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ソフィア・コッポラ処女作。
70年代のファッションや音楽が良い。電話越しにレコードを聴かせ合うという、今はもうしないであろうアナログなコミュニケーションも良かった。
「先生は13歳の女の子じゃない>>続きを読む
久しぶりに鑑賞。
難解すぎて完全に理解することを放棄してます(笑)
それ以上に、バロック様式の建築物やシャネルの衣装、不気味なくらいに完璧な構図がお洒落すぎて、芸術作品として大好きな作品。
いつか劇>>続きを読む
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いつか映画館で観てみたいと思っていたウォン・カーウァイ作品。
プラトニックなはずなのに、終始二人の逢瀬がエロティックで耽美だった。
夜の雨、スローモーション、マギーチャンのチャイナドレス姿と身>>続きを読む
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9月鑑賞分。
どうしても観たくてスターチャンネルに入って鑑賞。
ノルウェー政府がナチスのホロコーストに加担していたということを、この映画で初めて知った。
北欧の美しい街並みや家族の幸せが、>>続きを読む
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9月鑑賞分。
いつか観なきゃと思っていたジェイムズ・アイヴォリー監督作品。
R指定あるしもっと官能的なラブロマンス映画だと思っていたら、結構コメディよりで驚いた。
平坦でありきたりなストーリーでは>>続きを読む
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観る覚悟が中々できなくて後回しになっていた映画。
一見戦火の外側にあるように見えるが、争いごとや差別の元凶となる“異端のものに対する拒絶反応”という人間の内側にスポットライトを当てた映画。
ホロコ>>続きを読む
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濱口竜介版「パリのランデブー」。
濱口監督の脚本の巧さと役者たちの演技力が織りなす極上の会話劇。
登場人物たちの感情とかガールズトークとか、とにかく役者たちの演技力も相まってとてもリアルだが、なん>>続きを読む
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濱口監督が藝大の卒業制作として撮った映画。
頭と心の矛盾とか、言動の矛盾とか、他人を受け入れられないところとか、自分本位なところとか、本音ゲームで特に炙り出された彼らの不器用さや不完全さが人間臭くて>>続きを読む
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ホンサンス監督作品を初鑑賞。
無数にある言葉や行動の選択によってもたらされた無数の結果に、無限の岐路が用意されているということを実感させられる。
生きていて、「あの時にもう一度戻りたい」とか、「>>続きを読む
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クラシック作品の良さが詰まった映画!
ベタだし予想できる展開なのに、真っ直ぐすぎて穢れを知らない純愛や優しさに心を揺さぶられた。誰しも本当はそういうものを持ち合わせているし求めているんだなというこ>>続きを読む
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完璧な構図と絵画のような肌触りで仕上がった素敵な映像。
しかしそう楽しんでいるのも束の間、シュールという言葉では片づけきれないアイロニカルなストーリーを目の当たりにし、「他人事ではない、笑い事ではない>>続きを読む
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エリックロメール“六つの教訓話”、第五弾。
ロメール史上最高にくだらないしド変態すぎる(笑)
ロメールは愚かな人間のサガを愛をもって描いてくれるし、自分も共感出来てしまう部分が多いので、どんな主人公>>続きを読む
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公開中の「マルケータ・ラザロヴァー」の予習として。初フランチェク・ヴラーチル監督作品。
これぞ映画!!
音楽も、雨粒の付いたガラス窓も、異様に狭くて高いプラハのマンションも、格子状のネットも、そ>>続きを読む
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本質的に違う生き物同士である男女が“人生のパートナー”として生きていく中で、互いに求めるものをぶつけ合い、でも分かり合えずに孤独になる。互いに愛を試し合って、でもそれがいつしか憎しみに変わってしまう。>>続きを読む
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是枝監督の最新作。
う~ん、リアルな社会問題に切り込んだお話のはずなのに、どこか現実離れしすぎているように感じてしまった。登場人物たちの行動原理が全然掴めなかったので、誰に感情移入して感動すればいい>>続きを読む
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先日観に行った「大人は判ってくれない」の上映後トークショーにて紹介されていたベルイマンの作品。
モニカは決して性格が良いとは言えない。モラルなんて微塵もない。絶世の美女というわけでもない。しかし>>続きを読む
大好きな映画を念願の4K上映で。
ラストシーンを大画面で観れたのが特に大満足!!
