映画狂人さんの映画レビュー・感想・評価

映画狂人

映画狂人

美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

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30年間に渡り全米の美術館に無償で自作の贋作を寄贈し続けた男=マーク・ランディスに迫るドキュメンタリー。
普通の人間からしたら「一体何の為に?」という疑問が常に付き纏うが、彼の行為自体がアートであり自
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

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全国高等学校演劇大会文部大臣賞受賞の戯曲を映画化した傑作青春映画。
対象を画面に映さず周囲の視点を集約させることで人物像や人間ドラマを醸成していく手法(俗に言う桐島効果)を、ほぼ球場アルプススタンドの
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他人は地獄だ(2024年製作の映画)

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韓国WEBマンガ原作の映画版、複数映像化されているが本作単体で観ても問題はない。
公開順としては以下の通り
❶韓国WEB漫画
❷韓国ドラマ
❸日本映画
❹日本ドラマ
監督は『呪いのビデオ』『闇動画』シ
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レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター(2000年製作の映画)

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夢も希望も打ち砕く地獄の悪夢にして鬱映画の筆頭、絶望の終着点までノンストップで加速していく恐怖のジェットコースター。
一度観始めたら最期、途中下車は不可能。
堕ちて、堕ちて、堕ちて、どこまでも堕ちてい
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エレファント(1989年製作の映画)

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ガス・ヴァン・サント『エレファント』のタイトルや撮影スタイルの元ネタにもなった短編映画、YouTubeで鑑賞。
ただ人が撃ち殺されるだけの38分間、台詞も音楽もなく足音と銃声という環境音のみで構成され
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

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9年ぶりに再見。
最後の最後に流れ出す向井秀徳の主題歌とタイトルバックの完璧なタイミング、大好きな作品。
改めて観ると主演級勢揃いの豪華キャスト。

柳楽優弥
菅田将暉
小松菜奈
村上虹郎
池松壮亮
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マビト(2025年製作の映画)

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YouTubeで観れる23分間の短編ホラー。
映画レーベル「JAMES WEBB」が展開する日常に潜む恐怖を描いたホラーシリーズの一本。
シリーズと言っても繋がりがある訳ではなく、それぞれが独立した作
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Service(2025年製作の映画)

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YouTubeで観れる7分半の短編ホラー。
映画レーベル「JAMES WEBB」が展開する日常に潜む恐怖を描いたホラーシリーズの一本。
他作品は吉岡一靖との共同監督で製作しているのだが、今回は木村響に
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VOICE(2024年製作の映画)

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YouTubeで観れる7分間の短編ホラー。
映画レーベル「JAMES WEBB」が展開する日常に潜む恐怖を描いたホラーシリーズの一本。
単純なジャンプスケアに頼らないミニマルな演出で古典的な恐怖を引き
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Perspective(2024年製作の映画)

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YouTubeで観れる18分間の短編ホラー。
映画レーベル「JAMES WEBB」が展開する日常に潜む恐怖を描いたホラーシリーズの一本。
無機質な鉄塔が放つ威圧感、女生徒の背後に立つ黒い影。
騒々しい
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花瓶に花(2016年製作の映画)

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石崎ひゅーいの2ndアルバム『花瓶の花』の初回特典として収録されている25分間の短編。
Vimeoにフルでアップされていたので鑑賞したが、映画というよりあくまで石崎ひゅーいのファン向けMV。
松居大悟
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Sans titre(原題)(1997年製作の映画)

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レオス・カラックスによる映画への愛と挑発、映画に取り憑かれた男の8分半の偏執的ゴダールアプローチ。
後の『ポーラX』や『イッツ・ノット・ミー』へと繋がる映画史のモンタージュ。
たった8分半、しかし紛れ
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絞殺のブルース(1980年製作の映画)

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弱冠二十歳のレオス・カラックスによる短編デビュー作、YouTubeにてフランス語音声・英語字幕で鑑賞。
モノクロの暗い映像に早口の台詞、慣れない英語字幕が猛スピードで流れていくので内容は理解しきれてい
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雨の中の慾情(2024年製作の映画)

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単独での長編監督作は『岬の兄妹』『さがす』に続いて3作目となる片山慎三。
ポン・ジュノや山下敦弘の下で助監督として培ってきた経験を自分のものにし、臆する事なくその泥臭い熱量と狂暴な作家性を打ち出した怪
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アス(2019年製作の映画)

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ジョーダン・ピール監督は近年のホラー映画では珍しいゆったりとした語り口と、社会風刺を巧みに盛り込んだ含みのあるテーマ性が特徴。
長編2作目となる本作も前作同様に風刺の効いた社会派ホラーに仕上がっている
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It’s Not Me イッツ・ノット・ミー(2024年製作の映画)

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カラックスのカラックスによるカラックスのための、極私的エッセイ。
御歳66歳になるレオス・カラックス、40年超のキャリアで長編は僅か6本。
考えたくはないがこれが遺作になっても不思議ではない42分間の
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愛しのダディー殺害計画(2019年製作の映画)

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公式サイトから誰でも無料で観れる、イリエナナコ監督による短編デビュー作。
一際目を引く極彩色の色彩感覚は蜷川実花の系譜、過度に装飾された映像はカラフルで綺麗だが表面的で退屈。
クリエイティブディレクタ
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地獄の更生キャンプ(2023年製作の映画)

