アキさんの映画レビュー・感想・評価

アキ

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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.2


これが実話に基づいた話だってことがすごい。

異質なものを排除せずに利用する。
でもこの利用は悪じゃない。
本人たちが嫌がってない、
寧ろキラキラしてる。
出演者に居場所を与えて観客に勇気を与える。
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サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

3.2


親って本当に厄介だ。
ずっと振り回される。
子は鎹、でも時に親は足かせにもなりうる。
それがどんな親であったとしても。

方言がいい味出してる。言葉の力。

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.3


やっと事件が動き出す後編。始めての二部構成映画の鑑賞だったけれど、だから前編!と思わずにはいられない後編だった。
にしても、危うく瑛太が嫌いになるところだった…くらいの演技力。年を重ねていい味が増し
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.4


この原作から森見登美彦にハマって早何年…十年は超えるかなぁ。
森見登美彦作品は、きっと賛否両論だけど賛成の人は必ず唸る。私は唸った。世界観がある意味で気持ちいいほどぶっ飛んでる。さすが森見登美彦。こ
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愚行録(2017年製作の映画)

3.7


人のことを語るときって本当に
素の自分が出るんだなって。
本心を隠す善人って
こんなに愚かなのかって。

階級社会
持ってる人って本当に持ってる。
失うことを知らない人と
失うことしか知らない人と。
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.3


原作が好きだったので観賞。
設定や展開が無理があると思った方は原作をおすすめします。

ミツ子とのやり取りは、むしろ原作で自分が感じたものよりも綺麗。すごく人間的で、気持ちの流れというのを表現されて
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.3


故郷に劣等感を抱えて、故郷を離れる。
姉妹の関係がすごくステキ。
主人公の人生が姉の生きたかった人生。
対なものを選んでもお互いに心の支え。
家族って所詮人間同士の関係性。

どこで生きても自分らし
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0


生き方も愛も家族も多様であっていいのだと教えてくれる作品。
世間一般、普通というカテゴリーの中で括らずに、ごくごく自然な流れでの愛の形。誰も悪くなく、誰も不幸ではない。
懸命にただただ懸命に探して求
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.3


周りに流されず媚びずに生きるってすごく難しい。本能のままに生きて、自分の力で全てを決める、好きも嫌いも全て。
カッコいいのにカワイイ。

凛とした佇まいと存在感。
姉妹の関係も印象的。同性だからこそ
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.5


ストーリーとしての重厚さをこんな綺麗な映像に落として来れるのが圧巻。
登場人物一人一人の苦悩がきちんと表現されていて、より深みが増している。
当時の苦悩は今の苦悩とは違っていたのだろうけど、自分を貫
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スライディング・ドア(1997年製作の映画)

3.6


人生はどう転んでも、辛いことも苦しいこともあって、でもきっと幸せを噛み締められるときがくる。

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.7


思わずほろっと来そうになった。

各々の抱えてるものが、愛と時間と死をきっかけに繋がっていく構成はありきたりかも知れないけど、綺麗。

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8


国王とも言えど、人間。

劣等感を抱え、しかし狼狽える姿を見せず、生きている。

愛する伴侶に、信じられる友に巡り会えるだけで人生は豊かなものになるんだなぁと感服。

ちゃんと丁寧に王族としての人間
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きいろいゾウ(2012年製作の映画)

3.5


少女のままのツマは、ムコさんがいるから少女でいられるんじゃないかな。
ツマとムコさんは、お互いが居なければきっと全く別の人間で、お互いがいるからこそありのままの自分でいられる。

出逢いも積み重なる
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.4


個人的には少年の成長よりもお姉ちゃんの成長に心惹かれた。

家庭環境を親子の会話で想像させたり、理不尽な大人の姿を垣間見せたり、子どもである事の窮屈さや悔しさを演者がごくごく自然に演じているからこそ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0


あなたは、誰なの?

とてもとても好きなお話です。初めての今敏監督作品ですが、沼にはまってしまいました。

なかなかないくらいに作り込まれた作品。けれども全てが明らかになったのかは、見る者によりけり
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悪人(2010年製作の映画)

3.8


受け入れること、受け入れられること。大切だと思う人。
難しい。皆んな自分の都合のいいように解釈するから。
自分の正しさが正しいのかなんてわからずに。でも自分の正しさが誰かのための正しさなら、人は強く
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怒り(2016年製作の映画)

4.0


疑い出すとキリがない。愛する人ほど疑ってしまう。信じたいから疑う。人間の悲しい性とも言うべきか。
疑いの深さは愛の深さに比例する。疑いが晴れた時、嫌という程、身体から涙が溢れる。愛が溢れる。失いたく
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5


