半田さんの映画レビュー・感想・評価

半田

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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画で盛り上がるテーマであるSF、学園ドラマ、恋愛や友情などの要素を盛り込んでるんだから面白くないわけがない。あの家庭環境でお兄さんとお姉さんはグレているのに、真っ直ぐな青年に育ったマーティが不思議で>>続きを読む

サンダーボルツ*(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ヒーロー映画の皮被ったセラピー映画だった。ヒーローとしてのスキルがなくてもボブをサンダーボルツのメンバーに入れているのも良かった。政府に都合の良い扱いをされていた彼らがまた映画に登場して、世間でヒーロ>>続きを読む

#真相をお話しします(2025年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

原作読んでから見たけど、各話に関連性がなかった短編集を一つの映画にまとめ上げていたのが上手かった。(一番好きな話だった「パンドラ」がカットされていたのは寂しかったけど、映画ではそれぞれの短編を事件の裏>>続きを読む

名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)(2025年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーやアクションのバランスが良い。今回も脚本がよく練られていて見応えがあった。警察メインの話だったのにも関わらず、少年探偵団もちゃんと活かしていたのが上手かった。劇場版だと登場人物の恋愛はあまり>>続きを読む

白雪姫(2025年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

思ってたほど悪くはなかった。アップルパイを食べたと思ったら、りんごの香料のついたミートパイを食べていたような感覚。ストーリーもディズニーアニメ版白雪姫よりもライオンキングの方に似ている。新曲よりも既存>>続きを読む

お嬢と番犬くん(2025年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

福本莉子が少女マンガのヒロイン役がハマりすぎていて可愛い。相手役をより魅力的にするのはこちらが恋に落ちてしまうほどのヒロインだなと思う。実写映画で少女マンガ的なモノローグを読んでいても違和感を感じずに>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の絵世界物語(2025年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

絵を描く人におすすめしたい一作。普段絵を描く人間じゃないけど、最近美術館に行くのにハマっているのでとてもワクワクできるテーマだった。話の展開が面白くて最後まで惹きつけられた。中世ヨーロッパの文化や慣習>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン超変身(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ミニオンの可愛さとグルーのかっこよさは安定。個性的な新キャラクターがこのシリーズの魅力だけど、既存キャラ(特にマーゴ)の活躍が少ない気がしたのが寂しい。今回は映画のパロディが多い気がしたけど、それは楽>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.8

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1作目で登場したクイルの祖父を取り上げる点など、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズはストーリーが丁寧に描かれているなと感じる。「家族」の形は変わっていくものだけど、それでも絆は無くならないとい>>続きを読む

ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

一幕の話を2時間40分でやってるから間延びしないか不安だったけど、舞台版での話に説得力を持たせる描写が追加されていてまだ観ていられるぐらいの出来映えだった!第二幕まで後1年間待たなきゃいけないのが辛い>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ルパン作品を初めて見たけど、めちゃくちゃ楽しめた。ギャグのテンポ感やライバルの共闘、お姫様とのロマンスなどの要素がてんこ盛りなのに、ゴチャつかずにまとまりのいい作品になっているのがすごい。クラリスが守>>続きを読む

グランメゾン・パリ(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版の主役は倫子シェフだったけど、劇場版は尾花シェフの物語だったと感じた。ドラマ版は尾花がパリでのミシュランの星を失うところから始まっているので、映画で尾花がパリでの三つ星を達成する場面で終わって>>続きを読む

赤羽骨子のボディガード(2024年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ラウール、表情管理が上手いだけあって、2次元キャラのような表情を作るのが上手すぎる。男装キャラって、実写で困難な役柄のはずなのに、正親が一番原作を再現していた登場人物だったのがすごかった。設定改変もか>>続きを読む

劇場版 トリリオンゲーム(2025年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ハルとガクの友情にクローズアップされていて、ドラマの劇場版としても満足感がある作品だった。人を支配したがる独裁者に反抗する、守りたい存在がいる人々という構図になっているのも良かった。最後の勝敗の要因も>>続きを読む

徒花-ADABANA-(2024年製作の映画)

3.7

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慎治が絶望的な世界の中で見出した希望が自身の「それ」だったのかなと思うと、明るいラストの映画だったように感じた。映像だけで魅せてくるシーンが多いので、鑑賞後も内容を咀嚼したくなる作品だった。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前作がいい意味でも悪い意味でも話題になってしまったから、前作に注釈をつけるための映画だったのかなと感じた。アーサーが生み出したジョーカーが最終的に世間で一人歩きしてしまう様子は最初のアニメが示していた>>続きを読む

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

コメディ映画の雰囲気だけど、チラホラとメッセージ性が出てくる場面があったりと不思議な映画と感じた。誰かと恋をしても最終的には「妻」の役割を背負わないといけないことがスオミの5回の離婚の原因なのだと思っ>>続きを読む

