無何有郷さんの映画レビュー・感想・評価

無何有郷

無何有郷

映画(184)
ドラマ(7)

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

-

リュミエール映画祭にて。アレ、私鬼滅の刃観にきたんだっけ?というくらい劇場に子どもが沢山いて、客層は老若男女問わずほぼ満員の映画館(←コロナ対策とは!?)で、後ろのおばあちゃんも前の列のギャルソンもず>>続きを読む

ハメルンの笛吹き(1971年製作の映画)

-

見始めたら英語でビックリ。コロナを機に様々なパンデミック映画が見直されたり作られたりしたけど、この映画はあんまり知られてないのはなぜだろう。オリジナルの童話に脚色して、ペストの流行の最中の権力や宗教の>>続きを読む

ロバと王女(1970年製作の映画)

-

かのルイ14世もこのお話を聞かないとぐずって寝なかったというほどフランスではよく知られているシャルルペローの古典の映画化。その奇抜なビジュアルも童話に不思議と馴染んでいる。が、前作前々作に比べるとミュ>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

-

久しぶりに観た。やはり全体的にドラァグクイーンのパフォーマンス見てるような感覚になる、とにかく楽しいーー音楽が勿論最高。

ザ・スター はじめてのクリスマス(2017年製作の映画)

-

この映画の存在を全く知らなかったけど、クリスチャンの国の子ども達にはポピュラーな映画なのだろうか。最後の方サンリオのミラクルギフトパレード的な展開もあり、そこはやはりキリスト誕生のお話らしく、悪人にも>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

-

彩りの鮮やかさも、ミュージカルとしての他に類を見ないようなスタイルも(歌には意外と慣れる)、これがゲイアイコンと言われれば何か納得する。ローラに引き続き、拗れた母娘関係。

ローラ(1961年製作の映画)

-

字幕がないぶん、かなり音に集中して観ていたがアヌークエーメ(aimée って芸名ピッタリ)の台詞回しがやたら耳につく、吐息混じりのかなりクセのある話し方。これまた天使の入江に続き、これもコルセットが可>>続きを読む

天使の入江(1963年製作の映画)

-

初っ端からこれぞヌーヴェルバーグといった感じ。ジャンヌモローがとても良い意味で見るからにヤバそうな女で最高、コルセット可愛い。ルグランの音楽の中毒性とカジノ。

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

5.0

結婚観や家族観が世代的にも合わないのは仕方ないが、初恋も穢らわしい生理もお下がりも、東京育ちゆえの浮ついた田舎への憧れも、全部私のおもひでぽろぽろしてるじゃん、となる。宮崎駿作品ではまずこういう気持ち>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

-

フランス版シティハンター、ニッキーラルソン。原作をよく知らないまま鑑賞したが、分かりやすく面白かった。近年フランスは日本のアニメを輸入する際に暴力とエロは子どもの教育上悪いということで多くがカットされ>>続きを読む

僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

-

動物にアテレコするコンテンツには基本的に嫌悪感を抱くのだが、犬の演技力すごい。CGかと思うほど。

青春ばかちん料理塾(2003年製作の映画)

-

オタクに殺された今野くん....武田鉄矢が大嫌いだったけどこれ見てより嫌いになった

本番レズ 恥ずかしい体位/九月の堕天使(1994年製作の映画)

5.0

瀬々の”レズもの”二作目、海辺の金魚...凄い。観ているあいだずっと急所を殴られ続けているようで終わってからも暫く立てなかった。セーラームーンど真ん中の1994年、渋谷が渋谷で在った時。テレクラ、セン>>続きを読む

リュミエール!(2016年製作の映画)

-

良かった。108ってヒンドゥーとか仏教の数字だという認識だったけどあちらでも意味のある数字なのか(偶然?) あらためて、リュミエールってすごい名字だなぁ。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

-

La jetée =空港のボーディングブリッジなのだが、バレエをやってた人なら「jeter-ジュテ(ジュッテ)」と言えば足を遠くに投げ出す、あの動きをまず連想するはずで、まさに過去や未来、時間軸をこえ>>続きを読む

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

-

セイリグのデビュー作。本作では美しきファムファタールを演じているが、実際の彼女は尊敬する人を聞かれて「サラフジェット」と答えるようなフェミニスト/アクティビストで、監督としても活動した。服従しない、永>>続きを読む

インディア・ソング(1974年製作の映画)

-

計算された光と音のずれ。眠くて暑くて気怠い、耽美な大使館の "外"に響く通奏低音としてある乞食女の叫びは、多くのデュラスの作品にある植民地主義批判か。これがインドじゃなくてインドシナでも変わらなそう。>>続きを読む

残菊物語(1939年製作の映画)

5.0

息をするのを忘れるほどの1シーン1カット。4Kの近松物語の後に観たせいか、あらためて、映画はこれくらい綺麗じゃないほうが受け身にならずに観れて良いと思うのだが、どうだろう。完璧すぎるほど、見えるべき時>>続きを読む

近松物語(1954年製作の映画)

-

4Kリマスターが綺麗すぎて慣れるまでむしろ不自然に感じてしまうレベル、ヌルヌルしててなんか気持ち悪い。撮影当時の香川京子が自分より年下という事実、受け入れ難い.....

ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

-

今やっている日本のドラマのほうを観ていて、特に萌音ちゃんゲストの回、ストーリーもアクションもドラマのクオリティを超えている、、!と感動していたのだが、リメイクだったのね。どうりで面白いわけだ。ドラマは>>続きを読む

明日は月給日(1952年製作の映画)

-

未見だった松竹時代、初期の作品。核家族育ちの現代人にはやや複雑に感じるこの戦後の雑居大家族、川島雄三版サザエさんだ。沢山出てくるキャラクターやエピソードに軽妙な笑いが絡んで、家族映画としてもサラリーマ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

-

エンニオモリコーネといえば。とにかく音楽が良い。時代の流れに抗えず去っていく男たちの悲哀と無常を奏でる壮大な音楽が、この映画をより叙情的に仕上げている。合掌。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

1.0

中盤あたりからなぜ私はこの見ず知らずのブサイクの恋愛模様を見届けねばならないのか??というイライラが募る。アイデア一発ゴリ押しでつまらない上に冗長、おまけに途中AI美空ひばり的なグロテスクさもあった。>>続きを読む

ガリーボーイ(2018年製作の映画)

5.0

字幕監修、いとうせいこう。ムスリムが主人公のインド映画を初めて観たかもしれない。スラムの路地裏から、ビートを盗み飢餓をライムにして、夢を叶えていく。王道サクセスストーリーなのに軽くないのはリリックにソ>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

-

公開当時、観終わって映画館を出るときに「パパも豚になっちゃうの?」と泣いた愛らしい幼稚園児だった私も大人になり、理不尽に耐えながらそれなりに労働をしてきたので、当時はバケモノだと思っていた登場人物ーー>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

-

前日観たナウシカに比べ遥かにアニメーションの精度が上がり、音の臨場感も桁違いで初っ端のタタリ神からもう胸熱。映画館で観れて本当に良かった。やりたいことが多すぎて収拾がつかなくなった挙句の花咲じじいにフ>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

-

赤ん坊のころからたぶん100回くらい観てるしモノマネしたし原作漫画も批評も沢山読んできたけど映画館で観たの初めて..... 劇場に響くナウシカのロリ声。映画館ならではの集団心理が働き隣の人も泣いてたの>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

若草物語は母のバイブルで、ジョーは彼女の一番のお気に入りのキャラクター。なので、母世代の女の子が好きそうな物語ね、と勝手に思っていたけど、この映画は原作から大きく改変することなくでも上手く現代的な物語>>続きを読む

ういらぶ。(2018年製作の映画)

-

アイキャッチがある映画というものを初めて観て衝撃を受けた。意味がわからん。映画なのだから普通に考えてチャンネルを変えたりするはずもないのだが、「2時間じっと座って映画を観ることができないスマホいじっち>>続きを読む

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

-

歴史とは過去ではなく現在だという、そのボールドウィンの言葉は60年の時を経ても全く古びることなく差別の本質を鋭く突き、生きるための光を照らす。黒人差別だけでない、あらゆる人種、民族、宗教、ジェンダー、>>続きを読む

17才 旅立ちのふたり(2003年製作の映画)

-

今では広く世間に認知されているオタ芸はそもそもミキティから始まったものとされるが、なぜミキティなのか。その理由が分かる。美貴様美貴様お仕置きキボンヌ。カウント数えてるみたいなリズム感の話し方。

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

-

「娘は戦場で生まれた」を観た流れで。そちらと同じく、スマホのカメラが武器になる。シリア内戦のど真ん中市民ジャーナリズムの最前線を追ったドキュメンタリー。アラブの春以降の、SNSをフルに利用するという反>>続きを読む

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

5.0

ただただ死や恐怖を映しただけではない、戦場の中にも確かにあった愛おしい日常の記録でもある。自由と革命、仲間、恋愛、家族、子供たち、新しい命の奇跡のような産声。「普通の生活」をすることこそが最大の抵抗に>>続きを読む

>|