映画の構成が実に巧妙。
前半は観客の感情を揺さぶる事に注力して、後半で政治的な問題提起をするという流れであり、これはかなり鑑賞者に対して挑戦的な作りだと思います。
というのも、この作品を観て頂ければ>>続きを読む
イランという国の社会的・政治的な背景にフォーカスし過ぎて、登場人物の背景がほとんど描かれていない。そのため、主人公の感情を表現するシーンに没頭できるはずもなく、作品への没入感があまり生まれない。
ス>>続きを読む
映画祭のガイドでは「イランの若者たちが置かれた不安定な状況を描き出す。」と解説している。
まさにその通りの作品ではあったが、それ以上のものでもなかった。
取り急ぎ、日本の配給会社は買い付けるように。日本で一般公開される事を期待します!
何が面白いのか、さっぱり分からん。
監督は「映画は旅のようなものだ」と仰っていたが、普通の人がこの映画を観ることによって、撮影舞台であったジョージアに行ったような感覚にはならないだろう。だって、台詞>>続きを読む
こんなに雑に映画を創って、関係者は何か面白いのだろうか?
葬式のシーンまで我慢して観ていたが、あまりにヒドいので、そこでストップしました。
飛行機で無料だったからよかったけど、映画館だったらお金を返>>続きを読む
それっぽい題材を見つけたので、興行的にも成功するように、人気の女優さんを配役して本格的な映画っぽく仕上げよう。
そんな浅はかなプロデュースによる作品、という感じ…知らんけど。
飛行機の暇潰しにギリ>>続きを読む
紹介文のあらすじを読む限り、鑑賞前は「どうしてこんなタイトルなのだろう?」と、不思議に思ってました。そして、鑑賞後は「やっぱりよく分からん…」という感じです(笑)
この作品では、主人公がイラン人の日>>続きを読む
スペインの山間部にある村で暮らす夫婦に起こる出来事がストーリー。二人はフランス人の移住者である中で、近隣とはどのような関係であるのかを描写しながらストーリーが進められていく。
この映画は中盤で事件が>>続きを読む
監督も「政治的な主張を入れたわけではない」と仰っていた通りで、チュニジアの国家情勢とかそう言う事が本作のメインではありません。
誤解を恐れずに言うならば、ひたすら観念的なストーリー。
そこに住まう>>続きを読む
解説文では、二人の登場人物の恋愛模様を描くと紹介しているが…
この映画は、上記二人を通した社会病理を描いていると言った方が的確だろう。主人公が男性なので男性側の生活の出来事が主なストーリーとして進ん>>続きを読む
ツッコミどころ満載のハリウッド映画だった。でも、エンターテイメントとしては観ていられる…と言ったところ。
今年のコンペティション部門は13作品を鑑賞し、本作品がラストでした。
一言だけ本作品の感想を記すと、ラストシーンは全くの蛇足だと思います…あの後、どんな展開だろうともこの映画がテーマとして扱っただろ>>続きを読む
はっきり言うと、ストーリーやテーマに目新しさが何にもない。その割には、やや重苦しい演出・音楽が目立ってしまい、相対的に内容が弱ってしまっているところが残念。この「内容」と「演出」のバランスが悪い映画の>>続きを読む
モロッコからイタリアに移住した一家族の少女が主人公の物語。
「移民」という属性による環境が、様々な困難を主人公に与えることになっていく。それでも彼女が逞しく生きていく様が、言うまでもなくこの映画の見>>続きを読む
シリアスな演出とストーリーの割には、内容が薄っぺらい(登場人物の人間性がつまんない)ので、ひょっとしてボケてる?とすら思ったシーンが散見。夫婦がラップで語り合うシーンって何だったの?(笑)吹き出しそう>>続きを読む
舞台はスリランカだが、まだセイロンと呼ばれていた時代で、設定は戦間期であっただろうか?当時の植民地支配や階級社会が露骨な背景の下に、領事官である主人公の生活を描き出すというストーリー。
内容はある意>>続きを読む
現在のコロナ禍の状況を上手に利用した設定だったり、役者や監督自身の経験ないしは趣味を活かした物語の内容だったりが、とてもナチュラルで誰にでも受け入れやすいものになっていたな、という印象。
こういう監>>続きを読む
精神の病(ADHD)と判定された息子のトムとシングルマザーの主人公の物語。主人公は薬の服用で息子の状態を改善させようと試みるが、色々な困難が待ち受けていた…
と言っても、ストーリーは決して陰鬱なもの>>続きを読む
上質な○流映画をありがとう。
フィリピンの作品はTIFFで数作品観てきたけど、フィリピンの映画業界があれなのか、TIFFの作品選定の責任者があれなのか知らないけど(いや、顔は知っているが)、どうして>>続きを読む
過去の詩人(偉人)と現代の詩人(主人公)を対比させながら、現代カザフスタンの社会情勢を浮かび上がらせる、というストーリー。文化の衝突点であり発展途上である中央アジアを舞台にして、ナショナル・アイデンテ>>続きを読む
くっそつまんなかった。
何かの詩の一篇なのかアフォリズムなのか創作した文章なのか、それらの組み合わせなのか知らないが、ひたすら観念的な台詞が、よく分からん登場人物によって滔々と語られるだけ。はっきり>>続きを読む
鑑賞中に既視感が生じまくるのは、先進国の同様のテーマを扱った作品にインスパイアされ過ぎているのが要因のような気がする。
フィリピンの政治の分かりやすい腐敗だけでなく、複雑で都市的な特性や人間性・市民>>続きを読む
韓国における現代の現実的な生活・家庭の描写と、主人公(あるいは監督)の映画に対する愛情・哀愁の表現とが相まっていながらも、リアルな演出部分とノスタルジーな演出部分が上手に切り分けられていました。こうい>>続きを読む
サスペンス的な要素ばかりに目を引かれてしまい、ドラマの内容はしっくりこなかった。あの夫婦の激情がどのようなエピソードから生まれているのか、それについてほぼ言及が無いストーリーだったので…
ただ、丁寧>>続きを読む
人生と向き合うという事は、誰かと向き合う事ではなく、自分と向き合うという事に他ならない。当然の事のようだが、これがなかなか難しい。そんな映画。
本作品は、昨年から映画館の前を通る度に宣伝ポスターが目に入っていたもので、ミニシアター・エイドの未来チケットを利用してようやく鑑賞しました。
この映画はドキュメンタリー作品であり、現国会議員である立>>続きを読む