あまり前評判に感化されずに観られる事をお勧めします。

諦めない強さとか人と人との絆とか自分の秘めた強さ、それを引き出してくれる人の存在。
涙や感動よりそちらの方が心打たれました。

アニメ映画も多
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.3



昔の相手のこと、今でも忘れられない忘れたくない。そしてきっと…。
そんな事、ないんですけどね。

私的には、男性目線のこういうお話はなかなか見る機会がなかったので新鮮でした。

話しは確かにだらだ
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.4


あれ、自分を観てるのか?とおもってしまったくらい。恋愛をある程度知ってしまった気になって、そこで変に尻込みをしてしまう。『慎重に』

風って吹くんですよね。吹くときは吹いてしまう。
恋も仕事もうまく
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.8


一筋の光。細くても真っ暗な闇の中で、それは救いになる。
難しい。けれどただ生きていくしかない。虚しくて苦しくてそれでも現状を生きるしかない。

皆んな、頭おかしいんだよ、きっと。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0


家族って幾ら憎んでも嫌いでも代わりが利かなくて。選べないからもどかしくて、でも選べないから感謝する日がいつか来る。

憎しみも怒りももどかしさも全部言い換えれば愛になる。愛で溢れている

バーレスク(2010年製作の映画)

4.1


圧倒的歌唱力!
初めてサウンドトラックを聴いた作品です。ストーリーは在り来たりといえばそこまでですが、歌が歌いたいという夢を真っ直ぐ貫く主人公は清々しい。

17歳の肖像(2009年製作の映画)

4.2


最後のセリフが、ドンピシャで少し鳥肌が立った。

どこかで自由になりたい、天真爛漫な自分になりたい、そんな自分を受け止めてくれる人が近くにいてほしい。知らない世界を魅せてくれる人が近くにいてほしい。
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ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)

2.7


淡々としたアクション映画。アメリカという国を皮肉めいた社会風刺を交えつつ、裏社会を描いた作品。

少々退屈感はあるものの、先入観無しに見た私は、殺し方が綺麗で案外嫌いじゃないなぁと思いました。血しぶ
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ソラニン(2010年製作の映画)

3.7


子どもから大人への脱皮というか…何かを変えて生きていかなければならない分岐点。

正解はない。それぞれの生き方。

死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.5


死ぬまでにしたいこと。
まだまだ考えた事がないなぁ。

23歳、わたしの今の年齢。
未婚で子どももいないけれど、まだ先があると当たり前のように考えている。
そんなことはないのに。
終わりがいつあるか
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初恋(2006年製作の映画)

4.0


本当に好き。
俳優さんは皆さん適役だったと思う。宮崎あおいの終始疑念が渦巻く中で本当の喜びで見せる笑顔は表現力の豊かさを抜かりなく表現できていたし、小出恵介と宮崎将の寂しさを纏った雰囲気も凄く良かっ
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遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)

3.5



悲しいとか悔しいとかそういう感情ではなくて、自然に涙が止まらなかった。当時もそうでした。何も出来なくて、テレビに流れる映像や速報で止め処なく涙が流れて。

見なきゃいけないと今思った理由はわかりま
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抱擁のかけら(2009年製作の映画)

3.8


ペネロペクロスが素晴らしい。まさにオードリーヘップバーンの再来といっても過言ではない。美しい。

世界観も素晴らしくて、そこに一貫した『愛』の存在。
どれも間違っているように見えても間違えていない。
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シングルマン(2009年製作の映画)

3.8


綺麗で聡明な映画。哲学的でもあって、平坦な中にも深く考えさせられるポイントがある。

いつもと同じ毎日でも、見方を変えれば素敵なことが沢山ある。
それが出来たのは最期の日だと決めていたからかも知れな
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アメリ(2001年製作の映画)

3.6


飴玉みたいにゆっくり身体に溶けていく映画。
孤独な風変わりな少女とパリの街。よく合うなぁ。

みんなが幸せになるように、お互いに軌道修正。ルノワールの絵も世界観によく合う。

マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.3


お互いが惹かれ合う理由を説明しないところがいいなぁって。好きになる理由って本来何もないはずで、流れの中であぁこの2人は惹かれ合ってるんだなぁと思わせる流れが現実的で好き。

他人は自分を映す鏡という
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ペタル ダンス(2012年製作の映画)

3.5


休日のよく晴れたお昼にひとりで珈琲と共に。

すごく極端な言い方になるけれど、こういうものだなぁって。

友情とか距離感が心地いい。完全に分かり合えるわけがない、けれど想っている。ただ想っている。
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