トムヤムクンさんの映画レビュー・感想・評価

トムヤムクン

トムヤムクン

採点甘くなりがちです。アジア圏の映画にはまってます。写真は在りし日のアンドレ・バザン(Andre Bazin)です。

2018年暫定ベスト(劇場鑑賞のみ制作年関係なし)
1. 万引き家族
2.バーフバリ 王の凱旋
3.ラッキー
4.河
5.童年往時 時の流れ
6シェイプオブウォーター
6 長江 愛の詩
6. 郊遊 ピクニック
7. ライオンは今夜死ぬ

映画(464)
ドラマ(0)

夏の遊び(1951年製作の映画)

3.5

ほ、ほーん…?
マリーが島を再訪しときの死者の国感は圧倒的でそのほか映像としての素晴らしさは認めますけども… 日記が戻ってきたことで回帰してきた彼との思い出、どうでも良いわぁと思いながらも小一時間の幸
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タリナイ(2018年製作の映画)

5.0

素晴らしい
冒頭とラストシーンで日本語の歌が反復されつつ、その意味はすっかりと変わっている

悲情城市(1989年製作の映画)

5.0

台湾の名監督は家族を描くのが本当にうまい、これはエドワード・ヤンのクーリンチェ少年殺人事件にも言えること。
4兄弟それぞれの末路から戦後台湾社会が辿った苦難を初めて知ることになった。
岩波文庫でマルク
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Ash Is Purest White(英題)(2018年製作の映画)

3.5

過去作からのセルフオマージュには思わずニヤリときました。ジャ・ジャンクーももはや巨匠か…。
カメラが基本的にチャオ・タオを追って動いていくし、行動もきちんと心理的に動機づけられていて伏線もあるから、か
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(1974年製作の映画)

5.0

映像詩とはまさにこのことか。
冒頭のシーン、林を吹き抜けていく風が叢をそよがせて緑の波を立たせる… もうここで凄すぎた。そして赤ちゃん!!!可愛すぎて…
浄化作用半端ないうえに押し付けがましさゼロの映
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.5

サムライ、ラップ、マフィアにガンアクションとヒューマンドラマ… 色々なものがごった煮になって凡人なら収集つかなくなって腑抜けた作品になってしまいそうなものを、ここまで芯の通った、いい意味で肩の力の抜け>>続きを読む

ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

5.0

面白すぎて…怖いです
キリスト教と気取ったブルジョワを心ゆくまで弄んでおちょくってくれるブニュエル最高。

あなたの顔(2018年製作の映画)

5.0

ミンリャン… 好き…

カメラの前で、最初はどこか居心地悪げに見えつつもついには笑顔を見せるおばさん、眠るおじさん、顔の長い爺さんはあまりにも静止している。死んだかと思ったよ。
撮影カメラという異形な
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.5

理想郷にはたどり着けないかもしれない、人生は苦痛である、それでも象の声のもとへ、足は歩みを続ける…
短縮せよという配給会社とやり合い、精神的に追い込まれてしまったフー・ボーなる中国の若手監督のデビュー
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リトル・マーメイド/人魚姫(1989年製作の映画)

5.0

英語の授業手伝いのために久々に鑑賞しました。とんでもなく面白かった… そりゃみんなディズニー好きだわ

グロリア(1980年製作の映画)

4.0

初カサヴェテス。
最初のキャリーケースひいたマブい美人がグロリアなんか?と思ってたらギャングに殺されるだなんだと初めからクライマックス状態。そこに現れるのがコートがオシャレなグロリアさん。死を覚悟した
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シテール島への船出(1983年製作の映画)

4.5

30年に及ぶ亡命生活の末に、ギリシアへと帰ってきた共産主義革命闘士。しかし故郷の山村はスキー場として開発されようとしていた。もはや存在しない故郷を守ろうとする男の時代錯誤な戦いは誰からも理解されない、>>続きを読む

アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

4.0

写真=亡霊の原始的な怖さ、でも彼はある意味では亡霊の方に近い存在だったのかもしれない、湖の上に浮遊する二人の魂、怖い映画とは同語反復であって映画それ自体が怖いということを思い知らされる。
オリヴェイラ
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白いリボン(2009年製作の映画)

5.0

なんかもう、耐えられない。
ロンパリの小汚い農夫のジジイとか、知的障害の子供のうあーうあーって感じの呻き声が特にキツい。

最後の人(1924年製作の映画)

4.9

実生活を冷徹にあるがままに描く。それも映画の一つのあり方かもしれない。
しかし、反実仮想…ありえたかもしれない未来を夢見てもいいではないか。映画のもたらす救いの夢をこれでもかと炸裂させるラスト。

赤い砂漠(1964年製作の映画)

5.0

この作品は私に取り憑いたかのようだ。
霧に煙る港を走る大人たちのシーン、帆船と女の子のくだりは圧倒的な映像美であるがゆえに、いっそう不可解で不気味だ。
本作にせよ以前観た『欲望』にせよ、アントニオーニ
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コード・アンノウン(2000年製作の映画)

4.0

様々なアイデンティティを持った人物たちがあるかないか微妙な作用・反作用を引き起こしていく様を見せつけられるんだけど、全く話が繋がっていく様子がない。おそらく、ビノシュ演じる主人公格の女優には実際そうい>>続きを読む

セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)

4.5

冒頭からクロースアップで捉えられたモノの断片的な映像の連なり…生活というものがこうも限りなくおぞましいものとして映し出されるとは。定点カメラの長回しを中心にした撮影が素敵。ブレッソンを思わせる連続性を>>続きを読む

軽蔑(1963年製作の映画)

4.0

ゴダールの趣味満開の映画だと思いました。

ソドムの市(1975年製作の映画)

-

話としてはアレだけど、猥談が繰り広げられる広間をはじめ圧巻の美。
ロンパリ気味の大統領が不気味でいいキャラだった、ついでヒゲの公爵、すきっ歯の大司教の順に好き。ハゲの最高判事は蒸しパンに針混ぜてた記憶
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地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

4.0

格調高い、という言葉がいかにもしっくりくる重厚な一族ドラマ。全体主義の中で崩壊していく肉欲と愛憎のデカダンス。スタイル的にはリアリズム調で話としては分かりやすく面白い。2時間半も許せます。マルティンく>>続きを読む

女の都(1980年製作の映画)

4.5

列車と夢から始まるフェリーニのアリスインワンダーランド、あるいは神曲のデカダンスで猥雑なパロディか??フェリーニがモダニストであることは疑いようもありません。フェミニズム運動を戯画化しつつうまく取り込>>続きを読む

ことの次第(1981年製作の映画)

5.0

初めて観た時は意識が朦朧としていたが、なんつー面白い映画だこれは。。。まず映画の撮影クルーや俳優達の話なのに開始早々に「フィルムもない、金もない」ってそんな。そういうわけで前半は撮影が一時中止になりリ>>続きを読む

プレイタイム(1967年製作の映画)

4.5

凄すぎる… 前半の空港からユロ氏がオフィス内を彷徨うあたりまでのシーン、幾何学的なエクスタシィを感じた。何が何だか分からないが、混沌と多幸感が一体になってグルグル円環のように楽しい時間(プレイタイム)>>続きを読む

北の橋(1981年製作の映画)

5.0

初のリヴェット。
超好きだったんですが、なんですかこの映画は。笑 冒頭のバイクでライオンの周りをグルグル回るバチストのシークエンスのように、二人の主人公、特に妄想癖のバチストの見る行為が前面に強調され
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

4.5

初ヴィスコンティ。悲劇ですね…
車の荷台に乗って旅をする放浪者ジーノ、ブルジョワ風のレストラン経営者ブルガーノの家に転がり込み、夫との生活に嫌気がさしているファム・ファタールであるジョヴァンナに熱烈に
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

4.0

サイレント時代後期に生み出された大都市映画の傑作、たとえばヴェルトフの『カメラを持った男』のように、都市を一種の登場人物のように機能させつつその中での人々の小さな物語が断片的に提示されている。そこに時>>続きを読む

ある女の存在証明(1982年製作の映画)

4.0

この作品の主人公である映画監督のニコラは周囲の状況や人間をひたすら見ることに徹している印象。謎の女マーヴィに連れられてやってきた夜会で特にその印象が強められる。ニコラ自身の当惑を我々視聴者にもシンクロ>>続きを読む

ミレニアム・マンボ(2001年製作の映画)

4.0

雪の降り積もる夕張キネマ街道の長回し、侯孝賢監督がこの場所をみつめた映画への愛の眼差しを思う。
2001年、新たなミレニアムの幕開けに浮き足立つ台北と旧炭鉱と映画の街夕張を舞台に、クズ男ハオ、義理堅い
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憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

4.0

気だるげなインダストリアル系ヒップホップをBGMに、うだつの上がらないチンピラ二人とその女が、チャンスを求めてグダグダと移動している映画…なんだけどもその移動は時間的にも空間的にも、どこかに向かって行>>続きを読む

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

4.0

酒場で大立ち回りを演じる剣豪は武侠映画の定番ですね。チャン・ツィイーは息を呑むほど綺麗。フワフワと飛び回るワイヤーアクションは好き嫌いがあるかもしれないが、楽しめました。

第三の男(1949年製作の映画)

4.0

モノクロ映画だからこそ、映像美が際立っている。真夜中の人通りの少ないウィーンの通りが鮮烈だ。影に生きる人々。ラストのオーソン・ウェルズの指!!

太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

4.0

冒頭の別れのシーンやアラン・ドロンの家でのくだりなど、手の動きが非常にエロティック。ネオレアリズモにおける戦後イタリアの苦境を映し出すリアリズムの後に、存在することそれ自体に無意味さ、不毛さが付きまと>>続きを読む

さすらい(1957年製作の映画)

5.0

ドゥルーズの『シネマ』を読んどるので、取り上げられてる監督の作品を観ていこうと思います。

なかなかにエモいピアノや割に真っ当な恋愛映画らしく、ある意味アントニオーニらしくはない作品なんだろうなと思い
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裏窓(1954年製作の映画)

5.0

映画鑑賞の窃視症的な性質を戯画化しながら至極のサスペンスでした。物語の世界が空間的にとても狭い中、隣人の行動一つ一つに何か意味があるんでないかと見逃さずに居られなくなる。挙句フレームの中で何が起こって>>続きを読む

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