ROSAさんの映画レビュー・感想・評価

ROSA

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風が吹くまま(1999年製作の映画)

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テヘランから700km離れた山あいの村"黒い谷シアダレ"
でもそこは白く美しい村
村の葬儀を取材するために老婆の死を待つTVクルー

村の少年とは年齢など関係なく互いにひとりの人として接してたよね
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桜桃の味(1997年製作の映画)

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本当は誰かに止めて欲しかったんだね
この美しい世界からいなくなってしまうことを

必死に命を繋ぎ止めようとする人もいれば早く終わりにしたい人もいて

たったひとつの桑の実の甘さや桜桃の味
そんなちっぽ
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ホームワーク(1989年製作の映画)

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憤り?怒り?悔しさ?
身体の中からすごく熱くなってくる

怖がりで泣き虫のマジッドが宗教詩を読み上げる
祈るように友のそれを見守るモライの瞳

 神よ 願いを叶えたまえ
 我らの心を幸いと喜びで 満た
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

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街角のアコーディオン弾き&歌
スタートからときめくパリです

♫パリでのランデブーが いつも楽しいとは限らない 驚くこともあるし 時には思いがけぬことも起きる

ボブール リュクサンブール公園 
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

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木はきっと私たちのしてることを見てるよね
地球上でいちばん長生きなんだもの

♫かくて美しい田園を
 つばめが飛び回る
 草原には花が咲き乱れ・・・

何ものにも変え難い自然そのものの美しさ

♫歩道
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

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物語の記憶は断片的だったとしても
灰色の海とピアノの旋律は
30年前からずっと鮮明なまま

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

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パリっ子のミラベルと画家志望の田舎娘レネット
全く違うタイプの二人が出会って・・・

"青の時間 夜明け前の1分間の静寂
昼の鳥は目覚めず 夜の鳥は眠ってるの 静寂よ"

ロメール監督ってロマ
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

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あ〜楽しかった〜♡
なんてったって映画祭が舞台だもの
映画好き?(自信ないけど)にはたまりません!
古い映画へのオマージュいっぱい
モノクロの再現場面にときめきます

サン・セバスチャンって素敵な街ね
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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À bout de souffle
息を切らして 疲れ果てて

本当ね 休む暇なんて1秒もない
最初から"終わり"を望んでたみたい

おもしろい
何がって…理由はいっぱいあるけど言葉にしない方がいいよ
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悲しみよこんにちは(1957年製作の映画)

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これがセシルカットなのね

去年数十年ぶりに小説を読んだ時 セシルはすごくドライで周りの大人たちを案外冷めた目で見てるよねって思ったかな

"人の生き方に反対でも 変えようとしては いけないわ"

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緑の光線(1986年製作の映画)

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ひとりぼっちは嫌なのに周りに合わせようともしない
デルフィーヌって面倒ねってずっと思ってたけど
ん〜 自分に正直ってことなのかな・・・
泣いてばかりじゃつまんないけど 泣きたくなる時もあるしね

緑の
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満月の夜(1984年製作の映画)

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ポンパドールに大きなリボンのルイーズが可愛い
パリの部屋の色もすごく好きです

郊外のアパートで独占欲の強すぎるレミと同棲
自由になりたくてパリに自分だけの部屋を借りたけど・・・

それは満月の夜のこ
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美しき結婚(1981年製作の映画)

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親友クラリスの言ってたことって理想かも
——二人の関係は不安定だけど強固なままなのよ それが愛そのものよ——


滑稽なほどに"結婚"へと突き進もうとしてたわがままサビーヌ
そんなの上手くいくはず
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

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"悩みなんて 他人にしたらバカみたいよ 気にしちゃダメ"

本当ね 15歳のリシューの言う通り

でもね いろいろ考えちゃうのだってムダなことばかりで時間が過ぎてくのだって悪くない

最後の歌は哀し
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パリ・オペラ座 オーレリ・デュポン引退公演「マノン」(2015年製作の映画)

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前に映画「Aurelie Dupont danse l'espace d'un instant」を観て美しく大人っぽいイメージだったオーレリ
第一幕のオーレリはすごく可愛くてきらきら
「出会いのパ・ド
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ミルピエ パリ・オペラ座に挑んだ男(2015年製作の映画)

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ずっと緊張感から解放されないままあっという間の110分
ラストの本番ではもう胸がいっぱいで呼吸できてなかったかも

オペラ座日本公演『マノン』の観劇を明日に控え心がそわそわして何も手につかず・・・
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

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記憶を消すことでやっと生きていけるってことあるのかも
過去も何もかも捨てて誰も知らないどこかに行けたらって
そんなふうに思うこと きっと誰にでも
だから途中 フリオをそのままにしてあげて って思ったり
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

