YASUさんの映画レビュー・感想・評価

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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

多彩な青の表現が、荒漠とした戦地の様相を際立たせていると感じた。この作品の主題や実際の出来事を、勇気という言葉だけで片付けて良いのかどうかと考えさせられる作品だった。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

生きづらさや心の傷を抱える登場人物の姿に胸が締め付けられつつも、星座のように散りばめられた温かい言葉の数々に、そっと心が慰められる優しい作品。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

作品を観終わって、ようやくタイトルに込められた意味に気付かされた。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

一編の叙情的な詩を読んでいるかのような作品。瑞々しい輝きと憂いを帯びた陰とが、映像上も物語上も絶妙に配置されていると感じた。

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.2

クライマックスのスポ根ドラマのような展開に対する違和感や、根本的な問題は解決していない不完全燃焼感を、何となくエモーショナルな雰囲気で包んで終わった、という印象。ドラマシリーズが好きで期待していただけ>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

ストーリー的には大きな山場がある訳ではないのに、最後まで見入ってしまう不思議な作品。画角や色遣いが洒落ていて、唯一無二の空気感を纏った作品だと感じた。

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

絵葉書のようなモノクロ映像と、インタビュー形式で随所に散りばめられた子どもたちの発言にはハッとさせられたが、登場人物にいまいち感情移入できなかった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

母と息子という一本の主題の脇に散りばめられた、人生哲学の数々。あまりにも哲学的すぎて全てを理解することは出来なかったが、エンドロールが流れ、ストーリーが主題のもとに帰ってきた時に、すっと腹落ちするよう>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.8

安定感。あれこれ推理しながら見るよりも、「そういうことか!」とまんまと騙されるのが楽しい作品。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

発想がすごいのは分かるのだが、仕組みが難しくて途中からついて行けなかった…。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

漫画で履修済みのため振り返り的な位置付けでの鑑賞。バトルシーンの筆致に圧倒された。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

予備知識ゼロで鑑賞。作品の主題に気がついた時、思わず唸ってしまった。忘れられないこと、そして忘れてはならないこと。
映像は過去作と同様美しく、ロードムービーとしても楽しめる作品。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

ハートウォーミング系タイムループ映画。マキタスポーツが良い味を出してる。

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.1

シリーズの最終作にして、最も見応えのある作品だった。主人公らが陰鬱な事件の背景にある真実を手繰り寄せた時、強い憤りと嫌悪感を覚えたが、映画の中で起こった出来事は決して空想の産物ではないことにハッとさせ>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.0

ストーリーはともかく、臨場感のあるライブシーンやカラフルな色彩等、エンターテイメントとして楽しめた。

特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.5

家族と信仰をテーマにした作品。行き過ぎた信仰は心を蝕み、時に犯人のような悪魔を生み出すというアイロニー。

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

4.0

冒頭から目を背けたくなるシーンの数々。若気の至りでは許されない行為の果ての、因果応報の物語。

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.8

「陰鬱」という言葉が最もしっくりくるサスペンス作品。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.4

青春、友情、家族、アクション…映画の醍醐味が全て詰まった作品だった。

怪物(2023年製作の映画)

4.0

誰かを怪物だと決めつけることしかできない「怪物」と、自らが怪物だと苦しむ「人間」の物語。

SING/シング(2016年製作の映画)

3.7

個性的で可愛らしいキャラクター達と王道のストーリー。シンプル・イズ・ザ・ベストな作品。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.2

雰囲気のある映画。主人公が子供だからこそ、ピュアな世界観が成り立っているが、その一方で、ストーリー的にはもう少し大人な方がしっくり来るような気もした。

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

不穏な空気が漂う前半と、事件を経て雪崩のように展開する後半。もう少し分量を後半に割いても良かったのではないかと感じた。エジプトの風景は見事。

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.8

無償の愛の物語。親子の真っ直ぐな思いに、周りの仲間達の心も動かされる過程にぐっときた。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

どんでん返し系のミステリー。最後まで楽しめたが、ミスリードを狙って、ややこじつけ感のある設定(展開?)が織り込まれており、不完全燃焼感があった。

くれなずめ(2021年製作の映画)

2.8

終盤の謎演出についていけなかったのと、ストーリーもエモさに振り切るでもなく、何となくハマらなかった作品。

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.0

思いを言葉にすること、そしてそれを誰かに打ち明けて聞いてもらうことの大切さに、改めて気付かされた。「誰も孤独ではない」というメッセージに心を動かされた。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

まさに1人のスパイの生き様を観たという感じ。日本的な演出が多かったからか、「因果」とか「輪廻」といった言葉が頭に浮かんだ。哀愁と葛藤に満ちたダニエルボンドのフィナーレに相応しい作品。

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