こうみ大夫さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

こうみ大夫

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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

中盤、洗車のシーン以降は覚醒していた。ホンギョンピも活かされていたと思う。前半は??となる程残念。立ち上がりがダメなのはやはり脚本のせいだろう。年々臭くなっている…。あと喧嘩撮るのが相変わらず下手だな>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.7

PTA風なワンス・アポン・ア・タイムであり、カップルズであり、選挙事務所をずっと見てるあやしい男…等々パロディ映画だった。ただ求めていたのはそんなファニーなPTAではなかった、からこの映画はあんまり。>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.8

芝居にしか出来ないし、映像でしか出来ないこと。芝居するというシンプルなことが2軸となり、3軸となり、4軸までいくような感覚。
結論、自分には丸っきり興味の無い映像作品だった!それもまた面白い。だから作
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MADE IN YAMATO(2021年製作の映画)

4.1

恐竜のやつは、あぁ日本でもギャル映画って成立するなぁと面白かった。清原さんのは長いけどやっぱ上手いな、と。バイクに乗り込む辺りがマックスだった。そこで終わってたらかなり良かった。
これだけ雑談日常会話
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ゲーム(1997年製作の映画)

2.5

そんなクソな脚本など要らない、ただ人間が人生で必ず遭遇する「怪しい」と思う感情を描けば良いだけ、怪しさに鈍感な主人公が段々怪しさに敏感になればそれはもう既に映画だ。そうフィンチャーが辿り着くまでの過程>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

敢えての選択だったが、これほど4DX・日本語吹き替え、おまけに今回SCREEN Xのチョイスがバッチシはまった作品はなかなか無い。こりゃお台場のSCREEN Xも行きたいわ。
内容は昭和親父の脳汁をか
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

まぁ、B級ってこんなもんだよね。シン・ゴジラ的な期待を大きく持ちすぎたのかも知れない。そういえばこの人たちはアニメと実写のメタバース的な畑の人たちだった、忘れていた。それより、所々にある昭和オヤジ的な>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

文句なしです、ホン・ギョンピョ。撮影照明が伏線を物語ってるなんて流石としか言えない。そして相変わらずこの人は自然を撮るのが上手い。フラガールのイメージが強い李相日だが、悪とは何か的なテーマで撮る度にど>>続きを読む

神様のいるところ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

一方的に傷つけられる不条理さ、女性。邪魔な存在としての男性。ファムファタル的に男性が存在する映画というのはその逆はあっても珍しいのかもしれない。
今時の映画はクーラーの効いた画が多すぎるが、久々に汗ば
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アネット(2021年製作の映画)

4.7

驚くほどあっという間。映画体験という言葉に相応しい心地の良さだった。映画のお客に対して呼びかける形が素敵すぎて、最後はなんか泣きそうになった。サウンドデザインが素晴らしい。まるでそこにいるかのような観>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

相変わらずこの映画の照明は凄く良い。これだけ演技上手い人揃えちゃうと上手くない人が目立って可哀想だな…と。

悪人伝(2018年製作の映画)

3.6

少し平和なシーン入れ込むのホント要らないだよなぁ。あと何故韓国映画の犯人はこんなに知能も身体能力も高いんだ。

カリートの道(1993年製作の映画)

4.2

ショーンペンか?マジでそう見えない凄さ。アルパチーノは相変わらず素晴らしい。どう見ても何か起きるし、どう見ても性欲を抑えられない。そういう演技が何故出来る、不思議でしょうがない。この世の不思議とはアル>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.7

ある意味カメラを止めるなでありタランティーノであり北野武。リメイクするならディカプリオ。
音楽が見ることを止めない。このテンポで語られる凄さ、舞台的な演技とノンフィクション的な演技の繰り返し、これらが
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.9

あくまで青春アイドル映画の枠を出ていないと思う。所々の演出がMV風だと、今公開されてたら言われるのかな。
大人になりかけた子供の時期が描かれるのは、今では大学生が多いのかも知れない。中学生でも高校生で
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共犯者たち(2017年製作の映画)