モエカレはオレンジ色(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どのシーンでもめるるが可愛いのがすごい。劇中で三人の男性に想いを寄せられているのにも納得できる。蛯原さんはおそらく原作とはビジュアルがかなり違っているらしいけど、岩本君と消防士の役柄が合っていた。

映画 おそ松さん(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

おそ松家の外観やアニメ表現の再現など原作アニメに忠実に作られていた点も多かった。「物語終わらせ師との攻防」はおそ松さんでやらなくてもいいのではと思わなくはないけど、「おそ松さん」のドタバタな世界観だか>>続きを読む

マッチング(2024年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー展開はわりと読めてしまって、結局ヒロインにとって救いのない終わり方だった。役者さんの演技は良く、特に金子ノブアキさんの豹変する場面は圧倒させられた。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

生きにくい世の中が変わらないことに悲観するけれど、変えることが不可能ではないことを希望として伝えてくれる作品だった。記者や秘書などの狡い大人たちも子供に対しては手出ししないのは、未来を支えてくれるのは>>続きを読む

ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

世界観や物語展開は独特だけど、最終的にはハッピーエンドに落ち着いていたのが良かった。あの世界観を当時の映像技術を駆使して構成していたのがすごい。もう二度と作れない世界観なのではないかと感じる。今年やる>>続きを読む

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

現代日本を舞台に置き換えていることもあってキャバクラやドローンなど原作には無さそうな要素が登場しており、違いを見るために原作を読んでみたくなった。でも、犯人の動機や背景の濃さは原作ゆずりだなと感じた。

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最後を完全な大団円にせずに、これから起きうる問題要素を残して締め括ったのが私たちに問いを突きつけているかのようで良かった。MIU404やアンナチュラルの登場人物たちに久しぶりに会えたのも嬉しかった。彼>>続きを読む

九十歳。何がめでたい(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

時代に取り残された人達が主人公だけど、今の世代が過去に取り残してしまった大切なものについて考えなければならないなと、佐藤愛子さんの言葉から感じた。孫とコスプレするくだりはさすがに脚色かなと思ったら、本>>続きを読む

東京カウボーイ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公が自身が本当に歩みたい人生を見つめ直すことができて良かった。自身の人生を変えるのに遅いことはないんだなと勇気づけられる物語だった。後、お互いの文化の良いところを学んでいく様子もバランスが取れてい>>続きを読む

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ロビン・ウィリアムズの声の演技が凄すぎる...!元サヤに戻るわけではないけど、新しい家族の形としてやり直すという終わり方が良かった。どう脚本がリメイクされて、早着替えのシーンがどうなっているのか知りた>>続きを読む

ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション(2003年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

古典的カートゥーンギャグのノリを実写映画で再現した作品だった。二次元アニメーションと実写が融合された映画やルーニー・テューンズが目立った活躍している作品が最近少なくなってるから、懐かしさを感じて見れて>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

強すぎるから絶対に敵に負けないだろうなという安心感を持ってずっと見てられる映画だった。ドウェイン・ジョンソンのブラックアダムが他のヒーローと共演しているシーンや彼が本編後にどのような日常を過ごすのかが>>続きを読む

アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

有名人と一般人の恋愛はよくアメリカ映画で描かれているけど、年齢差は今までにない要素でどうなるかわからなくて、二人の恋の行方にハラハラした。アン・ハサウェイが魅力溢れる40歳女性の役を演じていて説得力が>>続きを読む

ナイアガラ(1953年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ローズの魅惑的な姿も印象に残るけど、悪人にもなりきれないルーカスの悲哀がより印象に残った。演出がハラハラさせられる箇所が多かった。

紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

お金には目がないローレライだけど、言っていることに関しては一理あるところもあるから彼女のことを憎めない。マリリン・モンローの男性に貢がされるくらいの美しさは説得力がある。恋愛がテーマな作品だけど、ロー>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あの時に見知らぬ十二人が話し合っていなければ一人の少年が助かることはなかったのは人生の中の奇妙な縁を感じる。一つの部屋の中でしか物語が展開しないのに、議論の展開に魅せられてしまった。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

怪盗キッドが登場する映画は何本かあったけど、青子ちゃんの映画での初登場や中森警部が危機に瀕するなど、キッドの掘り下げがいつもより深い作品だったと感じた。平次と和葉が結ばれるのは後どのくらいかかるんだろ>>続きを読む

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

殺人鬼浦野のただものではない感じが味わえた一作。今回はミスリードが特に上手くて、最後まで分からなかった。続編が決まったけど、加賀谷と兵頭でバディを組む流れになるのではと予想。