ウサミさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ウサミ

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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「宮本から君へ」
なんてタイトル、卑怯ですよね?!
まるで、自分に言われてるみたいじゃないですか。

全身全霊で生きてるか?
戦わなければならない敵から、目を逸らしていないか?
己の尊厳をかけた戦いに
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

1.6

誇りなき郷土愛ムービー

楽しめなかったのは、僕が関西人だから?

ではないと思う。

例えば、僕は高校は共学でしたけど、「男子校あるある」は大笑いできます。
自虐的に、そして全国どこにでもある、“都
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

1.9

12人程度の死にたげな子供たちのオフ会

天地明察の冲方丁原作。期待したけど…
あれ?面白くない…

この程度のクオリティで、死の重さ、生命の賛美を語るなよ。
もはや、怒りすら感じた。

クセの強い
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アス(2019年製作の映画)

3.7

不穏な空気感の中から、日常が不条理に侵害されるサスペンス。
スリラー映画ばりの恐怖演出が見事。
不気味な民謡とか、奇妙な家族とか、あと武器がハサミっていうのも妙に恐ろしい。
なんか知らんけど、ナイフよ
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半世界(2018年製作の映画)

4.2

映画が持つ空気感、流れる時間、脚本が大好きな映画だった。
しかし、この映画を高く評価するには、あまりにこの映画を理解できていない気もする。

全ての世界を知るなんて、出来やしない。半分の側面だけ見るこ
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

-

別に示し合わせてってことはないんですけど、たまたま11日に観に行きました。
震災から丸9年。当時中1だった僕はニュースで観て、大変やなぁくらいに思ってた覚えがあります。

よく、「震災を風化させてはな
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.1

この映画、好きって言うのちょっと恥ずかしいんですけど、この映画、好きですね。
映画の瞬間、瞬間がずっと心を動かすというか、気づけば映画にのめり込んでしまう。
芸術的なんだけど、めちゃくちゃ時間かけてと
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よこがお(2019年製作の映画)

4.2

「よこがお」
というタイトルのうまさ。
横顔だけでは、人の本当の顔はわからない…
他人の素性がどんなものか?表面的に見えるもののみならず… 登場人物に対する深読みを誘うタイトル。

映画に散らばる違和
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

目で見ているもの、耳で聞いているものがいかに曖昧で、不確実か。
説明した気になっていても、理解した気になっていても、その真髄とその先まで突き詰めなければ、真実は雲に隠れ、やがてどこかへ消え去ってしまう
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.4

後悔、自己嫌悪、自責の念。
次から次へとやってくる負の感情をいなして、過去を背負いながら、明日へ向かって真っ当に生きれるほど、人間は強くないし、脆い。

主人公は、ロクデナシの、クズ。
正真正銘のダメ
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悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.1

泣かないで、ひとりで〜
ほゝえんで、見つめて〜
あなたの、そばにいるから〜
悲しみに…

こんにちは。


不安が襲う瞬間ってホント急ですよね。
僕は大学卒業して進学するんですが、進学が確定するまで結
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

スタイリッシュ、ハイテンポ、ロマンス、そして少しのバイオレンス、それらを彩るしびれるアクション、カーチェイス!

そりゃ面白くない訳がない。

静の『ドライヴ』、動の『ベイビードライバー』みたいに感じ
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.2

残酷、しかしどこか温かい青春ムービー。

北野武がバイク事故による死の淵から還って来た後に撮った作品とあってか、彼の目線は凄く淡々として、残酷だった。
しかし、得も言えない充実感と幸福感のある映画だっ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

目的があるから、人は生きていけます。
彼が走り続けれたのは、走ることに意味があったから。その先に目的があったから。

美しい草花と対比する、不毛の土地。
土に埋まる人々の死体が、戦争の生々しさを思い起
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.8

純粋で、真っ直ぐだからこそ、どこまでも黒く、落ちていく。
警察の闇を描いたエンターテインメント!

「孤浪の血」の白石監督らしく、エンタメ感たっぷりに暴力とエロに満ちた世界が描かれていた。

やっぱり
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.3

詐欺師が莫大な遺産を抱えたお嬢さんを騙そうとするっていう話。
そこに愛情や憎悪など様々なものが絡まり、奥深いエンターテインメントとなっていた。

女性とは何とも賢く強く残酷なのだろう!

女性というも
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.2

友達と観ました。
最後の大一番、200分。
今まで見た映画で一番長い!!
たぶん。

アカデミー賞取るだけのことがあって、めっちゃ面白かった。
今更やけど、「グリーンブック」の時のヴィゴモーテンセン、
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.2

あまりに非現実的な世界を描きながら、そこにリアルな人間の倫理観や価値観を交え、謎をばら撒き、観客に問いかけてくる。
グロテスクな映像と美しい映像を交え、フィクションに息づくリアリティを与えるというのが
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

友達と観た。
またしても楽しかった3時間。
やっぱ友達と観るとあーだこーだ言えるからこういう映画は楽しいですね!

