izumoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

3.5

主人公家族(と子供)以外のほぼすべての人物に胸糞悪さと
「こいつ、顔の形が変わるまでぶん殴りてぇ…」という危険な衝動を
感じさせてくれる一作。

自分のことしか考えない、保守の極みみたいな人間を描かせ
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.5

すっかりいい大人になったダニエルラドクリフを主役に据えた、史実に基づいた南アフリカ刑務所脱獄もの。

「史実に基づく」×「脱獄」となると、
脱獄することが話の結論の前提としてあるので、ピンチになっても
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.9

さらに下品に、派手になった海外版「あぶない刑事」。
スラングと下品な描写を1シーン内に入れないと死んでしまう監督が
作っているかのようだ。
振り切りまくっている。それで良し。

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.8

派手になるにつれて冷めていく系のホラー。
日本のホラーって海外のそれと比べると
「正体がよくわからない些細だけど致命的な変化」に胆があると思っているので、
正体や何がおこっているのかがわかるとその時点
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サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

4.2

すごく、良い映画だった。

バディものとしても、音楽映画としても、青春映画としても、
凄く良い出来。

余韻がすかっとしていて、なんだか晴れ渡った夏の青空みたいだった。

劇伴(挿入歌含め)、無茶苦茶
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

4.0

1時間、超次元プロレスを見る映画。
ドラゴンボール、今はこんな感じになっていたのか…
彼らの戦いで、地球が危ない。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.9

やや出来すぎな感はあるけど、静かに「いいなぁ…」と思える映画。
兄を亡くし孤独の身となった漁師タイラーと、憧れのプロレスラーに会うために施設を脱走したダウン症の青年ザックとの、割とサクセスフルな
ロー
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.3

後半になって主人公と真犯人に急激なバフがかかる映画。

中盤まではハラハラしながら楽しませてもらったのだけれど、
犯人が分かってからがかなり雑なつくりで一気に冷めていってしまった。
真犯人、いくら何で
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.4

派手さ重視の真珠湾~ミッドウェー。
突っ込みどころの多さと大きさを派手さでカバーしていくスタイルだった。

主人公の乗機が爆撃機なので、そこだけやたらバフがかけられていて、
重量重くて小回り利かないは
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.5

目を背けたくなるほど残酷で、目を離せないほど美しい作品。

可愛い絵柄の、劇薬みたいな作品だった。
とりあえず言えるのは
「原作者に人の心があるのかないのか、わからない」
ということだった。

涙で顔
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劇場版総集編 後編 メイドインアビス 放浪する黄昏(2018年製作の映画)

4.4

ナナチ…お前がヒロインだ…。

後編は前編よりさらに抉ってくる。
抉りすぎて心にクレーターが出来ている。

うさ耳×近づくと照れる×カエル声で「うなぁ~」という
癒し要素の集大成みたいなキャラクターナ
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劇場版総集編 前編 メイドインアビス 旅立ちの夜明け(2018年製作の映画)

4.0

心を抉ってくるアニメと聞いて、戦々恐々としながら視聴開始。
1時間30分くらいは普通の冒険譚として観ていたけれど、
ラスト30分で一気に畳みかけてくる。
その展開は予想していなかったぞ…!

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.6

チャンネーとヤロウがサメに食べられる映画。
これはさらにダイビングと迷宮探索の要素を足したもの。
酸素がなくなる恐怖とサメに襲われる恐怖、そして迷子になって出られない恐怖のトリニティアタックで登場人物
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.7

優柔不断なダメ彼氏と、一直線すぎる彼女が、
それぞれに壮大な寄り道の果てに自分の生きる道を変えていく話。

一組のカップルがいったん別れて、再開する、ただそれだけの話なんだけど、その過程にすったもんだ
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

2.9

美しい背景美術、俳優陣の熱演(特に主演二人とスコップ役の藤森氏の芝居が好き)、
グリグリ動く絵。
個々で見ると素晴らしいパーツの集まりなのだが、とにかく、とにかく脚本と構成がまずいが故に「何を表現した
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.5

はちきれそうなほど「TRICK」に寄せまくった映画。
原作はこんなにポップでギャグテイストじゃなかった…。
ただ、これはこれでありな気もするし、なんなら続編の「魔眼の匣」も
このキャストで観てみたくあ
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

短いながら、多彩な滋味。
いわゆる格差恋愛ものなんだけれど、
部隊がインドということで、そのハードル、重みが何倍にも跳ね上がる。
しかも今作は女性の社会進出もテーマの一つとしており、
90分の作品の中
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.1

