Scriabinさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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聖衣(1953年製作の映画)

4.2

1950-60sのepic featureブームとでもいうものの口火を切ったと言えるのか…?ともかく、この後出てくるベン・ハー、十戒、スパルタクスなどなどと共通するモティーフや画が詰め込まれている。肉>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

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いい話なんだけど、身近なよくない話に重ねてしまって純粋に楽しめなかった

グラディエーター(2000年製作の映画)

5.0

とても好き。こういうことやろうとする監督がいることが嬉しい。アルマ=タデマも報われたなとか思ってしまう。信心深いマクシムスは、シェイクスピア以来のアナクロニズムを踏襲しているように見えた。コンモドゥス>>続きを読む

王子と踊り子(1957年製作の映画)

4.0

イケオジと組ませても良いマリリン。ちょっとヘンリー・ジェイムズ味感じた。

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

4.0

豪華キャストすぎて、いちいち「この人だれだっけ」作業を繰り返していた。

フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

4.0

ルノワールの映画ってほんとに脳死で見れちゃうな。気持ちよく眺めてると勝手にどんどん話が進んでく。見やすさ的にはベルイマンに近いんだけど、巻き込まれ感が少なくて、ぼんやりしてると置いてかれてる気がする。>>続きを読む

嵐の孤児(1921年製作の映画)

5.0

これまで見たグリフィスの中で一番好きかも。特に染色が素晴らしい。光の量や雰囲気がよく伝わってくる美しい色。中間字幕も品良く仕上げられているし、豪華なセットは見ているだけで目に愉しい。
メロドラマなんだ
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.0

撮り方とか編集がすごいハリウッドっぽかった。都会シーンはすごい欧米化されてるし。炎が美しい。

アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)(1969年製作の映画)

5.0

こういう映画を勉強しましたって感じの映画はあんまり好きじゃないけど面白いのは否めない。楽しくはないけどきれいだから好き。

・冒頭の飛翔シーン、ソクーロフのファウストを思い出した。
・ワイドスクリーン
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

5.0

立場が、考え方が、生き方が違うから……繰り返される言葉は現代とまったく変わらない。戦後日本が虚偽と隠蔽でやりくりしてきたことを端的に示す歴史的資料。

声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

4.0

voice of moon とかフェリーニの写真のシーンはめちゃくちゃ興奮してしまった。『フェリーニを探して』とか、この時期フェリーニ映画流行ったのかな。ソ連らしくて面白かったのは「フセインは悪者」の>>続きを読む

草の上の昼食(1959年製作の映画)

5.0

フランス式コメディ。まぼろしの市街戦と同じくらい好き。

十戒(1956年製作の映画)

3.8

リリア救出からのメシア登場までの流れ最悪だろ。話の流れは良いけど、各役者の演技があまりにツギハギで見てられない。下手な中学演劇みたい。過ぎ越しのシーンもデミルらしからぬ静けさを演出してたけど、もっとセ>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.0

どこか後味の悪いコメディ。『ドローセルマイヤーの人形劇場』や『アウグスト・エッシェンブルク』思い出した。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

NFとかで流したいな。マッツの息子たちもあのチャラ男みたいな前髪だったの芸が細かい。最後けっこう怖かった。

ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる(2019年製作の映画)

4.8

外套の映像を見て泣いてしまった。人生の真実が詰まってると思う。才谷監督が迫る理由も分かった気がした。

ベレちゃんのショパン使ってるの良き。

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

4.0

エリザベス・ハートマンがエルちゃんにしか見えなかった。こいつら何やってるんだ感めちゃあっておもしろい。

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

4.0

南部を象徴するもの。大自然、白、気取ったヨーロッパ風、女。立派な屋敷が舞台だということをよく示すコスチュームプレイらしい照明。

レベッカの時も思ったけど、動きや台詞を揃えたりして結構ちゃんとリメイク
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.0

本家の「ダンスカンパニーのくせに全然踊らないじゃん!」を解決する努力はありがたく享受しました。もはやサスペリアのリメイクの域を出てる気がする。こんどはイタリア人監督の撮るドイツという観点で見てみたい。>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

4.2

ちょっと好きかも。
もっぱら音楽で怖がらせてくる系。血の赤がそれはそれは鮮やかで、もはや目に心地よい。寮の部屋の鏡にレイトンらしき絵が映ったり、秘密のアール・ヌーヴォー部屋にビアズリーが飾ってあったり
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絞死刑(1968年製作の映画)

5.0

冒頭のシーンの印象だけで見始めたから、舞台的な本編にはびびった。舞台版とかあるのかな。

レベッカ(2020年製作の映画)

4.0

ヒッチコック版の納得できないところを修正した感じ。舞台は50年代?リリー・ジェームズが演じてるせいか、冒頭のコンパニオンのところはシンデレラにしか見えんかった。
心理主義から距離を置き、人生との向き合
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レベッカ(1940年製作の映画)

4.0

眉は20年代に限る。
男と女の顔を画面ギリギリまで横並びにするの、いまではめったに見られなくて新鮮だった。

十誡(1923年製作の映画)

5.0

59年版よりも好き。Epic部のはちゃめちゃな感じや、現代篇を設けたところは、20年代の映画の好きな要素が詰まってて嬉しかった。バッコスの巫女ってフラッパーガールだったのね。

珈琲時光(2003年製作の映画)

3.5

『東京物語』同様、郷愁をそそる風景だった。特に見慣れたJRをたくさん使ってくれたのは嬉しいが、映画のほとんどが電車シーンで埋め尽くされていてちょっと強迫的な感じがした。
後妻の若い感じや一青窈のさばさ
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独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

5.0

ソクーロフの独断と偏見で歴史を編纂する様子がまずとても好き。牡牛座、モレク神、太陽でやってきた権力者の肖像と20世紀の総括、ロシアの方舟とフランコフォニアで見られたイリュージョンのような歴史の構築、そ>>続きを読む