yさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.0

身体の不自由なおじさんとそんなおじさんを甲斐甲斐しく世話する姪。無口な二人の静かで変わらない毎日。

二人の関係は典型的な共依存のようでしたが、精神的には姪の方が多くおじさんに依存しているようにも見え
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ティル(2022年製作の映画)

3.0

事の発端となった女性は法廷で証言をした時どんな気持ちだったんでしょうか。次々と嘘を並べる姿が怖かったです。
一方、法廷での母親の弁舌に見入りました。とても誇り高い人に見えました。

映画の中の白人の振
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雪の轍(2014年製作の映画)

3.8

幼稚な妻と面倒くさい妹に苛々して途中からアイドゥンが可哀想になりました。どちらとも離れて気楽な一人暮らしを選択したらいいのにと思っていたらイスタンブールに行くことに。と思わせて友人宅に行き、その後はラ>>続きを読む

人生のコンマ(2016年製作の映画)

1.0

一つ一つは良い事を言っているのに、それが多過ぎて序盤で説教臭いホームレスの男性に辟易してしまいました。途中からは怪しい新興宗教の教祖に見えてくる始末。

疲れた人には小休止が必要というのはその通りだと
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妻が結婚した(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

妊娠するまでは面白く鑑賞。子どもができるとつい理性的になってしまいました。

意外なラストは良かったです。サッカー好きならもっと楽しめたかも。

眺望良好(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ドタバタコメディかと思ったら、想像以上にブラック。終わり方は嫌いじゃないです。

おじいちゃんのくだりはほとんどドリフのコントみたいでした。死体遺棄の時はおじいちゃんは自宅待機した方がいいですね。

君のいた永遠(とき)(1999年製作の映画)

2.5

時系列が頻繁に行ったり来たりするので話がぶつぶつと途切れる印象。音楽もいまいち。

指輪入りのコップの水を飲むのは嫌ですね。yesでも躊躇してしまいそうです。

エントラップメント(1999年製作の映画)

3.5

抑制の効いたショーン・コネリーいいですね。渋いです。アクションパートはいまいちでしたが、恋愛ものとして好み。もどかしくて良いです。

アルマゲドン(1998年製作の映画)

2.5

娯楽大作。多分2回目。宇宙に行くまではそれなりに楽しく鑑賞。心理テストの辺りが特に面白かったです。

宇宙に行ってからは、真面目に観てはいけないと自分に言い聞かせても、それはないな‥と100回くらい思
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.9

心に傷を持つボディーガードと少女が心を通わせていく‥ というあらすじだけ読むとかなり苦手なタイプの作品かと思いましたが、意外と良かったです。ダコタ・ファニングがものすごく可愛いからでしょうか。歴史の勉>>続きを読む

ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

それぞれの思惑が複雑に入り乱れていて事の真相を導き出すのは難しそうでしたが、ショーン・ペンは中々仕事のできる人でした。
怪しい行動を繰り返すニコール・キッドマンにとても優しかった印象。

長年独裁者だ
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ステイ(2005年製作の映画)

2.0

気づくと流し見に。流し見でも病んだ人の頭の中を見せられているようで疲れます。

紅海リゾート -奇跡の救出計画-(2019年製作の映画)

3.9

映画の中のリゾートホテルを利用していた人たちはスーダン在住の欧米人でしょうか。
地図で紅海を見ると紅海沿岸も周辺も難しそうな地域ですね。二度目の鑑賞でしたが、現状がちらついて数年前の鑑賞時より複雑な心
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ずっとおじさんの空想を観ていたのねと気づいた瞬間はちょっと力が抜けましたが、映像美を堪能できたので問題なしです。
独り、海に放り出されたら自分で物語を作って希望みたいなものを生み出すしか生きる術はない
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.2

原作既読。2回目のチャレンジ。1回目は全くハマらず途中で断念しましたが、今回はとても面白かったです。不思議。

細かいことは気にならず、テンポやおふざけ、めちゃくちゃ具合が楽しかったです。
ブラピも良
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.0

原作未読。事件が起きるまでが思いのほか長かったので前半は殺される人を推理しながら鑑賞。エジプトの雰囲気が素晴らしいので退屈はしませんでしたが、謎解きに驚きがなく、ポアロのキャラもあまり好みではなかった>>続きを読む

潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

組織の上層部の対応にはうんざりしますね。負けじと声を上げた妻たち。引き下がらなかった女性が注射を打たれて退場させられるシーンでロシア怖、と思いました。

主人公の息子が大将の握手を拒んでいましたが、あ
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.2

原作は漫画、みたいな世界観。ツッコミどころ満載のB級大前提で、一緒に観ている人とあれこれ言いながら観るのが結構楽しかったです。

これいるかな?みたいなシーンも多いですが、それさえも楽しく。この作品は
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ダンシング・クィーン(2012年製作の映画)

2.5

ドタバタコメディ。オム・ジョンファもファン・ジョンミンも好きですが、いまいちでした。市長を目指す弁護士の政治論が好みではなかったので熱弁を振るうともやっとしたり。

思いがけず脇役が豪華。ラ・ミランい
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甘い人生(2005年製作の映画)

2.8

面白いとは言い難いですが、イ・ビョンホンの魅力は満載。嫉妬深いボスでした。

王の涙 イ・サンの決断(2014年製作の映画)

4.0

面白かったです。やや長編ですが、退屈することなく最後まで。

静かに苦悩する王を演じるヒョンビンもカッコいいけれど、それ以上に刺客チョ・ジョンソクがものすごくカッコ良かったです。あんな表情をされてホロ
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ヒトラーの贋札(2007年製作の映画)

3.3

芸は身を助く。思わぬところで生きた偽札作りの腕。社会性があってバランス感覚も良い主人公は、偽札作りグループのリーダーに適任でした。

自分の正義を貫くために周りを巻き込む人には好感が持てません。収容所
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

復讐追跡劇。凌辱され、夫と子どもを理不尽に殺された女性が馬と案内人を連れて犯人を追います。途中で川に溺れそうになったり、悪夢にうなされたり、案内人と心を通わせたり‥と色々ありましたが、復讐の瞬間は割と>>続きを読む

われらが背きし者(2015年製作の映画)

4.0

良いですね。渋いです。ディマと妻の雰囲気がとても好きでした。静かな抱擁に深い愛情を感じます。

ハラハラが最後まで持続して、舞台も次々に変わるので退屈することなく。最後の隠れ家は欲しいほど素敵。

複製された男(2013年製作の映画)

3.9

全編不穏な雰囲気、暗い画面。内容はやや難解ですが面白く鑑賞。理解できなくても気にならないので最後の唐突さも嫌いじゃないです。鑑賞後に解説も興味深く拝読。

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

3.0

原作既読。『ふがいない僕は空を見た』というタイトルがとても好き。この作品も悪くないけど長いですね‥

結構しんどい内容ですが、助産院で働く元ヤンみたいな助産師の単純さと、コンビニの先輩のアドバイスに救
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二つの光(2017年製作の映画)

4.5

良作。温かくて可愛らしくて、切ない。痛みや可笑しみも含んでいて、30分で色々な感情を味わいました。最後の母親と息子のくだりはちょっとズルいですね。

英雄都市(2018年製作の映画)

3.6

こんな人の良いヤクザなんているのかな?って感じの主人公でしたが、一目惚れした女性の言いなりになる所がかわいいです。二人の身長差にもキュン。

ドラマみたいな軽さがあって気楽に楽しめました。悪い時のチェ
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空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

3.4

タイムリーな内容。誰でも被害者になり得る怖さを強く感じます。終盤はドラマチックな展開。実話ベースのものはもう少し単調な方が好み。

調査委員会の会議での公務員の立場も辛いですね。自分の気持ちに正直に加
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

2.5

面白くなりそうなのにならなくて、結構退屈。原因は恋愛要素の有無でしょうか‥
コリン・ファースなので最後まで。

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

4.3

おばあさんたちに寄り添う誠実なセルヒオの存在が孤独で凝り固まったおばあさんたちの心を溶かすようで、途中からセルヒオが天使に見えました。

任務中は老人ホームのリアルな様子が映し出されるので、明るいトー
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.3

🐭は苦手ですが、ちょっと面白かったです。リアル🐭が一度も登場しなくて助かりました。

苦手なウェス・アンダーソンでしたが、ちょっと慣れてきたかも。今作は色味も好み。

白鳥(2023年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソンが短編を映像にするとこんな感じになるんですね。

ウェス・アンダーソンは合わないかと思って諦めていたので、愉しめて嬉しかったです。

明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

2.5

経済が破綻した状況のアルゼンチンで銀行を信じる人がいるのかな? という疑問が強かったです。当時はまだ信じている人もいたのかな‥

映画自体は全く新鮮味がなくて昔の作品のようでした。勇敢なバカがない知恵
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.5

鑑賞中、起こりそうだなと思うこと全部起こりました。グロいのは苦手ですが、明るいのであまり気にならず。でも、よくよく考えると明るい方が怖いですね。