ウサミさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ウサミ

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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

様々な紆余曲折を経て、悲劇を経験し、バン一台に家財道具を詰め込み街を発つ。

ノマド(遊牧民)の生活は、多くのロードムービーのように、広大で、自由でありながら、多幸感のみではなく、それに伴う自己責任や
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.3

ハードボイルドサスペンス。

クセの強い3人の刑事による殺人事件の捜査と、そこから炙り出されるロサンゼルス暗黒街の闇と警察の腐敗。

刑事としての正義が共鳴していく展開が素直に面白い。
ミステリー的な
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

ヤクザを通じて見る、日本という国


開館から閉館まで映画を観よう⑤
綾野剛といえば、白石監督の『日本で一番悪いヤツら』で日本で一番悪い奴の役をやっていましたが、アレに比べると(アレも素晴らしかったが
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

4.1

異議あり!
裁判長!
ただいまの証人の発言は明らかにムジュンしています!


開館から閉館まで映画を観よう④
僕の母は、殺人犯の心理分析や事件を追ったドキュメンタリー的な本をよく読んでいました。その気
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.1

花束とは?

開館から閉館まで映画を観よう③
普段全く観ない恋愛モノも、こういう機会だからと観ることにしました。

やっぱダメだなー、僕は「他人の恋愛を観ていても何も面白くない人」という、根本的に恋愛
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.3

でもまぁみんな、福田監督のこと、好きやん?


開館から閉館まで映画を観よう②
息抜きのコメディ。ちょうどよかった。

福田雄一監督は2時間の映画は無理だと思います。30分もギリ。30秒くらいのCMが
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

4.1

魔法にかけられて


開館から閉館まで映画を観よう①
イオンシネマフリーパス購入。一本目は『哀愁しんでれら』。
興味なかったんですが、ポスターが魅力的だったので観てみました。
ここから地獄の敢行軍が始
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セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

3.8

スティーブンソダーバーグのデビュー作って事で観てみました。

ムズイ!
スタイリッシュなクライム映画の専門家かと思ってたら、こんな繊細な映画もあるのね!

嘘で塗り固めずに生きることが出来るほど人生っ
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.0

ピンチの時ほどふてぶてしく笑うもの

何年かぶりに鑑賞。
スタイリッシュ・クライム・アクション・エンターテイメント。
ジョージクルーニーとブラッドピットの反則的カッコよさ、犯罪者たちの「金ではなくスリ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.4

人は他人のために生きれるほど強くはない


服役を終えたヤクザが、社会に復帰しようともがく物語。
しかし、社会は一度道をあぶれたものを優しく許容するほど単純ではない。まっとうに生きようとしても、そうす
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.1

少女とロボットの邂逅

『トランスフォーマー』といえば、小学生の頃に実写化をDVDにて何遍も観た作品。
やっぱり、今見ても楽しいなー!

本作といえば、車がロボットに変形してハチャメチャに戦うSFアク
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.3

煉獄杏寿郎が大活躍する!

…ごめん、煉獄って誰?
アニメに出てたっけ、そんな人?

くらいのテンションで映画館へ。
いまだに1日5、6千万の収入をあげている『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』を、ついに
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告発(1995年製作の映画)

4.3

命に貴賎などない だから裁判があるのではないか?

人間の尊厳を奪われ、くらい独房に3年間も閉じ込められた男。
正気を失ったその男は、そんな目に合わせた同じ刑務所の囚人を、喉元にスプーンを突き刺し殺害
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.3

テレレンレンレン…♪
を聞くと、「帰りのユニバ」を思い出して切なくなりますね。

映画のメインテーマといえばジョンウィリアムズですけど、ジュラシックパークが一番好き!
パーク・ゲートを潜る瞬間の興奮…
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.1

意味なんてないさ 深くもないし韻だって踏んでない ただ偽りなく飾りもなく紛れもない想いだけがそこにはあるんだ


驚異的な長回しが特徴の映画でした。
それゆえ、95分という短尺の映画ながら悠久の時を描
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

サスペンスや謎解きミステリーの様相を呈しながらも、映画の進行につれ秘密と規律にがんじがらめになるアランチューリングの悲しくも壮絶な人生に息をのむ。
歴史を動かしたものたちの恐ろしい真実、しっかりと積み
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

2.6

西野がやりたかった事ってこういうのだったのか

キングコング西野は同じ高校出身、はねとび世代なのも相まって割とファンなんですが。最近は芸人としてより、インフルエンサー?みたいな活躍がめざましい。

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ONE PIECE ワンピース(2000年製作の映画)

3.8

ウワァ!!ごはん粒だァ!!

