きりむすさんの映画レビュー・感想・評価

きりむす

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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.0

 魔界と闘う戦士達の物語。すごい急ぎ足で話が進むので頭を使う暇がありません。お酒を飲みながら勢いで観ると丁度いい作品です。多少残酷表現ありますけど。

 関係ない話ですが、ChatGPTでこの映画の浅
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.4

 元風俗嬢でお弁当屋で働くちひろさんと仲間たちの物語。原作とは結構イメージが異なる有村架純ですが、ほんわり感の中の狂気が見え隠れして、これはこれで良い感じ。いろんな問題が何となく良い方向に向かった雰囲>>続きを読む

ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 ちょいワル男子と真面目な女子の恋愛物語。それに加えて、難病で女の子の寿命が決まっているという、今のワンパターン日本恋愛映画の下敷きのような映画。前情報を入れずに観ていたので、病気の話が出てきた瞬間に>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

 トップガンの続編。30年以上前に前作が大好きな友人のお陰で、何度となく大学時代に観させられた苦い記憶があるため、映画館で観る機を逃してしまった映画。早くもNetflexで配信スタートしたので、ヘッド>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.5

 かってのムービースターの物語。前半、映画祭一日目までは何とも言えない感じで観ていたのですが、二日目から物語が転がり始めてからはじんわりと郷愁を感じる良い映画でしたね。主演のバート・レイノルズがほぼそ>>続きを読む

屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

4.0

 幽霊と少年と碌でもない大人達の物語。鑑賞前は公開されていた幽霊・アーネストの容姿を見て(失礼ながら)全然期待していなかったのですが、最後まで観るとこのアーネストが正解だったと思えるほど、スゴイ良い映>>続きを読む

サマリタン(2022年製作の映画)

3.1

 超人と思わしき老人と少年の物語。老人スタローンが普通な訳がなく、さらに老人らしからぬ身体だし(笑)。最初からバレバレ上等なプロットです。推理に頭を使うことなく気軽に観れます(褒め言葉)。

 序盤か
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.5

 手先が非常に器用な仕立屋の物語。今の時代、昔ながらのオーダー紳士服だけで商売が成り立たないのは、どこの国でも同じ。神経質で古風で変人ぽいテーラー二代目の主人公が、差し押さえの危機に直面しながら新しい>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.7

 証人となった殺し屋と彼を守るボディガードの物語。変則的なバディ映画。相変わらずいい味だしています、サミュエル・L・ジャクソン。主人公のライアン・レイノルズを完全に食ってますよね。48時間のエディ・マ>>続きを読む

パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

3.7

 ピアノの才能がある若者の成長物語。基本、音楽を題材にした映画は大好物なので、この映画もバッチリ。造りとしては単純で、素行は悪いがピアノに関しては天才という漫画的な設定です。天才とは言っても、ピアノの>>続きを読む

ユアプレイス、マイプレイス(2023年製作の映画)

2.9

 大人のラブコメディ物語。蛇行しながらもお互いの感情に気付くというお決まりのパターンなのだが、何か弱いんですよね。劇中、ピーターが表層的(本心を明かさない)みたい事を言われていましたが、それってこの映>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.0

 音を立てたら何かに殺される家族の物語の続編。中心となる家族は、無謀勝手な行動に拍車がかかります(観ていてイライラ)。結果オーライとも言えないし、巻き込まれるエメットや避難民が可哀想で、中途半端な感じ>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 世界一のジャズプレーヤーを目指す宮本大の物語。原作漫画のファンで、全巻購入済み。予習として無印BLUE GIANTを再度読み直し、さらにサウンドトラックも聞き込んだ上で鑑賞。いや、最高! 映画館で流>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.1

 音を立てたら何かに殺される家族の物語。その何かは、トレマーズみたく地中の奴と思っていたら地上にいたのですね。序盤、ちょっと無慈悲な出来事にびっくりしますが、物語の中心となる家族愛の描かれ方は良かった>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.6

 ピアニストと女優の卵のミュージカル映画。ミュージカルは苦手な方なので、前半の途中、華やかな世界全開まで観たところで拒絶反応が。継続して観るかどうか迷っていたのですが、ジャズが絡みストーリーが前進し始>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

 冷戦時代、ソ連から機密情報を運び出すセールスマンの物語。キューバ危機を背景にしたスリリングで見応えのある作品でした。カンバーバッチの役作りと演技が素晴らしく、最後は鬼気迫るものがありました。最後に流>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

 盲目の退役軍人と高校生の数日間の物語。言わずと知れた名作ですが、きちんと観たのは今回が初めて。起承転結が見事で、有名な「結」の部分は本当に素晴らしいものでした。何度観てもグッとくる良いシーンです。>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 3つの秘宝を巡る美術品泥棒たちの物語。刑務所からの脱獄から始まり、最後の秘宝に辿り着くまでテンポ良く話は進みます。騙し合いを重ねつつ、インターポールを巻き込んでの争いは面白かった。劇中、絶対的にビシ>>続きを読む

