リリーさんの映画レビュー・感想・評価

リリー

リリー

映画は私の教科書です。
皆さんのレビューがとても参考になります。

映画(798)
ドラマ(0)

ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

4.0

鑑賞中はずっとハラハラさせられて苦しくもなりました。しかし鑑賞後は少しの希望が見えた気がします。
ベンは一見誠実で家族想いで爽やかな青年に見えます。でもストーリーが進むにつれ、彼の罪の全容が見えてきて
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

本人たちがインタビューに答える映像が差し込まれることに驚きました。俳優たちよりもイケメンで人間味があるように思えてしまうのが不思議です。
大金が欲しいからというより、夢に描いた人生が送れないとか、日常
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バイス(2018年製作の映画)

3.7

テンポの良いエンターテイメント寄りのドキュメンタリーのようで飽きることなく楽しめました。政治の裏側を描いているのでスッキリした後味ではないですが、コメディとして観ると笑えます。
飲んだくれで飲酒運転の
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

4.0

ジョン・キャラハンの明るくお茶目でユーモアにあふれた人柄のおかげもあるのか、障害を持つ人への偽善の印象が全くない、感じの良い作品でした。ジョンが超高速で車椅子を走らせる様子も、ジョンの風刺画(例えばK>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.8

人間性を否定する考え方に悲しさを感じました。同性愛は病気ではなく生まれつきの性的志向であるのに、それを'sin'(神に対する罪)として矯正させようとする考えが、多様性を認める風潮が広まる現代でも、アメ>>続きを読む

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.0

ホロコーストの惨劇に触れる時の重い雰囲氣の場面と、クスッと笑わせるコミカルな場面の両方がバランスよくミックスされた、粋なロードムービーでした。最後のシーンには泣かされます。
主人公のアブラハムがお茶目
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.7

とんでもないホラーを観てしまいました。希望はないので後味は良くないです。しかし観客を恐怖におとしいれる映像的なグロさと、音の怖さと、アップになる俳優の顔の怖さで、かなりレベルの高い作品になっていると思>>続きを読む

彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

3.8

静かに心にしみる良い映画でした。またイスラエルのユダヤ人の人々の生活を垣間見られて得した気がします。人々が、ユダヤ教の戒律を大切に守っていることがわかります。非ユダヤ人であるドイツ人トーマスが店のオー>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

シリアスなテーマを取り上げているのに暗く重くならない演出が良いですね。映像もカラフルで美しく楽しいです。特に車のブルーと「小石」のブルーの鮮やかさで、希望が湧いて来ます。
ハンサムでインテリで行儀が良
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.6

偏見を乗り越えて社会を変えた女性が、ご健在で現役で社会に貢献していらっしゃることに、何より安心感と希望を感じます。ますますお元気で活躍して頂きたい。
女性の役割に対して固定観念がある時代。子育てをする
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愛、アムール(2012年製作の映画)

4.2

「老い」に直面した夫婦の姿を描いた傑作だと思います。タイトルの「愛、アムール」以外に的確に当てはまるものは思いつきません。悲しいけれど究極の愛ですね。だから、テーマは「老老介護」など、とてつもなく重く>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

素晴らしかったです。続けてもう1作品観ようと思っていたのに、本作品の余韻に浸りたかったのでやめたほど、心に残る映画でした。
モノクロの映像美を堪能しました。どのシーンを切り取っても絵になります。70年
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

実話だとは驚きました。面白かったです。コメディ色が強いかと思っていたら(時々クスッと笑えるシーンもありましたが)政治的メッセージの強いかなりシリアスな内容でした。劇中の、有色人種への憎しみに溢れたKK>>続きを読む

ドリームハウス(2011年製作の映画)

4.0

豪華なキャストによる見応えのある作品でした。哀愁が漂う主人公に、ダニエル・クレイグは適役だと思います。サスペンスでありミステリーでありホラーなのですが、怖いというより悲しくて温かい複雑な感情が残ります>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.0

88歳になっても相変わらずクリント・イーストウッドはかっこいいです。映画の中でもモテモテで、ダンスの相手として奪い合いが起きます。
タイトルのmuleとは、ラバもしくは頑固者という意味だそうです。家族
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.0

この悲惨な事件のことは聞いたことがある程度だったので、この映画で詳細を知ることができました。改めて、知識と情報を提供してくれる映画の素晴らしい役割を認識しました。
労働党の移民政策に反対する男が起こし
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.7

ライアン・ゴスリングだからこの役を演じられたのでしょうか。孤独で寡黙で冷静沈着なように見えて、時に暴力性を爆発させる、修理工兼スタントマン。エレベーターの中での彼の行動を見てしまうと、誰でも引いてしま>>続きを読む

ボディ・ハント(2012年製作の映画)

3.8

面白くて怖かったです。邦題が少し誤解を招くかもしれませんが、普通の良く出来たストーリーのスリラー映画です。予想していなかった結末なので、途中まで観ている人を上手く騙せる展開になっていると思います。
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バハールの涙(2018年製作の映画)