4.0

韓国の放送局の関係性を知るだけでも面白いドキュメンタリー。「変人」のくだりとても心打たれた。変な人からいつも歴史は変わるのだから変な人大事にしないとなぁ。それにしても韓国の凸は凄い。日本も誰か安倍晋三>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.2

知らない作戦に参加してるって多重に恐いよな…家族のいない奴は強いよな、とドゥニ見て思う。ディーキンスは相変わらず緊張感の作り方上手い。逆に新作コメディも撮って欲しい。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

映画全体に渡って軽薄だ。そもそも一つ一つのシーケンスが弱い。なぜなら点と点で繋いでおり、間の過程・感情の変化というものが一切フォーカスされていないからだ。その代わり映画全体を通して音楽は最高に良い。編>>続きを読む

哀しき獣(2010年製作の映画)

4.7

もうこれはマイケルマンなのよ。延吉の人は敵にしてはならないね、斧と骨でやられてしまいそうだ。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.4

映画には一つ偶然(または奇跡と呼ぶのか)を設けることが許されていると思う。まさにそのようなテーマで作られた短編集。ただもう一つのテーマである、「日常で人が演じる時」というものを自然と入れ込むその上手さ>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.5

街映画としてとても上手くいっていた。所々のはまらない台詞回しも、ある「意味の無さ」として、流れていく時の中を撮れたということで、はまっていたのだと思う。

スーパーミキンコリニスタ(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

新春家族で笑いながら観るのにピッタリだった。園子温を思わせる斬新手持ちワンカットの連続。安っぽく見えてふとドキッとする芝居の数々。「二人は良い芝居だったね」って凄い良いセリフ。あと長崎が綺麗だった。

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.2

韓国映画らしからぬしくじり作品。久々にB級らしいB級で逆に好感。それでも何故か泣けたし、良いシーンは沢山あった。やはり映画は出来よりエモーション。まぁファン・ジョンミンとイ・ジョンジェ出てくりゃ何だっ>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.1

ハリウッドの良い映画観た満足感。単に狂った天才というのではなく、あくまで普通なはずだけど人とぶつかった時の戻し方を知らない、という演じ方がとても上手かった。歌のパフォーマンスもさることながら、あの出て>>続きを読む

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

4.0

好きだったのは何でも飲み込むゴミ収集車と移民の職員に話すアイルランド移民の地位獲得の話。アメリカという国は被差別な人々がその地位をひっくり返すために、経済、政治、地域における要職、全ての権力を得る闘い>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.7

ドゥニ、流石だったよ、もうスターウォーズ撮らせるべきだったよ、ドゥニに。
昔問われた具体を作るべきか抽象を作るべきか、という問い。この映画は見事に答えてる気がした。抽象を作りつつ、そこにとても確実な、
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

4.0

面白くなかった。けどあの森での成田凌と小松菜奈の掛け合いは良かった。ああいうものを観れるなら日本もまだ捨てたもんじゃない、と思う。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から流石だったなぁ。アクションの完成度が高い高い。車の見せ方が上手い上手い、こりゃ車が売れるわけだ。
結論をああいうことにしたのはまぁ良いんだけど、ここ最近ダークナイトもスターウォーズもこのアルマ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

なんとなくその結論は見えていた。それが感動に写るほど、観客は、いつも他人を定義したがるのだろうか。自分の定義しきれない何かを、不可解とそれほど思ってるのだろうか。
映画を作る技量は流石だった。何か良い
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.2

脚本の展開に問題ある気がした。音楽と撮り方で無理矢理にでも青春的な「何か」には持っていけるが、その中身を突かれると厳しい。現代の若者のような脆さがあり、それはそれで今風。そう考えるとリンダリンダリンダ>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

3.0

クソ駄作。
これやっとけばいいだろの連続。
あっと言わせるぞとかノーランに要らんねん。

沈まぬ太陽(2009年製作の映画)

3.5

面白いけど映画として盛り上がりもない、半沢直樹と似た感じ。3時間飽きさせないというのは凄かった。今では当たり前に売れっ子な俳優たちの若い頃も観れて面白い。棺桶並ぶとこが凄いかな、ああいう美術、今の日本>>続きを読む