tsuyoshiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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サイトレス(2020年製作の映画)

3.5

何かが少しでもおかしいと気付いたら、全てが疑心暗鬼になってしまう。情報源の殆どは目から得るもの、視力の大切さを改めて実感しましたね。残された聴覚と感覚のみで全てを解明しようと奮闘する彼女。何も信じるな>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.2

ヒップホップの壮大なる歴史がこの作品に詰まっている。文字通りマイクと言葉とビートだけで成り上がり、のし上がり、そしてスターダムへ。歌詞をメッセージとして真実を伝える。彼らの生き様、眼にしてきたもの、そ>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.6

一見幸せそうに見える家族団欒な風景と日常の一コマから、ふと滲み出る黒い何かが恐ろしい。その瞬間から団欒なはずなのにみんながみんな仮面をつけ、切り取って貼ったかのような笑顔で会話をしているかのようにしか>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.8

巻き起こる不幸のオンパレードが切なすぎる。ただ好きな人達と一緒にいることがこんなにも難しいのかと考えてしまう。その人のバックグラウンドや家族のことも省みずに強制送還してしまう人の心を踏みにじるような法>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.5

音楽に出逢い全てが変わる。環境も、友達も、親も、何もかもが。昔から書くことが好きだった。がんじがらめの生活や、ウンザリするほどの人種差別。溜まりに溜まった不平不満を書き綴るうちにこれが本当にやりたい事>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.3

人生の分岐点だとか、方向性だとかなんて言葉があるけれど、そんなものは全部考え方次第。どんな局面、場面だってすべてが魅力的で、どこへ進もうがそれは新たな大冒険。新しいものに目移りしたかと思えば、過去を振>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

またまたまた鬼才ジョーダンピールがやってくれました。
最高。

X エックス(2022年製作の映画)

3.8

好きなラッパーも出演していましたし笑、個人的には良作でした。始まりから何か起きそうな不穏な空気がプンプンしてましたね。あとエログロはよくありますが、お年寄りのああいうシーンは今ままであんまり無かったん>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

ニュースにうつる見覚えのあるマンションと名前。それが私に親友の死を教えてくれた。一番不器用なのに一番優しい、唯一の親友。この行き場のない怒りをどこにぶつければいいのか。弔いは必ず私がする。一人じゃない>>続きを読む

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

3.7

個人的に好きなラッパーが出演しているので鑑賞したのですが、とてもいい作品でした。終わりなき負の連鎖。キリがない殺し合い。無慈悲な世界ではあるがこれが彼らの日常なのだと考えると、とても悲しい。黒人の青年>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

この世に生を受けてしまった「何か」。
人間でも羊でもないそれは家族を何に導くというのか。幸せへの道標か、はたまた破壊への序章か。あの日失ってしまった小さな尊い命が再び彼らの元に舞い戻ったとは言い難く、
>>続きを読む

ミックステープ 伝えられずにいたこと(2021年製作の映画)

3.7

ある日見つけた、亡き両親が残したミックステープ。それはふたりが残した記憶と記録。このテープこそが彼らを知る手掛かりと、愛しい我が子に向けて贈られた、彼らのメッセージ。その小さなピースを一つずつ集め両親>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.8

吐く息は白くなり、街中がキラキラと輝き、聴こえてくるのは陽気で心踊る音楽達。そしてクリスマスツリーは至るところに。そう、今年もこの季節がやってくる。誰もが待ち侘びた日へのカウントダウン。それぞれの人が>>続きを読む

この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.8

ミスりました。クリスマスに観る作品じゃないです。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

それは淡く儚く、燃えるような一夏の恋。ふたりの関係性が切ないですね。あと全てのシーンが絵になります。切り取って絵にしたい。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