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"映画は芸術なんだよー!"
最初からそんな強い思いが胸を占めてドキドキしてくる
これがヴィットリオ・ストラーロなのか!
今までベルトルッチ監督×ストラーロの作品はいくつか観てるのにね

反ファシストの
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さすらい(1975年製作の映画)

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*
『さすらい』Im Lauf der Zeit (1976)

"1975年7月から10月まで 11週間をかけて——
東ドイツ国境沿いで撮影した"

まだベルリンの壁があった頃

"変化は
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まわり道(1974年製作の映画)

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自分探しの旅はそんなに簡単に終わったりしないよね
考えることをやめない限りね

監督は1945年ドイツ生まれ
この映画の意味がそこにあるのかもしれないな〜なんて思ってたら全てのシーンが少しずつつながっ
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都会のアリス(1973年製作の映画)

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カッコいいモノクロ写真の連続みたい
どのシーンでも同じメロディが繰り返されるのもいいな

フィリップは優しいのね
アリスに向けた眼差しを思い出したらまたじーんとしちゃう

何の映画だったか思い出せない
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ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

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大真面目な顔で面白いことやっちゃうの
スタートからいつものカウリスマキ監督です

ひょんなことから出会った三人は 劇作家 画家 作曲家
成功を夢見て?パリに住んでるけど
ずっと貧乏なまま 上手くい
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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カウリスマキ監督って最高!
色も音楽も何もかもね
 
 
ラジオから流れてくるのは侵攻の悲惨なニュースばかり
でもね・・・

世界のどこか片隅の不器用な愛を見せてくれたんだよね

今こうして書きながら
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希望のかなた(2017年製作の映画)

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シリアの青年カーリド
アレッポの家は破壊されトルコ国境を歩いて越えたあと密航業者に大金を払い船でギリシャへ
再び歩いてマケドニアからセルビアに入ったけれどハンガリー国境で混乱に巻き込まれ唯一生き残った
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

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スタートのバイクのシーンで
もうこの映画絶対好き♡

曲名もわからないしジャンルもいろいろだけど音楽の使い方最高じゃん!

思い切って新たな道へ踏み出す人
うん それもいいね

日常へと戻る人
最初
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麻雀放浪記(1984年製作の映画)

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昨日『ポートレイト・イン・ジャズ』を読んで今日は国立映画アーカイブ「和田誠 映画の仕事」へ行く気満々で頭の中でスケジュールを立てかけてたのに・・・
今日から年末年始の休館のようです

文庫カバーそでの
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

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美味しいものをいただく
それは生きる喜び

美味しい時間がより愛おしいものになる
そんな映画でした

 
ドダンが言うように季節に例えるなら 私の人生もすっかり秋
晩秋…とまではいかないかもしれないけ
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

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——世界最悪のロック・バンドが成功を求め 故郷シベリアから アメリカへ旅立って5年——

始まってすぐに画面の色の虜♡♡♡
もうどんなストーリーだろうとOK!って思っちゃった

5年前にたどり着いた
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

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最初から ゆる〜い笑い
時々プッと吹き出して
なんでやねん!のツッコミどころ満載
この映画 もうとことん楽しんじゃおう


皆 成功を夢見てアメリカへ行くのね
だけど・・・

カウリスマキ監督 やっ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

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——天安門広場の人民軍は 非武装学生の抵抗を粉砕 学生デモは大規模な虐殺に終わりました——

——シベリア鉄道に沿ったガスラインの爆発は 列車2本を巻き添えにし 死者約700名——

世界の
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

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炭鉱の閉山 そして南へ
雪降る中 幌が動かない白いキャデラックのコンバーチブル
なんだか悲しくなる

いつものカウリスマキ監督
クスッとしちゃうところがたくさん
だけどやっぱり悲しくなる
カスリネン
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

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ゴミ収集人ニカンデルはひとりぼっちの寂しい毎日
スーパーのレジ係 イロナ に恋して・・・
でもなぜかうまくいかないことばかりね

誰も感情を表に出さないのは監督のいつものパターン
途中急に昭和な感じ?
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世界(2004年製作の映画)

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ご来場の皆様 世界公園にようこそ——

——今 スカイトレイン もうすぐインドよ
——私は "北京を出ないで世界を回ってる"


似ても似つかない真実の口
"北京郊外のパリ"にはスケールがめちゃ
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ロリータ(1962年製作の映画)

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オープニングクレジットから好き
そして車は霧の中を行くのね
えっ!めちゃいいじゃん!
モノクロのせいかなぁ
なあんて思っていたら・・・

早口で捲し立てるママや ホテルのバルコニーで必死に自分の嗜好を
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ロリータ(1997年製作の映画)

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モリコーネだしジェレミー・アイアンズだし・・・
だからきっと視聴リストに入れてたのかな

はすっぱで明け透けな感じのロリータには正直あまり魅力を感じなかったかも 結局最後までね

ダメダメなハンバート
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