TsutomuZさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

ザ・ライフルマン(2019年製作の映画)

3.3

「亡くなった同志たちよ祖国を守りたまえ」と吹き荒ぶ雪原の中で祈る主人公のラストカットから、映画のためにモブ兵士として志願した人らの圧倒的な人数をエンドロールで確認して泣いた。同じファミリーネーム多数あ>>続きを読む

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

3.3

マリアを讃える正教会での女をめぐる争い。

母と娘の関係の描き方がえぐい。
市川崑「炎上」を思い出した。

ペトルーニャにはペトロとピョートル両方につながるのが歴史の面白さだろう。

逃げた女(2019年製作の映画)

3.5

窓を開ける
画面を見る
扉を開ける
だけで映画になる

イェリヒョウ(2008年製作の映画)

3.8

構図と人物配置でジャンル映画がここまで素晴らしいものになるのか

パトリック(2019年製作の映画)

3.5

全裸村の王子がシャツを脱ぐまでを描いた作品でした。

何を言っているのかわからないと思いますが、登場人物の大半はちんこ出したままなんです。信じてください。

愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

3.5

性器にモザイク、ボカシがなくなりディルドになった時映画という嘘が出現する。これまでの本番行為も嘘だったのではとなるのがもったいない。
これまで本番行為をしながら演技を続けるという脱構築がまさにモノで破
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.6

映画館にしか居場所がない私がこのフィルムにいました。

でも棒読みよりもジャパニーズドゲザが引っかかってしまいました。そこから日本という現実が出てきました。せっかくハリウッドならぬニャリウッドという世
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.3

ポンポさん以上にプロデューサー明石家さんまさんの思いが溢れている映画でした。さんまさんとお母さんの関係ってたしかそうだったはず。それを大竹しのぶさんが演じることを了解し、敬愛する吉田拓郎の歌を使い、そ>>続きを読む

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

3.7

舞台そのもの 演劇そのものを映像で表現すること アニメすることの創意工夫が楽しい。

日活映画ロゴが出たとき爆笑でした。

ワイドスクリーン・バロック Wide-screen Baroque つながり
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武士道残酷物語(1963年製作の映画)

3.5

いやこれ日本女性残酷物語でしょ。
錦ちゃん お手つき小姓になるし。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

映画として面白くなくては誰も見てくれないという監督の覚悟を感じた見事などんでん返しだった。

芸術と創造だけが死と破壊に立ち向かうことを教えてくれる希望の映画だった。(ポスターを「倒す」と朝鮮人民共和
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.1

煉獄の中を彷徨う酔っ払い。
酒と女そして詩に依存しないと死んでしまう。
神の審判からの逃亡としての堕落。
乞食は聖者である。

夕陽 夕闇 撮影が良かった。

デカローグ デジタル・リマスター版(1989年製作の映画)

4.0

ある運命に関する物語
無神論者が運命に遭遇する。
事故シーンにおける不穏さの演出がよかった。
I’m ready 「死を受け入れる準備はできている」と表示するコンピュータが実存すぎて怖かった。緑という
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.0

ディズニーの映画館で観たので余計に面白く感じることができたプリンセス達の喧嘩でした。

説明台詞の演出にウンザリしていたところ、それが前振りであって、動きでストーリーを展開したのが良かったです。
アク
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

窓から見えた少年とアヴァロンという店が伏線だったとは。
ここはアーサー王がたどり着いた終焉の場所だった。

認知の歪みを映画で見事に表現している。
人物がフレームから出る
同じカメラアングル
など映画
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

カメラワークが良い。
主人公が操作されている感をそう撮影するかと驚いた。

アクションでストーリー展開するということ自体を描いたメタ的な映画ともいえる。
行動すること自体が伏線なんだな。
さらにサスペ
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血を吸う薔薇(1974年製作の映画)

3.0

おっぱいに噛み付くのになんの伏線もないが良い。