4.0

終始、緊張感が途切れませんでした。バハールが味わった無念は想像しか出来ませんが、ISに対する憎しみは増します。なぜ人はここまで無慈悲に残酷になれるのか、他人を虫けらのように扱えるのかを考えるだけで心が>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.8

正直言って予想していたよりも面白かったです。埼玉をディスっているようで埼玉愛に溢れた映画です。劇場で、クスクスとアハハの笑いが時々起こるので、「カメラを止めるな」を思い出しました。
原作も読んだことは
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

実話を基にしているので、反マフィアについての社会問題をテーマにした硬派の映画にも出来ただろうに、絆が強い若者2人の幻想的なラブ・ストーリーにしたところに特別感があります。この事件の後、被害者ジュゼッペ>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

88分間緊張が続き、疲労感が残りました。アスガーにとっての時間と、劇場の観客にとっての時間が同時進行するため、観客もアスガーと同じ緊張感と焦燥感とショックを同時に体験します。従って、スクリーンは緊急通>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

2.5

ヨルゴス・ランティモス監督の「聖なる鹿殺し」の狂った家族を見てからトラウマが残っていたので、「女王陛下のお気に入り」を見る前は身構えていたのですが、悪趣味なシーンはありましたが意外に大丈夫でした。しか>>続きを読む

山羊座のもとに(1949年製作の映画)

4.0

評価はあまり高くないようですが、私は大変楽しむことが出来ました。従来のヒッチコックのサスペンスというよりも、空回りしたり障害に翻弄される人々の恋愛物語です。ビクトリア女王の時代に元流刑者が暮らすイギリ>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

3.5

珍しいハンガリー映画を観られるとは嬉しいです。幻想的な映像が綺麗です。
食肉処理工場の牛の血をじっくり撮影した映像も、後半で出てくる大量の血と繋がっていることもわかり、納得しました。
コミュニケーショ
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赤ずきん(2011年製作の映画)

2.9

あっさりしていて、人間関係や家族関係に共感できないので「美女と野獣」のスッキリ感を除いたような作品でした。テンポが良く、展開が早いので中だるみはなかったです。
ゲイリー・オールドマンにはもっと活躍して
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.4

映画館で観た方が恐怖と臨場感は倍増したと思います。家ではポップコーンを食べながら余裕で観賞出来たのですから。
冒頭から衝撃的なシーンを観せられ、こんな状況だったら自分なら諦める、と思いました。気持ちが
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.8

心温まる映画は良いです。一匹の猫に、社会からはみ出した人が立ち直るのを助ける大きな力があるのですね。
ボブがボブを演じているそうですが、名優です。仙人のように落ち着いているし、人の心を読んでいるかのよ
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.7

好きな死霊館シリーズの起源を知ることが出来たので満足です。怖いというよりエンターテイメント性が強くて面白かったです。
しかし、ヴァラクに対峙するのに神父と見習いシスターの2人だけを送るバチカンは、事件
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

4.0

フランソワ・オゾン監督作品なので極めて難解だろうと身構えて観ましたが、意外にも面白くて最後はスッキリしました。サスペンスもホラーもロマンスもありで、盛りだくさんです。モノクロの部屋のインテリア、クロエ>>続きを読む

聖メリーの鐘(1945年製作の映画)

4.5

何度見ても超大好きな映画です。初めて観た時はクリスマスだったので、ビング・クロスビーが美声で歌うThe Bell of St. Mary'sが心に染みて暖かい気持ちになりました。ロマンスが起きそうで起>>続きを読む

ガス燈(1944年製作の映画)

4.5

名作なのに初見です。大変面白い。心理的にジワジワくるサスペンスですね。
ポーラを演じるイングリッド・バーグマンが、幸せの絶頂から徐々に追い詰められて心を病んでいく様を見ていると、痛々しくて可哀想でいた
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.6

映像美とオカルトとサスペンスが入り混じった混沌の映画です。現実と幻想の区別がつかない場面もありました。一回観ただけでは私には全部理解出来ないです。様々な名作が映像やオマージュで登場するので、宝探しのよ>>続きを読む

ガンジスに還る(2016年製作の映画)

4.0

「死」をテーマにしながらも、コミカルで考え方の根底がとても明るいこのタイプのインド映画は大好きです。ますますガンジス河を見てみたくなりました。
インドと日本の死生観は大分違うように思います。まず、自分
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僕の帰る場所(2017年製作の映画)

4.0

日本で難民申請をしているミャンマー人の現状についてとても勉強になりました。
ドキュメンタリーかと勘違いしそうなほど、ミャンマー人の出演者たちの境遇が切羽詰まっていてリアルでした。上映後の舞台挨拶での監
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.5

正反対の性格でも、共通の趣味を持つ兄弟は強い絆で結ばれているのでしょうか。父親が息子2人にフライ・フィッシングを教えたのは、互いに助け合うことを教えるため?
ブラッド・ピットが演じる弟は、真面目な兄と
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