Xionglongshuさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Xionglongshu

Xionglongshu

映画(378)
ドラマ(6)
アニメ(0)

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.1

久々の小津。
日本建築はなんて線が多いんだろう。画面作りがバチッと決まりまくりでよかった。外国人の立場でこの映画を見てみたい。
手前のバケツ、器たち。
ひょうたんの悲しみ。

シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

思ってたより怖くなかったけど、映像は物凄かった。

松ヶ根乱射事件(2006年製作の映画)

4.0

ボケた爺さんが電話してる主人公のすぐ横に無言で立ってるところで、もう心を掴まれた。山下監督のブラックユーモア、だけどその中には田舎の真実がたくさん詰まっている感じ。ボケていく老人、愛人のもとに住む父親>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.7

良いハラハラ。
もう少しあの感染の正体がリアリティとともに語られてたらもっと好き。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.1

途中、全てが空回りし続ける感じが辛かったけど、うわぁ〜わかるわ…って感じ。全然ツキが巡ってこない期間みたいのってあるね。同じような年齢だからか、こういう焦りとか不安をリアルにジリジリと描いているのに共>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

主演の女の子、大声出すときにすごく魅力的になる

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.2

ユーモアがもっとも大事です。熱帯魚でも思い知らされたけど、陳玉勳監督はまたそれを教えてくれる映画を撮った。
人を差し置いて速く生きる人と、人の速さについて行けない人の話。
コメディタッチではあるが、な
>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

良かった〜。
アメリカ、タバコ、ガム。
ニューヨーク編が一番奇妙で面白かったかな。
パリ編はジャームッシュにしては結構意味がある物語だと思ったけど、とても美しかったです。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.9

ほぼ全編日本語の一話目が好き。やっぱ旅の悲しみみたいなものをやってんな

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.3

台湾に住んでいるので、公開から待つこと数ヶ月…やっと配信開始して見れました。黒沢清好きなので期待値かなり上がってたけど、いやでもとても良かった。
太平洋戦争の頃の話なんだけど、映像がかなりきれいで、な
>>続きを読む

友達の家(2013年製作の映画)

3.4

いや、おまじない教えてあげてくれ〜
5分間のホラー映画。しっかり怖い

でも日本のホラー映画における幽霊のうめき声みたいなやついっつも違和感

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

テンポが早くて良かった。
アメリカのそんなに裕福ではないがそんなに貧乏でもない普通の家庭、高校生の娘の悩ましき成長。

見栄張って居心地悪い友人と一緒にいる感じとか、あるよな〜。
親友の女の子がとても
>>続きを読む

天使の涙(1995年製作の映画)

4.1

台北の映画館でリマスター版がやってたので、ふらりと見てきました。
映画館で王家衛、良かった。
カメラワークが動的すぎて酔いかけたけど、やはり色がきれい。
見始めて広東語じゃんって気づいたので字幕追うの
>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.0

とにかく映像が静かで、綺麗で、それだけでちょっと泣きそうになる。
特に田舎の湖の夜、幻想みたいな船の窓ギリギリに迫る湖のところ、東京の車窓からみた赤い夕暮れが刺さりました。
消えてゆくものたちへの眼差
>>続きを読む

四月物語(1998年製作の映画)

4.0

何でもないのに美しい映画。

松たか子も、何でもない役でも魅力的な女優。あの人のあの感じは形容し難いが、とても好きです。

岩井俊二は2つくらいしか作品見たことなかったんだけど、また改めて見ようかなと
>>続きを読む

奇跡の丘(1964年製作の映画)

3.5

教会に描かれた宗教画ってこんな感じなのかね。それを映画で。聖書そのまま、らしい。
新約聖書は所々しか内容知らなかったからなんともだけど、流れでイエスの誕生から復活までを見れたのは良かった。ただ聖書の言
>>続きを読む

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.2

いいなあ、蒼井優。オダギリジョー。
山下監督こんなのも撮れるんだ。素晴らしいです。
蒼井優がキレるところはまじで怖いけど、こういう感情表現できる人にあこがれたりもする。

空中ブランコのシーン最高。や
>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

3.9

何も考えずエイリアンとか見たいなーという夜に視聴。
前半部分の報道とかインタビューの怒涛の流れは結構疲れるけど面白かった。
エビの息子が出来過ぎ。かわいいけど。エビたち優しすぎる。
エビと人間真っ二つ
>>続きを読む

Blue(2018年製作の映画)

