TSさんの映画レビュー・感想・評価

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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.8

てっきりフィクションのコメディスパイものかと思ってたらドキュメンタリーだったのですね。
ある指令を持って介護施設の潜入捜査する主人公の男性がとても紳士。入居者の女性達がそわそわしちゃってなんだかとても
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.0

この映像を見ると生き物には全て生きるための知恵と相手を見極め信用する知能と感情があると思ってしまう。
こんなに感情移入して蛸を見るなんて思いもよらなかった。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.7

突発性難聴になった経験がある私は、耳がお椀のようなものを被せられたように音がくぐもって聞こえたり、金属的な音だけが耳に突き刺さるように感じたりした感覚が甦ってきた。そうそうこんな感じ。
幸い難聴はひど
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.5

厳格な父親と紳士服の仕立て屋として生きてきた生真面目なニコスが心機一転して生地やスーツを屋台で街に繰り出す姿が真面目ゆえに面白い。
ウェディングドレスを作ることで世界観が広がっていく過程は微笑ましく最
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.8

何度目の視聴だったか覚えてないけど、相変わらずウンパルンパの踊りがハマる。
いまさらですが原作がロアルド・ダールと知って妙に納得。独特の雰囲気がティム・バートン監督によっていい感じに出てました。

悠久の地、サッカラ遺跡: 眩き時代を語る(2020年製作の映画)

4.0

テレビでエジプト、発掘というキーワードを見ると見ずにはいられない私にはピッタリのドキュメンタリー映画。
ひたすら砂の中で発掘していく中で次々と出るミイラや遺物を発見する度に感激。
あの広大な砂の下に一
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RRR(2022年製作の映画)

4.1

超娯楽映画!3時間があっという間だった。
ビームとラーマ2人がとにかく強くてなんでもできちゃう。派手なアクションに圧倒されて見終わった後はスッキリ爽快。

旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

4.2

いい映画だったなあ。
自閉症スペクトラム症の息子を支える父親の気持ちが随所に出ていて大袈裟な表情はないのに心の動きがよくわかる。終盤は父親に頼り切っていた息子も少しずつ変化してきて最後のシーンではこれ
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.7

前作に続けて視聴。
相変わらずエノーラが元気いっぱいで可愛い。
女性が社会で蔑視されていた時代にこんなにかっこよく生きてるエノーラと母親がすごい。やる事なす事痛快で見終わったあとニンマリしてました。

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.5

軽いものが見たくて視聴。軽いけれどストーリーもあって面白かった。
何でもやっちゃうエノーラが可愛い。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.8

有村架純さんの笑顔って笑顔の奥に笑ってない何かがある人だなっていつも思ってました。この役はその笑顔がとてもよくハマってた気がする。
もっとちひろさんの心の奥を知りたいと思った作品でした。

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.8

たぶん2度目の視聴です。
わずか15分ほどの距離を往復する電車をコアにしてそこに生きる人々の姿がとても素敵に描かれている。こんなに豪華な俳優陣だったと改めて感動。原作も読んでみます。

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

3.1

原作未読で観たのでストーリー展開は面白く観れた。黒木華さんが出てるとなんか観たくなってしまう。
古書の価値は良く知らないけれど、本を大切に扱う人って素敵だなと思う。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.1

淡々とした日常をそこで働くメイドを軸として描いた秀逸な作品。
監督の子供の頃の思い出を描いた作品だそうですが、だからこそ描けるシーンが沢山あったように思う。
最初のタイルに水が流れるシーン、終盤の海で
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

ようやく観ました。子供の頃からずっと耳の聞こえない家族の耳と声になってきた美声の少女が少しずつ自分の道を見つけて行く姿が爽やかに描かれていた。どんなに素敵な歌声も家族には聴こえていないのは結構辛い。>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

5.0

まるでドキュメンタリーを観ているような錯覚を覚えた。おそらく映像を通して観ている場所や登場人物はある意味現実なんだろうと思える。
きつい映画だけど深く考えざるを得ない作品。

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.6

冒頭からゾワゾワ感が出まくって不安を煽る煽る。モノクロームの効果もあって狭い灯台の中は臭ってきそうなほど薄汚く見える。そんな中でソリの合わない男2人が歪みあって次第に狂気を孕んでいく姿は凄まじかった。>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

1960年代の北アイルランドの町。子供は子供らしく親が夕飯を告げるまで通りで遊び、近所の人達とも家族同様に接する古き良き時代。
突然の宗教トラブルでそんなのどかな街は一変するけれど、子供の目線ではよく
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.0

