U次。彼岸(L'aldilà)への門というアイデアが面白いのは、此岸(L'aldiquà)を相対化するからだ。
今生きている此処(ここ、qua)という時空が、向こう側の彼処(あしこ、là)へと分節さ>>続きを読む
U次。これを見始めて途中で停止。『地獄の門』を見てから再生。そうすると少し追いかけるのが楽になった。見終わって『Fulci talks』をクリック。やはり本人の言葉は強烈。併せて見るのがおすすめ。
U次。これはよい。フルチの言う「一貫性のなさ incoerenza 」が生きている。そこでアイロニーがある。だから笑える。グロいのだけど、グロさにも皮肉が込められている。
アントネッラ・インテルレン>>続きを読む
U次。涙でた。そうかローマの国立映画実験センターの試験官はヴィスコンティだったのか。そしてステーノの師事、トトとのエピソード、映画のベスト5には『アマルコルド』を選び、レオーネを愛し、ベルトルッチの『>>続きを読む
U次。いつの間にかケリー・ライカート祭り。実はワインを飲んでから見たもので50分ほど寝てしまう。目が覚めるとダムの爆破のシーンから後半の農業共同体のシーン。完全に目が覚める。なんという緊張感。そしてい>>続きを読む
U次。ケリー・ライカート(1964年、フロリダ生まれ)が少しずつわかってきた。ポイントは脚本のジョナサン・レイモンド(1971年生まれ)なんだな。オレゴン州ポートランドの住むこの作家との独特の共同作業>>続きを読む
林檎TV。どこかで見た風景が、どこかで聞いたことのある物語とともに進んでゆく。それはそれで悪くない。
英語はすごく聞き取りやすかったな。なにせ声優陣が豪華。主人公のサムにはブロードウェイの『サイゴン>>続きを読む
U次のお試しもそろそろカットオフ、そこで最後はケリー・ライカートのデビュー作。本人曰く「ロードなきロード・ムーヴィー、ラブなきラブ・ストーリー、そしてクライムなきクライム・ストーリー」(a road >>続きを読む
お試しU次。『ミークスカットオフ』に続いてケリー・ライカートのこれ。夕食後でお酒が入っていたのもあり、バグビー温泉のあたりから気持ちよく眠ってしまい、カートのセリフを聞きそびれて、最後まで。それから巻>>続きを読む
お試しU次。マイケル・ベイに疲れちゃったので、対極にある映画が見たくてクリック。どんぴしゃ。そこは開拓される前の西部。移民たちの衣装も道具も幌馬車も19世紀のもの。そして馬、牛、それに驢馬。開拓民の家>>続きを読む
ネトフリ。バンバンカット割りして、ぐるぐるカメラまわして、カーチェイスにパルクールにガンアクション。悪い奴は悪い。いい奴はいい奴。
全編に炸裂するマイケル・ベイ節は、どうせ人はいつか死ぬ。どうせ死ぬ>>続きを読む
密林レンタル。なぎちゃんの推薦。ほんとは宇宙船が出てくる映画を見ようと言っていたのだけど、これに落ち着く。148分まったく退屈せず。実在の王妃ラクシュミーバーイー (Lakshmibai、1835年頃>>続きを読む
アマプラ。なんか見初めて途中で眠くなってやめた記憶がある。向井理の演技が臭くて、それってやくざじゃねえよなとおもって、消しちゃったのね。でも評判のアクションが見たくてもう一回クリック。
始まったらな>>続きを読む
ネトフリ。こういう気散じはわるくない。だって、なにがしらの行為というのは、それを意思するからできるのではなくて、ただ単にやってみたらできたというにすぎない。だから、それはただできちゃうだけ。できちゃう>>続きを読む
アマプラ。こんなに面白い映画は近年ない。ここ数年のベストワン。
外連に外連を重ねた外連。しかも説得力あり。人類学的な不健全を、悪魔的に律儀な男が、子供じみていてヤバい作業Tシャツに袖を通して、ぶち壊>>続きを読む
E君に借りたBDにて鑑賞。プチ〈トビー・フーパー〉祭り。オープニングで驚く。なんだこの音楽は。かっこよすぎると思ったら、ヘンリー・マンシーニの名前。いいねこういうオーケストレーション。ワクワクするわ。>>続きを読む
お試しU次。なんで邦題が「レプティリア」なんだろうね。たぶん「爬虫類」(reptilia)なんだろうけどな。現代の「クロコダイル」だと、ぼくの世代だとつい『クロコダイル・ダンディー』を思い出しちゃうか>>続きを読む
U次のお試し。おかげでプチ〈トビー・フーパー〉祭り。「テキサス・チェーンソー」こと『悪魔のいけにえ』(1974)の直後にハリウッドに進出して撮ったのだけど、途中で追い出されちゃったそうな。
なるほど>>続きを読む
お試しU次で発見。これ幸いとクリック。見直したかったんだけど、なかなか見つからなかった作品。公開時に劇場で見たような気もするし、後にビデオかDVDのレンタルで見たような気もする。微かに覚えているのは、>>続きを読む
日本版BD。E君から。これは自分で持っておきたくなった。どうするかな...
