けいと55さんの映画レビュー・感想・評価

けいと55

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レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

3.3

唯一無二の兄弟がアキレス腱となり破滅する男の話である。ギャングとはいえ、その姿は物悲しい。トム・ハーディが二役を
熱演。

名もなき鳥たち(2025年製作の映画)

3.4

人生は人それぞれだけど、年代に応じた悩みや悟りがある。3人の登場人物は、まるで過去、現在、未来の自分を写しているようだ。セリフによる説明は最小限だが、長回しやクローズアップを多用した映像で、それぞれの>>続きを読む

正体(2024年製作の映画)

3.3

嘘やごまかしが多いこの世の中で、希望を与えてくれる作品。ただ、端折り過ぎたのか、全体として薄っぺらい印象である。その中で、山田孝之の重厚な演技が光る。

アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.6

ドナルド・トランプと彼の師ロイ・コーンの物語。とにかく二人の演技が素晴らしく、トランプが成り上がっていく様が、よく描かれていた。

ロビン・ウィリアムズ 笑顔の裏側(2018年製作の映画)

4.0

ロビン・ウイリアムスの映画は、これまで何本も観てきた。どんな役でも観る人の心にそっと温かさを残してくれる稀有な俳優だ。このドキュメンタリーを通じて、笑いの裏にあった彼の繊細さや葛藤を知った。これは泣い>>続きを読む

ミッキー17(2025年製作の映画)

3.6

使い捨て人間。見た目は同じでも性格が異なるのは、本来持っていたものが覚醒された結果なのか。邪険に扱われていた主人公が、先住生物に救われ、救うストーリーは、ポン・ジュノ作品らしい。

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.4

AIの進歩を見ていると、この映画に出てくるロボットも近未来に登場するのではと思ってしまう。ストーリーはありきたりだが、心地よい爽やかさが残る作品。

誘拐の掟(2014年製作の映画)

3.0

ハードボイルドタッチのスリラー。犯人が異常者で片付けられているのが物足りない。

リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.6

Succession から気になってたキーラン・カルキン。繊細で自由奔放な役柄を見事に演じていた。ジェシー・アイゼンバーグも監督と主演をこなし、才能を見事に発揮。今後の作品が楽しみな二人である。

ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

4.2

ディカプリオも父親を演じるようになったのかと感慨に浸りつつ、迫力ある映像と緊張を高める音楽に没頭する。ショーン・ペンの危うさが役柄に独特の個性を与えている。ドタバタ感は拭えないが、最初から最後まで楽し>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

シンプルなストーリーにも関わらず、3時間半もの間、見るものを惹きつけ、終盤に畳み掛けるように持っていく手腕は流石である。俳優陣の演技は言うまでもなく、衣装、美術も観ていて楽しい。

2度目のはなればなれ(2023年製作の映画)

3.7

戦争は誰の心にも傷跡を残す。戦場にいる男達だけでなく彼らを待つ女達にも。夫の突然の2度目の旅立ちに不安を隠し陽気に振る舞う老女に、戦争を乗り越えた強さを見た。

マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜(2025年製作の映画)

2.6

感動的な、しかも実話にも関わらず、演技や演出含め全体的に単調で心に響かない。エンドクレジットと共に登場するモデルとなった人々の笑顔は素晴らしかった。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.1

レイフ・ファインズ演じるお父さんが、ひたすら頑張るお話。ストーリーはさておき、英国紳士たる衣装が素敵。

木曜殺人クラブ(2025年製作の映画)

3.5

脇役含め名優が多数出演していて、楽しく観れた。ヘレン・ミレンが相変わらず格好良い。

同感〜時が交差する初恋〜(2022年製作の映画)

3.4

若さゆえに、疑心暗鬼の妄想が膨らみ自爆。ストーリーは、今一つ納得感に欠けるが、俳優陣の初々しさを全面に出した演技が良い。

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.4

事実は小説より奇なり。戦時下の諜報活動が描かれていて面白い。超アナログの時代だからこそ成り立つドラマ。

ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.3

竜巻の迫力を実感出来るエンタメ作品。ストーリーも演技もシンプルなので、ひたすらビジュアルエフェクトが楽しめる。

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.5

ただ愛を求めている人々が、感情に溺れ常軌を逸した行動にでる。その連鎖により起こる悲劇。愛には、少しばかりでも理性が必要なのですね。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