ロボ版E.Tかってくらいロボとの友情が描かれていて、それが無茶苦茶
いとおしくなる作品。
とにかくバンブルビーが可愛すぎる。
喋らず、ラジオの音声で情報を伝える表現が萌えとエモの極み。

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

主人公がほっとんど喋らないかわりに、目と背中で語りまくる
バイオレンス&ロマンス映画。
6割くらいがライアン・ゴズリングの存在感で出来ている。
あと、カーアクションより、ノワール要素のほうが強いような
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

吃音障害を持った王様が、ちゃんとスピーチを出来るように
コーチングを受ける話。

ローグは役者としての才能より、アクティングサポートの才能があったのだろうなぁ…。
演劇をかじったことのある人間には、ニ
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.2

「ダンケルク」の前日譚といえる作品。
ある意味、表と裏。

ゲイリー・オールドマンのチャーチルは
物凄く偏屈だけど、凄く可愛かった。
頑固なところと、フランクなところがちょうどよく合わさっているという
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.9

「誰も知らない」をさらにエグくしたような作品。
途中何度もあまりの辛さに中断しようとしたけど、何とか完走した。
そして、その価値はあった。

「世話できないなら、産むな」。
これがこの作品の一番のメッ
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.9

ジェームズ・ワン作品のイメージが「アナベル」とかのホラーばかりだったから、こういうヒーロー系を観るのは初めて。

話はまぁとても分かりやすい。
主人公のキャラクターといい、
なんか「マイティ・ソー」だ
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.0

娘を攫ってヤク漬けにしたメキシコマフィアを相手に
70過ぎたランボーおじいちゃんが大暴れ。

1作目と同じくらいプライベートでミクロな世界観でありながら、
「最後の戦場」以上にグロテスクな作品。
私怨
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透明人間(2019年製作の映画)

3.9

ザ・因果応報。

主人公のセシリアさんが見えないDVを受けまっくて大変な目に合う作品。
「そんなにしなくても…」というくらいひどい目に合わされるので
とても不憫な気持ちになるが、ちゃんとオチをつけてく
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

VSってついてるけど、ほとんどフォード陣営の話。
じゃじゃ馬ドライバーと、元ドライバーのエンジニアの
バディもの。
作中の熱量がとても高いので2時間半すらあっという間。
45分くらいあるクライマックス
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

3.7

平和ボケしたボランティアの皆さんを助けるために
紛争下のミャンマーでひたすら現地の政府兵を鏖殺するランボーさんの話。

今までの娯楽作品っぷりは何だったのかと思うくらい、
描写がハード。
今までのは子
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.9

「脚本・演出・主演全部俺」が上手く言ったケース。

BGMがスーパーオシャレ。
あと、チック症の芝居がめちゃくちゃ「あぁ、これ知ってる!」ってなる
ので、凄い。

ぐらんぶる(2019年製作の映画)

3.3

6割漢の裸、3割酒、1割ダイビングって感じの映画。
まぁ原作がそうなので、そうなるよねってところ。
男も女も美形ぞろい。そしてみんな脱ぐ。
大学の体育会系サークルのノリが苦手な人は多分30分でギブアッ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.9

「スターのイメージ」という虚飾に押しつぶされた男の絶望と、
一筋の光明の物語。

今でこそ芸能関係の方々がちらほらと自身の内情について声を上げることが
出てきてはいるものの、まだまだ市井の者にとっては
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.4

相変わらずぶちギレるランボー。
今度はベトナムでベトナム兵とロシア兵を
ばったばったと薙ぎ倒す。
演出が更に派手になって、エキサイティングになった。

七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

役者陣といい、原作といい、
劇場版にして舞台をメーカーに変えた
「半沢直樹」みたいな作品。
主人公も、デフォルトがだるーんとしてるか
しゃっきりしてるかの違いはあれど、
正義感の強い中間職という点では
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ランボー(1982年製作の映画)

3.4

ベトナム戦争から帰還した兵士が
あまりの塩対応っぷりにぶちギレて
保安官どもに情け無用のゲリラ戦術を仕掛ける話。

帰還兵の孤独と本国からの酷い扱いを描いた作品とも言えるし、スタローンの鍛えあげられた
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

煉獄さんの煉獄さんによる煉獄さんのための映画。
原作の7巻・8巻の内容を演出こみで2倍くらい濃縮させたような作品だった。
とにかく煉獄杏寿郎という漢の人間的・戦闘能力的強さとカッコよさを
これでもかと
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来る(2018年製作の映画)

3.4

最初めっちゃ空回りして、中盤が割と怖くて、最後はぶっ飛びすぎて
よくわからない作品。
とりあえず松たか子と柴田理恵が全てを持って行った。