4.0

環境音が心地よい。
映像の温度感が好き。

このおばさんのように何も考えずぼーっとベッドに入っていたいと思う、まわりが燃え始めても

ゆれる(2006年製作の映画)

4.1

香川照之の演技は本当にこわいな

渓谷に向かう車の中の、これからを予告するようなカットが印象的

あと面会の時の兄弟の会話のところツライ

このちょっと冷たい邦画の感じ良い

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.7

どのシーンもめっちゃおしゃれで面白いと思ったけど、全体的に心にガツンとくるものではなかった。ずっと何言ってんのかわからなくて途中眠くなります。
特に木々を写す画面の下の方にちっちゃく二人が写ってるカッ
>>続きを読む

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

4.1

開始5分ぐらいで、あ、見たことあるなって気づいたけど内容はすっかり忘れてたので最後まで見た。忘れているってことはたぶん当時は特になんとも思わなかったんだろう。
前田敦子の表情が良い。「少なくとも、今で
>>続きを読む

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.6

評価高いから楽しみだったけど、期待してたほどじゃなかったなあ。
LGBTを高校生とかに認知させるには良い映画だと思う。
生徒たちの反応とか、先生たちの軽率さも含めてリアル。

今田美桜がああやって庇っ
>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.8

日常の大切さを映している作品というイメージで見て、たしかに日常の尊さみたいなものはとてもあったけど、パターソンの表情がいつもどこか悲しそうなとこがあって、日常って結構悲しいものだよな、ということも同時>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.8

ジャームッシュの映画の痩せた男、手をちょっと外に広げてフラフラ歩くのが良い

今のミチミチした世の中に比べると、1980年なんかはスカスカしてて良いな

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.6

3人のキャラがとても良いです
全然ソワソワしない脱獄脱走映画

ジョン・ルーリーの飄々とした表情、トムウェイツの味、ロベルトベニーニのファニーな英語

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.5

ずっと何か気まずくて、ちょっとした悲しさ、ちょっとした可笑しさが心地良い。こういう映画好きです。
画面がシーンごとに暗転するのが漫画っぽくて新鮮だった。

山下敦弘監督が和製ジャームッシュといわれるの
>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.0

結構好き。
緊張する。
ほんとありうる話だなー、西川可奈子はじめて認識したけどすごい体当たり、ノイローゼ気味の暮らしのリアルさがこわい。
途中、明らかなエドワードヤンの恐怖分子オマージュ。
最後の高良
>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.2

気になっていた本作、やっと見れた。35年前の作品なのか!
とにかく絵が想像力に溢れていて魅力的。音楽もずっとかっこいい。

犬のようにペットにされ、アリのように殺され、食べられる人間たち。ドラーグ族の
>>続きを読む

リアリズムの宿(2003年製作の映画)

4.9

いや、めっちゃいい。
何なのこの感覚。なんか可笑しさって可哀想みたいな気持ちと近いときがよくあるよね。
めちゃくちゃ笑いました。個人的には金髪のにーちゃんの家族勢揃いの晩餐と、最後の宿のじーちゃんが最
>>続きを読む

弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

3.9

ビビアンスーは今も変わらずきれい。

家族のいろんな問題のひとつひとつの掘り方があまり深くなくて、そこはちょっと物足りなかったかも。そんなに入り込めず。
と言っても台南が舞台なので台湾語がほとんどで、
>>続きを読む

紀子の食卓(2005年製作の映画)

4.5

すごくドキドキした。観るのがつらい。
最後の方、泣いてしまった…

やっぱり園子温の映画は感情を揺さぶる力がとてつもないです、やられました。すばらしい。
ただただズシンと撃たれる体験

麦秋(1951年製作の映画)

4.0

晩春を見たあとに見たが、こちらの方は問題がわりととっ散らかってる感じがして、少しぼやっとしている感じを受けた。兄役だからか、笠智衆の良さが足りない。

しかしやはり皆さん喋り方とか独特でくせになる楽し
>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

4.5

いいねえ〜
ストーリーは単純なんだけど、ずっと見入ってしまうのがすごい。これ当時海外の人から見たらほんとにカルチャーショックだったんだろうな。みんなでめちゃくちゃお辞儀するところとか、家の使い方とか。
>>続きを読む

ロゼッタ(1999年製作の映画)

3.7

貧しく、強い少女の生活

最後もう少し見たい気もしたけど、これで終わりでよかった気もする

お腹にドライヤー当ててるシーンがロゼッタの日々の不安とかを押し込める唯一の方法である気がして、とても良いシー
>>続きを読む