YasujiOshibaさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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ネトフリ。2021年はこれがラストかな。もう少し観るかな。まだわからないけど、ラストにはふさわしい映画だったかも。

似たようなプロットのSFはきっとほかにもあると思うけど、すぐに思い出したのはトリア
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ゲット・クレイジー(1983年製作の映画)

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N座3本目。やっぱりあれはルー・リードだったのか。68年から83年までの音楽シーンへのオマージュ。ノスタルジーではなくてリアルタイムのドンチキ騒ぎのエネルギーに圧倒されて、ああ、この時代生きていたぞと>>続きを読む

狼男とサムライ(1983年製作の映画)

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N座2本。スペイン語に英語字幕付き。これが天知茂の遺作なのか。でもなかなかのB級怪作ぶり。オリエンタリズムとエロス満載。映画ってこういうもんだよね。堪能しました。

私はそんな女(1959年製作の映画)

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N座にて。ローレンはこのとき24歳。眼福。カメラはボリス・カウフマン。なるほど昼間でも夜でも濡れた路面を映し出す美学ね。

街の上で(2019年製作の映画)

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ネトフリ。なぜかうちに試写会の案内状がある。案内状は何枚もあるけど、『愛がなんだ』とこれはなんだか気になっていた。ところが気がつくと映画を見る前の監督のトークを聞いてしまっていた。

今泉さんは面白い
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誰も知らない(2004年製作の映画)

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アマプラ。なぎくんのお相伴。何度目だろうか。印象は同じ。重い話が軽やかに通り過ぎてゆく。軽やかだからリアルに重い。

背後にあるのは1988年に発覚した「巣鴨子供置き去り事件」。リアルな事件を描くから
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

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ネトフリ。なぎちゃんのお相伴。冒頭のドローン撮影に驚いていたら、照明の当て方とか、映画のアスペクト比のお勉強させてもらいました。

最近の若手監督としては筆頭株のひとりという。たしかに絵作りが面白い。
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

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新宿TOHOシマズ。なぎちゃんと。楽しかった。

うちにある三部作のDVDボックスは、彼女が飽きもせず何度も何度も見ているお気に入り。隣で大興奮していたのが伝わってきた。なんといっても、第一作が出た1
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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林檎レンタル。飲みすぎたので途中で寝る。なぎちゃんが見逃したところを教えてくれた。捕まったハーレイ・クインが逃げ出すところでの花吹雪シーン。たしかに寝てちゃまずいところ。「死亡遊戯」ばりの塔に入るとこ>>続きを読む

エクソシスト3(1990年製作の映画)

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久しぶりにネトフリをチェックして発見。見たかったんだよね。結論から言うと、ぼくはやっぱり2が好き。荒唐無稽とはいえコンセプトは壮大だったからね。こっちは緻密なサイコスリラー。よくできているけど、ジョン>>続きを読む

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

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アマプラ。気分で選ぶ。冒頭の音楽がよい。ああいう音から始まったら悪い映画のはずがない。

予感的中。サラ・パクストンのショートパンツを下から煽るカメラがよい。いかにも悪そうなパクストンのふて顔がまたよ
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キャバレー(1972年製作の映画)

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BD (WB Archive collection) にて鑑賞。ヴィスコンティの『地獄に堕ちた勇者たち』(1969)のヘルムート・グリームが出演していることを知って、調べてみたら、なんとこのミュージカ>>続きを読む

ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

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日本版BDにて鑑賞。こんなに良い映画だったんだ。4時間の至福。

感想などは後日、ゆっくり書きます。

地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

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クライテリオンのBDで鑑賞。ドイツ三部作の導入。セミナーのためにひさしぶりに再見。いやあ面白い。

以下備忘のために

ほんとうはプルーストの『失われた時を求めて』を撮りたかったヴィスコンティ。それが
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ローマで夜だった(1960年製作の映画)

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新文芸坐。感想は後ほど…

... と帰りの列車で書いたんだけど、セミナーまで聞いたからさすがに遅くなっちゃったし、別件の腹立たしい話を聞いていたので、つい飲みながら夜食となって何にも書けず。

前半
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

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ナギちゃんの蔦屋レンタルお相伴の続き、初めは「ながら見」、目は回ったけど耳がそば立ち、あれあれニルヴァーナの『Smells Like Teen Spirit』じゃんとか思ったら、ポリスやらマドンナやら>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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なぎちゃん蔦屋レンタルにお相伴。こういうお相伴は大歓迎。タイトルはもちろんフランケンシュタインの話も知っていたんだけど、アナちゃんが森に迷い込むシーンで思わず叫ぶ。

「トトロじゃん!」とぼく。
「そ
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死霊のえじき(1985年製作の映画)

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密林レンタル。どうもロメロには中毒性がある。というか『マーティン』(1977)から『ザ・クレイジーズ』(1973)に遡ったらハマってしまった。

なんといえばよいのだろうか。なんといっても、まずはハン
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サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009年製作の映画)

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アマプラ。やっぱりロメロのゾンビはよい。遺作となった今回はじつに哲学的で考えさせられる。

