Yarrttさんの映画レビュー・感想・評価

Yarrtt

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A daily dose of coffee and cinema.

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三度目の殺人(2017年製作の映画)

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「犯罪者が罪と向き合う」ことはおろか、真実を明かし、妥当な審判を下すことにさえ焦点が当てられていない司法の実情をリアルな筆致で描く。

しかしこの作品の面白い点は、三隅が関わる人々の純粋性を引き出し、
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シェーン(1953年製作の映画)

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地球はとてもいいところだ、みんな、早く戻ってこーい!
はここから来たのか。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

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映画史上最も死ぬ気で懇願する男が登場する。慧可断臂を超える様。

今見るとコレはヒーロームービーで、青年漫画で、しかも三島由紀夫の近代能楽のようなモーレツな感情の頂がある。

17歳(2013年製作の映画)

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オゾンとは相性が良い。

こんなセックスは日本人には描けない。娼婦のセックスこそ一番「イヤラシイ」はずなのにそれが非常に精緻な人間描写になっている。

息もできない(2008年製作の映画)

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これはリアリズムとして観ることが重要。胸糞悪いのは何に向かって胸糞悪くなっているのか、それを耐え忍ぶ意味があるのか、よくよく考えたい。オールドボーイとは違うのだよ、オールドボーイとはな。

2つ目の窓(2014年製作の映画)

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『あん』以来。もう少し注目して見ようと思う。

言葉を多用しているが悪い言葉でもない。ポエジーは漂わないが詩を貼り付けたようなダサさでもない。
ダイレクト、非常にダイレクト。

巨神兵東京に現わる(2012年製作の映画)

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過去鑑賞記録。

大人達の造った世界と、最近でこそよく言う現代の「生きにくさ」を感じる庵野流チルドレン。

特撮のヒロイズムはこの作品に於いても変わらない。
チルドレンは救済を求めて自らを含めた世界を
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美しき諍い女(いさかいめ)(1991年製作の映画)

5.0

タブローに宿る神秘を解き明かそうとする様は圧巻。
画家は絵画的行いを通して、真実を求める。この作品のそれは身体性の地平に立脚した脱身体性、つまりエロスであることがわかる。


絵画の身体性が、映像とい
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(1974年製作の映画)

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映像が映画となるに至るまでの編集の最適解を追求しているのだとか。この「語り口」を自然と受け入れる為にはまだ鑑賞回数が足りない。

ひとつわかることは、この作品の撮影と演出の在り方、これは紛れもなく、と
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

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ウニ県は意味不明だがメガ崎市はネーミングセンスヤバイ。

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

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カルピスの分量を少し増やしたりとか、日本人にしかわからないこともやってるけどそのくらい細かいところも徹底して、フィクショナルな人間関係にリアリティのあるイメージを吹き込んでて良い。

だから、何も起き
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

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撮影監督は『メッセージ』(2016)でアカデミー賞ノミネートされたブラッドフォードヤング。

エレファント(2003年製作の映画)

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ところどころ意味のわからないスローモーションとベートーヴェンがあるものの、一貫性のある素晴らしいトラッキングと長回し。

多角的な視点による群像劇、伸びる余白、これらが鑑賞者のレンズのピントをズラす。
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ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

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ホームビデオのような子供を撮る距離感が、この映画が単なる過酷な物語でないことを訴える。

正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

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少なくとも今日の帰り道はループ再生されるであろうBGM。

唯一の監督である。

万引き家族(2018年製作の映画)

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ラディカルな社会批判であると共に恐るべき共感性とリアリティに富んでいる。

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

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人ではなく空間を撮ることが、繰り広げられる会話にそれ以上の客観的な意味を与えている。かもしれない。

窓拭きは卑怯でしょう。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

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期待を裏切る良作ではないでしょうか。

これは、レオンの皮を被ったグッドウィルハンティング。と言うだけでは表現が足りないオリジナリティがある。

愛、アムール(2012年製作の映画)

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蛇口の水の音のシーンなどは割と忘れられない類。

それから(2017年製作の映画)

4.5

伏線を回収ではなく説明し、感情の高ぶりや嘘などのテンションに合わせて「レンズの存在」をあからさまにに見せるズームをし、「ままならぬ」ことを嘆きつつ嘲笑するかのように音楽を挿入する。

映画の当たり前の
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ビリディアナ(1960年製作の映画)

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物語の始まりと終わりで、世界が変わっていることにこの監督の確かな力量を感じる。

そして動物が良い。

プロスペローの本(1991年製作の映画)

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想像していたより全然良かった。

ある「ヴェンダースなのに駄作」を観た際のコメントだけど、淀川長治のこの作品の言及が面白いから引用する。

...すごく怒るんです、いい監督(ヴェンダース)の場合は。(
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

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重要なテーマであるが故、駄作と軽々しくも言えない駄作。

信仰の話をしている筈なのに目に見えないモノを何も描いていない。都合が色々とあったのだろうけどとにかく映画として、あの終わり方にしたスコセッシに
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アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)

4.5

1つの物語が幾重にも解釈される様を、その可能性を、同時に1つの画面に立ち昇らせる。

それはどのアスペクトに共感するか、どのキャラクターに共感するかという単純な選択に終始することなく、映画の構造を多層
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わたしたちの家(2017年製作の映画)

4.5

不安を、生暖かく、日本人でなければ出来ない絶妙な匙加減で感じさせてくれる。

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