vouさんの映画レビュー・感想・評価

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風船(2017年製作の映画)

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日日是好日的なミニマルな視点に見えて余計な一を足してる感じだから目目是好目みたいなことで、でもそれが生活するってことなんじゃない? 知らんけど。

ジャンクフード(1998年製作の映画)

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やっぱり映像的に好きな部分があるけど映画的に嵌まれない。こちらは90年代のリアリティなので80年代ほどのファンタジー化は進んでいないが炭酸が抜けてくように徐々に現実味を失いつつあるという感触。あと10>>続きを読む

ロビンソンの庭(1987年製作の映画)

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映画的にはそこまで嵌まれなかったけど映像的には好きな部分があった。インスタレーションとして80年代のアート&カルチャーを取り込んだような美術や小道具がめちゃくちゃ良かったのとロケーション含む35mmフ>>続きを読む

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

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実際にそういうことをしてるって意味じゃないから伝わらないとは思うけど感覚的な部分で短歌をtankaって表記して何か共有してる気持ちになってるみたいな痛々しさ。知らんがな、めんどくせ。

(2023年製作の映画)

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戦場のメンズラヴ。生首とホモセクシャルのパレード。

君はひとりじゃない(2015年製作の映画)

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想像してたよりコメディではなかった。そう言われてもきっとずっとピンと来ないし最後まで私はひとりだろうけどそう言われたい人生だった。見える世界と見えない世界の間に横たわる死体みたいな生活にも死体めいた温>>続きを読む

いますぐ抱きしめたい(1988年製作の映画)

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re: re: 美くらいの感覚。映画を観たいというより何か良い具合の映像美が観たいと思ってたので丁度良く酔わせてくれる。時代的なダサさ含めての悪酔いしない安酒。まあ私はお酒飲めないので雰囲気で書いてる>>続きを読む

ビフォア・マイ・アイズ(2023年製作の映画)

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歴史が変わったのは分かるけどその変わった後の自分の人生の記憶はどうなってんの?

女咲かせます(1987年製作の映画)

5.0

ただ単純にただ純粋に最高だった。素晴らしい。得体の知れないエネルギーに突き動かされ映画は何処までも走り出す。映画を突き抜けて現実へみたいなことじゃなくって映画の果てを何処までも押し広げていくような大ら>>続きを読む

みな殺しの霊歌(1968年製作の映画)

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ギラギラと冷たいナイフのように鋭い、鬼気迫る陰影、殺気立つ映像。恋愛関係を縺れさせるより同性愛的な恋愛感情を搦めとる方が個人的には好みだったとは感じるけど、勝手に生まれ出て、奔放に復讐に生き、無尽蔵の>>続きを読む

お引越し(1993年製作の映画)

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『新世紀エヴァンゲリオン』TVシリーズの最終回がやりたかったことはコレか! って思いました。

かがみの孤城(2022年製作の映画)

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序盤は原恵一には何か問題があるのか或は私に何か問題があるのかと不安だったけど最後まで観たらどちらにも何も問題は無かった。たぶん小説的な部分で少し引っ掛かるところがあるけど概ね分かりやすい救い方ではなく>>続きを読む

愛ちゃん物語♡(2021年製作の映画)

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長久允をチープというかよりインディーズ臭くしたような演出と編集はちょっと苦手だったけど愛ちゃんは可愛かった。

Ribbon(2021年製作の映画)

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分からなくはないけど分かりたくはない。色々と苦手なタイプの作品。たぶん美大ってとこが特に。

ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

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気のせいかもしれないけどハロウィンなのにクリスマスの服着てませんでしたか?

