ヴェネツィア祭り(11)
思いがけず面白かった。原作は作者不明の5幕もの喜劇『La Venexiana』という。It.wikipediaには1536年という出版年があるのだけど、だとするとクルチザン>>続きを読む
ヴェネツィア祭り(10)
青く広がるヴェネツィアのラグーナ(潟)に、浮かぶように杭打ちされた小さな漁師小屋と、その背景の天空高くにそびえる東アルプス山脈。なんというイメージ。そしてこのイメージが、伝>>続きを読む
ヴェネツィア祭り (9)
なぎちゃんの解説聞きながら鑑賞。ヴェネツィアからパリのはずが、プラハに向かって、それからロンドンという、いわば観光映画ね。アメリカ人のピーターくんがファー・フロム・ホームと>>続きを読む
ヴェネツィア祭り(8)
フランス映画のリメイク。元になった『アントニー・ジマー』の高級ホテルの舞台はカンヌだけど、こっちはヴェネツィア。ハリウッドで作ると豪華だぜということなんだろうけど、このヴェネ>>続きを読む
ヴェネツィア祭り(7)
舞台はニューヨーク、パリ、そしてヴェネツィア。どの街も綺麗に撮れているのは名匠カルロ・ディ・パルマが撮影監督というのもあるのだろう。でもぼくとしてはアレンの『マンハッタン』(>>続きを読む
ヴェネツィア祭り(6)
ブルーレイがいい。絵がめちゃくちゃ綺麗。デビッド・リーンの名作だけど、じつによくできた観光映画で、一家に一枚だな。
夏の観光シーズンの撮影という。最初、イタリア側は良い顔を>>続きを読む
ヴェネツィア祭り(5)
昔観た。クライマックスが溜息橋だったと思い出し、監督がジョージ・ロイ・ヒルだったことさえ失念していた自分に気付いて、あわててヴェネツィア祭りのプログラムに加え、DVDを密林で>>続きを読む
ヴェネツィア祭り(4)
まさに現代のヴェネツィアン・クルチザンヌの依代となったジャンヌ・モローがみごと!スタンリー・ベイカーのアクの強い演技にも好感。ヴィルマ・リージの清楚なイメージが、モローの大胆>>続きを読む
ヴェエネツィア祭り(3)、昨日1978年のオムニバス映画『Dove vai in vacanza?』(未公開:第一話 M. ボロンニーニ、第二話ルチャーノ・サルチェ、第三話アルベルト・ソルディの「Le>>続きを読む
ヴェネツィア祭りのつもりが、ちょっと道を間違えてイスキア島に来てしまった。とはいえ、これは掘り出し物。最高に楽しかった。
なにといっても、あの「Permesso!」(入って良いですか?)「Avant>>続きを読む
ヴェネツィア祭り(1)
備忘のために:
- 原作は「『鳥』、『レベッカ』などアルフレッド・ヒッチコック作品で知られる小説家ダフニ・デュ=モーリエ(1907-1989)の短編「いまは見てはだめ Do>>続きを読む
N座その3
ちょっとアルコールを入れて気楽に鑑賞。香港ノワールのパクリでもなんでもよいのだけれど、チョウ・ユンファとマーク・ウォールバーグを見てるだけでも楽しい。そんな設定にするのは簡単じゃないと思>>続きを読む
N座その2
この映画、イタリア映画に見えないけれど、イタリア映画です。撮影は屋外はロスだけど、屋内はローマ。俳優もガブリエーレ・ラヴィーアはイタリア人だけど、わざとイタリア人らしくないようにしてるん>>続きを読む
N座その1
イタリア語の音声、英語字幕で堪能。シルヴァーナ・マンガノが様々な監督のもとで演じる様々な魔女を愛でる映画。
第1話「生きて焼かれた魔女」ヴィスコンティ
これは前にYouTubeかなに>>続きを読む
何度目かのアマルコルド。最高すぎて言葉がない。
だめだ、やっぱりブルーレイ買わなきゃ!