上映後の矢田部吉彦さんのトークもとても勉強になった。トリュフォーの生い立ち、シネクラブ活動の事、バザンとの出会い、>>続きを読む
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村上春樹の処女作、「風の声を聴け」の実写化。とにかく文体が軽快でお洒落でかっこいいので大好きな一冊。
バー、ビール、海、車、山、女…というリアルなものや、電話ボックス、ピンボール、機動隊、レコ>>続きを読む
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ある女性が、自分が生まれたことへの恥や罪悪感を解消し、自身の存在意義を見つめ直すまでの物語。そこには、女性の社会進出が謳われている現代においてもまだまだ潜んでいる“男女格差”が大きなテーマとしてある。>>続きを読む
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原作がとても好きだからこそ、ずっと観ていなかった映画。
生や死、深い絶望や愛情など、人との濃密な結びつきや、人間の奥深くに眠る魂みたいなものを、独特な文章とリズムで表現してくれるから村上春樹作品が>>続きを読む
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エリックロメール“六つの教訓話”、第三弾。
頑なな信条や貞操は、時として女性の前ではかっこ悪かったり偽善として映ったりする。しかもそういうのは揺らぎやすくて脆いものでもある。だからこそ、彼がそんな>>続きを読む
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初シャンタル・アケルマン作品。
決まった尺の中で綺麗に起承転結があり、ハッピーエンドを迎える。そんな大衆映画を真っ向から否定するようなリアルすぎる映画だった。
現実は映画の世界とは全く違う。起こ>>続きを読む
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家にDVDとサウンドトラックがあったのにずっと観たことなかったので鑑賞。デクスター・ゴードンとハービー・ハンコックくらいしか詳しくないので、両親の解説を受けながら。
言うまでもないが、全編を彩る音>>続きを読む
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ゴダールによるアルジェリア戦争時代の反フランス政府映画。フランス政府が公開に待ったをかけたのにも納得できるくらい、当時の政府への批判が露骨に表現されている。
スパイ映画、戦争映画と言っても、普通の>>続きを読む
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60年代の世界のムーブメントに関心があるので鑑賞。
“普通”になりたくなくて、何かを愛好し、オリジナリティを追及し、名前の付いたスタイルを確立する。
そんな大きな熱量や、歴史に残るカウンターカルチ>>続きを読む
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ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。作中の音楽担当はモダン・ジャズピアニストのハービー・ハンコック、舞台はスウィギング・ロンドンが一世風靡した60年代イギリス。
60年代のファッションなどの文化>>続きを読む
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ハルハートリー監督作品を数作観て思ったが、彼の作品はいつもオープニングでの掴みが素晴らしい。本作もいきなり強盗シーンではじまり、可笑しくてスピード感ある会話と展開でしっかりと私の心を掴んでくれました(>>続きを読む
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小さいころからずっと観てみたいと思っていた映画。
原爆投下から僅か7、8年後に、実際に被爆した88500人が当時の地獄絵図を再現した映画。まだまだ心身ともに当時の傷が癒えていないであろう時に、日本>>続きを読む
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エイリアンズ聴きながら起き抜けにキスするシーンと、泣きながら「全部好き」っていうシーンと、同期の「これを機にいい男になろう」っていうシーンは好きだった。
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ハル・ハートリーといつもの人達×イザベル・ユペール
前半1時間くらいはちょっと退屈に感じてしまったが、後半はとても良かった。
観終わった後は、「“映画”を観た」、「“良い映画”を観た」と思った。>>続きを読む
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エリックロメールの処女長編作品。
ヌーヴェルヴァーグとは何たるかを説明するにはもってこいの作品。シャンゼリゼ通り、アレクサンドル三世橋、サンジェルマン大通り、ポンヌフ、セーヌ河岸などなど、ピエールがさ>>続きを読む