Toshiさんの映画レビュー・感想・評価

Toshi

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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.7

4人の高校教師による飲酒に関する実験を通して、社会生活において酒がもたらす良い点と悪い点を描いた作品。少々酒が飲みたくなる。

血中アルコール濃度による気持ちや言動の変化に加えて、知的好奇心や学術性が
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.6

知的で繊細な黒人ピアニストと粗野なイタリア系アメリカ人のドライバー兼用心棒の、実話を基にした心温まるロードムービー。

価値観が異なる2人のロードムービーの中でも、差別問題や天才(と呼ばれる人)ならで
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マイ・ドッグ・スキップ(2000年製作の映画)

3.5

子犬と共に過ごす少年の成長を描く、犬好きな人にもおすすめなハートフルな映画。実話を基にした小説の映画化。

第二次世界大戦中のアメリカを舞台に、少年が様々な悩みを子犬と共に乗り切り、成長していく姿を描
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東京画(1985年製作の映画)

3.4

小津安二郎に影響され製作された、当時の日本、さらには小津監督作品に関わった人物へのインタビューを含んだ、旅的ドキュメンタリー映画。

1980年代の日本の風景をベンダース監督目線で斬新に切り取り、人々
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東京物語(1953年製作の映画)

4.3

東京で暮らす子どもたちを訪ねる老夫婦を通して、戦後の日本の社会、家族の姿を自然に映したような作品。

現代とは異なる生活、夫婦の在り方や街並みが映される一方、今も変わらない親子関係も見られる。
定点カ
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

2.8

身近に感じられる、人間または社会の奇妙さを哲学的な男と女子高生のコンビで描くラブコメディ映画。

女子高生や数学好き、講演会に関する偏見や風刺が盛り込まれており、全体的にドロドロした作風。
恋愛を論理
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エスター(2009年製作の映画)

3.6

養子で迎え入れた少女が、徐々に狂気的な面をあらわにする家族崩壊型サイコホラー映画。

少女に関わる謎も多く、その点サスペンスの様な雰囲気も含まれる。
少女役のイザベル・ファーマンの演技もよく、奇妙さが
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.7

タクシードライバーとして働く孤独な男の狂気を描く、サイコスリラー映画。

汚れた社会を目の当たりにした主人公(トラビス)の狂気じみた思考や行動に恐怖を感じると共に、一部何が正しいことなのかを考えさせら
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

ジョーカーをモチーフにした作品。喜劇で生きる男の悲劇的な人生を、多様な社会問題(貧困、差別、精神疾患等)を含んで描いたサイコスリラー映画。

コメディアンである主人公(アーサー)の境遇と狂気に転じる姿
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ザ・ウォーカー(2010年製作の映画)

3.4

戦争により崩壊した世界を歩く、1人の男の物語。信仰や倫理観をメインとし、アクションシーンも含まれている作品。

荒廃した世界の中で人は何を求めるのかを主人公の旅を通して描かれ、その中でも主人公が持つ本
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

2.2

本格ミステリーをTRICKのようなコメディ風にアレンジした、ちょっと変わった作品。原作があるので、内容は割愛。

小説とは設定がガラッと変わっており、原作が好きな方にはおすすめしない。

運び屋(2018年製作の映画)

3.7

90歳近い老人が運び屋であったという記事に着想を得て、人生における仕事と家族を中心として描かれた作品。

主人公(アール)の家族よりも仕事を優先したり、仲間に頼られることに喜びを感じたりする点。一方で
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.6

居場所のないダウン症の子どもと、その子を家族として過ごす2人のゲイの愛情に溢れた物語。

ゲイに対する差別や偏見と、育児放棄されたダウン症の子どもの社会的問題にフォーカスした作品。
感動的という意見も
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

記憶喪失となった総理大臣を通して、日本政治の問題、素直に考える良い政治を描くコメディ映画。

三谷幸喜の作品としては、少し笑いの部分が少ない印象。日本政治のおかしさを笑いに変えるというより、「政界には
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

韓国の格差問題を軸とした、コメディ要素を含むテンポのいいスリラー映画。
前半の戦略的展開の楽しみから一転、後半の手に汗握る緊張感で、心の落ち着く暇がない。
登場人物が少なく場面も限られている(2つの家
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天気の子(2019年製作の映画)

3.6

雨が続く東京を舞台とし、親の支えがない子どもが光を求めて進むようなストーリー。新海さんの作品でも物語の綺麗さを好む人は、いまいちと感じるかもしれない。

離島から東京へ家出をした主人公(帆高)と、一部
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デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年製作の映画)

4.2

大人になったデジモン世代に対して、心を掴む演出やメッセージが豊富に組み込まれた作品。

昔と変わらない音楽や演出、過去の作品のシーンを彷彿とさせるシーンの数々で当時のワクワク感を覚える。一方で、大人に
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