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手に負えない問題児を矯正する為の更生キャンプで起きた虐待疑惑を追う、ネトフリ恒例胸糞ドキュメンタリー。
有害な体育会系根性論による人権蹂躙すら厭わない蛮行の数々は宛らカルト教団に近い。
ありとあらゆる
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3分間の再会(2019年製作の映画)

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2度のトランプ政権下によりアメリカとメキシコ国境の壁建設が加速して久しいが、本作は国境を隔てて離れ離れになってしまった離散家族の再会イベントを捉えた短編ドキュメンタリー。

離散した家族に与えられた時
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物ブツ交換(2018年製作の映画)

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東欧と西アジアの境界に位置するジョージアの田舎町、ジャガイモと引き換えに日用品を売る行商人を追った23分の短編ドキュメンタリー。

この文明社会に於いて未だにジャガイモで物々交換を行う地域が存在する事
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悲しみと怒り(2025年製作の映画)

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静止画を連続して映すことで物語を表現する14分の実験的短編映画。
写真映画と言えばクリス・マルケルの歴史的傑作『ラ・ジュテ』が有名だが、当然ながら本作は足元にも及ばない。
全編モノクロ静止画かと思いき
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ベナジルに捧げる3つの歌(2021年製作の映画)

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アフガニスタンの難民キャンプで暮らす若き夫婦の記録、アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。
住民を監視する不気味な飛行船はまるでSF映画に出てくる創作物のように空中を漂う。
しかし、映し出
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PROJECT Y(2024年製作の映画)

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韓国映画には珍しい女性バディもの、シスターフッド風味のクライムサスペンス。
忙しなく展開するプロット含めエンタメ寄りではあるが、もう一歩踏み込んだ演出が欲しいところ。
控え目なアクションに引き換え、バ
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相撲人(2018年製作の映画)

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神事としての性格を持つが故に女人禁制(土俵に上がれない)の方針を貫く大相撲。
女性力士はプロになれない中、アマチュア相撲の世界で活躍する今日和選手を追った短編ドキュメンタリー。
本作やBBCの「今年の
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愛されなくても別に(2025年製作の映画)

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毒親に育てられた少女達の自立を描く、新時代のシスターフッドムービー。
毒親家庭に育った人なら感情移入は不可避、心の声を次から次へと代弁してくれるものだから共感が止まらない。
子は親を選べないが、自分の
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終点のあの子(2026年製作の映画)

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羨望、失望、嫉妬、喪失。
過剰な自意識の狭間で揺れ動く十代の複雑な心理を繊細且つグロテスクに描破、かつて誰もが経験し蓋をしたまま通り過ぎてきた未熟な感情の痛みを呼び覚ます。
嵐のような感受性の真っ只中
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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聡明な恐るべき新世代の女流監督による長編デビュー作。
表面上の間口は広く、カラフルでポップな痛快復讐劇だが、其の実エンタメの皮を被った一級の社会派映画。

主演のキャリー・マリガンは本作も含めて三度の
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グッドワン(2024年製作の映画)

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ハリウッドの職人監督を父に持つインディア・ドナルドソンによる、繊細な心理描写が際立つ長編デビュー作。
内省的且つ徹底したミニマリズムは、紛れもなくケリー・ライカート(取り分け『オールド・ジョイ』)の系
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万事快調<オール・グリーンズ>(2026年製作の映画)

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クソったれな世界に中指突き立てる、傑作青春エンターテインメント。
原発が聳え立つ茨城県東海村を舞台に繰り広げられるオフビートなサイファー、既存の青春映画の枠組みから逸脱した最高にクールでアナーキーな闘
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

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沈黙と静寂が支配する、正しく新時代の社会派戦争映画。
近未来のアメリカを舞台にしたロードムービーの様相を呈しているが、構造的には『ゾンビランド』との類似性が認められる。
笑いを廃しゾンビを人間に置き換
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ウォーフェア 戦地最前線(2025年製作の映画)

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イラク戦争での米兵の実体験を元兵士達の記憶だけを頼りに、徹底再現した命懸けの脱出劇。
元軍人で特殊舞台教官の経歴を持ち、本作の戦闘にも実際に参戦しているレイ・メンドーサを共同監督・脚本に迎え、映画的な
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(2025年製作の映画)

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センス・オブ・ワンダー、感性に訴える観念的映画。
監督の故郷である鹿児島の自然を主役に、極力台詞を廃し、マジックアワーでの撮影にこだわった文部科学省選定作品。

監督自身が影響を受けたと公言している通
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フィアー・ストリート: プロムクイーン(2025年製作の映画)

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フィアー・ストリート三部作と同じ街を舞台にしたスピンオフ、監督は交代。
街以外のシリーズとの繋がりは皆無、90分以内にサクッと終わるシンプルな学園スラッシャーとして可もなく不可もなし。
単体で観ると凡
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フィアー・ストリート Part 3: 1666(2021年製作の映画)

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ティーン向けホラー小説をNetflixが映画化した三部作の最終章。
伏線回収があるとは言え、そもそもの伏線や本筋自体に興味を持てず。
『ウィッチ』も『ストレンジャー・シングス』も大好きだが本シリーズは
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