ウサミさんの映画レビュー・感想・評価

ウサミ

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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

4.2

女子高校を殺したい、なら気が悪くて絶対に観ないんですけど、女子高生に殺されたい、なら、まあそれならええか…的な謎の倫理観のズレが僕の中で発現しました。どっちも同じくらい絶対ダメなんですけど。

本作の
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.3

『容疑者Xの献身』が個人的に激ヤバ映画なので本シリーズには思い入れがなくもないのですが、『真夏の方程式』で完全に裏切られたので、興味の彼方に飛んで行っていました。
22年日本映画を一気見しようと目論ん
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.3

割と映画はうんと泣く派ですが、今作もボロボロ泣きました。
熱血仕事ムービーであり、今の僕の乾いた心に染みるモチベーションムービーでした。

アニメはほとんど見ないので、アニメに対する愛は特に持ち合わせ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

めっちゃ前に予告で見て、あーまたゴジラやんのか、あ、今度は日本か、なら観ようかな、あ、山崎貴か、やめとこうかな、あ、ヒットしてる、面白いんだ、なら観ようかな、でもなあ、あ、日アカとった、なら見ようかな>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.2

生きる事は罪なのか

高齢者が殺害される事件、ありましたね。
本作は、そういった暴力的な背景も相まって、75歳以上は安楽死を選択できる「プラン75」という政策が導入された日本の姿を描きます。
国に迷惑
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変な家(2024年製作の映画)

3.8

会社の昼休みにオモコロ読むくらいにはファンでして、元記事も原作本も読んでいます。
映像化に際してアレンジされていますが、とても良い塩梅で違和感は無かったです。
ただまぁ、結局風呂敷が広がった末に「変な
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スポーン(1997年製作の映画)

3.9

色々大変で映画が観れなかったのですが、落ち着いたので。
久しぶりの映画がなんでこれ?という作品を観てしまいましたが、知り合いが偉くおすすめするもので。
どこのサブスクにも無いし、TSUTAYAにも置い
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.2

T-1000が左利きなのがなんかセクシー

「2」の名作は?と聞かれたら大体ゴッドファーザーか本作かだと思うのですが、1の面白さを失うことなく、うまく方向を転換し、キャラクターを深掘りし、ヒーローを打
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

まずは、この壮大な芸術映画であり哲学映画である本作を、R18+で無修正で公開され劇場で大画面で鑑賞できることが、とてもうれしかったです。

ヨルゴスランティモスの映画は大好きで、中でも『聖なる鹿殺し』
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大脱走(1963年製作の映画)

4.2

名作と呼ばれるだけあって、エンタメ感満載の素晴らしい戦争映画だと感じました。
ドイツに捕虜として収容所に捕らえられた兵士たちが脱走を試みる物語です。
諸々の物資や食料、時には娯楽品まで手に入れる調達屋
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.1

最近仕事が忙しいので楽に見れそうな作品にしましたが、アタリでした。
そもそもシュワルツェネッガーって悪役やったんやっていうところから始まりました。バンバン罪のない人を殺すので、本当にシンプルな殺人兵器
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劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇(2008年製作の映画)

4.2

グレンラガンを勧めてくる友人がいて、しばらく無視していたのですが、せめて映画版を観ろとのことでようやく観ました。
熱血オトコノコムービーで、久々に画面に食い入ってアドレナリンを感じることができました。
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.1

SFの魅力って、不思議でワクワクできることと、知性を感じて脳みそが活性化することだと思っているのですが、本作もその通りで、「SF筋」がほぐされる楽しい作品でした。

コンセプトやテーマは興味深いのです
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(2023年製作の映画)

4.2

「どいつもこいつも狂ってやがる。」
という文句は個人的には嫌いですが、映画はジワジワ来る面白さでした。
北野武映画なので、血と暴力を観に行く覚悟で映画館に入ったわけですが、アドレナリンのたぎりを味わう
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.2

静謐なラブストーリーであり、人生讃歌であります。
僕の大好きな映画の『セント・オブ・ウーマン』のマーティンブレスト監督作品で、長尺ながらそれを感じさせない魅力的なシーンとセリフで彩られた美しい映画でし
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.2

今年は映画の年にします。
ということで気合入れて黒澤作品を。

名作と呼ばれるだけあって、シンプルに面白く、時間を感じさせない作りになっています。キャラクターの存在感と、彼が戦う意義と、守られる存在の
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.2

アホなのでリーヴァンクリーフを知らず、最初のシーンで「あれ?イーストウッドこんなんやったっけ」とか思ってました。
普通に全然違う…

全体的に長さを感じ、ところどころ冗長な箇所はあるものの、引き付ける
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ウォーターワールド(1995年製作の映画)

