YasujiOshibaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

皇帝のビーナス(1962年製作の映画)

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Dailymotion. イタリア語版。23-79。ロッロブリージダが自分が演じてきたなかで一番気に入っているというのがパオリーナ・ブオナパルテ。フランス語でいえばポーリーヌ・ボナパルテ(1780 –>>続きを読む

夜ごとの美女(1952年製作の映画)

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U次。23-78。楽しい。でも既視感があるのは、この映画にオマージュをささげた作品を見ているからに違いない。いや、夢と現の「あわい」を往来するジェラール・フィリップの軽やかな笑顔に、なんともいえないノ>>続きを読む

田舎女(1953年製作の映画)

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日本版DVD(コスミック出版)。23-78。このタイトルは日本未公開。イタリアでは評価が高く、ナストロ・ダルジェントの最優秀映画賞に輝いた作品なのだけれど、日本語版は2001年にコスミックの『十字架の>>続きを読む

街は自衛する(1951年製作の映画)

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日本版DVD(コスミック出版)。23-77。ロッロブリージダがお目当てだけれど、元サッカー選手のパオロの恋人ダニエーラの役で、出演シーンは前半に少しだけ。存在感はある。ハッとさせるほどの美人の愛人でな>>続きを読む

ローマの女(1954年製作の映画)

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イタリア版DVD。イタリア語字幕付き。23-76(同じザンパの『Campane a martello』23-75 に続いて鑑賞)。メディアはMedusa 社の Il Grande Cinema のシリ>>続きを読む

クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立(1970年製作の映画)

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MUBI。23-73。途中で寝落ち。『ステレオ』のカラー版というところ。カラーの実験。RBGの色彩。丸ガラスの愛撫。テロリズム。ただしエロスはペドフィリアへと向かう。同時録音ではないのは技術的な問題が>>続きを読む

無頼プロフェッショナル(1971年製作の映画)

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U次。23-74。こういうの好き。楽しい。テンポがよい。バカバカしくて、どこに向かうかわらないけれど、そこがよい。ラストも期待どおりのひねり。あっと驚くわけじゃないけれど、やっぱりそうだよなと拍手した>>続きを読む

ノートルダムのせむし男/ノートルダム・ド・パリ(1956年製作の映画)

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U次。23-72。なぎちゃんのリクエスト。おいらもセミナーの準備。ともかく目がゆくのはロッロブリージダの達者ぶり。歌は歌うしダンスもみごと。フランス語はもちろん、英語版も自分で吹き替えしたという。時に>>続きを読む

白い國境線(1950年製作の映画)

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YT。23-71(23-70 は『ジョヴァンニ・エピスコポの犯罪』)。イタリア版。字幕なし。

これはすごい。感動。トリエステ自由地域の話は知っていた。自由地区とは言うものの、英米軍が統治するA地区と
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花咲ける騎士道(1952年製作の映画)

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DVD(アイ・ヴィー・シー)。23-69。ロッロブリージダ祭り。これは楽しい。ロッロ・ブリージダの出世作のひとつ。いかんせん画質がよろしくない。修復版で見たかった。

ジュラール・フィリップの痛快な色
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ステレオ/均衡の遺失(1969年製作の映画)

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MUBI。23-68。クローネンバーグの長編デビュー作。主人公は建築。場所はカナダはトロント大学スカボロ校(UTSC: University of Toronto Scarborough)。

この建
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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U次。23-67。最後までひきつけられた。オープニングでどきりとさせられ、病院のクリーピーなカメラワークに引き込まれ、やがて俳優たちが命を吹き込んだ登場人物が少しずつ立ち上がってくると、そのやりとりが>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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ネトフリ。23-66。ようやくキャッチアップ。トム・クルーズにまちがいはない。でも気分が大事。もたもたしてたら、大ファンだという学生さんに背中を押される。

さて、開始5分で感動と聞いたけど嘘じゃない
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ピクニック(1936年製作の映画)

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密林レンタル。23-65。修復された高画質。堪能。

パリから少しはなれたモンティニー=シュル=ロワンあたりの撮影。ロワン川は、ルノワールが子どもの頃からよく遊びきにていた場所。

なるほど知り尽くし
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

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U次。レンタル。23-64。なぎちゃんのお相伴。楽しかった。ふたりで少し見返したんだけど、アブエラ(オルガ・メレディス)の「銀河鉄道の夜」のようなシーンと、大学に戻ることを決意したニーナ(レスリー・グ>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

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アマプラ。23-63。キャッチアップ。言葉は共鳴し、姿の見えぬものの使者となり、韻律を立ち上げて舞い、舞いながら歌となる。その映像化への試み。

赤い霊たちの語りを聞き、聞いたものを歌い、舞う。その映
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夜のロケーション(2022年製作の映画)

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イタリア版BDにて。23-55。

短評はここ。

https://hgkmsn.hatenablog.com/entry/2023/05/08/004831

リミット・オブ・アサシン(2017年製作の映画)

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アマプラ。23-63。先日途中でリタイヤしたので続きをみる。イーサン・ホークとシュイ・チンのベッドシーンから少し早送りしながら、キャッチアップ。

