えんさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

えんさん

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クーキー(2010年製作の映画)

2.0

「コーリャ愛のプラハ」で知られるチェコの巨匠ヤン・スヴェラーク監督が取り組んだ、実写と人形劇を組み合わせたファンタジック映画。チェコ映画は伝統的にこうした人形劇と実写を組み合わせる作品に定評があり、C>>続きを読む

ベル&セバスチャン(2013年製作の映画)

3.0

世界的なベストセラー絵本作家セシル・オーブリーの名作「アルプスの村の犬と少年」を原作に、「狩人と犬、最後の旅」のニコラ・ヴァニエ監督が映画化した作品。「狩人と犬〜」も、実際の犬と大自然を見事に融合させ>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

「キック・アス」でダメダメヒーローを主人公にした異色ヒーローモノを作ったマシュー・ヴォーンによる、今回も異色な形のスパイムービー。今年は「007」の公開年ということもあって、本作から年明け(2016年>>続きを読む

ギャラクシー街道(2015年製作の映画)

1.0

「清須会議」、「ラヂオの時間」の三谷幸喜監督の2015年の新作は、なんと舞台が宇宙の、宇宙人によるスペース・コメディ。映画作品の中でもSFコメディという分野は思いつくだけで、「ギャラクシー・クエスト」>>続きを読む

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

4.0

劇場版が製作された「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の大ヒットで注目された、長井龍雪監督と脚本家の岡田麿里のコンビ作品。前作の「あの花」はテレビの深夜枠でやっていた同名アニメーションの劇場公>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.0

「シックス・センス」で世界を震撼させたM・ナイト・シャマラン監督。その後の作品は良作は出るものの、何かパシッとした作風が決まらず、この人は一体どこへ行くのだろうというヤキモキした感じを拭えません。そし>>続きを読む

ヒロイン失格(2015年製作の映画)

1.5

幸田もも子による同名少女コミックを、「ハンサム・スーツ」の英勉監督が映画化した作品。1人の女子高生・松崎はとりが幼なじみの寺坂利太にずっと想いを寄せ続けているが、ある日、その幼なじみに彼女ができてしま>>続きを読む

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア(2015年製作の映画)

1.5

アニメシリーズ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを務めた安彦良和の同名コミックを映像化した作品、4部作シリーズの第2弾。劇場公開に併せて、関連グッズなり、作品を収めたBlue-rayも既に発売>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

4.0

2Dの字幕版にて。

「アベンジャーズ」を生み出したマーヴェル・スタジオ製作の新アメコミ・ヒーロー。ちなみに、本作にもアベンジャーズ登場キャラクターがチラッと顔を出すように、本作のアントマンも後のシリ
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1001グラム ハカリしれない愛のこと(2014年製作の映画)

2.5

世の中には何にしろ”標準”というものがある。例えば、時刻に関しては、世界には時差があっても、どこでも1秒、1分、1時間の価値は変わらない。それは私たち人類が、時という概念を発見して以来、曲げることがで>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.0

アルコールとギャンブルに溺れるダメおやじ・ヴィンセントが、隣に引っ越してきた母子家庭で育つ少年オリバーとの出会いにより、ともに人間として成長していくというハートフル・ヒューマンドラマ。主演のヴィンセン>>続きを読む

エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.0

IMAXの3D字幕版にて

1996年にヒマラヤ山脈の最高峰エベレストで実際に起こった実話を、迫力ある映像とともに描き出す作品。こうした山(登山)を舞台にした映画といえば、スタローンの「クリフハンガー
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ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声(2014年製作の映画)

3.0

ウィーン少年合唱団に代表されるように、少年期にソプラノという高い音領域で美声をもって歌える少年たちがいる。本作は、不遇な家庭環境にありながら、そうした美しい声を発することができる少年が自らの才能を持っ>>続きを読む

ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

3.5

俳優としても第一線で活躍しているジョージ・クルーニーによる監督・脚本・主演作品。共演にクルーニーの相棒といってもいい、「ボーン・アイデンティティー」のマット・デイモンや、「エリザベス」のケイト・ブラン>>続きを読む

バレエボーイズ(2014年製作の映画)

3.0

ノルウェーのバレエ教室に通いながら、一流のバレエダンサーを目指す3人の少年ルーカス、シーヴェルト、トルゲールに密着した4年間を描くドキュメンタリー。バレエというと、僕らが小さい頃のイメージは女の子がす>>続きを読む

PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015年製作の映画)

2.0

3Dの字幕版にて。

誰もが知っているピーターパンの物語を、ピーターパン誕生の秘話から描く、お伽話の前日譚という設定の作品。監督は「つぐない」などの艶やかな作品作りに定評があるジョー・ライト。役者陣が
>>続きを読む

わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

3.0

アメリカ西海岸を縦断するような形で存在する自然道”パシフィック・クレスト・トレイル”。この道を3ヶ月かけて縦断したシェリル・クレイドの自叙伝を元にしているのが本作。主演のシェリルを演じるのは、「ウォー>>続きを読む

五つ星ツーリスト THE MOVIE 究極の京都旅、ご案内します!!(2015年製作の映画)

2.0

京都の旅行会社を舞台に、ハミダシ者社員が押し込まれた”中央管理センター”の人間たちが、最高の京都旅をプロデュースしていく同名ドラマの映画版。もともとは深夜ドラマの枠で放映されていたもので、ドラマの定番>>続きを読む

ラブ&マーシー 終わらないメロディー(2014年製作の映画)