テーマは「死者のサバイバル」。ゾンビが蘇った死者であるならば、そのサバイブとはどいうことなのか。

そもそも
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ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖(1973年製作の映画)

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密林レンタル。妙なゾンビ映画を見てしまったので口なおし。オープニングが最高。男の子と女の子。妹が早く寝ようと言うのを、兄がおどろかそうとする。子どもの遊びのはずなのに、細かなカット割が妙にリアル。>>続きを読む

REDCON-1レッドコン1 戦闘最大警戒レベル(2018年製作の映画)

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アマプラ。なんで見たんだろ。予告編だけはかっこよかったんだけど、全編が予告編みたいな映画。途中から「早送り」で字幕鑑賞。話はわかりやすい。悪いのは軍隊だけど、その軍隊の兵士ががんばる。がんばるとみんな>>続きを読む

マーティン/呪われた吸血少年(1978年製作の映画)

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BDにて。冒頭はインディアナポリスの駅らしい。若い女性に車掌が声をかける。「おひとりですか?」「ええ、ひとりっきりね」「ビッツバーグへ」「いいえ、ビッグアップルよ」...

「ビッグ・アップル」はニ
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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アマプラ。ミハくんリクエストでナギちゃんと。

アマンダ・ラングレちゃんの可愛いポーリーヌと、アリエル・ドンバールのゴージャスなマリオン を観る映画。フランス語の響きに身を任せ、ちょっと冷たそうなノル
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

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密林レンタル。なぎちゃんと。導入と終末のロス長官の話がよくわからんかった。ナギちゃんの解説によると、「シビル・ウォー」と「エンドゲーム」の間の話なわけだ。

つまり、アベンジャーズという家族が分裂して
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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東宝シネマズのIMAX。なぎちゃんと。IMAX大正解。こうでなくちゃ。パート1というのは引っかかってたけど、これなら許す。パート2もアナウンスされているから、これで終わってしまう心配もない。後半もきっ>>続きを読む

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(2021年製作の映画)

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林檎テレビ。このドキュメンタリーで、イギリスからやってきたジョン・ケイル(John Cale、1942年3月9日 - )の名前を覚える。現代音楽を学び、アメリカでラ・モンテ・ヤング (La Monte>>続きを読む

死刑台のメロディ(1971年製作の映画)

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DVD「SPO. Ennio Morricone composed box」より。

冒頭、白黒画面。イタリア人労働者たちが検挙されてゆく。パーマー・レイドと呼ばる左翼やアナーキストの強引な踏み込み捜
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

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積読BD。見事なレオーネ節。構成するのは時間イメージとモッリコーネの音楽。文句なしの傑作。

ケマダの戦い(1969年製作の映画)

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積読BDより。お目当てはモリコーネの音楽。テーマ音楽とも言える『Abolisson』は名曲だ。タイトルの意味は「廃止」。何を「廃止」するかといえば植民地主義が生み出した奴隷。最初の革命のとき、この曲が>>続きを読む

密航者(2021年製作の映画)

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ネトフリ。久方ぶりに「早送り」やっちまいました。それでも筋が気になって、字幕が読める程度の速度。

だってさ、ぽたりと落ちていた血のあたりまではよかったんだけど、タイトルの「Stowaway」が登場し
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樹海村(2021年製作の映画)

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アマプラ。『犬鳴村』の2番煎じだけど最後まで味わえたよね。ただ今度の「村」には少々リアリティが欠ける。それでも薬指切りに、ブラックボックスに、樹木がモクモクのこだわりは悪くない。

妹の響を演じた山田
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

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アマプラ。甥っ子に勧められて鑑賞。

どうなんだろうな。絵は綺麗だけどストーリーは思わせぶりが多くてかなわんという感じ。

新たにガンダムを立ち上げてようとしているのはわからないでもない。でも、テロリ
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

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ネトフリ。なぎちゃんと。アン・ハサウェイが楽しそうに大魔女をやってるのを楽しむ映画。

それにしても既視感だらけ。まるで『スチュワート・リトル』(1999)や『レミーの美味しいレストラン』(2007)
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

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アマプラ。『Us』(2019)のルピタ・ニョンゴを追いかけてクリック。どちらが先か知らないけど、同じ年に公開されたみたい。ルピタちゃんは、1983年生まれで今年38歳という。フィルモグラフィーを見れば>>続きを読む

人魚伝説(1984年製作の映画)

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ネトフリ。「ネタバレ」します。

昨日の地震で中断。それもほとんどラストで、返り血で真っ赤に染まった白都真里/みぎわが、そこにいる「悪い奴ら」をほとんど殺をしきって、機動隊が到着するあたり。

あの殺
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ザスーラ(2005年製作の映画)

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アマプラ。兄弟は他人の始まりだ。兄弟だからこそ他人を強く意識するんだよね。しかも年齢や、才能や、性別など、どうしようもない格差を押し付けられ、にもかかわらず平等であるべきだなどと、無理難題をふっかけら>>続きを読む