邦題とジャケが好きじゃなくて全く観る気にならなかった作品だったけど、観た方のレビューがどれも高評価だったので観てみる気に。
こんな良い作品だったとは! 早く観れば良かったです。
孤独死で身寄りがない人
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

3.5

ピノキオという物語がどんな風にアレンジされてるんだろうと思って観てみたら、私が子供の頃に何度も読み返した「ピノキオ」の本を思い出した。ほとんど物語のままでストーリーに余計な装飾がない所が良かった。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

前から気になっててようやく鑑賞。
非情で残酷な内容なのに何故か笑ってしまう。
偽装誘拐で義父から大金をせしめようと計画する男性と、実行を請け負う2人組のチグハグな行動からとんでもない大事件になっていく
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.4

余計なストーリーはほとんどなくてなんてシンプルな映画!
いかにも体に悪そうなメニューしかないレストランの料理を中華(薬膳)料理で馴染み客の体調まで改善しちゃうなんて。
登場人物がみんな憎めずほのぼの。

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.2

東西の壁が壊れる前の東ベルリン。反体制派を疑う人物を24時間盗聴する非情のヴィースラー大尉が少しづつ変化していく様子が絶妙な表情や仕草から感じ取れて、見終わった後になんとも言えない静かな余韻が残った。>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

重厚で愛を考えさせられる映画だった。
役者がみんな良かったけれど特にショーン・ペンの演技が凄かった。
全ての言葉を辞書に編纂しようとする学者と膨大な知識量で言葉と引用を提供する犯罪者との友情が静かな映
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.5

映像がきれい。
ベトナムも昔は一夫多妻だったとは知らなかった。第三夫人として嫁いだ先の狭い世界での出来事が淡々と描かれていくけどよく考えるときつい話ばかり。淡々としすぎて印象が残りにくかった。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.6

何も考えずに笑って見ていられる。格闘シーンはいかにも韓国風だけど役者がみんないい味出してる。

インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

宇宙SFものはなぜかあまり観ないけど、これは私が想像していたものとは違ってかなり面白かった。でも相対性理論とか5次元とか難しい…

レ・ミゼラブル ザ・オールスター・ステージ・コンサート(2019年製作の映画)

5.0

圧巻!素晴らしかった。
25周年バージョンで鳥肌が立ったジャン・バルジャンの歌声は10年経った35周年バージョンでも全く変わらず感動でした。
しばらく頭の中で歌声が響いてました。

サンタクロースになった少年(2007年製作の映画)

4.0

キリスト教とは関係ないのにどうしてサンタクロースはクリスマスに現れるんだろうと思ってました。この映画を観て心にストンと落ちて納得。
絵本を読んでるような優しい気持ちになりました。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

時間軸と現実と空想がまだら模様になって行くアンソニーの様子を見て娘の側から観ている自分と私自身が混乱していく側で感じ取る映像だった。
将来自分が認知症になったら、こんな風に周りが見えて混乱するだろうな
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ボーダレス ぼくの船の国境線/ゼロ地帯の子どもたち(2014年製作の映画)

3.8

ほとんど廃船の中での出来事。鉄のカンカンする音が印象的。
少年が廃船の中でサバイブしている姿に妙に感動した。
廃船の外側で起きている紛争はほとんど出てこないけれど、時々聞こえる外側の爆撃音とイラク側か
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.8

頑固だけどチャーミング。
でも時々見せる眼差しは深くて暗い。
痛い足を引きずりながらアルゼンチンからポーランドにいる大切な友人に会いに行こうとするアブラハムの一途な気持ちが観ている私まで歯を食いしばり
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

これはキツイ。
自分達とどこか違うものは徹底的に排除しようとするのはあらゆる生物でも普通に起こる。でもそれが人間となるといろんな感情や社会現象が混在となってもっと残虐になっていく。
翻弄される子供には
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アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

3.0

ナチスの台頭で迫害を受けるユダヤ人を助けたと言う話はいろいろな国でもあったと聞く。この映画もスペインに近い南仏の羊飼いの住む村での話で、実際は緊迫した状況下でユダヤ人を匿っていたんだと思う。でもこの映>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.6

ミュージカル版を先に観たら、こちらもお薦めされていたのになかなか見れず、ようやく鑑賞。
一生懸命にダンサーを目指すビリーが可愛い。
ラストがミュージカル版と違っていたけどどちらも感動した。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

家を持たずキャンピングカーで移動しながら生活する人々をノマドと言うのだと初めて知った。
ノマドになるきっかけはさまざまだけど、共通しているのは何にも束縛されず、孤独を受け入れ、適度な距離感で仲間と協力
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