パティンソンバットマン良かったですけど、ちょっと映画全体的にどんよりし過ぎな感じしましたね笑

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.3

ずっと目を奪われ続けていた。楽園の様な青の世界、パンドラは確かにそこにあったのだ。虚無感を感じるほどの自然の美しさ、恐ろしさ。色鮮やかな海洋生物の戯れや、優雅な遊泳。そのどれもが壮大で言葉では表すこと>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

4.3

意地を張ってしまったり、素直になれなかったり、何もかも上手くいかない。そして一瞬の判断がその後の運命を大きく左右するかもしれない。そんなお二方に、異国からそっと運命が手を差し伸べてくれている。あとはそ>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

隠れたホラーの良作がこんなところにも。
まさに過ぎたるは及ばざるが如し。行き過ぎた母親の愛。いや、愛なんかでは無くただのエゴ。自分勝手なクソ野郎ですよ本当に。
最後のシーン。お母さんへ、今までのほんの
>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

二人の関係性と、一言一言が心に突き刺さってくるような素晴らしいメッセージの数々。美しい彼らの旅路をこの先もずっと観ていたくなる。心に清々しい余韻が残る良作。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.4

今まで観たことない程の衝撃作品。最後メタルベイビーを優しく抱きしめてあげたくなるくらいの感情が湧いてしまった。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

どんな環境下でもキラキラと輝く家族の絆と少年の笑顔。モノクロの世界に溢れる愛と暖かい温もりが優しく包み込む。いいなぁ素晴らしい作品です。

アバター(2009年製作の映画)

4.2

目の前に広がるのは青々と生い茂る草木や、見上げるほど巨大な木々が並ぶ世界。そこでは動物、生物、全てが互いに共存し完璧な秩序が保たれる。そんな唯一無二のパンドラに人間達は手を下そうとしている。際限の無い>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

こんなはずじゃなかったのに。と後悔の念に駆られるも、愛がまだそこにあるのがなんとも言えない気持ちにさせる。

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.7

友達はいつでも君たちのそばにいる。好きなことをしろ。恋をしろ。思い通りに生きて、生きまくるんだ。間違っていたとしても構わない。少年たちよ突き進め!

N号棟(2021年製作の映画)

2.8

ミッドサマーを切り取って雑に貼ったかのような作品でした。

スプリット(2017年製作の映画)

3.6

ジェームズ•マカヴォイとアニャ•テイラージョイの為の作品。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.9

時代の2,3歩先を常に歩いているかの様なチューリング。生まれるのが少し早過ぎたかもしれませんねぇ。何があってもブレず、自分を貫く彼の燃えたぎるような熱い信念が、解読不可能だといわれた暗号を解き明かし、>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

うまくいかない毎日、ふと旧友と再会し思い出話に花を咲かせるあの夜。友と毎日のように笑い合った青春の日々、愛した人と共に過ごした温かい日々。過去は過去。忘れたい、忘れたいけど忘れたくない。忘れることが怖>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.4

衝撃的作品。娘と父親と、連続殺人鬼、死にたい人、死にたくない人達。全てにフォーカスを当てたとんでもない映画。終盤のクーラーボックスから大量のビールが出てきた時は切なくなりましたね。山内はただ1人、原田>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.7

世界観であったり、1960年代独特の雰囲気が素敵。サムのスージーの爆発的な恋、そして駆け落ち。とても12歳とは思えない行動力。何より素直な心が二人を突き動します。雷が落ちた後には、燃え尽きたような跡が>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.6

ナタリーポートマンの猟奇的な演技無くしては成立しなかった映画だろう。主演への極度のプレッシャー、配役争い、人間関係などから精神崩壊に陥ってしまう。軟弱だった過去の自分、痒きむしり続けた傷跡、その忌々し>>続きを読む

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.3

スーッと消えてしまいそうな夏の魔法。あの場所も、あの記憶も、夏が終われば淡く消えてしまいそうな思い出。誰もが抱いた親への嫌悪感、こんなにも生きがいが無くて、つまらない毎日ならいっそ何処かへいってしまお>>続きを読む