umashiroさんの映画レビュー・感想・評価

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月見草(1959年製作の映画)

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持っているハンカチで、会いにきたのが兄ではなく弟だとわかる演出が好きだった

愛と希望の街(1959年製作の映画)

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名作だった!!
・鳩を撃つラストの凄さ
・善人しかいないのに発生する悲劇。
→この映画から受けるやるせなさは社会を良くすることにします向けられない。
構造が観客を煽ってる。

めっちゃくらった

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

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自分だったら、最初の接触で心を閉ざして、話すこともなく別れただろうなぁ

どこか閉じることなく開いていた心がラウラの魅力だろうか

ロシアのステレオタイプ的な男性像に、
親切な自分を隠しているリョーハ
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

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正直言って、前半は酷い映画だと思った。
ありきたりな友情模様・恋愛模様。
途中で席を立とうか迷うくらい。

ただ、普通の恋愛映画だったらエンディングを迎えるような破局を迎えても、この映画は終わらない。
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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茶葉から、そこに広がる世界が感じられるように、ヤンの視覚記録から、愛情としか言い表せないものが伝わってくる。

ヤンが家族に向けていたのは、視覚記録でも視線でもなく、確かに眼差しだった。


どうしよ
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うたうひと(2013年製作の映画)

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・意図は分かるけどあまりに退屈だったのも事実

・猿の恩返しが、本来持っていた意味。
物語に価値観が編み込まれており、価値観が物語を通して蘇る。

・影送り。空に映るのはもう1人の自分。自分が見ている
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なみのこえ 気仙沼(2013年製作の映画)

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2人がただ話す。
それだけでどうしようもないくらい、映画だった。

明らかに東京物語を意識されていると思うけど、オマージュというより、あそこに映っていたものに迫るための習作のように見えた

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

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またすごい監督が出てきたなぁ

男女関係が壊れる原因の全てが描かれてていた

台詞に含まれる現実味の量が多すぎて凄い

魔術師(1958年製作の映画)

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キリスト教と向き合わないと、楽しめない映画が多いなぁ
そろそろ向き合わないといけないかも

カモン カモン(2021年製作の映画)

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撃ち抜かれた。

素敵すぎて言葉がない…

理解したい。できない。それでいい。愛おしい。

マイクミルズ監督はめちゃくちゃ東洋的な感覚の方だと思う。

これがアメリカで撮られてるって、脅威だ…

仮面(1987年製作の映画)

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ウェルメイドなミステリ・サスペンスだなぁ程度に見ていたけれど、終映後の解説を聞いて衝撃。

漫然とではなく、意識的にみるとそんなに深くまで行ける映画だったんだ…!

意識的に超えられるイマジナリーライ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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埋め込まれたTITANEは原罪のメタファーなのかな?

罪を背負う人間に、それでも無償の愛を注いでくれる神
「私は神だ。息子はイエスキリストだ」

けどやっぱ、キリスト教が肌感として分からないと、
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自由を我等に(1931年製作の映画)

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名作…

資本主義批判が入っているのだろうか。

サゲが凄い。

風が舞台装置ごと物語を壊していくようなカタルシス

労働の消えた、牢獄という名の理想郷

自由とは何なのだろう
という問いに答えるよう
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さすらい(1975年製作の映画)

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車と列車が分かれていくシーンは、
濱口竜介監督のTHE DEPTHを思い出した

CURE キュア(1997年製作の映画)

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名作!!!!

見たくないもの、普段ないことにされているものを見つめる、
という意味で、確かに濱口竜介監督の師匠なのだなと感じた。


間宮は、無理やりに殺人を犯させていたのだろうか?
そうではない、
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

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人生の最後に、あの世に持っていける記憶を1つだけ選ぶとしたら?
という究極の問いを中心に話は進んでいく。

ある意味で、誰もが逃げられない問い。

皆が、最初はクリシェで本心をごまかす。

客観的に見
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王女メディア(1969年製作の映画)

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どこか既視感があるなぁと思いながら見ていたら、日本の民謡が流れてピンと来た

これ、溝口健二だ!
(特に山椒大夫)

絶対オマージュ兼ねてるでしょと思って調べたら、やはりマーティン・スコセッシ監督が、
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HANA-BI(1997年製作の映画)

