ウサミさんの映画レビュー・感想・評価

ウサミ

ウサミ

マッドマックス2(1981年製作の映画)

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81年にこれを観たら凄まじい衝撃を受けるのではないでしょうか。
『怒りのデスロード』がはちゃめちゃに面白かった記憶があるのですが、ルーツはコレか〜
『マッドマックス』は爆裂アクションというより、荒廃し
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2025年製作の映画)

4.2

『インフィニティ・ウォー』の時にハマり、過去作をすべて鑑賞し、ゲームがエンドするまで、追い続けたMCU。

キャプテンアメリカとアイアンマンを失ったアベンジャーズ。
その後は、ネクストジェネレーション
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.1

ちゃんと面白かった。
可憐な女性に銃を握らせたら、リュックベッソンの右に出るものはいない?あ、いや坂元裕吾がいたか。
とにかく、LEONが大好きな私にとって彼の作品はついつい観てしまう魔性の魅力を持つ
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.7

稀代の名作『ジュラシック・パーク』の続編。
前作でブツブツと正論を言い続けていたマルコム博士を主人公に添え、ジュラシックパーク実現のために恐竜を飼育していた「サイトB」の調査を行う話。

さすがはスピ
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.1

パニックホラームービーでありながら、SF映画としても非常にクオリティが高かったです。
未知の存在の脅威に侵される人々の恐怖と絶望を上品に描いた作品であり、非常に丁寧に作られた作品だと感じました。

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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

マリオの世界をみずみずしく描く作品としては完璧なのではないでしょうか。
おそらく多くの方がプレイしたことのあるスーパーマリオ作品のなんらかの思い出がフラッシュバックするようなシーンの連続であり、どのシ
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

うーん。おもろい。
掃いて捨てるほどありそうな安っぽいポスターなのが逆に面白い。

180分超えの「最強」ディレクターズカット版とかいう謎の文言プラスドン引きレベルの追加シーンがある完全版も観てみたい
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

4.2

傑作の締めくくりとしては最高なのではないでしょうか。
鮮烈な時代を作ったかつてのルーキーも、本作では伝説のベテラン。
先時代的な車の登場により、もはや終わった存在として扱われる苦しみ。そこからの再起。
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.1

先日鑑賞した『ザ・ロック』のアルカトラズ刑務所から脱出する男の話。
淡々と準備を進め、外に飛び出すだけの話ですが、実話ベースという驚き。
クリントイーストウッドの色気と、ワクワクする展開に魅入ってしま
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.1

映画好きな人とは様々なジャンルがあって、中でもB級映画、チープな映画を好む方もいます。
さらには、その中でも特段「サメ映画」をやたらと好む方もいます。

そんな謎の魅力を持つ「サメ映画」ですが、そのた
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ナショナル・トレジャー(2004年製作の映画)

4.0

子供の頃に日曜洋画劇場なんかでさんざん観た作品。
実はすでにお宝は存在していて、そこへの道順はもう街中に潜んでいる、いや、むしろその道順を作るために街が作られた。そんな展開にワクワクします。
非常にわ
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.1

国家への怒りで反逆を起こした「ベトナムの英雄」と呼ばれる将軍が、難攻不落の刑務所、通称「ザ・ロック」を占拠し、フランシスコ100万人の市民を化学兵器を用いて人質に取ります。
政府は、化学兵器のスペシャ
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.3

子供の頃に100回は観た作品です。
ディスク2に収録されているヒーローデータも舐めるように観て、当時はヒーローの名前も暗記していました。

久しぶりに観ましたが、やはりクオリティの高さに驚かされました
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名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)(2025年製作の映画)

3.5

毎年観ない時がすまないコナン映画。
やはり、ヒットも頷けるテンポの良いエンタメで、飽きることなく楽しめました。
しかし、爆発的な面白さがあったかと言われると、やはり最近のサブマリンとかの方が良かったの
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.2

『ゴーストストーリー』の監督のダークファンタジー。
哲学的かつ、どうやら前提知識が無いと解釈しきれそうな雰囲気で、多分しっかり理解は出来ていないのですが、こういう映画を久しぶりに観ると映画って面白いな
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カーズ2(2011年製作の映画)

3.3

1人の青年が、友情に触れ、人の心を知り、名誉よりも大切なものを知る。
子供から大人まで楽しめる傑作の続編が、これは無いでしょう。

友情も、努力も、勝利もない。
興味のないキャラクターが興味のないドラ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.1

非常にシンプルに楽しめるエンターテイメント。

鈴木亮平が、見事な演技力と色気のあるルックスで冴羽獠を演じておりました。
台詞回しのフィクション感が、寒くならないのが鈴木亮平の凄いところ。
むしろ、作
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.2

プロミシング・ヤング・ウーマン
=将来を約束された女性。

泥酔したフリをし、ナンパしてきた男にわざと家に連れ込まれ、成敗する女。
その「成敗」とは?