映画としての迫力は言うまでもないが、オッペンハイマーの半生を知れたのは有益であった。「広島・長崎への原爆投下は、戦争終了のためには必要であった」という論調が、米国ではかつて主流であったが、この映画で、>>続きを読む

トラップ(2024年製作の映画)

3.1

シャマラン監督らしい淡々と進むサスペンス。同時に、自分の娘の魅力を伝えたいという意図もみえる。もう少しハラハラしたかったというのが感想。

聖なる証(2022年製作の映画)

3.5

信仰心を利用した虐待は、古くて新しい問題。そこに焦点を当てながら、家族を失った喪失感を抱えた人々が、新しい家族となるさまを描く。アイルランドの田舎の荒涼とした風景が美しい。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

栄光を極めた女性が転落していくストーリー。芸術家は理性よりも感性で生きていく傾向があるが、周りの人々がそのことに寛容でなければ、どれだけ優れた作品を創出しても、生きにくい世の中になったということか。自>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.3

ハラハラすることのない安定の強さで、アクション作品に関わらず、淡々とストーリーは進む。世界各地を飛び回る設定なので、映像は楽しめる。

骨なし灯籠(2023年製作の映画)

3.6

ドキュメンタリーのようなファンタジー作品。山鹿の灯籠祭りを軸に、そこに住む人々の伝統を守る心、人への優しさを描く。どこか懐かしい風景に心が温まる。山鹿を訪れたくなった。

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.0

陸に、深海に、空にとアクションが次々と展開し、ハラハラが止まらない。おなじみのイーサン・ハント走りも健在だ。所々に現れるシリーズ初期作品の映像に懐かしさを感じる。共通の敵を前に「かつての敵を信じられる>>続きを読む

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.4

人が新たな生きがいに目覚める姿を描く。馬が懸命に走る姿は見るものに希望を与える。心温まる物語。

サンダーボルツ*(2025年製作の映画)

3.6

これまでのシリーズのような大きな見せ場はないが、アクションシーンが連続していて目が離せない。人のトラウマをテーマにしたストーリーもシリーズの中では新鮮。エレーナとアレクセイは期待通り笑わせてくれる。

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.3

米ソの月面着陸競争を背景にした、軽く楽しめる作品。スカーレット・ヨハンソンの華やかな存在感が良い。

エクステリトリアル(2025年製作の映画)

3.0

子供を探す女性の奮闘劇。ストーリーは今一つだが、女性のアクションは楽しめる。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

人の生き方について大切ないくつものメッセージを伝えてくれる作品。大笑いするシーンも多くあるのが凄いところ。あっという間の3時間。

教皇選挙(2024年製作の映画)

3.8

「我々は理想に仕えるのであって、理想ではない」と言い切る聖職者達の政治劇を描く。美しい聖堂で厳かに執り行われる選挙は、一皮剥けば人間の欲望が渦巻いていて滑稽である。

ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.5

二人の女性の深い友愛を美しく抒情詩的に描く作品。あなたは私で私はあなた、という関係が究極の愛の形なのだろう。

関心領域(2023年製作の映画)

3.7

見ざる言わざる聞かざる。そして、考えざる。大抵の人間は、自分がどう生き残るかしか考えていないのではないか。自分がいる環境の善悪など考えても仕方がない、ということだ。この夫妻を批判するのは簡単だが、それ>>続きを読む

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.8

自分の人生が終わるとき、幼い息子の未来を想う父親。言葉は最小限で、主人公の視線で、その心の内を描く。悲しくも心温まる作品。

サウンド・オブ・フリーダム(2023年製作の映画)

3.3

何とも痛ましい事実。映画としてのドラマ性よりも、児童誘拐と性虐待の現状を伝えることに重点を置いている。我々は日本も例外ではないことも認識すべき。