ウクライナのホロドモールを世界が知る為には、どれほどの勇気が必要だったのかが良く解る。真実を伝えるには孤独や侮辱や阻害を覚悟しなければいけない。だけれども真実は時間をかけて勝利していく。その勝利が、た>>続きを読む
10年という月日を二時間にまとめた苦労を感じる。netflixオリジナルドラマのほうが俳優やサントラなどが優れていたなと思わず比較してしまう。映画単体とみれば小説の世界観を大切にした良い映画
公開当時、たしか二十歳くらいで、心から感動した。そして最近再び鑑賞、すっかり印象が変わった。かつては「平和の高い志をもったジョンの情熱」に打たれたのだが、今は『才能』のもつ副作用に苦悩した一人の男であ>>続きを読む
映像記録の歴史的価値が凄い。60年前の熱狂が良く解るし、その中でも彼らの孤独が伝わってくる。ビートルズの活動期間はたった8年間で、最後の3年間はライブをしなかった。そして最後まで音楽家だった。そのこと>>続きを読む
国際線の機内上映で鑑賞、そういう時間を過ごすのにちょうど良い。
「ソーシャルネットワーク」とのギャップが凄いジェシー・アイゼンバーグが見もの
食卓とか、人のつながりとか、日常にある大切なものについて考える。
今、ウクライナで起きていることを、ソ連崩壊後の独立、そして2013年から2014な年までにキエフで起きたこの出来事を知ることは本当に重要。Netflix初期の気骨を感じる優れたドキュメンタリー映画です>>続きを読む
シリーズとして観ていくと圧巻、戦後から25年の映像史という側面もある。
任侠の世界も所詮、一般社会と変わらず、上の者達の策略や密談で進んでいく。そして死ぬのは無垢な若者、戦後なのに、戦時を引きずっている日本の姿が炙り出される。
1作目で死んだはずの松方弘樹が、全く別の人として再登場したりして、作りが自由だったんだな。
もはや古典、今も昔も極道なんて、所詮欲望まみれで、だましたりだまされたりの世界だな。
1995年には、いつも小沢健二の音楽が流れていた。そして2020年に「彗星」がリリースされた。そこから振り返る25年、たしかボクたちはみんな大人になれなかった。同世代ならば、誰も封印していた記憶がフラ>>続きを読む
良い話で、良い映画、でもどこかテレビ局が作り、テレビ放映をゴール設定している感じが拭いきれない。
もう一度観てしまいたくなる良い作品、成功している人には良き師匠がいるものだなと思う。そして 柳楽優弥が素晴らしい。
2021年に見た映画の中ではベストだと思う。3時間、あの世界に没入した。きっとまた観たくなる。そしてサーブ900は名車だ。
英国の庭って美しいよね。英国人であるデレク・ジャーマン監督が52歳でエイズにより亡くなる前に「今は庭のことばかり考えている。」と言っていたことを思い出した。
スコセッシの「マフィアの半生を描く」情熱ってすごいよね。そこに使命感があるのかな。悪の世界に憧れても、そこには人の欲望とエゴしかなく、友情や愛情も幻想に過ぎない。アウトレイジもそのことを淡々と描く点で>>続きを読む
第二次大戦後二年目にして、日本は焼け野原だったはずなのにアメリカはこんなにもクリスマスセールが活況だったのかと驚く。
キリスト教色を見事に抜いているが、目に見えない者を信じ、人に優しくと言うテーマは「>>続きを読む
ポン・ジュノ監督は闇を深く見つめて描くのがうまいんだよね。でも、時々疲れる。体力があるときでないと観られない。
「白バラの祈り」とセットで見ると、最後の秘書の言葉が刺さります。
自分が少年だった頃は、まだ戦後を引きずっていたのだなとおもわされる。昭和の映像記録だともいえる。
あの美談の陰で、当事者はこんな試練の日々を通ってきたのかと思わされた。それでにしてもクリントイーストウッドは、こういうのがうまい。
松坂桃李の顔つきが、始めと終わりでは全然変っていく。ストーリー展開も気持ちの良い裏切りが隠されている。男だけの物語にしないように、タフに生きる女性達の折り込み方も良い。