サイコスリラー的展開なら惨殺したり監禁したり…
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ムーラン(1998年製作の映画)

4.0

民間人に徴兵令が出され、主人公のムーランの家には男が父親しかいないために、父が出兵することとなる。
しかし、父は足が悪いため、戦場で無駄死にすることは明らか。
ムーランは、父の代わりに、性別を偽り戦場
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.2

感情を可視化し、子供の成長のドラマをエンタメ満載に描いた傑作。
なぜか最初に2を観るというイレギュラーを犯しましたが、それでもマンキンに1を楽しめたと思います。

ピクサーらしいピンチ→逆転の展開、ア
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.2

星に触れ、悪魔と契約した青年ハウルと、荒れ地の魔女に老婆に変えられてしまったソフィ。
彼らの出会いと、戦禍へと誘う時代の風潮が、不思議な物語を紡いでいきます。

ジブリ作品の魅力は、摩訶不思議な世界を
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.2

前作『JOKER』で、アーサーは悪のカリスマになりました。
抑圧された自我を解放した彼は、人を見下し、弱者を支配できるとおごる傲慢な人間に鉄槌を振り下ろし、混沌を生んで見せました。

しかし、私には、
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

4.2

カモ家族の大移動ムービー。
安全な池で静かに過ごすカモの家族だが、池に訪れた渡り鳥の存在に触発され、ジャマイカに向けた冒険の旅を始める。

子供向けムービーなのは確かですが、大人の鑑賞に耐える作品だと
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.2

子供の頃に観たハリーポッターの印象は、ワクワクやドキドキよりも、がぜん「恐怖」が勝っていて、姉や友人が後続作品に夢中になっているのに対して、私は寧ろ鑑賞を避けていて、結果あまり興味を惹かれなかった記憶>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.3

めっちゃ面白い映画でした。
前半の引き込み度は、他の追随を許さないレベルでは無いでしょうか。

冒頭、主人公の楓が、不安げな表情を浮かべながら大阪の街を駆けていきます。
スーパーのバックヤードに着くと
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.1

アクション最高。今まで観た映画で1番カッコよかったかも。
前作に感じた、「敵の魅力不足」と「おふざけ感」は払拭され、より長編映画として、気合の入ったクオリティの高い映画になっていた。

けど、個人的に
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.2

例えば『カメラを止めるな!』のように、本当に面白いものを作りたい、愛しているモノの魅力を伝えたい、という気持ちは、画面を通じて観客に伝わり、そしてその感動は伝播していくのですね。

時は幕末、会津藩の
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.3

ヨルゴス・ランティモスの作品が大好きです。
奇妙で不可解な世界観、荒唐無稽な展開、そこから浮かび上がる人間の本質的な生と、悲哀。
ヨルゴス監督が作りあげる、違和感にまみれた、異常なルールに縛られた世界
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.9

いわゆるB級映画というモノを久々に観たのですが、ホラーあり悪魔ありスプラッタあり、そこに寡黙なニコラスケイジの無双がスパイスとして加わった非常に楽しい映画でした。

車がパンク。
たまたま保安官が通り
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.4

もう物理的にも生理的にも気持ち悪く嫌悪感の強い映画でした。
そもそも私が虐待という行為に対する嫌悪感がとても強いので(誰もがそうでしょうが)しんどかったです。

が、本作の試みに対して、「面白い」「ど
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.2

例えば「鬼」を斬るとか、「霊」を祓うとか、日本における古い信仰をエンタメに昇華する作品があるように、本作はその海外版と言えるのではと思いました。
神話や聖書を切り取り、ダークなヒーローものとして作り上
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モンキーマン(2024年製作の映画)

4.1

とにかくハードなアクションが観たいと言うモチベーションは完全に満たしてくれました。
また、暴力まみれで全力疾走する感じは、ダークヒーローの物語として熱くなるものがありました。

かなりカメラワークや色
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

世にも奇妙な物語の壮大でハイクオリティ版、ジムキャリーのファンタジーとリアリティーの織り混ざった演技が本作の歪なコメディを破綻させていないのが凄い。

ただ、根本的に他人の人生を覗き込むと言うリアリテ
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.3

「3」お待ちしてます

「1」を観てないんですけど、こないだ髪切ってもらった美容師さんが、それでも楽しめるよと言ってたので観てみました。

日曜日の夕方、カップルとファミリーでごった返した映画館に一人
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.1

キアヌが無双する姿を見たい
というモチベーションに対するアンサーは、「1」よりも格段にパワーアップしているのではないでしょうか。
「愛犬を殺されたから地の果てまで復讐する」というフックが無くなり、スト
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.2

キルケゴールの『死に至る病』をオマージュしたタイトル。
高校の時授業で耳にした程度なので、詳しくは知らないですが、なんかカッコええ著書やなぁと思い、名前を未だに覚えていました。

高校生男女24名を拉
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