制作はダリオ・アルジェントの弟クラウディオ・アルジェント(Claudio Argento 1943-)。脚本はロベルト・>>続きを読む
お試しU次。絢爛豪華。これぞ映画。涙でるほど楽しかった。
フレッド・アステアは1899年生まれ。この映画の公開は1948年。引き算すると49歳。高画質だったからそれなりに見えた。事実、引退を宣言して>>続きを読む
お試しU。ようやくキャッチアップ。さすがデル・トロ、どきどきさせてくれました。タイトルの「ミミック」(mimic)は昆虫の擬態ってことなんだろうな。なるほど、こういう擬態はちょっと怖いよね。
冒頭、>>続きを読む
DVD(イタリア映画コレクション『苦い米』)。同じコレクションに入っている『金曜日のテレーザ』の成功により、デ・シーカはイタリア統一のころの時代劇『修道院のガリバルディ部隊兵』を依頼される。
歴史物>>続きを読む
DVD(イタリア映画コレクション『にがい米』)にて鑑賞。1930年代のデ・シーカは、舞台、映画、そしてラジオと喜劇役者として活躍してきたのだけど、イタリアが参戦した1940年ごろに転機が訪れる。戦争は>>続きを読む
お試し期間のU次にて。これもトロッコ問題。未来を救うための口減らし。現代版ヘンゼルとグレーテルだけど、別名、ウィレム・デフォーと7人の姉妹たち。悪い女王役は、少々お年を召された紅蓮のクローズ姉さん。し>>続きを読む
BD(ハピネット)。E君に借りたもの。ようやく見る。修復された映像は抜けがよい。その抜けの良さがホドロフスキーのペテン師ぶりを浮き彫りにする。まるでダリ。そうサルヴァドール・ダリのイミテーション。>>続きを読む
アマプラ。トーマシン・マッケンジー発見。この映画と同じ年の『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)でアニャ・テイラージョイを幻視する女の子を演じてたよね。そういえばテイラージョイもシャマランの『ス>>続きを読む
密林レンタル。なぎちゃんのお相伴。学生運動やってた兄さんたちが、こぞって見に行ったという任侠もの。
なぎちゃんによれば、「ずっと健さんの後ろにいた藤純子が初めて前に出てきた作品」だって。勉強になる。>>続きを読む
ネトフリ。疲れているときはホラーに限る。それもこういう定番ホラー。あれやこれやをクリックしても、ぼうとうの2シーンでいやになっちゃうときってある。その点、この手のホラーは最初から攻めのカメラワーク、攻>>続きを読む
イタリア映画コレクション『2ペンスの希望』(コスミック出版)より。
ラットゥアーダは、前作のフェリーニと撮った『寄席の脚光』が大コケして、多額の借金を背負ってしまう。経済的に挽回するため、当時人気だ>>続きを読む
イタリア版DVDにて鑑賞。ただし、途中で再生ができなくてYouTubeの映像を見る。エクストラは利用可能。とまあ、鑑賞にドタバタしたけど、これは面白かった。どうして公開されていないのだろう。
そりゃ>>続きを読む
ネトフリ。『ノーウェイホーム』(2021)は贅沢は異次元ミックス、『ファーフロムホーム』(2019)はヴェネツィアを初めてしてヨーロッパをぶっ壊す。そんなホームシリーズの第一作だとなぎちゃんに教えられ>>続きを読む
密林レンタル。相変わらずこのシリーズは、なぎちゃんの解説がないと追いつけない。でもね、トム・ホランドのもとに、過去のシリーズから世界の次元を超えてやってきちゃったヴィランたちまではよいとして、さらには>>続きを読む
ネトフリ。ふ〜ん、そうですか。なんだかひと時代前の抵抗運動映画を見ているみたい。小さな共同体が抵抗の原動力だという話。その中心にいるのは元歴史教師の娼婦を演じたヴェラ・ファーミガ。それはよい。レジスタ>>続きを読む
ハピネットのBDにて鑑賞。なぎくんとワイワイいいながら鑑賞。日本版にはプレミアがついているので困っていた頃、E君が貸してくれた。感謝。
ハピネットのBDは画質も良好。ただ映像のアスペクト比が不思議。>>続きを読む
アマプラ。ホロリとさせられる。映像による語りの見事さだけによるのではない。たとえ騙し絵でも、騙してまで見せたいものが見えなければ奇想に終わるではないか。
そうではなくて、僕らが見るのは、能の世界なら>>続きを読む