ONE PIECEから離れて7年くらい経つけど、初期のテンポの良さ、シンプルさ、なにより麦わら海賊団がイキイキとキャラクターを発揮している感じが魅力的やなぁ。

50分と
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.1

周りの環境のせいで自由が奪われ、現状を受け入れざるを得ない状況であっても、結局のところは自分の足で歩まなければならないという客観的事実を観客に提示する。
そのプロセスは残酷でも、最終的には暖かく爽やか
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

Twitter発祥っていう感じの緩いユーモアから、ホロっと泣かせる構成のラブストーリー。
ただのティーン向け青春映画には止まらない魅力がある作品。

「死ね」「殺すぞ」という言葉が飛び交いながら、何気
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

「セックスを許可します」

あっ、大丈夫っす…


クリビツテンギョー異文化体験巻き込まれ型不条理ホラー。

とはいえ、この映画の恐怖感は、「ホラー映画」としての恐怖感というよりは、常識や倫理の垣根を
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初恋(2020年製作の映画)

4.3

荒唐無稽も突き通せば芸術

今年のM-1グランプリで、マヂカルラブリーのネタの時に上沼恵美子がこんなこと言ってましたね。そのまま優勝したよすげえ!
ちなみに僕は「おいでやすこが」の一本目のネタで涙出る
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美少女戦士セーラームーンR(1993年製作の映画)

3.5

友人に「考えられないくらい泣ける」と言われて観てみました。
なんやその誇大広告!?
作品と自身の感動の間合いに、他人が介入してくるとイッキに冷めますよね。せめて「泣ける」ではなく「泣いた」と言って欲し
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

4.3

逃れられない「暴力の歴史」

静かながら緊張感のある画面、メリハリの効いたバイオレンスシーン。
流れ込むような暴力の瞬間、倫理からの逸脱は、残酷ながら、どこかで惹かれてしまう、楽しんでしまう矛盾を肌で
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.2

愛とか、芸術とか、そういう形がなくて普遍的なものを、妙に上から目線で語られる退屈さ。
「人間」「生命」というものに対しての映画のスタンスは、尖ったユーモアやエッジの効いた視線というよりは、ただの懐古主
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アザーズ(2001年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

生者と死者の世界の曖昧なルールを基盤に、丁寧に構成したゴシック・ホラー


ホラーは全く観ないんですが(怖いから)、幽霊とかそういう類のものって、信じる信じないは別として、フェアじゃないなって思ってた
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.4

何年かぶりに、3度目の鑑賞。
いやぁめちゃくちゃくちゃ面白い。

まぁ、そりゃ3度も観ればね。おもろいと感じれる。
改めて、1回観ただけで分かるわけないやろっていう作品でした。
登場人物の名前は会話か
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.7

回転刃付き馬戦車 1000点


考えずに観れる映画って、それはそれで楽しいし最高!

だけど、イマイチ入り込めないと、集中が続かない。
なんかボケーっと観てしまった。
とはいえ、絶対に続きを観よう!
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扉をたたく人(2007年製作の映画)

4.3

初老の大学教授ウォルターが、偶然出会った移民カップルとその母親、そしてジャンベの音色と触れ合い、心を開いていくドラマ。

妻を亡くして以来心を閉ざし孤独に生きてきたウォルターの笑顔は、冷たく、作り物の
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.4

序盤のアクションは派手、しかしあまりに多すぎるカットに辟易。もはや何が行われているか分からないパルクールと、前作でも観た高台での追いかけっこ。うーん…

ドラマ部分そっちのけでイベントが進むから、感情
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.7

KAIJU…

スーパーロボットVS巨大怪獣のド派手なアクションSF超大作。
監督を務めるのは、『パンズラビリンス』のギレルモデルトロ。

カッコよさとリアリティを絶妙な塩梅で蓄えた、ロボットと怪獣の
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.1

この感じ、なんやっけ?
どこで見たっけ?初代プレステとかにこういうゲームなかった?みたいな映像。
徹底的に走り抜くから、そこに風が生まれ勢いがつき、パワーとして降りかかってくる。

前衛的、独創的、つ
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.0

90分の短尺なので、レビューを読む前にまずは鑑賞してみては?


90分という短尺、わかりやすい起承転結、ちゃんとドキドキ、ちゃんと裏切るワンシチュエーションサスペンス。
これだけで十分オススメ出来ま
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罪の声(2020年製作の映画)

4.1

老舗の仕立て屋を営む、星野源演じる俊也は、“1984”とラベルされたテープを見つけ、そこから流れる自分の声が、かつて日本中を騒がせた企業脅迫事件に使われたものと知り愕然とする。
一方、大手新聞社の記者
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.2

僕の大好きなビルマーレイ。
偏屈で傲慢で不器用な男を演じたら最高ランキング1位。2位はジャックニコルソンとかかなぁ。

『オールユーニードイズキル』や『ハッピーデスデイ』その他もろもろのタイム・リバイ
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交渉人(1998年製作の映画)

4.0

アメリカのスリリングなサスペンスの王道って感じ。
最初から最後まで文句なく面白い。
サミュエルLジャクソン×ケヴィンスペイシーという贅沢すぎる味わい。
久々に観たけど、そういえばケヴィンスペイシーは僕
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