スイング・ステート(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

 アメリカの地方の町長選挙の物語。うーん、途中までは楽しめたのですが…。話は理解できるし人物の背景も、誰が何を企んだのかも理解はできているつもり。いわゆるどんでん返し系ですが、最後の展開が痛快とは思え>>続きを読む

恋するモテない小説家(2017年製作の映画)

3.1

 正体を偽り出版した本が大ヒットした作家を巡るコメディ映画。この様な軽いタッチの作品は嫌いじゃないので、クスクス笑いながら観ることができました。癖の強いキャラを絡めて話はトントン進み、やっぱり身バレす>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

 ベルファスト15のバディ少年の物語。冒頭から宗派の違いによる過激な暴動にびっくりするが、その後はバディとその家族の生活を穏やかに見守っていきます。バディを中心に物語は進みますが、主役はバディの家族、>>続きを読む

ピザ!(2014年製作の映画)

3.8

 ピザが食べたくなる物語。インドのスラムに住む兄弟が高価なピザに憧れ、ピザ代を貯めるためにアレコレします。通称『カラスの卵』の兄弟がお金のために変に犯罪に走らないのもいいし、本物の悪(ワル)も出ていな>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.7

 国際魔法使い連盟選挙を巡る物語。過去2作から紡がれた物語の集大成。魔法動物ニュートの一団が、ダンブルドアの指示の下、グリンデルバルドの悪巧みを暴いていきます。グリンデルバルドとの争いが、隠された才能>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

 CIA専属暗殺者がCIAの秘密を握ったために追われる物語。世界を股にかけド派手に色々と破壊していく脳筋銃撃戦が怒濤の如く続きます。脳内空っぽな「ヲイヲイスゲーナー」状態で楽しみました。キャプテンに「>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.9

 ワカンダ女王と王女の物語。ティ・チャラ亡き後のワカンダが描かれています。他のマーベル作品と異なり、ワカンダという国全体が動く物語。当然闘いもワカンダ対敵(国)=戦争という図式になるので、単純な話には>>続きを読む

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.7

 運転手と調香師、凸凹コンビの『再生』物語。オシャレでユーモアがあり、優しい登場人物達が紡いでいく物語は心地よいですね。クスクスと笑えるシーンが、時折差し込まれるのも良い感じです。

 運転手が、心の
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

 マイティ・ソーのシリーズ4作目。ソーとジェーンの物語。本作品制作の噂が出た時、その設定を耳にして正直、期待感ゼロだったのですが良い意味で裏切られました。基本ふざけている映画なのですが、シリアス部分は>>続きを読む

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.4

 老美術商と、とある絵画の物語。昔ながらのやり方で、頑固で商売以外は考えないクズ爺さんが主人公。すでに商売は傾き、店じまいまでカウントダウンが入っています。久しぶりの孫との交流があるのですが、この手の>>続きを読む

A-X-L アクセル(2017年製作の映画)

2.6

 逃亡した軍用ロボット犬と青年の物語。犬好きという理由で鑑賞したのですが何かテンポが悪く、本格的な犬の活躍が始まる前に終わってしまった印象。アレコレと要素を詰め込み過ぎで、中途半端になっている気がしま>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 自我が芽生えたAIが世界を変革する物語。とは言っても、深刻な話ではなくゲームの中の世界とモブキャラの軽快な話。お気楽に楽しめました。何でもありの世界なので、プレイヤーの使うアイテムも何でもあり。(著>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

 羊から生まれた何かと羊飼い夫婦の物語。最初から最後まで落ち着いたトーンで話が進み、最後もそのまま静かに終わります。いや衝撃的なシーンもあるのですが、それも淡々と描かれています。うーん、これは一体何だ>>続きを読む

リミット・オブ・アサシン(2017年製作の映画)

3.0

 24時間のタイムリミット付きで蘇生され、正義に目覚めた暗殺者の物語。蘇生の副作用として幻覚を見たりするのだが、その幻覚を利用して主人公の過去を見せるといのは良い手法かな。幻覚で突然子供が現れるのは、>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.4

 ロマンス要素が少ない現代的な秘宝探しのアドベンチャー映画。同名のゲームは知っていましたが、未プレイな状態で鑑賞。

 ほろ酔い加減でエイヤ!と選んだ映画だったので、最初スパイダーマンかと思ったり(だ
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.7

 映画に魅了された貧しいインド少年の物語。チラシに「これは現代版”ニュー・シネマ・パラダイス”だ」とありましたが、ちょっと違う気がしました。あらすじ(映写技師と仲良くなり映写室に出入りとか)は確かにそ>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.9

 サーカスショービジネスのミュージカル映画。実在した人物をモデルにしているので、1800年中盤ぐらいのお話。自信家でアクティブで、アイデア豊富な男の成功と挫折を描いています。年代的に見世物小屋という側>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.8

 ハリー・ポッターシリーズ8作目、シリーズ最終作。ヴォルデモードとの最後の闘いが描かれています。長年続いていたシリーズも、無事大団円を迎えました。長く続いた物語によくある○○年後の話も描かれて、微笑ま>>続きを読む