後半のガン・アクションは面白い。24時間のリミットは
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

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U次。23-62。なんのことはない。そもそもイーサン・ホークに間違いはないだろうと思って『リミット・オブ・アサシン』を見始めたところ開始5分もせずに離脱。それならニコラス・ケージだとクリックした『プリ>>続きを読む

歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

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U次。23-61。これまではイタリア語が聞こえるとつい仕事になっていたのだけれど、最近ようやく仕事抜きでイタリア映画を楽しめるようになってきた。そんなわけでずっと見たかったヴィルツィーをクリック。>>続きを読む

我が名はヴェンデッタ(2022年製作の映画)

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ネトフリ。23-60。これは面白かった。父と娘の話。アレッサンドロ・ガズマンのタフガイぶりと、ジネヴラ・フランチェスコーニの大きは瞳でひっぱってくれる。

まあ娘ってのは、やったらダメということをやる
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空中ぶらんこ(1956年製作の映画)

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日本版BD。23-59。オープニングから空中ブランコのシーン。見てるだけでムズムズ。しかも落下。「えっ、どうなるの?」。さすがの導入。さすがのキャロル・リード。

原題の Trapeze は「空中ブラ
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仮面の人(1937年製作の映画)

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日本版DVD(PD CLASSIC)。23-58。画質はぼちぼち。「昔の木は大きかったんですよ」と話すSさんから拝借。思いのほか面白しろかった。冒頭から覆面プロレスのシーンが登場するし、林業の巨木の伐>>続きを読む

ハート・ショット(2022年製作の映画)

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ネトフリ。23-57。19分なんだよね。絵が綺麗だなとまったり見てたら、不穏な音がはいる。あれれと思ったら、少しずつ告白が始まり、それが突然やってくる。そうなんだよね。ピストルを見せてくれてたじゃない>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

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U次。23-56(55はベロッキオ『夜のロケーション』)。なぎちゃんのお相伴。デヴィッド・ロウリーは『ア・ゴースト・ストーリー』(2017)の人。幽霊とか精霊はうまく撮る。映像はきれい。動きすぎるけれ>>続きを読む

バタリアン(1985年製作の映画)

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U次。23-54。ようやくキャッチアップ。評判通り。やっぱり時代を超えて話題に登り続ける作品は違う。『ナイト・オブ・ザ・リヴィング・デッド』(1968)にオマージュを捧げながら、典型的なアメリカン・ス>>続きを読む

AWAKE アウェイク(2021年製作の映画)

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ネトフリ。23-53。眠らずに最後までアウエイク。ポイントは睡眠剥奪(Sleep deprivation)。ふつうは「睡眠不足」と訳されてる。けれどここでは、拷問などで人為的に睡眠を奪うことに触れられ>>続きを読む

キアラ(2022年製作の映画)

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イタリア版DVD。23-52。これはBDが欲しい。DVD画質であれだけ美しい。劇場で見る人は幸いなるかな。音もよい。

なにしろ音楽が良い。ラストの曲を除いて、すべては物語世界内の音と物語世界に関係す
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ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

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ネトフリ。23-51。90分のリズムがよい。まとまってる。余分なものがない。テンポよく始まって、つべこべ言わずにラストショットで決める。ハンディを持つ者たちにアドヴァンテージが得えられるというお話し。>>続きを読む

カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

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アマプラ。23-50。スパイダーマン&ジェダイのレイの競演ね。マルコ・ベルトラミの音楽が格を上げているかな。悪役のプレンティス(父)の依代がマッツ・ミケルセン。このデンマークのもと体操選手がいい味だし>>続きを読む

大学での出来事(2020年製作の映画)

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なぎちゃんのお相伴。23-49。20分あっという間。カットは3つ。最初のエスタブリッシュショットと長ーい真ん中のミディアムクローズアップ、そして最後は最初のショットの繰り返し。

演技はもちろんだけど
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X エックス(2022年製作の映画)

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U次。23-48。なぎちゃんと。絵はときにハッとさせるほどきれい。アメリカの郊外の一軒家。沼があってワニがいて。そこにバンにのった若い男女がやってくる。そうなると起こることは決まってくる。一夜のできご>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

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ネトフリ。23-48。こいつはおすすめ。テンポより。血のソースがかかった風刺と笑いもよし。予想外の展開も楽しめるし、謎もある。しかもすっきりする。最後にはキャビアをディップしながら、シャンパンをビール>>続きを読む

ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

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林檎TV。23-46。まずは辞書をひく。「ゴーストする」(to ghost)という動詞は目的語をとって「誰かとの関係を突然に説明なしに終わらせあらゆる連絡を断つ」(end a personal rel>>続きを読む

ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

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林檎レンタル。23-45。村上春樹の『街とその不確かな壁』を読了してすぐにこれを見る。誕生日のプレゼントの新作だけど、そこに登場するイエローサブマリンのパーカーを着た少年に触発されたわけだ。

この少
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白い酋長(1951年製作の映画)

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BD - Essential Fellini (Criterion Collection)。23-44。ニーノ・ロータ祭り。22日の土曜日にセミナーで話すために鑑賞。Van Order の Liste>>続きを読む