケジュール調整が上手く出来なくて、配信されるのを楽しみにしてました。

この映画、何も知らずに観たら
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大河への道(2022年製作の映画)

3.9

No.1625 監督は中西健二。「花のあと」の監督さん。ただこの映画、監督さんより原作、脚本が気になった。

原作は落語家・立川志の輔による新作落語「大河への道 伊能忠敬物語」。この発想が、この映画を
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

No.1624 監督:石川慶。「蜜蜂と遠雷」の監督さん

サスペンスでは面白い分野。死んだ夫は一体誰だったのか?松本清張の作品に出てきそうなテーマ。昔だったら社会の中に消えて行くのも簡単だったのではな
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.8

No.1623 監督は小泉徳宏。「ちはやふる」の監督さん。
前情報なし、題名が気になっていたので鑑賞したら、なかなか良かった。  
横浜流星が主人公を演じていることもエンディングでわかった始末。見た顔
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.9

No.再鑑賞
実は、鑑賞したのを忘れていた。こんな映画が観たいと思って選択したら、すでに鑑賞していた。しかし思ったとおりの映画だった。サスペンス、法廷もの、ナチもの。重厚で、鑑賞した後の充実感がたまら
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百花(2022年製作の映画)

3.5

No.1622 2022年 監督:川村元気
「4月になれば彼女は」が公開間近の川村元気監督作品。
 この邦題にはどうしてもときめいてしまう。なんの関係もないのかもしれないが、我々の世代、一部の人に
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

No.1621 2021年アメリカ映画
監督:ケヴィン・マクドナルド
 

 2005年、9.11米国同時多発テロの首謀者の1人と疑われるモーリタニア人(モバメドゥ)。無罪を訴える彼だったが、正当な司
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.0

『60歳なんて、まだまだ「ハナタレ」ですよ』

 これは、この映画の中のセリフではない。同僚の若い女の子が冗談で言っていたのを思い出したのだ。若いだけにすごくインパクトがあって、笑った。
そして思った
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.6

No.1619 2023年松山博昭監督作品(この監督作品は初)

 昨年話題になったドラマの映画化。かなりヒットしたようでロングランだった。
配信を知って、すごく期待して観た。

 主人公の個性も菅田
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.6

No.1618 2013年アメリカ🇺🇸映画
監督はジェイソン・ライトマン この監督作品では
「マイレージ・マイライフ」を観ている。これは結構面白かった。

ジョイス・メイナード原作「Labor da
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.9

No.1617 2023年 前田哲監督作品

 昨日に続いて、今日も昨年話題の社会派ドラマを観ることにした。

 この映画、どうしても、2016年のあの事件と重なってしまう。中にはあの事件がモデルと
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

No.1616
2023年 監督:岸善幸 「前科者」の監督。
と言うことはこの監督、社会派ドラマが得意な監督さんなんだろう。

 私はこの映画の後の鑑賞に「ロストケア」を予定している。これもまた社会派
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.6

No.1615 2023年 監督:行定勲

 封切り時、かなり楽しみにしていた作品だったのだが、評価があまり高くなくて、とうとう観ずに今日まできていた。ずっと気にはなっていた。U-NEXTの配信情報は
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.2

No.1614
2008年 監督・脚本・原作 橋口亮輔

日本映画の傑作は、真っ直ぐに心に突き刺さる。邪魔するものがない。それはあまりに直接すぎて時に戸惑ってしまうこともある。この映画なんか、特にそ
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

No.1613
2015年 アイルランド/イギリス映画
監督はヨルゴス・ランティモス

 少子高齢化への警告なの?
子供が少なくなり、人類の未来が見えなくなったら、こんなこともあり得るだろう。
中国な
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

No.1612
2023 イギリス🇬🇧映画
監督:ヨルゴス・ランティモス
 この監督、変な名前だと思って調べたら、ギリシャ出身だった。
「籠の中の乙女」はギリシャ映画だが、「ロブスター」からアイルラン
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

No.1610
2018年 アイルランド/イギリス映画
監督ヨルゴス・ランティモス

 この映画に関しては、絶対ネタバレは読まないことにした。実はこんなことを監督は言っているとか、こういう意味だとか、
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.8

No.1610
2012年 インド映画

インド映画のサスペンス、しかも大好きな「忽然サスペンス」(勝手に私がつけたもの)だ。

 インドに出張に行った夫が、2週間経っても帰って来ない。夫は出張先で「
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ハルフウェイ(2008年製作の映画)

3.6

No.1609
2008年
監督、脚本北川悦吏子
この人は、「あすなろ白書」「ロングバケーション」の脚本家さんで、初の映画監督作品だそうだ。どうしてclipしていたのか覚えていないのだけど、多分、私の
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

No.1608
2015年イギリス映画
監督はアンドリュー・ヘイ

シャーロット・ランプリンクの心のひだを辿るような名演を堪能する。見応えのある作品だ。

 イギリスの静かな田舎町で暮らす夫ジェフ(ト
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ハメット(1982年製作の映画)

3.2

No.1607
1982年アメリカ映画

制作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
監督:ヴィム・ヴェンダース
奇跡のコラボ、ということで観ることにした。

ところが、全く合わず、途中、何度も止めよ
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ホワット・ライズ・ビニース(2000年製作の映画)

3.6

No.1606
2000年アメリカ映画

この映画の分類はホラーかサスペンスか?

 横に振ったり縦に振ったり、ストーリーは思わぬ方向に動く。観客の視線はいろんな方向に向けさせられる。そして最後はとん
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いつか読書する日(2004年製作の映画)

3.9

No.1605
2004年作品。
もう20年近くなるのかと驚いた。
いつか観たいと録画していたDVDは現在のプレイヤーに合わず、結局配信で観ることにした。

 幼い頃に父と死別し、母も失った大場美奈子
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四月物語(1998年製作の映画)

4.1

No.1604
岩井俊二監督作品。

観ずに大事にとっておいた。
こんな映画はそうないだろう。
観もしないで、とっておくのだから。
どんな話か、どんな風に自分が思い、何が蘇るのか観ないでもわかる。
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黒い罠(1958年製作の映画)

3.5

No.1603
1958年 アメリカ映画
監督・主演はオーソン・ウェルズ

 オープニング。アメリカとメキシコの国境。誰かが爆薬らしきものを高級車に仕掛けた。
その車に、金持ちらしい男と女が乗り込む。
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グローイング・アップ(1978年製作の映画)

3.8

(記録)ちょっと思い出したので記録用として。
一時期話題なったイスラエル映画。
何故イスラエル映画なのかもわからない。
私は実はアメリカ映画のつもりで観ていた。

ジョージ・ルーカスの「アメリカン・グ
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大脱出(2013年製作の映画)

3.6

No.1601
2013年 アメリカ映画

 アクション映画を代表する二人のW主演の映画と言うことで話題になったこの映画はよく覚えてはいる。しかし残念ながら私はこの頃すでにシルヴェスタ・スタローンの映
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

3.8

No.1600
2021年 韓国

 第1作がすごく面白かった。ヒョンビンのかっこよさと、ユ・ヘジンの独特の可笑しさの相性がとにかく良かった。ユ・ヘジンの魅力を強く感じた作品だ。

今回は二人に加えて
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

3.5

No.1599
 ロベール・ブレッソン監督初鑑賞。
監督作品を5本ぐらい準備していて、ぼちぼち観るつもりでいる。

が、最初から躓いた。

 一匹のロバとひとりの少女の数奇な運命を描いた作品。
ピレネ
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