そーいや見たことなかった。おいおい深作かよって過るくらい平行線のままの男達と1人の女。ポロンスキーと組むとこんなに日頃のストレスが充満した会話になるんですね。
銃撃戦もまるで交錯を拒否するよな早さだ。
この抽象的な画面にはびびるね流石に。集団になんの個性もない。
三隅×牧浦の滲むような汗は強烈。
TV版の再構成ではなく、ウテナとアンシーを学校から解放するための一作と思ってます。なんでメタファーなんてごくごく単純で、要はウテナって元々性を持たない存在だったってことでしょ?そんな説明なんか省いてよ>>続きを読む
やはり木下惠介の実験の一環に付き合わされた一作より断然こっち。出てくる役者誰も興味ないのに…。
学生寮に向かうのを見送るとこは、サイレントで進めて舟が発進した瞬間に桑原正がすっくと立って花と言葉を突き>>続きを読む
クソ雑な結末だし女性観も古めかしくてまるで話には乗れない。んだけど砂漠の広大なロケーションとずりずりと移動する船を見せる俯瞰+パンワークが冴え渡りすぎて相殺されちゃう。必死に回転させてあれだけしか進ん>>続きを読む
弟が土を食う習性も泣いている理由も、兄がキレ散らかす理由もポットおじさんの闇商売の内実も何も明かされない。機関車の荒々しい進行と鬱屈だけが純化されてくの、めちゃめちゃイイね。アフレコの籠った感じも結果>>続きを読む
自己犠牲オチでまだ助かろうとしてるやつ初めて見た。
ビル・プルマンが担当降りるまでの寄り引きはそんなに悪くないんですけどね。
粋な台詞の応酬は楽しいが、スケールちっちゃすぎて街角から街角への移動カットが野暮ったく感じる。
ヴィヴェカ・リンドフォースそれでデレちゃっていいのか!?
ヒトラーが1カット内で消える時間経過からして途中がない、暴力的な編集や。
党員の無数の敬礼ポーズ、民衆を掌握するように被さる手のひら、皺が染み付いた市民の手の甲。手ひとつでこれだけの生彩が。
めまぐるしい人物移動でもやかましさはなく、感情が発露する瞬間は忘れない、相応しいデビュー作じゃないですか。
J・キャロル・ネイシュが旅人を見送る目線が、するりと絵画を見る目線に。
こういうの編集でリズムを付けるか主役を音楽の体現者とするような身振りを与えるかしなきゃいけないと思うんだけど、構造上話進むにつれて犬王の身体が音楽から遠ざかるので乗れるわけない。
犬王の舞踊・友魚の演>>続きを読む
ジェイソン・ライトマン、座組みはキャリア初期からあんま変わってないのに徐々にローキー(光源を意識させる画面)に拘ってきてたの、もしかしてこのレーザーのためだったのかな。
編集の速度感がイマイチ人物造形に貢献してこない。軽い作劇で破壊してるとは納得しつつ、鏡面に写った去っていく背中に重圧を感じないのよね。
偉ぶっていたウォード・ボンドの大振りを見事に躱していくエロール・>>続きを読む
ろうそくの火、紫煙、波、そしてエリオット・グールド、揺れる主題を捉えるためのガチガチのレイアウト設計。なんじゃあの黒い手形が付いた取調シーン!自殺後の野次馬&警察&捜索隊を見せる横移動なんてまんまフェ>>続きを読む
スザンナ・ヨークが脱いで階段上がってからシームレスに3人の男と交わるとこで驚く。
産婦人科に訪れる様子を室外から見せてるとこの横移動良すぎ。翻って2人の距離感は示されてないのね、はなから距離感おかしいから。
黒背景じゃなくてサンディ・デニスの黒髪でエンドロール行くのに痺れた。
少年・青年パートまるまるフリはさすがに笑うわ。こんな自由な作り許されていいんか。
人体燃焼を収めてないのは予算なのか意図なのか、何れにしても衰えを感じちゃうな。ようこの地点からあの傑作シリーズ生み出せ>>続きを読む
別個の空間と空間を反復で繋げる試みは物語性を持ってる過去作で既に達成してるし、フラッシュバックで何度も大写しされるのが余計にかったるい。岸本加世子の役割もつまんね。
タクシーに女形がぶつかって死体が無>>続きを読む
再見したら吊り下げられた人形だけじゃなくてそれを見て笑いを堪える生徒も面白がっていて涙ぐんだ。
自転車の疾走は前進してるように見えて、前輪・後輪で回転の動作があって、だから何度も同じ地点に戻る。ボクシ>>続きを読む
寸止めされてギャグだけ膨らんでく、ブニュエルっぽい。でもキメキメの俯瞰でおかしな事を見せる上手さより、たけしが画面にいる間の茶番の安定感が凄まじい。やっぱ餅は餅屋っすね。研究所の美術・照明が凝ってるの>>続きを読む
セルフパロディの趣向が強い。死体で死の文字作ったり言語交錯(字幕を読ませる)させたりするのを見ると、より日本人向けに作ってる感がある。
武映画は画角に車の横幅が収まるのが何気に気持ちいいね。