とんちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

とんちゃん

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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

リフの登場シーンに思わず拍手しそうになった。意表をつかれたような、それでいて、これでいいと納得させられるような、とにかく、ワクワクせずにはいられなかった。いいシーンだ。
ウエストサイド物語は何度も見た
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

魂が浄化された。
家福やみさきが、心の奥にしまっていた隠しておきたい真実を互いに吐露することは、再生していく過程において不可欠。過去の自分や周りの人を許すことで、前に進める。

エンドロールの名前を見
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

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ココが日曜日が嫌いというエンドロール
なぜか気になった。もう一度見たらわかるかな。

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

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相撲、忍者、海女、温泉
ステレオタイプのニツポンオンパレード

出てくる美女が揃って白の下着。

ツッコミどころ満載だけど、丹波哲郎はかっこいいし、シャーンコネリーももちろんかっこいい。
そして、浜美
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

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脚本がいい。
配役もいい。
心に残る作品。
映画好きのスタッフが映画好きに送る最高の映画。

(2020年製作の映画)

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児童虐待、子供食堂、子供の貧困、シングルマザー、華やかな社会の裏で、目を覆いたくなるような現実をうまく散りばめている。世の中、そんなにうまくいくわけないと突っ込みたくなる場面も多々あったけれど、もしか>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

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私の場合、映画を見る時、どっぷり感情移入する場合と、淡々とストーリーを追いながら客観的に見る場合がある。この映画は後者のパターン。いろいろなことに思いを馳せ、頭の中は終始フル稼働。それだけリアリティが>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

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なんともせつない、そして、なんともやさしい映画。
犯罪者予備軍を作らないためには、子供時代が大切。そのためには、女性が幸せに子育てができる社会が必要。子供たちが、まっすぐ育つ社会が必要。
他者に寛容な
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

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家族が借りてきたので、何の気無しに見始めた一本。やたら騒がしくて、やたらギラギラしていて、何、これという感じだったけど、ラストのhappy endという文字を見て、これでいいんだと思えた。作品の中には>>続きを読む

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

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いい映画だった。

世の中を変えていくのは、若い世代。そして、彼らを正しく先導する人。そのいずれも大切。そんなことを痛感した。

人種差別問題が取り沙汰されて、閉塞感漂う今、一縷の望みを感じることがで
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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世界の富の82%はわずか1%の富裕層に集中している。まさしくこの映画は、貧困層の怒りがモチーフになっているのではないか。
タクシードライバーのワンシーンを彷彿とさせるシーンがところどころにあるのは、ロ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

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川に、沼に、塹壕に、そこかしこに、夥しい死体の山。かつての戦争映画でも表現されていたけれど、想像をはるかに超える映像だった。廃墟と化した夜の街が爆撃により明るくなる。不謹慎だけど一瞬テーマパークと見紛>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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俳優も含め往年の映画人たちのエピソードが、そこかしこに散りばめられているので見るたびに新しい発見があり楽しめそう。個人的にはポランスキーのために奥さんがテスの本を買うシーンはテンションが上がった。中盤>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

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大人版ハックルベリーフィンかと見紛うようなベタな展開、突っ込みどころ満載のロードムービーと思いきや、ジワリジワリと心の琴線に触れる作品。
高齢者、低所得者、障害者。かつてのヒーロー。作品中では、社会的
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

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イーストウッドの作品を見るたびに、これが最後かもと思いながら見る。イーストウッドの作品を見るたびに、丁寧な人物描写に舌を巻く。イーストウッドの映画を見るたびに、人間はまだまだ捨てたものじゃないと思える>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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いやはや、なんとも、てんこ盛りの映画。
金持ちだから優しいんだ。お父さんが奥さんに言ったこの言葉が、鍵のように思えた。遠くて憧れの存在でもあった、裕福な世界に住む人が、優雅で、慈愛に満ちて見えたけれど
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

5.0

オープニングからなんとも贅沢。
思えば、主題歌で始まる映画は、他には思いつかない。いつもの口上と、雰囲気が違うと思っていたら、映像を見て納得。

全作から、今回のシーンを選ぶのは困難ながらも楽しい作業
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

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元気が出る映画。日々の生活の中に楽しみを見つけていきたいと思える映画。やりたいことリストを作りたくなった

日本版リメークもなかなか

記憶にございません!(2019年製作の映画)

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総理を煙たがっていた人が少しずつ心を開いていく展開が心地よかった。有働さん、出番は少ないけれどインパクト大

ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

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涙を流しながら笑ったのは久しぶり。設定に無理があるけれど、単純に楽しめた。懐かしい選曲もいい。
たまには、頭をすっからかんにして見られるこんな映画もいい。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

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シリーズ全作の中で初めて泣いた。30年来見続けてきたシリーズ最終回ゆえに、感情移入が激しかったのかもしれない。スクリーンに現れた懐かしい顔を見ていると、エピソード2から、見直したくなる。
賛否両論ある
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真実(2019年製作の映画)

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カトリーヌドヌーブが全面的に話題になっていたけれど、脇を締める役者もなかなかの名優。映画の中でさらに撮影するシーンを入れる手法は、映画制作を垣間見るようで興味深い。役の上では、プライドの高い、毒舌キャ>>続きを読む

(1990年製作の映画)

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黒澤監督が見た夢らしいけれど、監督の夢というか、魂そのもの。人生の晩年に差し掛かって、遺したいこと、伝えたいことが凝縮された作品だと感じた。人の死に対する考え方は、共感する。人生を全うしたことをみんな>>続きを読む

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

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たけしワールド全開。
本当はきつい撮影だろうけれど、キャストもスタッフも笑いをこらえながら撮っているのだろうなと思えるシーンがしばしば。盗んだトウモロコシを一個二百円、二個五百円で売るという看板に、た
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新聞記者(2019年製作の映画)

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このご時世に、映画化、上映できたことに拍手を送りたい。戦時中のジャーナリストが国策に加担していたことへの反省が戦後のジャーナリズムの原点ならは、70年経た今なお、反省が生かされていない。しかも、ジャー>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

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何十回も見たアニメの実写化、様々なシーンが脳裏に焼き付いているから、いやおうなく、原作と比較しながらの鑑賞になった。往年のアラジンファンには外せない決め台詞や名場面はしっかり織り交ぜて、ジーニーのコミ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

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客席わずか50席くらいしかないミニシアターで鑑賞。アカデミー賞作品なのに、田舎の文化程度の低さ。
作品自体はシリアスなテーマを扱っているにもかかわらず、コメディー仕立て。賛否両論あるようだけど、ほのぼ
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運び屋(2018年製作の映画)

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前半、往年のイーストウッドを彷彿させるシーン。センスのいい着こなし、ユーモアに富んだ話術、キザにならない身のこなし。イーストウッドは、老いてもなおこんなに艶があるのだとため息が出るような心地。
豊富な
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

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なんどもリメイクされている名作。オープニングのラビアンローズを歌うガガの妖艶さと歌唱力は鳥肌モノ。ラストは涙が溢れた。バーバラストライサンド主演も、ジュディガーランド主演も見たくなった。ブラッドリーク>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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オープニング、フレディの目線で捉えたコンサート会場の観客は圧巻。クイーンの数々の名曲の誕生秘話に震えた。アナログの時代の、試行錯誤は並大抵ではない。天才と狂気は紙一重。フレディの孤独感に心が痛んだ。田>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

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I am Samを思い出した。
ギフテッドは、アンバランスさゆえに生きづらいような気がするのだけど、そこの部分に対する問題提起かな?