P.S. 2020/07/18
その後、買って積ん読状態になっていたBDを、今宵、なぎちゃんと鑑賞。
オー>>続きを読む
BS録画、なぎちゃんと鑑賞。
スピルバーグ印。おもしろくないはずがない。映像は抜群。脚本もよい。コーエン兄弟も参加してるんだね。実話をうまく脚色している。
前半は、イデオロギーのヘイトが吹き荒れる>>続きを読む
BS録画。
備忘のために:
監督のマリオ・カメリーニは20年代から活躍する職人監督で、戦中には「白い電話」と呼ばれる軽喜劇を巧みに演出、ヴィットリオ・デシーカの師匠にあたる人で、演出は実に手堅い。>>続きを読む
武蔵野館で見てきました。ミハくんのおすすめで、ナギくんと行ってきました。よいです。かなりよいです。堪能しました。
劇場の真ん中あたりに座ったのですが、画面が小さいかなという最初の印象は、映画が始まる>>続きを読む
もともとのタイトルは「ハンガフォード2」なのね。原題の The Darkest Dawn は「暗すぎる夜明け」ぐらいの意味かな。
それにしても今日はシンガーの出ている映画を見る日なんだね。クロエを演>>続きを読む
イントロでガンとかまして、あとはひたすらアメリカンハイスクールの落ちこぼれからの復活物語という展開。よくできたTVシリーズの贅沢な一本目というところだけど、ぼくは最後まで楽しんじゃいました。
ジェイ>>続きを読む
ぼくにとっての永井豪は「ハレンチ学園」であり、「デビルマン」なのだけど、どうしても外せないのがこの「キューティーハニー」。もちろんそこにはスケベ心が大いに働いていたのだけれど、「空中元素固定装置」とい>>続きを読む
泣いた。この作品が残されたことに感謝。なにしろ「Volver volver」を歌い出しすハリー・ディーン・スタントンは映画そのもの。人生からどれほどの仕打ちを受けようが、愛することを忘れない。たとえ別>>続きを読む
なぎちゃんのおすすめ。楽しかった。ストーリーは全部わかっていても、見せかたでこんなに違う。
監督のガイ・リッチーは『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』とか『スナッチ』を観て感心したけ>>続きを読む
そうか、タイトルはフェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936)の詩の一節からとられたものなのか。スペイン内戦でファシストによって銃殺された詩人、享年38歳。
エットレ・スコラが、フェリーニにそ>>続きを読む
ペンギンたちの活躍を見るのが楽しかった。世界の崩壊を監視、必要なら身を挺して穴を塞ぐ。そんなセンチネルたるペンギンたちと、その源となるお姉さん。ほんとうは観音なのだろうけれど、それを忘れて(いや忘れず>>続きを読む
溝口2本の口直し。
1990年の作品ということは、おいらの20代最後のころ。当時は映画どころじゃなかったってことを思い出させてくれた。今ではタワーリングインフェルノやダイハードやランボーなんて映画の>>続きを読む
正月2本目。
配給で青酸カリを配っていたなんて初めて知った。その青酸カリが最後の伏線になるわけか。
村山貯水湖を訪ねた道子/田中絹代と勉/片山明彦が、あまりの風雨に一夜を過ごすことになるのはカスリ>>続きを読む
於・早稲田松竹。ミハくんに誘われてナギもひきつれて3人で鑑賞。2020年の初作品。
安寿と厨子王丸の説話はアンジュとズシオウとして覚えている。なんだか食べ物の名前みたいだと思いながら、絵本で読み聞か>>続きを読む
最初の日本公開は1978年というから、ぼくが高2の時だ。このエピソード9は、娘とその彼氏と観た。さすがに40年たったからな。映画がおわって、お目当ての洋食屋はクリスマスで満席。近くの「風流うどん・そば>>続きを読む
検索したらあった。思わずクリック。ちっ、小説から始めるつもりだったが、まあ予定通りに行かないのが人生か。
『虐殺器官』のほうはダメだったんだよね。アニメから見て眠っちまった。面白くないわけじゃないの>>続きを読む
地球を離れると大人になったアムロ。すっかりダメになった父親と出会いが象徴的。男の子ってのは誰でもある意味、父の思いがけない弱さに驚き、失望しながら、男になってゆくわけだ。
このあたりからニュータイプ>>続きを読む
ホワイトベースに偶然乗り合わせた面々のビルドゥングスロマン。へたれだったアムロくんが、ふてくされながら成長する様子を見ながら、エヴァのシンジよりも古い部分と連続する部分を楽しむ。地球での脱出戦を通して>>続きを読む
BSのガンダム誕生秘話を見ちゃったもので、思わずネトフリでシリーズを見はじめた。ただだんだんかったるくなってきたので、映画版に切替。ダイジェスト版だけど、こちらのほうが見るは楽。
それにしても、スペ>>続きを読む
YTで鑑賞。ダイアローグはプロトラテン語、字幕なし。
ロムルスとレムスのローマ建国神話の脱神話化、紀元前753のテヴェレ川の洪水に飲み込まれるや、あっと驚くようなリアルなタイムスリップを堪能。
こ>>続きを読む
日本映画が見たいというミーくんのリクエストに応じて。
これはリアルタイムで見た。東京に出て来た年だったと思う。当時もびっくりしたけど、今見ても傑作。かつての経験を、まるで初めての経験したように経験し>>続きを読む
Appleでレンタル。リンチが見たいというミハくんのお相伴。ぼくも初見。
これがかの有名なあれかとか、ああこれはリンチ節だよなとか、ワイワイやりながら見ました。世界観としては、つげ義春とか楳図かずお>>続きを読む