前作の仲間たちが3チームに分かれて行動するんだけども、割とどのチームに関しても興味が
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.8

若いから、時間があるから、っていう事実に焦り、何かをしなくてはーって焦ることが多々ある。

主人公のマックスは、天才とは程遠い頭脳をしている。しかし、彼は驚異的な行動力と探究心があり、1日の多くを課外
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

130分のミステリー、ということで少し身構えた部分があったけど、わかりやすく、テンポが良く、エンタメ性もあって、退屈なく観ることができた。

大富豪が自殺、そんな時匿名の依頼を受け他殺を疑う探偵がやっ
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

友達と観た!!
あーだこーだ言いながら観たら、3時間があっという間だった。
楽しかった!

専門用語みーんなカタカナで覚えられないけど、「あー、あのなんか悪い奴ね」みたいな感じで無理やり理解すればたぶ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.7

ウェスアンダーソンの作家性って偏ってますよね。
投げやりな脚本、多すぎる情報量、ブラックなジョーク、などなど。

しかし、映画細部にまで染み渡るこだわり、遊び心、そして歪ながらも温かいテーマ。

そこ
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

最高にクールなロマンス映画だった。

ライアンゴズリング演じる主人公の姿を、とにかく追っていたい、と感じさせてくれる。

まず、この映画の超クールな部分は、脚本にとにかく贅肉が無いところ。
例えば主人
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

戦争をあえてコミカルに描き、逆説的に戦争の愚かさや、そこに生きる人間の悲哀を描く。そういった作品はいくつかありますが、その中でもこの映画は戦争の残酷さ、狂気について鮮明に描かれていたように感じました。>>続きを読む

ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

3.9

アーティストとは?
自分の才能を認められたいっていうのは普遍的な感情だと思うんですけど、それを形にしたい、残しておきたいって言うことに心血を注げる「アーティスト」って、ホントにすごいなって思います。
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.1

バイオレンス色の強いサスペンスではあるんだけど、ホアキンフェニックス演じる主人公ジョーの精神世界に深くスポットライトが当たっていて、非常に見応えのある映画だった。

90分という短尺ゆえに、分からない
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

凄すぎる。映画ってすげえ!

一つの無駄もなく、緻密に作り上げられ。積み重ねられた映画。

観客が金を払い、暗い部屋で大きなスクリーンで一つの画面を観る。
どうしたら観客が映画に入り込み、楽しみ、そし
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

彼らがなぜ美しいか?
資本主義に傾倒したフォードと、車の速さをただ追求するフェラーリ。

フェラーリから言わせれば、彼らの車は“醜い”。

予告やポスターを一見すると、「フェラーリ社」を敵に据えた、「
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

友達と満を辞して映画館へ行きました。レイトショー。
こないだセブンイレブンのクジを引いてR2のベアブリックキーホルダーが当たりました。
ショップで何を買おうかああだこうだ言って迷ってるうちに上映時間に
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

スペースオペラを終わらせる最終章の一個前、と考えたならば、傑作なのだろうか。

今までのスターウォーズ、そして前作の「フォースの覚醒」。
これらで作り上げてきたスターウォーズのイメージを裏切り、ひっく
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.1

新時代のスターウォーズ。
旧三部作の良かった部分を活かし、なおかつ新三部作の悪かった部分を改め…

面白かった!

少し不完全燃焼感というか、語られないことが多くてモヤモヤした気持ちはあるにはあるけれ
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.0

コレですよコレ。
観たかったのはこういう映画!って感じでした。

スターウォーズにおける暴力と恐怖の象徴、主人公ルークと因縁を背負った最恐の宿敵“ダース・ベイダー”の誕生を描くのであれば、これくらい殺
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.4

もしかしたら、第二部(?)好きじゃないかも…
すこし文句垂れます。



なんでパドメってアナキンに惚れたん?
イケメンで強いけど陰口叩くし口説き方キモない?しかもマザコンで暴力的でDV夫の素質ありそ
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.7

オモロかったです。
SW好きの友達から『スカイウォーカーの夜明け』行こうよって誘われました。

その理由は「彼女を誘ったけど8作品も復習するの面倒くさい、と断られた」から。
なんじゃそりゃ。

僕は映
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.3

僕がスターウォーズシリーズに思い入れが薄いからなのか、知識が浅いからなのかはわかりませんが、死ぬほど面白かった。

エピソード4の前日譚としてめっちゃ楽しかった。

もちろん、映画の結末というか、目標
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