2.5

1960年代を代表するロックバンド、ビーチボーイズ。その中心的な存在でもあるブライアン・ウィルソンの半生を、彼らがヒットした1960年代と、1980年代の2つの時代をまたいで描く意欲作。1960年代の>>続きを読む

俺物語!!(2015年製作の映画)

4.5

作画:アルコ×原作:河原和音による同名少女漫画を「映画 鈴木先生」の河合勇人監督が映画化した作品。主演の豪傑男・剛田猛男を演じるのは、「HK 変態仮面」でもキワモノになる変態仮面を体現し、本作の猛男役>>続きを読む

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

3.5

ラクダ4頭と愛犬を連れ、オーストラリア西部に広がる砂漠2000マイル(約3000キロ)を横断した女性ロビン・デヴィッドソンの実話を描いた作品。監督は「ストーン」のジョン・カラン。主演のロビンを演じるの>>続きを読む

サヨナラの代わりに(2014年製作の映画)

5.0

弁護士の夫とともに何不自由ない生活を送っていた妻に、突然起きた体調の異変。それは難病の筋萎縮側索硬化症(ALS)の発症の始まりだった。難病に侵され、身体の自由が奪われていく1人の女性と、彼女を取り巻く>>続きを読む

グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

3.0

黒人の地位向上に尽力し、1964年にノーベル平和賞を受賞したマーティン・ルーサー・キングJr牧師。彼がノーベル平和賞受賞直後の1965年に起きた「血の日曜日」と呼ばれる、黒人公民権運動の顛末を描いた作>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.5

聴覚に障害がある一家の中で、唯一耳が聴こえる健常者として生まれてきた娘ポーラ。彼女は一家の耳になるとともに、酪農を営む一家の家計を支えるのにも重要な役割を果たしていた。そんな最中、偶然に参加した学校の>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.5

3Dの字幕版にて。

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソーなどのマーヴェル社コミックヒーローたちが、スクリーン狭しと暴れまわる”アベンジャーズ”シリーズの第二弾。実は、僕は個人的にここ数週
>>続きを読む

カプチーノはお熱いうちに(2014年製作の映画)

5.0

老舗パスタ屋の跡取り息子がゲイであることをカミングアウトしたことから起こる傑作ドタバタ人情劇「あしたのパスタはアルデンテ」のフェルザン・オズペテク監督が手がけた、ハートフルラブストーリー。「あしたのパ>>続きを読む

アリスのままで(2014年製作の映画)

3.0

50歳にして若年性アルツハイマーにかかった大学教授にて、言語学者のアリスを、「エデンより彼方に」のジュリアン・ムーアが演じた作品。本作で、ジュリアン・ムーアは今年(第87回)アカデミー賞の最優秀主演女>>続きを読む

ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

4.5

1930年代後半から、ドイツ国内にて勢力を増し、台頭してきたのがヒトラー率いるナチス政権。ナチス総統であるヒトラーによる暗殺計画は映画にもなった1943年に起きた”ヴァルキューレ計画”(トム・クルーズ>>続きを読む

みんなの学校(2014年製作の映画)

4.0

児童と教職員のみならず、地域住民も含めて、子どもたちを育てるという取り組みをしている大阪市住吉区にある市立大空小学校の一年を描いたドキュメンタリー。大阪市に自分が住んでいた頃から、もうかれこれ10年く>>続きを読む

ボクは坊さん。(2015年製作の映画)

4.0

糸井重里氏が主宰する『ほぼ日刊イトイ新聞』で連載された白川密成氏の体験記『坊さん。57番札所24歳住職7転8起の日々。』(長い、、、)を映画化した作品。ちなみに、書籍のほうは映画のタイトル通りの「ボク>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

2.5

2013年に日本マンガ大賞に輝いた吉田秋生の同名コミックを、「誰も知らない」、「そして、父になる」などの作品で世界に名を馳せる是枝裕和監督が映画化した作品。ちょうど、この原作コミックがマンガ大賞受賞時>>続きを読む

海賊じいちゃんの贈りもの(2014年製作の映画)

3.5

子どもの頃、大人の世界は理路整然としたものだと思っていたのが、自分がいざ大人になった(もしくは大人にさしかかろうとする)ときに、大人のほうが幼稚で下世話だと思ってしまうことがたまにあります。僕が今でも>>続きを読む

ターナー、光に愛を求めて(2014年製作の映画)

3.5

18~19世紀にかけて、”光”を印象的に捉える画家として多くの人々に影響を与えたイギリス人画家J・M・W・ターナーの半生を、「秘密と嘘」の巨匠マイク・リー監督が映画化した作品。ターナーは好きな画家の一>>続きを読む

ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

1.0

中世のフランスにおいて、太陽王と呼ばれたルイ14世が1670年から造営をスタートさせたヴェルサイユ宮殿。数々の歴史の舞台でもあり、象徴としても使われ、現在でも多くの観光客を迎えている。この宮殿の中心に>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.5

中脇初枝の同名小説を原作に、「そこのみにて光輝く」で注目を浴びた新鋭・呉美保監督がメガホンをとった作品。いろんな解釈ができる作品だと思いますが、僕は、まず「きみはいい子」というこのタイトルと、この内容>>続きを読む

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.0

29歳のときの自動車事故の影響で、齢を取らなくなってしまった女性のラブ・ファンタジー。こういう設定は過去、ヴァンパイア映画(「アンダーワールド」とか)では文字通り、不死身のヴァンパイアが人間に恋をする>>続きを読む