4.0

映画観れておらず2024年の目標は「映画をたくさん見ること」になりそうです。

やや凋落がはじまり気味のコスナーのアクション大作で、どちらかというと「ユニバで飛行機が落ちてきて水かけられるアレ」として
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.9

前情報はほとんど無しに観たのですが、エンドロールの監督の名前見て「あーたしかに」と思う作品でした。
素晴らしい点と僕が好きになれない点が明確に存在し、最終的にはややマイナスが勝ってしまうような作品でし
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.1

前作がなかなか素晴らしいサスペンスだったので第二弾を。
前作の魅力を失うことなく、インターネットサスペンスというジャンルをしっかりとやってのけた良作でございました。

おそらく多くの方は前作と監督が変
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.7

仕事落ち着いたのでまたゆっくり映画を…
小難しいのはとてもじゃ無いけど観れないので、一旦短めのバイオレンスアクションを。
『怒りのデスロード』は世紀末のような荒廃した世界を舞台にしてたぶん、めちゃくち
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(2021年製作の映画)

4.0

オオカミの家の同時上映。
知らなかったので間違ったシアターに入ってしまったかと一瞬思いました。受付のお姉さん教えてよ!

1900年に作られたアニメーションが出土され、本作品はそれを修復したものです。
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.2

コロニア・ディグニダという言葉の存在すら恥ずかしながら知らなかったのですが、本作を観る前には事前知識として必要なのかなと思い調べました。
ヒトラーを崇拝していた小児性愛者がキリスト教をモデルに共同体を
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

面白くて熱くてカッコいい映画でした。
クルマ好きの男の子映画であり、アスリート映画であり、誰にでもおすすめできる作品だと思います。
GTRの反則的かっこよさ、エンジン音、その他最高にクールなクルマ達の
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.9

久しぶりに『SEKIRO』を遊びたくなりました。
麿赤兒と栗山千明、ルーシーリューは、結構いいボスになりそうですよね。

日本刀カッコいいな!
の推進力だけで突っ走る映画なので、それ以上でもそれ以下で
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.3

多幸感でお腹いっぱい

ウェスアンダーソンの箱庭感が好きな人には超おすすめの映画です。
ダージリン急行とフレンチディスパッチ、ムーンライズキングダムを混ぜ合わせたような空気感の作品でした。
相変わらず
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カンフー・パンダ(2007年製作の映画)

4.0

子供の頃大好きだった作品を久しぶりに。
今見ると、なかなかどうして味わい深いメッセージが多いですね。

偶然にも「竜の戦士」と呼ばれるカンフーの戦士に選ばれたパンダのポー。
老師の元、竜の戦士になり、
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃカッコよかった…
子供向け映画としてのプロモーションが目立ち映画館に行くのをやめていたけど、絶対これは映画館で観るべきだった…

2.5次元といった、絶妙なバランス感のあるアニメーションと
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

2分のタイムループを繰り返す旅館の一幕。
片付けたはずの部屋が元に戻っている、火にかけた熱燗がなかなか温まらない、食べたはずの雑炊がいつまでも無くならない…
旅館の日常のささやかな異変が、SFを生み出
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

ひょんなことからヴィーガンを殺害した肉屋の夫婦。
証拠隠滅のために死体を解体したところ、誤ってその肉を提供してしまい、大ヒットするという物語。

完全菜食主義に対する風刺であると同時に、肉食行為も「ど
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.3

立場を超えたラブロマンスというディズニーらしい王道物語であり、少女の成長と喪失、そして選択の物語でした。
真っ直ぐで、力強く、とても美しい作品であり、マジで泣きっぱなしでした。

社会問題を連想させる
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.2

愛すべきビッチ女のオールユーニードイズ…


新たな視点での青春映画でした。
誕生日の夜に謎のマスク男に殺され、しかし殺されると誕生日の朝にリープする女の子が、誕生日脱却のために死にまくる話。

馬鹿
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

資格勉強をしていたために、長いこと眠りがちだったフィルマークス。ようやく資格勉強が終わったので、また映画ガシガシ観ていきたいですね。

実はフィルマークスを眠らせていたのにはもう一つ理由がありまして、
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ味のする映画でした。
緊張感と興味が持続し、没入することのできるミステリーでした。
人物名の羅列とやや足早な展開は人の好みを分けそうな所ではありますが、キャラクターの魅力は丁寧に細やかに作
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.0

バキバキに鍛えられた肉体と妙にクセのある表情のアンバランス感がなんかグサグサとカッコよく感じた。
シンプルな格闘の強さ、寡黙で目的を果たす仕事人の姿に、憧れを感じずには居られない。
ジャッキーチェンの
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

子供だって戦っている

是枝裕和の傑作でした!
やっぱり、是枝裕和の作品って、深みがあるしとても上質な余韻があるし、めちゃくちゃ素晴らしいんですけど、個人的に一番素晴らしいと思う点は、シンプルに面白い
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