こちらあみ子(2022年製作の映画)

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私は別に原作至上主義者ではないし原作も遥か昔に読んだので忘却の彼方ではあるのだけれどそれでもこんなだったっけ? という印象。あみ子を見失ってるような気がした。あみ子ってこんな鉄コン筋クリートのシロみた>>続きを読む

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

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二十歳前後の私なら好きになったかもなー、でも今は。昔の映画は思い出にないものまで新鮮な過去にしてしまう。ボリス・ヴィアンの影響下にあるせいなのか岡崎京子に似た空気感を時々感じた。琴線に触れる場面が幾つ>>続きを読む

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

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分からなくはないけど好きじゃない。一筋縄ではいかないというより身も蓋もないに近い感じ。ベケットを引っ張り出したのは良かった。物語そのものが現実にはみ出すのとは違うけどメタ的にフィクションが現実を侵食し>>続きを読む

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

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エドワード・ホッパーの絵画の中に偶にマルク・シャガールの絵画が混ざる感じ。

パリ、恋人たちの影(2015年製作の映画)

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馴れ合いと成れの果て。愛は在り続けたとしても形を変えるし普遍なものなど無いという普遍性に纏わるパラドキシカルで禅問答みたいな不毛。

ジェラシー(2013年製作の映画)

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恋の杜撰、愛の打算、無ければ死んでしまう、でも死なない。あらゆる方面への嫉妬。

ボーイ(2010年製作の映画)

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相変わらずセンスも良いし音楽も良い。そして何より愛くるしい。イマジンは大切だけどイマジナリーからは脱却。

イーグル vs シャーク(2007年製作の映画)

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センスのいいインディーズ臭さとインディーズ臭いセンスの良さが醸し出すオブビートで風変わりなラブストーリー。好みの問題でしかないけど気分が合わない時に観るとセンスの良さが鼻につくかもとは思った。初めて『>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

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イヤミスとかそうだけど「厭」の自意識が自慰的に発動してるのってめちゃくちゃ冷める。偽悪にすら至らないものに嫌悪はない。ただただお粗末に寒い「どう、厭でしょ? 狂ってるでしょ?」ってドヤ顔の押し売りは本>>続きを読む

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

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音楽だけATGみたい。雰囲気が良いので雰囲気が良くハッピー成分の香り吸って微妙に不穏なバッドトリップしてるみたいだからそれだけで充分。花って綺麗だよね。ベン・ウィショー好き。

恐怖のまわり道(1945年製作の映画)

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人間の可哀想さ加減がじっくりコトコト煮込んだ不運として醸成されてゆく芳醇な饐えた匂い。あと単純に運命の女が運命そのものみたいに怖すぎる。

犬王(2021年製作の映画)

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湯浅、良いところあるね。悪いところもあるけど。嫌いじゃないよ、前ほど好きにもなれないけど。

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

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夢を見てるようだったから全て夢の中の出来事だったのかもしれないと思えるほど夢のような映画。デヴィッド・ボウイを見ていると人の形をしてるけど芸術や魂がたまたま人の形をしてるだけというような気さえする。人>>続きを読む

淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

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これが人間を饅頭にしてた人の末路かと要らない記憶がクロスオーバーしたけどそんなはず無いしそんな話ではない。『最強のふたり』みたいな話かなと思ってたけど『最強のふたり』みたいな話でもあるんだけどもっと庶>>続きを読む

あまねにっき(2021年製作の映画)

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余すとこなく卒制みたいな感じで何か懐かしかった。

蟹眼(2022年製作の映画)

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マルチバース・オブ・ザ・蟹観念劇。シャフトっぽさあるけど意外とラウル・セルヴェとか好きそう。

ナイアガラ(2014年製作の映画)

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内容以前に全部苦手だった。向こうは知ってるけど自分は覚えてない親戚と話してる時みたいな苦手さが全編全体。

バブル(2022年製作の映画)

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オープニング観て無理かもと思ってでも最後まで観れたから無理じゃ無かったかもと思いつつ最後まで無理かもと思い続けていたから本当は無理だったのかも。残されて苦手な給食最後まで食べましたみたいな感じかも。ア>>続きを読む

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