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気になって調べてみたら、ソナチネの5年後に公開されているのか。

どうしてもソナチネと重なって、
ソナチネの方が完成しているように見えてしまう、、、

Love Letter(1995年製作の映画)

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岩井俊二監督作品は初めて見たのだけれど、
なるほど。

テーマ・ストーリーはど真ん中のコテコテ
(90年代だなー)だったけど、
絵に独特の美しいモヤ感があって、引っ張られた。

手紙は、届かなくても、
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

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面白い!と同時に、流石に若さも目立つなー。
(傘はそんなにきれいに刺さらないだろう、とか勢いに任せている演出も多かった笑)

「現実の受容」がテーマだと見た。
自然界には存在しない完璧な青=現実を超え
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氷の花火 山口小夜子(2015年製作の映画)

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モデルという世界に、こんなに凄い人がいたことを初めて知った。


興味(欲)を失わずに歩いていく。

「モデルというのは歩く仕事なんです。そこから、手足を動かせば踊りになり、音楽が生まれ、広がっていっ
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千年女優(2001年製作の映画)

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鍵の君は、時に仕事であり、趣味であり、道だよね。

進む先はなんでも良くて、どこまでも進んでいく事が幸せなのだと思う。

名作でした!

流れる(1956年製作の映画)

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杉村春子の演技が良い、、、
底意地の悪さ、感情の激しさ、

そう、これが人間だよなぁ

怒りの日(1943年製作の映画)

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彼女を魔女にしたのは誰か

魔女狩りをシステムとして捉えると無敵すぎて、
(批判するものを粛清する機能が組み込まれているので加速するシステム)
どうやって魔女狩りが終わったのだろうか、
と本筋と異なる
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奇跡(1954年製作の映画)

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インガー(ビアギッテ・フェーザースピル)が、
原節子と重なって見えた。

というか、この作品がずっと『東京物語』と重なって見えた。

それしか書けない

ゆらゆら帝国 2009.04.26 LIVE @日比谷野外大音楽堂(2009年製作の映画)

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「空洞です」から「できない」の繋ぎを見れただけでも、映画館に来た価値があった…

音楽の果て

自由は何処に(1952年製作の映画)

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欠落で語る作家という印象を持った

合唱、リアリズム、ファンタジー

リアリズムとは、人間の合理性だけでなく、無意識まで映すこと

決定的なシーンだけで映画を撮りたいという監督の欲求
それは、撮りたい
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トムボーイ(2011年製作の映画)

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あらすじも予告編も見ずに、映画館へ飛び込むべき映画だった。

自由に生きてほしい。
ただ、この進め方では必ず破綻する。
私があの母親だったら、どうしていただろう?

きっと転校させたと思う。
それが、
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なぎさ(2017年製作の映画)

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Amazon Prime Video テイクワン賞で鑑賞

上質な短編小説のようだった。
9作品から、一般投票で受賞作品を決めるのであれば、
この作品になるのではないか?

一方で、とても好きなんだけ
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水虎(2021年製作の映画)

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Amazon Prime Video テイクワン賞で鑑賞

何が映っているかわからないオープニング。
なのに、どうしようもなく美しい。

ストーリーよりも、あの映像をずっと見ていたかった。

夜行列車(2021年製作の映画)

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Amazon Prime Video テイクワン賞で鑑賞。

やっぱり、頭一つ抜けてるよな、、、
他の8作品と、立脚しているところが違うとしか
言いようがない作品だと思った。

自分が映画監督だったら
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窓越しのキス(2020年製作の映画)

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Amazon Prime Video テイクワン賞で鑑賞。

何といっても、
コロナ禍の街中を駆けていくシーンの鮮やかさだと思う。

今の日本人(というか世界中の人)が抱えている
鬱屈とした何かを、切
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EVEN(2021年製作の映画)

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Amazon Prime Video テイクワン賞
のオープニング作品がこちらだった。

感情が発露する直前の一瞬。
いいなぁ

偶然と想像(2021年製作の映画)

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濱口監督の作品に共通していることは、
人間の本音(≒本当の姿)に触れようとしていることだと思う。

普段、私たちは本音を隠している。
というか、自分の本音に気づけていない。

濱口監督の作品では、
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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・未来が過去の原因となることもある。

 ホドロフスキーが撮ろうとしていたのも納得。

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