Uttieさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.9

ウクライナのホロドモールを世界が知る為には、どれほどの勇気が必要だったのかが良く解る。真実を伝えるには孤独や侮辱や阻害を覚悟しなければいけない。だけれども真実は時間をかけて勝利していく。その勝利が、た>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

『世界の車窓から』のアクション版みたいな感じ(違うか。)

火花(2017年製作の映画)

3.5

10年という月日を二時間にまとめた苦労を感じる。netflixオリジナルドラマのほうが俳優やサントラなどが優れていたなと思わず比較してしまう。映画単体とみれば小説の世界観を大切にした良い映画

イマジン/ジョン・レノン(1988年製作の映画)

3.6

公開当時、たしか二十歳くらいで、心から感動した。そして最近再び鑑賞、すっかり印象が変わった。かつては「平和の高い志をもったジョンの情熱」に打たれたのだが、今は『才能』のもつ副作用に苦悩した一人の男であ>>続きを読む

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

3.9

映像記録の歴史的価値が凄い。60年前の熱狂が良く解るし、その中でも彼らの孤独が伝わってくる。ビートルズの活動期間はたった8年間で、最後の3年間はライブをしなかった。そして最後まで音楽家だった。そのこと>>続きを読む

99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.5

国際線の機内上映で鑑賞、そういう時間を過ごすのにちょうど良い。

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.7

「ソーシャルネットワーク」とのギャップが凄いジェシー・アイゼンバーグが見もの

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.8

食卓とか、人のつながりとか、日常にある大切なものについて考える。

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

3.9

今、ウクライナで起きていることを、ソ連崩壊後の独立、そして2013年から2014な年までにキエフで起きたこの出来事を知ることは本当に重要。Netflix初期の気骨を感じる優れたドキュメンタリー映画です>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.6

構成が巧みで、戦争を疑似体験しつつ、戦場の狂気を考えさせられる。

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.8

シリーズとして観ていくと圧巻、戦後から25年の映像史という側面もある。

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.6

任侠の世界も所詮、一般社会と変わらず、上の者達の策略や密談で進んでいく。そして死ぬのは無垢な若者、戦後なのに、戦時を引きずっている日本の姿が炙り出される。

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.6

1作目で死んだはずの松方弘樹が、全く別の人として再登場したりして、作りが自由だったんだな。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.4

もはや古典、今も昔も極道なんて、所詮欲望まみれで、だましたりだまされたりの世界だな。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.5

1995年には、いつも小沢健二の音楽が流れていた。そして2020年に「彗星」がリリースされた。そこから振り返る25年、たしかボクたちはみんな大人になれなかった。同世代ならば、誰も封印していた記憶がフラ>>続きを読む

(2020年製作の映画)

3.4

良い話で、良い映画、でもどこかテレビ局が作り、テレビ放映をゴール設定している感じが拭いきれない。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

もう一度観てしまいたくなる良い作品、成功している人には良き師匠がいるものだなと思う。そして 柳楽優弥が素晴らしい。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

2021年に見た映画の中ではベストだと思う。3時間、あの世界に没入した。きっとまた観たくなる。そしてサーブ900は名車だ。

シークレット・ガーデン(2020年製作の映画)

3.3

英国の庭って美しいよね。英国人であるデレク・ジャーマン監督が52歳でエイズにより亡くなる前に「今は庭のことばかり考えている。」と言っていたことを思い出した。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.7

スコセッシの「マフィアの半生を描く」情熱ってすごいよね。そこに使命感があるのかな。悪の世界に憧れても、そこには人の欲望とエゴしかなく、友情や愛情も幻想に過ぎない。アウトレイジもそのことを淡々と描く点で>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.4

菅田将暉がやはり上手い。フカセも良いけどね。でもグロいな。

三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

3.7

第二次大戦後二年目にして、日本は焼け野原だったはずなのにアメリカはこんなにもクリスマスセールが活況だったのかと驚く。
キリスト教色を見事に抜いているが、目に見えない者を信じ、人に優しくと言うテーマは「
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.7

ポン・ジュノ監督は闇を深く見つめて描くのがうまいんだよね。でも、時々疲れる。体力があるときでないと観られない。

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.6

「白バラの祈り」とセットで見ると、最後の秘書の言葉が刺さります。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.5

自分が少年だった頃は、まだ戦後を引きずっていたのだなとおもわされる。昭和の映像記録だともいえる。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.8

あの美談の陰で、当事者はこんな試練の日々を通ってきたのかと思わされた。それでにしてもクリントイーストウッドは、こういうのがうまい。

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

松坂桃李の顔つきが、始めと終わりでは全然変っていく。ストーリー展開も気持ちの良い裏切りが隠されている。男だけの物語にしないように、タフに生きる女性達の折り込み方も良い。